フィッシュウォッチングの醍醐味

【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 22.4℃
【透明度】 ~10m
ピンクフラッシャーの産卵に合わせて、午後からエントリー。
どうした事か、ここ数日は水温がまたまた下がり気味で透明度も悪い。
今日もかなり透明度が悪く、水中はやや暗く怖い。。。
おまけに、アミ類や稚魚類が目の前でウロウロして、撮影の邪魔をする。
2-3週間前、水温が21-22℃でウロウロしていた頃、水中はアミ類や稚魚類が一面に広がって、更に透明度を悪くしていた時期があったが、またまたその頃の状況に戻ってしまった!


4日前に同業者の友人が見つけて教えてくれたにも関わらず、姿はまったく見る事のなかった黒いクマドリイザリウオに、今日ようやく会う事ができた。
げっ。。。成魚じゃん。。。
大きいとは聞いていたが、幼魚だとばかり思っていたので、そのギャップにびっくりした。
うわぁ~グロい。。。(笑)
黒いクマドリイザリウオの成魚は初めて見たけど、やっぱり汚ねぇ~!!(爆)

クロクマに引っかかっちゃったけど、そこからは一気に沖へ。
今日の目的はピンクフラッシャーとツキノワイトヒキベラの産卵だった。
先週末、両種の激しい求愛を正午過ぎに見ていたので、それよりももう少し遅い時間をX時間(産卵時間)と判断する。
ここ最近はやや水温が低かったので、産卵自体が行われるか疑問だったが、一応午後1番で行ってみた。
クロクマに引っかかってしまい、時間的にもちょっと遅くなってしまったのが原因なのか、それとも低水温なのかよく分からないが、たまにオスはヒレを広げるものの今日は求愛らしい求愛さえも見られなかった。
結局、ピンクフラッシャーのメスたちを撮って帰ることに。。。(泣)
この写真の子たちを見ると、お腹はぜんぜん大きくないね。(笑)
これじゃ、産卵は無理だ。。。
産卵といえば、今日はムシベラの求愛&産卵を-20m付近で帰りがけに見た。
3-4匹のメスに激しく求愛し、先に上昇を始めるメスをオスがフラフラと追いかけ、放卵放精。
ムシベラと言えば屋久島では-15m以浅で最も多く見られるベラなのだが、僕がオスを認識したのはごく最近の事。(→屋久島海案内: お~!!オスはこいつか!
メスの多さに比べ、オスはめったに見ない上にその色彩も地味。
って言うか、その前に図鑑などに載っているのはメスや幼魚ばかりなので、その存在自体を認識している人は少ないだろう。。。
僕も前回はwebなどで調べまくって、ようやくムシベラのオスである事をつきとめた。
とは言っても絵合わせや消去法の域を脱していない同定だったので何かモヤモヤしていたのだが、実際に求愛や産卵を見てスッキリした♪
やっぱりムシベラのオスで良かったんじゃん!!
結局、生態を観察すれば、図鑑や書籍の類は必要なくなるのだった。。。(笑)
これがフィッシュウォッチングの醍醐味かもしれない。
ムシベラのオスは求愛時、体側後方に白い横帯がクッキリ浮き出てくる。
あまりに-30m付近に長くいたため、最後は-5m以浅で帰る事を余儀なくされた。(笑)
凪ぎだった事もあり、久し振りにテングヘビギンポの様子を見に行った。
他のヘビギンポ類が初春に繁殖期を迎えるのに対し、このテングヘビギンポは学生時代にこのヘビギンポを研究していた知人によると、どうも夏場が繁殖期らしい。
そろそろかなぁ~?と期待して見てみたが、繁殖期特有の体色(婚姻色がやや褪めたような色彩)にはなっていなかった。
もう少し待ってみようか。。。楽しみだ♪


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