【ポイント】 吉田/一湊タンク下
【水温】 27.0℃
【透明度】 ~15m
13:00到着のゲストを待って、午後遅い時間からの2本。
北部では台風5号の影響はまだまだだと思っていたが、いや~何か今日は凄い底ウネリだった。
一見ベタ凪ぎの一湊湾内だったが、セットで入ってくるウネリはかなり大きかった。
浅場はかなり振られた。
そんな中でのデバガメはかなり辛いかと思われたが。。。
通常はこの時間に到着するゲストは1本がやっとだと考えていたが(潜水時間が長いため&井戸端会議が長いため(笑))、あらかじめ2本目をサンセットのデバガメにターゲットを絞ると、今度は逆にかなり余裕が出てしまう。。。
なぜなら2本目のデバガメは日没1時間前エントリー(今なら18:20ごろ)なので。。。
ちなみに潜水時間が長いせいで、エクジット時間はナイトダイビングとたいして変わらなかったりする。。。(笑)
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1本目はコブシメ狙いで「吉田」へ。
一昨日は見事にフラれ、今日もあまり期待はしていなかったが、薄っすらとコブシメの姿を見つけた時はかなりほっとした。
近づくとペアだった。
更に近づくと。。。
お~!!交接してるぅ~!!
互いの足を絡ませながらの交接はかなりエッチだ。。。(笑)
先日、ゲストに「コブシメは交接後、すぐに産卵に突入するの?」と質問された。
交接から産卵に至る過程を実際に見た事がなかったため、その時は適当に答えてしまったが、ずばり「しま~す!」(笑)
交接後、スグにメスはウスサザナミサンゴに向かって泳ぎ始めた。
オスもかたわらで寄り添う。
そして1個づつ丁寧に白い卵を産みつけていく。
1回産むごとにサンゴを離れ、休憩するわけだが、今日のオスは優しかった~♪
先日のオスのように強引に産卵を強要するような事もなく、メスの産卵体制が整うまで静かに待ってる。(→屋久島海案内: ついに。。。やった~♪~(^○^)/)
今日は周りに敵対するようなオスがいなかったからか、メス側の「求愛の色」、外側の「威嚇の色」と体色が半分に割れるような事はなかった。(通常、産卵時はこのパターンが実は多い)
先日のオスが体色を半分に分け、メスに早く産卵をするように促していた様には、優しさなどはみじんも感じられなかった。。。(笑)
むしろ、「必死!」って感じ。。。
そうすると先日のオスのメス側の体色はラブリーな「求愛の色(婚姻色)」などではなく、「焦りの色」なのでは。。。?と思ってしまう。
こういうシーンを見ていると、ついつい感情移入して人間に当てはめて見てしまうが、今日のオスの方がラブリーな優しい旦那だよね。。。?(爆)
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2本目は「一湊タンク下」でデバガメ。
アカハラヤッコ、ナメラヤッコ、ヒメテグリの産卵が見られた。
今日はウネリが凄かったため、ちょっと厳しいかなぁ。。。?と思われたが、アカハラヤッコの最初の3発(表現が下品でスマソ。。。(笑))は着いてスグに見られたが、あとが続かない。。。
みんな堂々と外に出て多くのメスにかなり激しく求愛しているオスを間近に見られたのだが、なかなかやらないんだよね~(笑)
どのメスのお腹もパンパンなのに。。。
そうこうしているうちに隣でナメラヤッコが1発!(笑)
時間的にも今日、一番の目的であったセソコテグリが間に合わなくなるぅ~!!と焦り始め、途中でこれ以上アカハラヤッコを追うのを諦めた。
一応、産卵自体は見られたし。。。
セソコテグリは甘かった。。。
前回、ランデブーサイトを見つけた気でいたが、なかなかその場所にはメスたちが集まってこない。
待ってれば集まってくるのかもしれないが、今日初めてデバガメするゲストがいるだけに、ぜひともネズッポ系の産卵をお見せしたいっ!
失敗は許されないっ!
って事で気の弱い僕はすぐさま諦め(笑)、安全確実なヒメテグリの産卵にターゲットを絞った。
デバガメは時間が決まっているだけに、欲張ると「二兎追うものは一兎も追えず」となってしまう可能性を十二分に秘めている。。。
ここは思い切ってエントリー口に急ぐ!
エントリー口はもの凄いウネリだった。
そんな中でも何とか1ペアのランデブーが見れた。
求愛が面白いのだが、そんな贅沢は言ってられなかった。
あとは、ヒメテグリのみならず、見る側もかなりのウネリに翻弄され、落ち着いて見ることが出来なかったのが残念。。。
Tさ~ん!!滞在中、もう一度行きましょうね♪
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