【ポイント】 元浦
【水温】 20.8℃
【透明度】 10m
昨日よりはマシだが、まだちょっと時化気味の一湊湾内。
今日も北部での潜水可能ポイントは「元浦」のみ。
寒~い!(笑)
今日は風が無いぶん、いくらか楽だが朝から降り続く雨が冷たい。
もう何日、すっきりとした青空を見ていないのだろうか?
この外気&雨に合わせて浅場の水温が低い。
今日の最大水深も4-5m程度だったので、ちと辛い。(笑)
一昨日の僕の予想は当たっていたようだ。
お洒落ヘビギンポ(仮称)は「元浦」では普通種だった。
結構、そこら中で見られる。
通常時の体色(下右写真)で見るとTheヘビギンポと似ているので、完全に混同していた。。。(焦)
しばらく追い立てたりしてプレッシャーを与えると、どんどん色が濃くなっていき、更にTheヘビとの違いが明確になっていく。
Theヘビとは基本的に生息場所がやや違う。
Theヘビが岩の壁面の暗がりにいるのに対し(産卵床も垂直面)、お洒落ヘビは割りと岩の上部のくぼみなんかが定位置。
ナガウニ穴なんかがお気に入りのようだ。
そうは言ってもTheヘビとの違いが写真では分らな~い!という声をよく聞く。
確かに。。。(笑)
下の写真は左がプレッシャーを与える前の状態のお洒落ヘビ、右がTheヘビ。
(とは言っても元浦のTheヘビは伊豆などで見られる子と同種かどうかは謎。。。)
主な違いはお洒落ヘビが背中に白い鞍状の斑紋がある事、更にそうした斑紋や体色自体が雑にペンキを塗ったようになっている事。
分りやすく言うと、Theヘビよりも体色が雑で木目が荒い。
プレッシャーを与えると体色が濃くなるのだが、そうなるとTheヘビとの違いは明確になってくる。
尾鰭の付け根の黒い帯や下唇の色素の欠如はTheヘビにはない特徴だ。
下の写真は上のヘビギンポの頭部のアップ。
左がお洒落ヘビ、右がTheヘビだ。
う~ん。。。これではもっと違いが分らない。。。
やっぱり体色&斑紋で見るのが分りやすい。
一昨日も紹介した、シマヒレヘビギンポ(だと思う(笑))。
前回の子はメスだと思うのだが、これは立派なオス。
オスだったら、近似のセグロヘビギンポとの違いは分りやすい。
写真からは見えないが尻ビレに斜めに縞が入る。
この手のヘビギンポは簡単にダイバーの手に乗るのだが、手に乗せじっくり見てみると、この縞は水中でも確認できる。
何度も尻ビレ含む全てのヒレを全開にした写真の撮影に挑んだが、ちょっと厳しい。。。(汗)
でもよく考えると、セグロヘビギンポとは体色からしてまったく違う。
ほら。
↓
ヘビベース! – ヘビギンポDataBase/セグロヘビギンポ
ヘビベース! – ヘビギンポDataBase/セグロヘビギンポ2
セグロヘビギンポってもっと綺麗なヘビギンポなんだよね。。。(笑)
とは言っても「元浦」の子はただ単に環境に合わせてるだけなのだと思うが。
「一湊タンク下」にはもう少し綺麗なシマヒレヘビギンポもいる。
屋久島ではシマヒレヘビギンポは浅場に多い。
やや深いセグロヘビギンポとは水深で棲み分けているのかもしれないが、まだ未確認。
これを調べるためには、「一湊タンク下」に入れなきゃ分らな~い!
最大水深-8mの「元浦」ではちょっと。。。(笑)
明日こそ「一湊タンク下」に入れないかな。。。
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