キスジコンペイトウウミウシ??

【ポイント】 一湊タンク下/一湊タンク下
【水温】 24.5℃
【透明度】 ~10m
北西の風が強く、曇天、一湊湾内は真冬のような光景。
11:00到着のゲストを待って、午後から2本。
スタートは13時ごろにも関わらず、辺りは夕方のような暗さだった。
あらら。。。
水中はウネリあり、透明度はかなり悪い。
暗~い水中だった。


ゲストT氏は初めての屋久島だったが、ベテランだった事もあり、いきなり遠泳に連れ出す。(笑)
ホタテツノハゼのリクエストに安易に「ホタテ村」へ行ったはいいが、肝心のホタテツノハゼは1匹しか見当たらなかった。
原因はウネリ?この暗さ?
とにかく寂しい「ホタテ村」だった。
しかも、かなり警戒心が強く、参った!
他にもハナヒゲウツボなど「穴に隠れる系」はほぼ全滅。
暗い水中はちょっと厳しい。。。
代わりにシモフリタナバタウオのような普段は暗がりにスグ隠れちゃうような魚が、今日はいつまでも姿を見せたままでいてくれる。
—————-
よく話題になるのだが、キスジカンテンウミウシとコンペイトウウミウシ、この両方の遺伝子を受け継いだとしか思えない変なウミウシが屋久島にもいた!(下左写真)
近くに普通のキスジカンテンウミウシもいたので、比べてみよう。(下右写真)
しっかり、キスジ(黄色い筋)が張りめぐらされているが、突起部にはコンペイトウウミウシのように黄色い点々が散在。
スカートの裾にも黄色い点々。。。
なんじゃこりゃ?(笑)
この2種の交接は各地でよく観察されるようなので、まっとうに考えるとこのキスジカンテンウミウシとコンペイトウウミウシは同一種(色彩バージョン)なんじゃないの??と思ってしまうが、そう簡単にはいかないのかな。。。
こんな2種をかけ合せたような子を見てしまうと、逆に簡単には同一種扱いできなくなってくる。
この2種は簡単に異種間交接をするような近い種類で、こいつは単なるハイブリッドなのかもしれない。。。


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