【ポイント】 ポイント名なし(管理棟下沖)
【水温】 21.0℃
【透明度】 15m
起きたら雲ひとつない晴天!
しかし、北西風が強い。。。
案の定、一湊湾内はやや時化気味。。。
凪ぎているのは矢筈岬東面のみ。
昨日もそうだが、風向きが変わった今日もメチャクチャ暖かかった♪
日中は20℃以上はあったと思う。
途中、上着を脱いでTシャツになったりした。
知り合いの同業者が矢筈岬東面の根元「元浦」に入っていたので、僕も。。。!と思ったが、こんな時こそ気になっているポイントの調査を。。。!と思い立ち、矢筈岬に車を走らせた。
矢筈岬は一湊から真北に伸びる岬で、先端には灯台がある。
西面の真ん中ぐらいに僕がよく潜っている「お宮前」や「横瀬」があって、なぜか一番面白そうな岬の先端は今現在、誰も潜っていない。。。なぜだろう?
何とか調査してみたいのだが行ってくれる船がない。。。
ぶっつけ本番はさすがに嫌なので、何とかビーチエントリーで調査したいのだが、聞く話しによると延々と荒地を歩いたあと、最後は断崖絶壁を下るとの事。
試しに見に行ってみた。(なぜか今まで行ったこともなかった。。。!)
車を停めて先端までの歩道はなんと舗装されてた!(笑)
しかも、「お宮前」までの歩道よりも高低さは少なく歩きやすい。
問題は最後の噂どおりの断崖絶壁。。。(汗)
釣り人はここを降りるようなので、降りれない事はないのだが、足を踏み外したら一巻の終わりだよ。。。こりゃ。。。
でも、不可能ではないかも。。。これって。。。?!
今日は北西の風が強く、時間も遅かった事もあり止めたが、穏やかな凪ぎの日にでも14Lを背負ってトライしてみようか。。。
まずは先遣隊として、海には入らず地道に道を作るか!(笑)
きっとここは面白いはず!(単なる感だけど。)
結局、今日は矢筈岬の東面の中ほどにある「管理棟下」という既成のポイントからエントリーして、先端方面に向かってみた。
この「管理棟下」は本来、先端とは逆方向に泳いでいくポイント。
ポイントとしては正直言ってイマイチ。。。
ところが先端方面へは行ったことがなかったので、一応見ておくことにした。
まずは中層から地形を眺めながら見ていく。
岸からなかなか水深が下がらず、-10mぐらいの変化の無い平地が果てしなく続く。。。
こりゃダメだ!と思いかけた頃、-15m付近で急に広い範囲で水底が真っ黒になった!
あれっ?と思って深度を下げて近づいてみると、なんとかなり広範囲に広がるミドリイシ系のサンゴが群生していたのだった。
畳10畳分ぐらいの広さにまったく荒らされていない健康そのもののミドリイシがドーンと広がっていた。
さすがにこんな立派なミドリイシは屋久島に来て初めて見た。。。(汗)
そのミドリイシの上にはハナゴイが舞い、いろいろなスズメダイが所狭しとひしめき合っていた。
パッと見は目新しい魚は見られなかったが、もう少し丁寧に見てみたいと思った。
何しろ、ここに滞在したのは3分ほど。。。
でも、もう一度ここに来れるかな?(笑)
初めて行った場所で、しかもこれほど地形に変化のない場所だとかなり辛い。。。!
このキクメイシの群落で3分しか滞在できなかったのは、こいつと格闘していたから!
キクメイシの群落である事を上層から確認したあと、ふとちょっと沖を見渡すと急に水深が落ちた砂地になっているのを確認。
まずは先にここに降りてみた。
そしたら、イトヒキベラXのオスが~~~~~~~!!!!!
メスは各所で確認していたが、オスは「一湊タンク下」以外では初!(記憶が確かなら。。。(笑))
やっぱり、こいつは未記載種だ~!!
またまた最初はゴシキイトヒキベラかと思ったが、よく見りゃイトヒキベラX!
周りにはツキノワイトヒキベラのオスやオグロベラなんかがいたが、数匹だったからかちょっと追うと、み~んな石の下に入ってしまったりして、なかなか撮れない。
右も左も分らない場所の-20m以深で粘るのはちょっと怖かった。。。
そこからスグ上のミドリイシ群落に戻ろうとすると、またまた驚かされた!
巨大なキツネウオ(?)が数匹!
体長は40cm以上はありそうだ。。。丸々太っていて、尾びれが立派だったのが印象的。
よく「一湊タンク下」の沖などで見るキツネウオのオスはせいぜい30cmと言ったところ。
婚姻色となってメスを追いかけまわす最大オスでさえ、そんなサイズ。。。
それがこれ。
↓
ともに昨年の12/15に「一湊タンク下」で撮影したもの。
左側の写真が婚姻色(尾びれの上側が赤くなる)、右側の写真が同じ個体の通常色。
まぁ、いずれにしても、もっとも成熟したキツネウオというのは、これぐらいのやつだとばかり思っていたので、今日見たキツネウオ(?)にはかなり驚いた!
って言うか、同じ種類だとは思えないのですが。。。(汗)
「キツネウオ属の一種2」という魚がいる。
この子は1年間観察してみた結果、僕はタンク下に多い上の2枚の子(キツネウオ)の幼魚だと推測している。
両方(キツネウオとキツネウオ属の一種2)の数が共に多い事や、中間的な子も見ての結論。
でも、よく似た「キツネウオ属の一種1」の親がよく分からない。。。
=(イコール)キツネウオ属の一種2=(イコール)キツネウオかもしれないし、別の種類かもしれない。
今日見た巨大な子が僕の思う「キツネウオ」とは別の種類であるならば、何か面白い事になる!
いずれにしても、もう一度この場所に行きたいのだけど。。。行けるかな。。。?(笑)
No comment yet, add your voice below!