【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 17.4℃
【透明度】 10-20m
西高東低冬型の気圧配置がようやく崩れ、風も収まってきた。
「元浦」は今度こそ正真正銘のベタ凪ぎ、「一湊タンク下」もちょっとウネってはいるものの入れるまでに回復した。
どちらに入ろうか迷ったが、久し振りにタンク下の駐車場で同業者に会い(普段は誰にも会わない。。。(笑))、こちらで潜ることにした。
冬場は連日他のダイバーにはまったく会わないので、人恋しさが募る。(笑)
久し振りにダイバーに会うとついついそっちに行ってしまう。。。(爆)
3日ぶりの海だ。
さすがにこれだけ開いてしまうと、何か落ち着かない。。。
乾いた器材類にも違和感が。。。(笑)
時化後だったから、透明度はあまり期待していなかったが、悪いのは浅場のみ。
-10mを越えるとなかなか視界は開けていた。
上を見上げると、水面直下(表層)だけが濁っているようだ。
雲みたいになってる。
気になったのが今日の水温だ。
今季最低ともいえる17.4℃。。。
初っ端からかなり冷たさを感じた。
これまでもよくあった時化直後のみの現象だといいけど。。。
「一湊タンク下」でもヘビギンポ・オンリーのダイビングだ。(笑)
地を這いながら、ただひたすら岩肌を手で撫でながら進む。。。
こうしていると、数年前にウミウシに凝った頃を思い出す。
5mm程度のウミウシを探すために、ただ岩肌を凝視&パタパタはたきながら進むウミウシ・オンリーのダイビング。。。
なんか、とっても似ている気がする。(笑)
「一湊タンク下」でもヘビギンポに関する課題が山積みだが、浅場のメインはシマヒレヘビギンポを探すことだ。
一応、すべて写真は撮るが、どれもこれまで僕がセグロヘビギンポとして認識していた種類とまったく違いを見出せない奴らばかりだ。
でも、以前一緒に潜った千葉県博の藍澤さんいわく、ここ「一湊タンク下」の浅場にはシマヒレヘビギンポがかなりいるとの事。。。
う~ん。。。こいつらのうちどれかはシマヒレなのかなぁ~?などと思いながら撮るが、どれも同じ種類にしか見えない。。。(^^;;
右側は1cm以下の若魚
藍澤さんいわく、シマヒレには尻ビレに縞があるらしいのだが、帰ってから画像を見ていたら、1枚だけその縞がくっきり写っている子がいた!
これがそれなのだが、もしこいつがシマヒレヘビギンポならば、他の浅場で見られる連中はすべてシマヒレになっちゃう気がする。
なぜなら、浅場で見られるこの手のヘビギンポたちは、こいつとはこの尻ビレの縞以外は何一つ違いはないからだ。
ちなみにこれまでセグロヘビギンポと認識していた連中とも、な~んも違いはない気がするんだけどね。。。(笑)
ところでシマヒレヘビギンポはひとまず保留するとしても、確かに浅場で見るセグロと深場で見るセグロは自分的にはちょっと違和感がある。
何が?と言われると、ちょっと困ってしまうが、浅場でここ最近よく見る色パターンが次の2枚だ。(共に2/2撮影)
深場の子に比べ、浅場の子は普段、かなりゴチャゴチャした色彩をしているのだが、最近こうしたすっきりした色彩に変化する子を見かける。
プレッシャーを与えたりすると、このように変わったりするのだが、これは八丈島などで見てきたセグロヘビギンポでは見られなかった体色だ。
僕はこれは浅場の子の婚姻色に近い色だと思っている。
実際の求愛時はセグロの婚姻色のように、もっと濃い赤になるのかもしれないが、背中に2本ある白い鞍状のバンド。。。これはセグロにはない模様だ。
完全婚姻色をまだ見ていないので、なんとも言えないが、これがこいつらの婚姻色ならば、浅場と深場のセグロヘビギンポが2種類に分かれる可能性が出てくる。
(それがシマヒレヘビギンポかどうかは分らないが。。。)
ちなみにセグロヘビギンポの婚姻色はこれだ⇒セグロヘビギンポ婚姻色
それと、通常時の体色では浅場の子はアゴの辺りに赤と黒の色素(?)の点々が散在するが、深場の子やセグロヘビギンポにはそれがない。。。
ちなみに右写真が深場のセグロヘビギンポだ。(これも2/2撮影)
まだまだ、もう少し繰り返し見ていかないと断定はできないが、-2mから-30m超まで幅広い水深で見られるセグロヘビギンポが、みんな同じ種類だとはとても思えない。。。
お返事遅くなってしまい申し訳ありません。
今日は海に行ってきました。
コチラは水温16~17℃で、ヒメギンポの婚姻色の個体を良く見かけますね。
今週前半が時化気味だったので先週より少なかったですが・・・
残念ながら自分のブログを持っていないのです・・・
少しづつですが写真も撮り貯めているのでブログ開設の際はご教授お願いいたします(;゚∀゚)ゝ”
そうなんですよね。。。
坊津にはヒメギンポがいるんですよね~(悔)
屋久島では見たこともありません。
お隣、種子島にはいるらしいのですが。。。
ここでも、温帯域-亜熱帯域の境界を見た気がします。
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