【ポイント】 一湊海水浴場&クレーン下
【水温】 20.5℃
【透明度】 15m~
今日も朝から雨で暗~い1日。
風は日中、東寄りで元浦側が時化、一湊湾内は思っていた以上にベタ凪ぎ。
一湊タンク下でキツネウオ属の一種2の成魚だと思われる子をよく調べようと思っていたのだが、急遽、海水浴場周辺で潜ってみたくなった。
この辺は下地が白い砂で、点在している岩場周辺が前から気になっていた。
探しているスジブチスズメダイなんかがいそうな環境。。。
入ってみると岩場周辺には魚は一匹もいない。。。(焦)
う~なんてこったい!
「あっ、ここ良さそうだな。。。」と思って入ってみたい海域は沢山ある。
でも、なかなか調査に踏み切れないのは、こんな事があるから。。。
ま~そうは言っても、いつかは見てみなければ気が済まないわけで、シーズンオフはまさにその時!
しょうがないね。。。
海水浴場前に並ぶ消波ブロック周辺に行って見ると、ちょっとは魚が集まっていた。
キタマクラでしょ~ミギマキでしょ~イシダイでしょ~メジナでしょ~って。。。温帯種ばっかじゃん!!(笑)
でも、これはある意味すごい事で、こうした温帯種は亜熱帯種中心の屋久島では珍しい魚たちだったりする。。。
Theスズメダイ(左写真)もそのひとつで、これまで一湊タンク下のテトラ脇で群がりが見られる程度。
今回もテトラ(消波ブロック)周辺での生息。。。
こうした環境が彼らのお気に入りなのかな?
ブチススキベラも多かった~!
ブチススキベラは各ポイントで見られるが、立派なオスは各ポイントの広い範囲にせいぜい1-2匹といったところ。
1匹のオスがかなり広い範囲を支配していると思っていた。
ところが、ここでは消波ブロック周辺の狭い範囲だけでオスが3-4匹もいる。。。(焦)
多すぎないか?大丈夫かなぁ~?
この社会はうまくやっていけているのだろうか?
左側がオスで、右側がメス。
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2/4に「お宮前」でブダイの仲間の産卵を見たのだが(→屋久島海案内: わ~い♪ベタ凪ぎ~!!)、こいつらの正体が分った。。。
2-3年前に「オグロブダイ」として新種記載されたやつら。
屋久島ではオグロブダイの若魚はよく見られるのだが、そいつらの尾ビレの中心付近には大きな真っ黒い斑点がある。
だからスグにオグロブダイだと分るし、屋久島ではブダイの仲間の優占種のひとつだという認識もあった。
今回、成魚も認識して、改めてオグロブダイが多いことを認識した。
そっか。。。メスを含め成魚になると黒斑は薄れていくのか。。。
また勉強になった。
ちなみにオスの写真はやっぱり婚姻色だったみたい。。。
更に勉強になった。
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