まだ時化てま~す!

【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 27.5℃
【透明度】 10m~
依然として東寄りの風は強く、今日もかなりの時化っぷり。
一湊湾内は一見、凪ぎに見えるが浅場は、結構ウネってる。。。
いや、かなりウネってる?(笑)
沖に出れば、まずまずの透明度だが浅場は砂が舞い散る。
早く通り過ぎてくんないかなぁ~台風19号。。。


今日はちょっとカメラで試したいことがあって、いろいろやっていたら、暗~く、ブレブレな写真が連発。。。
動く魚はほぼすべて全滅だった。(笑)
今日はヒメタマガシラの若魚の観察がテーマ。
と言うのも、先日ヒトスジタマガシラの若魚ではないか?という子を「元浦」で見つけたのだが、写真に撮って家に帰ってからPCで見てみると、「ど、どこがヒメタマガシラと違うの???」状態に陥った。
参考:
屋久島海案内: やっぱボートが楽だね。。。
屋久島海案内: 元浦の魅力
上手く言えないのだが、海の中で見たやつは確実にヒメタマガシラの若魚とは違っていた。
最初は何者なのか解らなかったのだが、ゆーすけさんの一言「ヒトスジタマガシラ(若魚)はヒメタマガシラ(若魚)とクリソツらしい。。。」でピ~ンときた。
写真は今日、撮ったヒメタマガシラの若魚。
確かによく似ている。
どこがどう違うの?と聞かれても、イマイチ自信を持って言えなかったりする。。。(笑)
実際は形も違うし、顔もまったく違う。
でも、写真で見ると僕も悩んでしまう。。。(焦)
写真では先日のヒトスジタマガシラの若魚(?)よりも細長く見えるが、これは撮る角度による違いで、実際に水中で見る姿はクリソツだ。
じっくり観察して、感覚ではなく、明確な違いを探してみた。。。

「元浦」のヒトスジタマガシラの若魚もそうなのだが、この手の仲間は体側中央の縦ラインは黒から黄色へ、黄色から黒へとコロコロ変化する。
しかも、一瞬で変わるから驚く。
下写真はいずれも同一個体で、ほんの一瞬でここまで変わる。


これをしばらく見ていたら、どうもプレッシャーを感じると黄色くなる傾向が強いようだ。
僕が近づいたりした時とか、同種間での小競り合い時も追い立てられる方が黄色くなってた。
正確に言うと「黄色くなる」というか、「薄くなる」が正解かもしれない。
でも、それが原因だとは一概に言えない。
なぜならヒメタマガシラの成魚群れを見ていると、すべての子がプレッシャーを与えてなくても普段からまったく縦ラインが見られない時も多いのだ。
この体側のラインにこそ、ヒトスジタマガシラ(若魚)とヒメタマガシラ(若魚)との違いを見出せる。
通常時のヒトスジタマガシラ(若魚)は、真ん中の黒ライン以外に上方にももう1本黒い縦ラインが見られる。
更に背中にも1本。。。
ここがヒメタマガシラ(若魚)との大きな違いか。。。?
プレッシャーなどを与えると、これらのうち背中と体側上方のラインが徐々に薄まり、消える。
そして体側中央のラインだけが黄色く残るわけだ。
で、黄色い体側中央のラインのみが残った状態だと、ヒメタマガシラ(若魚)との違いが解らなくなってしまう。。。
と言うことで、今までヒメタマガシラ(若魚)だと見過ごしていたやつらの中に、ヒトスジタマガシラ(若魚)が混じっている可能性が多いにある。
だいぶ前から話題になっているバイオレットボクサーシュリンプ(オトヒメエビ属の一種)を、今頃になってようやく撮ることができた。
2匹いるはずなんだけど、今日は1匹しか見られなかった。


Filed under: 一湊タンク下No.1

6 Comments

  1. バイオレットボクサー、キレイですね。
    やっぱり、あのポイントにいたのね??
    見たかったです!

  2.  ヒトスジとヒメの違い、結論
    黄色のラインだけみても、入り方がちがう。ヒメは目の上まで、はいって、のびていくでしょう。
    これはさらに小さいステージでもみわけられる。あと、黄色より上の体部分のウロコは黒がかってはっきりする。これらを使うと、瀬能のデータベースのヒメの中に、かなりの数のヒトスジを発見できる。やってみてくれ。来年の要確認事項ですが、僕の経験的予想としては、ヒトスジはかなり小さいうちから、尾びれの黄色が強いとおもう。

  3. >> くらさん
    くらさんのblogの記事へメチャ早くコメントしたので、ビックリしませんでしたか???(笑)
    えっ?ビックリしてない。。。?残念!(爆)
    > バイオレットボクサー、キレイですね。
    > やっぱり、あのポイントにいたのね??
    って言うか、見せませんでしたっけ??
    すっかり見せた気でいました。。。(泣)
    すみませ~ん!!!

  4. >> ゆうすけさん
    > 黄色のラインだけみても、入り方がちがう。
    > 黄色より上の体部分のウロコは黒がかってはっきりする。
    何となく、そんな気がします。。。としか今は言えない。。。(笑)
    実際に海の中でその辺を気をつけて観察してみますね!
    と言うか、来年の宿題になりそうです。
    深いところに行けば、まだ極小チビがいないかなぁ~?
    この週末、ゲストも巻き込んで調べてみようかな。。。
    追伸:
    例の屋久島に沢山いる「キツネウオ属の一種1」の成魚なのですが、これではないでしょうか?

    Pentapodus aureofasciatus Russell, 2001
    和名なし(イトヨリダイ科)沖縄島
    Russell (2001) The Beagle, Records of the Museum and Art Galleries of the Northern Territory, 17: 53-56

  5.  と、おもいます。


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