【ポイント】 横瀬/一湊タンク下
【水温】 18.5℃
【透明度】 ~10m
やっぱり週明けは必ず天候回復&時化治まる。。。(笑)
まぁ、そうは言っても天気こそ朝から晴天だったが、さすがに海況は完全な凪ぎとは言いがたい。
それはともかくとして、水温が最高に低かった!
この冬一番の低水温。。。おまけに透明度も最低。。。
今日はタダでダイビングを楽しんだ♪
ある同業者がタンクを検査に出すので、すべてのタンクを空にしたいとの事。→タンク代free!!
ついでに別の業者が船を提供。→ボート代free!!
お金が一銭もかからないので、ゲストがいなくても2本潜ったよ♪(笑)
1本目は「横瀬」へ。。。
やっぱり、ここはボートで楽にエントリーしなきゃ!(笑)
泳いで「横瀬」に行く必要がない分(普段はビーチエントリー!(笑))、ゆっくり調査ができるぞっと。。。
そう思ったのだが、透明度が悪過ぎて、な~んも見えないっつーの!
結局、40分のダイビング中(短かっ!)まったく自分の居場所が分らなかった。。。(泣)
調査なんてできねぇ~!!(笑)
それでも普段入るビーチポイントとはまったく違う「横瀬」の魚類相を楽しんだ。
ずっと近くを巻いていたウメイロモドキの大群。。。
ビーチでは見られないカスミチョウチョウウオの群がり。
だいたいキンギョハナダイやコガシラベラだって、屋久島の場合、ビーチポイントではこんな大きな群がりにはまず出会うことはない。
立派なカシワハナダイの群がりなんて、完全にビーチからでは無理っ!
とにかくこの「横瀬」に限らず、潮通しのよいボートポイントの-15m以深ではコガネスズメダイ近似種の群がりがあちらこちらに見られる。
基本的にコガネスズメダイ自体が潮通しのよい場所を好むスズメダイなので、屋久島の場合、北部のビーチポイントには少ない。
両種の大きな群がりは共にボートポイントでなければ見るのは厳しいのだ。
今日は落ち着いて1つ1つの群らがりを確認してみたのだが、どうもここ「横瀬」のコガネスズメダイは9割近くがコガネスズメダイの近似種のようだった。
両種の見分けのポイントは次の通り。
「コガネスズメダイ」
…コガネスズメダイ近似種よりも大きくて丸い。黄色というよりは明るい黄土色で腹ビレも黄色い。「コガネスズメダイ近似種」
…コガネスズメダイよりも明らかに小さく体高も低い。色は明るい黄色で腹ビレが白い。背ビレ上部がメチャ赤い。
今日も懐かしい顔に出会ったよっ♪
シロホシスズメダイの成魚!!!!!
4-5匹で群れていたのだが、屋久島では初めて出会った。
このスズメダイは伊豆諸島~小笠原にかけて多い種類で、八丈島ではやや潮通しのよい場所に出れば、必ず大きな群がりが見られた。
まさに「八丈ならでは」の魚。
少ないとは言え、成魚の群がりに出会えたって事は、他所にもいるかもしれない。。。
ちなみにスズメダイの幼魚としては、僕が一番大好きなのが、このシロホシスズメダイの幼魚♪
メチャ綺麗なのだ!!
八丈を離れるにあたって、もうこの綺麗な幼魚に会う事はめったにないのか。。。と落胆していたが(笑)、もしかして時期になれば、結構見られるかもしれない。。。!
かなり期待が高まってくる。
いずれにしてもこのシロホシスズメダイも潮通しのよい場所を好むわけだから、これまで出会えなかっただけで、「横瀬」を始めとするボートポイントを念入りに調査すれば、意外に多かったりするのかもしれない!
2本目はボートからいつもの「一湊タンク下」に楽々エントリー♪
元々、今日はタンク下でイトヒキベラXのオス探しをするつもりだった。
最近、ここではオスの姿が見られないのに、メスが増えているので不思議に思っていた。
「もしかして、オスの通常色はメスのそれと同じなのでは?」
そう仮定して、前に婚姻色まで見た尾ビレに破れの有るオスを探す。
でも、見つからなかった。。。
写真はイトヒキベラXのメス。
ストロボを焚いて写真に撮っちゃうとまったくの別物に見えるが、水中ではTheイトヒキベラと似てなくもない。。。
でも何か最近はライトなしでも簡単に見分けられるようになってきた。
エントリー口の直下の壁には「黒ヨゴレ(→屋久島海案内: 懐かしい顔に会えた♪Part2)」の産卵床がある。
ここのオスは最近、いつも真っ黒の婚姻色でいる事が多い。
まだこの完全婚姻色を撮っていなかったので、何とかして撮りたいのだが、1人で行くとナゼかいつも色褪せた状態。。。(汗)
ガイド中はいつも真っ黒なのに。。。!!
ウメイロモドキの群れ!
めっちゃキレイっすよね~♪
長いこと見てないなぁ・・・。
ウメイロモドキは屋久島では、どのポイントでも割とメジャーなんですけど、突然、川のように流れてく様は、かなり綺麗ですよね!
ワイドレンズで「屋久島らしい風景」として撮りたいんだけど、そんな時に限ってマクロレンズなんですよね~(笑)