【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 27.5℃
【透明度】 5m~
相変わらず、ウネってる。。。
昨日まで大時化の「元浦」もようやく凪ぎ、一湊湾内も一見凪ぎてるっぽいのだが、入ってみるかなりのウネリ。
エントリー口ではぶっ飛ばされる勢いで、時折大きなウネリが入り込む。
ある程度、外に出るとなかなかの透明度なのだが、そっちには用はな~いっ!(笑)
エントリー口にいる新種!(笑)を撮りたいんだ~!!
はい!これ新種!(爆)
「私(僕)はスズメダイ大好きっ~!スズメダイにはちょっとうるさいよん♪」って方にお聞きします。
さて、こいつは誰でしょう。。。?
あっ、これ鯛ぢゃないよ。
一応、スズメダイなので。。。(笑)
昨年、こいつを初めて見た時、僕の頭の中は一瞬「????」。
図鑑にも載っていないし。。。
ヒント!
こいつはスグに色褪せちゃう事が多いので、実はスグに何者なのか解ってしまった。
この写真は同一個体のやや色褪せた状態。
もう××スズメダイの特徴がよく出ている。
答えはこいつでした~!!(笑)
シマスズメダイという大型のスズメダイ。
「一湊タンク下」のエントリー口の脇にあるテトラポットには、沢山のシマスズメダイのオスがそれぞれ産卵床を守っているのが見られる。
オスの体長は20cm以上はある巨大なスズメダイだ。
時折、激しく卵を突っついているのだが、これって食ってるんとちゃう?(笑)
ガツッ!ガツッ!とすごい大きな音がする。
最初は卵は無くて、産卵床の掃除でもしているのかと思ったが、よく見るとしっかりと大きな範囲に卵が産みつけられているのが分る。
この卵の範囲は尋常ではない大きさだ。
新しい卵から古い孵化寸前の卵まで、いろいろな色の卵がかなり広い範囲に産み付けられている。
産み付けられる卵の大きさは、やはり体の大きさに比例しているようだ。
次に思ったのが新鮮な水流を卵に送っているのでは?って事。
しかし、静かに耳を澄ますと、ガツッ!ガツッ!とすごい大きな音が聞こえてきた。
やっぱり食ってるよね。。。これって。。。(焦)
いくらなんでも、こんなのに噛まれたら、ちょっとヤバイのでは???
でも、大丈夫!
こいつらはこんなに大きな図体をしているくせに、意外に気が弱い。
近づくと、スグに逃げてしまう。。。
ところで、この白と黒のストライプ模様は、どんな時にそんな体色になるのかは、この1年観察してみたが、未だに不明だ。
急にこんな色になったかと思うと、スグに色褪せたり、メスへの求愛も通常色のまま頻繁に行われるし。。。
どちらかと言うと、この体色の時は怒っているように見える時が多いかな。。。
実はシマスズメダイのオスにはもうひとつ色バリエーションがある。
これも凄い色で、黒白ストライプとはまったく違う体色。
この体色も、そこからシマスズメダイを想像する事は難しい。。。
これもそのうちに撮って紹介しますね♪
先日、砂地で見慣れないオオメワラスボ科の魚を見つけた。
スグに砂の中に引っ込んでしまうので、何者なのか確認できなかった。
結局、そいつはクロエリオオメワラスボだった。
よく見ると、その周辺には沢山いた。
砂の中ならどこでも引っ込むわけではなく、ちゃんと巣穴が決まっているみたい。
僕の目から見たら何の変化もない白一色の砂地でも、やつらにはしっかりと巣穴が決まっていて、必ずそこに入る。
警戒心が強いので、こりゃなかなか寄れねぇ~!!
と最初は思ったが、それに気づいてからは寄るのも楽になった。
シーズンに入ってから、なかなか話題に出さなかったイトヒキベラXだが、見られなくなってしまったわけではなく、むしろ今までにも増してあらゆるポイントのあらゆる場所で見られる事が解ってきた。
夏場、よく見られた幼魚もだんだん見分けられるようになってきたし。。。
だいたい、-15m以深でよく見かけていたが、今日はとうとうエントリー口から近い-6m付近にまで成魚が進出しているのを確認。
浅場に広がるクロヘリイトヒキベラ&イトヒキベラの群がりの中に、今まではいなかった成魚が。。。
しかも、オスになりそうなやつ。。。
この場所にハーレムができてくれると、観察が楽だなぁ~(笑)
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