【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 19.8℃
【透明度】 10m
ベタ凪ぎの日々が続く。。。
天気は朝から曇り空&小雨が時折。。。ってな状態だが、気温はかなり高い。
日中の最高気温は今日も21℃を越えている。
つまり、今日はジメジメしていて、蒸し暑い感じ。
今日はタンク下の整備を再開するために、ちょっと早めにエントリー。
予定では午前中に潜って、午後から作業!の予定だったが、結局エントリーは11時頃になってしまった。
久し振りに午前中に潜ると、何か気持ちいいっ!
しかも「ヘビギンポ好き」を自称するのなら、やっぱ午前中に潜るべきだな。。。
おかげで今日は見たい見たい(と言うか、どんなだろう???)と思っていた「頭テンテン」のオスの婚姻色を見ちゃった~♪
しかも、産卵まで見れちゃうというオマケ付き!!!
ジャーン!!!
これが「頭テンテン」オスの婚姻色だっ!
へへへ。。。
「頭テンテン」は屋久島ではいるところにはいるが、決して普通種ではない。
和名はまだない種類だけど奄美&沖縄方面では普通に見られるヘビギンポだ。
しかし、こいつの婚姻色はナゼかあまり知られていないようだ。
体が小さいって事や浅い水深に多いからかもしれない。。。
いずれにしても、念願の婚姻色!!!
嬉しい~♪
ちなみにこいつは最初はこんな感じで婚姻色にはなっていなかった。(右写真)
ただ、あとでPCで画像をよく見てみると、すでに顔の下方には黒い色素の点々が出始めていた。
つまり、すでにいつでもバリバリの婚姻色になれる状態にはあったみたい。
この時は気づかなかったけど。。。
その後、スグに見つけたメス(この時はメスだとは思っていなかったけど)に気が移り、そればかりバシバシ撮っていた。(右写真)
撮っているうちにまた良からぬイタズラ心が。。。(笑)
こいつをさっきのオスに近づけたら、なんか面白い事が起こらないかな???(爆)
この種類はセグロヘビギンポと比べ、簡単には手に乗らない事は分っていたが、ちょっとプレッシャーをかけたら、なんとピョーンと飛び上がり、さっきのオスの間近まで一気に行ってくれた。
その瞬間!
最初のオスの顔がみるみる黒くなっていった。。。
お~!!!!
そして近づいたメス(まだこの時もオスだと思っていた)に、もの凄く攻撃的に飛びかかっていった。
お~オス同士のケンカが始まるか???
などと思ったが、それよりも初めて見るオスの婚姻色に目が釘付けになってしまった。。。
ウネウネの-3m(上では波が砕けてる)で必死にこの婚姻色オスだけを撮っていたので気づかなかったのだが、ある程度して落ち着いてもう一方の子を見たら、何と産卵してるぅ~!!!!
そう。。。攻撃的に飛びかかっていたと思われた行動は放精だったのだ。(笑)
こいつもオスだと思っていたので、まさか産卵までするとは思っていなかった。。。
さすがにすでにエアも少ない頃だったので、産卵は撮れなかった~!!!
産卵に気づいたのがちょっと遅かった。。。
途中から水面移動しなきゃならない程ギリギリまで粘ったけど、ちょっと厳しい。。。(泣)
これは明日も同時刻に潜るっきゃないっ!
ちなみに産卵時間は12:30。
結果的に僕がメスを誘導してしまったとは言え、移動後スグに産卵を始めたところを見ると、こいつは日中でも産卵する種類なのかもしれない。(多くのヘビギンポ類は早朝が多い)
あとでメスの写真をPCで見てみると、お腹も確かに大きかったし。
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前にエントリー口下(-5m)で見つけた「ハゼ科の一種1(未記載属、未記載種)」、こいつの成魚だと思われる子に-35mというやや深い水深で出会った。
前に見た子は1cmにも満たない子だったが、今日の子は2cmぐらい。
ここまで大きくなると、矢野さんの「ハゼ図鑑」の子(P477/ハゼ科の1種-11)ともよく似ている気がする。。。
もともとは深い水深に棲むハゼなのかな??
おひさしぶり~
おもしろいねー、魚の結婚♪
本能にひっぱられてやってるだけだろうけど、
人間としては浪漫を感じますねぇ (´-`)ノ
面白いですよぉ~!!
魚(生物)にもちゃんと個別に性格があって、男女のかけひきや男同士の女の奪い合いなんかが見られるので、産卵を見ると海の生き物が身近に感じれるようになりますよ♪
海辺の環境保全に無頓着な開発業者や地方公共団体の方にも見ていただきたいですが。。。(笑)
人間らしい心を持っていれば、きっと考え直すかと。。。(爆)