小型キンチャクダイ3種の産卵を制覇!

【ポイント】 吉田/お宮前/一湊タンク下
【水温】 26.6℃
【透明度】 20m
毎日、朝夕に凪ぎ、日中は風の強い日が続いている。
今日は朝凪ぎのうちに。。。そう思って1本目は久し振りの吉田へ。
意外にも「吉田」のうけは、なかなか良かった。
確かにのんびり魚を見ながら潜れるポイントなので、お魚好きのベテランダイバーには良いポイントかもしれない。。。


1本目の「吉田」では久々に稀少種・ウスバノドグロベラの生息状況を確認する機会に恵まれた。
2つのハーレムの存在を確認。
元々の発見場所でもある-15m付近にひとつ、-10m付近にもうひとつ。
それぞれ、オス1匹、メス4-5匹のハーレムだ。
ウスバノドグロベラはあるシーズンに忽然と現れ、次の年には一気にいなくなった。。。という地域が多いようだが、屋久島のウスバノドグロベラは今年も健在!
昨年以上に数は増えているようだ。
「吉田」はどんどん貴重なポイントと化している。。。
ブダイ類の幼魚がそこら中で目立ち、調べるのなら今!!という感じなのだが、シーズン中という事もあって、なかなか調べることができない。。。(泣)
ブダイ類の幼魚は地味なこともあって、直接ガイドで役に立つとも思えない。(笑)
そんな中、このイロブダイ(yg)だけは別格か。。。?
他のブダイ類同様、ここ数日でかなりの数が見られるようになってきた。
今回、この「吉田」ではコブシメが目当てだったのだが、やはりこの時期は集まりが悪く、そう簡単に産卵を見ることはできない。。。
分っていた事とは言え、がっかりしつつ帰路にウスサザナミサンゴの脇を通ると、なんと数匹のコブシメが集結しつつあった。
でも、エアーが。。。(涙)
明日も「吉田」行き決定!(笑)
2本目は「お宮前」ビーチ。
暑い中、例の斜面&階段を歩くのはちょっとキツイかな。。。?と思ったけど、そうでもなかったとの感想にちょっと安心。
ムナテンベラダマシの成魚(メス?)に出会った。
昨年、成魚は「一湊タンク下」で1個体、幼魚が「クレーン下」で1個体見られただけの屋久島では珍しい種類。
急に成魚が現れるのも考えにくいから、きっと昨年以前から幼魚がこの場所にいたのかもしれない。。。
ゲストから「ムナテンベラに似ていないのでは。。。?」とのご指摘を頂いたのだが、体色以外はムナテンベラのメスとくりそつだと思うのだが。。。
今日も3本目は時間を調整しつつ、デバガメ狙いで日没1時間前にエントリー。
今日はシテンヤッコの産卵を狙おうと計画。。。
まずはある程度、沖に出たところに夕方シテンヤッコが集結するところがあるのだが、そこに向かう。
水深は-10m程度なのだが、ここまで来るとさすがに潮が速く、デバガメするにはちと辛い状況。
このハーレムを追ううちにどんどん潮に乗っかって、沖に出てしまう。。。
こりゃ、危ない!
泣く泣く諦めて、いつもの浅場に帰る。
もしかして、見れるかも。。。と思って寄ったアブラヤッコのハーレムでは、今まさに求愛&産卵行動の真っ最中!!
ゲストを呼ぶ前に1回産卵をしてしまって焦ったが、その後数回上昇&産卵が見られて一安心。。。
これで小型のキンチャクダイ3種の産卵を制覇!
産卵する時は一気に何匹ものメスとやる事が多いのだが、まだそれほど頻繁に上昇は見られない。。。
これからが本番か??
そう思い、長期戦を覚悟したが、遠くに今日のターゲットの影が。。。(焦)
急いでゲストを呼んで、またまた急遽シテンヤッコのハーレムを追うことに。。。
ここなら浅くて潮もないので安心♪
日没後も延々と追う。。。
オス1匹、メス2匹のハーレムなのだが、写真のようにそれぞれ1回づつ上昇が見られたが、白濁や卵が見られず本当に産卵をしたのかは怪しい。。。
そのまま日没後30分近く追ったが、変化なし。
途中で諦めた。。。
屋久島ではシテンヤッコは浅場で多く見られるキンチャクダイの仲間で、派手な魚でもあるので、何とかこのシテンヤッコの産卵はネタにしたい。。。
明日もこのシテンヤッコを追うぞ~!!
と、勝手に明日のターゲットを決めさせて頂く。。。(笑)


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