【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 22.6℃
【透明度】 10m~
今日もあまり期待せずに海に向かうと、海は青々して美しい。
昨日までとはまったく違う海の色にちょっと期待を抱いた♪
エントリーしてみると、やっぱり青~いっ!!~(^O^)/
透明度は昨日までと比べてそれほど大きく変わってはいなかったが、色がまったく違う。
しかも、雲ひとつ無い晴天だった事もあってか、水中はメチャ明るい♪
肝心の水温も水深が変わっても22-23℃台で一定!
温か~い♪
このままGWに突入してくれるといいなぁ~
ようやくシーズン到来か!?(まだ心から信じられない自分。。。)
更に今日は潮が速かった~!
年に何回あるか分らない「一湊タンク下」の急流。。。
昨年もGWは速かったなぁ~気をつけよっと。
そんなに潮が速いのに、あまりの海の青さにノセられて久々にピンテールいる-30mの斜面まで足を延ばしてみた。
ここには昨年、ピンテールフェアリーラスやアオスジオグロベラなんかがハーレムを作り、アオスジスズメダイもボチボチ見られ、なかなか楽しい場所だった。
水温が低下してからは、な~んもいない寒々しい光景だったのだが、今日もまったく変わらない状態だった。。。(涙)
さすがに今日、水温が上って、スグやつらが戻ってくるわけはないのだけど。。。
もうしばらくすれば、元の面白い斜面に戻るかな。。。?
温かくなってスグに影響が現れるのが共生ハゼの仲間だ。
-15mぐらいまでの最優先種であるこのクビアカハゼは屋久島に棲む共生ハゼの中でも、ダテハゼ&ミナミダテハゼに次いで割と低水温に強い種類のようだ。
水温が低いにも関わらず、かなり前から穴の外に出ている子が目に付いていた。(冬季は割と穴から出てこない子が多い)
しかも、この数日で一気にペアが目立ってきた。
もちろん、メスのお腹はややプックリ膨れている。
わ~い♪繁殖期だ~!と喜んでいたら、なんとすでに極小のチビちゃんたちもしっかり穴を守っているのをあちらこちらで確認。。。
どの子もサイズはすでに2-3cmぐらいはあるから、きっと昨年の夏~秋に産まれた子たちだろうか。。。?
去年のフィールドノートから、クビアカハゼの屋久島でのシーズナリティは、次の通り。
4月 ボチボチ穴から出始め、そのまま繁殖期へ
4-10月 繁殖期(6-8月がピーク)
8-9月 極小チビ(1cmくらい)が目立つ
12-3月 徐々に目立たなくなってくる。。。(穴から出てこない子が多い)
季節よりも水温によるのだろうけど、昨冬は18℃くらいまで余裕で落ちてた日が多かったので、こんな感じなのかな。。。?
そうは言ってもクビアカハゼは割と冬でも少ないながらもボチボチ見られていた。
でも、-10m以深で普通種となるヤマブキハゼは、水温にもろ左右されるようだ。
今日、一気に温かくなった途端に、あちらこちら目にするようになってきたのだが、冬季はめったに見る事はなかった。
分りやすいほど、はっきりしてる。。。(笑)
でも、まだかなり警戒心が強い。。。
もう少し温かくなると、図々しくなるのだけど。。。
同様にシノビハゼの仲間も低水温期は極端に目立たなく、水温が上昇した途端に、あちらこちらで目にした。
屋久島では5種類のシノビハゼの仲間を確認しているが、どれも夏季はかなりの数が見られる。
ところが最近までは穴から出ている個体はメチャ少なかった。
これでまた水温が下がったら、一気に穴の中へ消えるのかな?
こいつらも分り安過ぎるっ!(笑)
写真はホホスジシノビハゼ。
共生ハゼ類は温かくなるとスグに反映してくれる水温のバロメーターか。。。?(笑)
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