【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 21.7℃
【透明度】 ~15m
今日も冷たい雨が降ったり、止んだり。
毎日、「さて、海へ行こう!」と決心するまでが、時間がかかる。。。(笑)
でもって、そこから車にエンジンをかけるまでが、これまた時間がかかる。
と言うのも外に干してある6mm半はびしょ濡れ。
雨ざらしの外シャワーでブルブル震えながら6mm半を着る気になれず、まずはストーブで乾かす!
。。。つーか、そろそろ外シャワーに屋根を付けようよ。。。(笑)
海に着くとまだ一湊湾内は微妙な状態。
「一湊タンク下」は一見、割と静かになったように見えたが、セットでかなり大きなウネリが入る。
今日も「元浦」かな。。。と一瞬迷うが、ここ数日浅場で地を這うダイビングが続いたせいか、無性に泳ぎた~い♪
その気持ちには勝てず、「一湊タンク下」にエントリー♪(笑)
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よく似たセグロヘビギンポとシマヒレヘビギンポを見分けてやる~!!
って事で今日は昨日の続き。。。
ことの発端は宮内庁生物研究所御一行さまと一緒に10月末に来島した千葉県博の藍澤さんの一言。
「一湊タンク下にはセグロヘビギンポとシマヒレヘビギンポが半々ぐらいでいるよね」
えっ。。。そうなの???(笑)
この日まで僕はセグロヘビギンポしか認識していなくて、よく似ていると言われるシマヒレヘビギンポの存在にはまったく気づいていなかった。
シマヒレヘビギンポという種類は知っていたが、どんなヘビギンポなのか全然見当がつかず、ほぼ識別不可能だと思っていたのだ。
ただ、セグロヘビギンポを沢山見ているうちに、な~んか変なやつがたまに混じっているなぁ~という事はうすうす感じてはいた。
藍澤さんいわく、セグロヘビギンポとシマヒレヘビギンポは水中でも見分けられるとの事。
決め手はシマヒレヘビギンポの尻ビレには斜めに縞が入っている事。
これも見ようと思えば見えないこともないのだが、それ以前に顔・形も全然違うらしい。。。
それなら。。。
前々から僕が「えっ?これってセグロヘビギンポか~?」と思っていたやつを藍澤さんに見せたところ、まさそれがシマヒレヘビギンポだとの事!
それは浅場にいる、地味ぃ~なやつ。
セグロヘビギンポは顔周辺に金色のラメが入ったような綺麗なヘビギンポ。
でも、そのヘビギンポはひたすら地味。。。地味なセグロヘビギンポって感じ。
でも、分ったような、分らないような。。。(笑)
ひとまず、僕の認識では昨日のLOGの子もシマヒレヘビギンポだと認識しているが、これが「一湊タンク下」に来るとまた環境に合わせて体色が全然違うように見えるからやっかいだ。
←ひとまず比較のために昨日のシマヒレヘビギンポ(だと思っている子)をここにも貼っておく。
今日はまずは一気に-30m付近まで下りて着底し、岩肌に手のひらを這わせる。
ほどなくしてスグにピョンと飛び上がったのが左写真の子。
水深から言っても、見栄えも昨日の「元浦」の子とは確実に違~う!
あ~良かった♪
やっぱり”深場にはセグロヘビギンポ!”という仮定は間違っていないかな。。。と思っていたが。。。
次に-20m付近の岩肌で跳ねたヘビギンポ。。。
う~ん。。。これもセグロヘビギンポだよね。。。
うん!間違いない!!
まだまだ、何の迷いもなく水深を上げる。
次は-10m付近の岩の上。
ここは昨年、セグロヘビギンポのオスの婚姻色を目撃したところ。
今年も同一個体だと思うが、1匹のオスがテリトリーを守っていた。
つーか、こいつも本当にセグロヘビギンポでいいのか???
何だか疑心暗鬼になってきた。(笑)
最後はウネウネの-5m付近の岩の上。
10月に藍澤さんに見せたシマヒレヘビギンポはこの水深の子。
ウネリはエントリー時よりも激しくなっていて、まったく固定が出来ず。。。
何とかして撮ったのがこの子なのだが。。。
うっ。。。これもセグロヘビギンポ。。。だ。。。よね。。。?あれっ???(汗)
帰ってから、藍澤さんにシマヒレヘビギンポを教えてもらった直後、シマヒレヘビギンポだと認識した上で撮った子と見比べてみた。(尻ビレに縞あり)
←これがそれ。(2005/10/27撮影)
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。んっ???
上の4枚のセグロヘビギンポ(?)とまったく同じじゃん!!!(汗)
何か頭が混乱してきたんですけど。。。
全然、わかんね~!!(つーか、まったくわからねー!!)
セグロヘビギンポ&シマヒレヘビギンポ認識計画はまた頓挫した。(笑)
藍澤さ~ん!本当に半々で2種類がいるの??(爆)
マジで挫けそうです。
お、面白い。み、見たい!
そんな深いとこにヘビちゃんいるんだね♪
いやいや、元々セグロヘビギンポの仲間は深い水深に多いのですよ。
例えばこいつらなんて30m以深にいるらしいし。
多分、こいつらはセグロヘビに近い仲間だと思う。
↓
ヘビギンポ科の未記載属未記載種
ヘビギンポ科の未記載属未記載種
Trypterygiidae gen. & sp.1
ちなみに八丈島でもセグロヘビギンポはやや深い水深に多いヘビギンポとされているんですよ。
(-10m以深)
シマヒレ・・・・。そんなにいるんだ。写真同定宜しくお願いします。楽しみにしてます。
うひょーっ!!
どの子も第一背びれピーンでかっちょいいっす!
水深30mで芝生みたいな岩を探してみればいいのかな?
でも下の2つの写真は水底みたいにも見えるなあ。
> 宮本さん
らしいです。
でも、その違いがまったく分らないのですが。。。(汗)
> ま○子さん
あれっ?
このヘビギンポ、知ってましたよね?
> 水深30mで芝生みたいな岩を探してみればいいのかな?
それは浅場(タイドとか)のヘビの環境ですね。
こいつらはどうだろう。。。?
もともと-30m以深でヘビを探す人もいなかっただろうから(笑)、ちょっと真面目に探してみればいろいろ見つかるかもね。。。♪