春の風物詩

【ポイント】 お宮前/吉田
【水温】 21.5℃
【透明度】 15m
わーい!晴天!!
北西風も弱まり、ベタベタとは言えないけれど何とか北部の各ポイントは凪ぎた。
リクエストのウスバノドグロベラが、島内で唯一ハーレムをつくる「吉田」は冬の北西風に最も弱いポイントなのだが、ここも入れるまでに回復していた。


先日、せっかくウスバノドグロベラの生息調査に行ったのにテングヘビギンポにはまってしまい(→屋久島海案内: やったー!テングヘビギンポ♪)、結局未調査のまま数ヶ月ぶりにウスバノドグロベラのハーレムを見に行くことに。。。
ここのウスバノドグロベラは、こちらに来てスグの4月に見つけたのだが、この時は-10m前後の水深でオス1匹、メス4-5匹を確認。
その後、夏頃には-20m付近にまで水深を下げ、数も増え、そこで何回か産卵も確認できた。
それからまた秋~冬と経て、今日はまたまたハーレム全体が-10m付近に戻ってきていた。
更に数を増やして!
真剣に探してないせいもあるのだが(言い訳?(笑))、未だに幼魚は見つからないが、4cm程度の小さな若魚は目に付いた。
驚くことにまだまだ産卵は行われているようで、オスの必死な求愛やお腹の大きなメスは見られた。
まぁ、水温は21℃以上あるわけだし、産卵が考えられない事もないけど。。。
しかし、このウスバノドグロベラってのも、ゆっくり観察させてくれない魚だ。。。(焦)
水中が暗かった事もあって、ライトを照らしただけでビュンビュン飛んで行く。
コブシメの本格的な産卵期がまさに今始まったようだ。
夏~秋にかけて、卵は見られるものの、なかなか姿が見られなかった成体のオス&メスが、各ポイントで見られ始めた。
今日は久々の卵の産みつけも見られ、オスの威嚇色なんかも見られた。
産卵期の彼らはメチャクチャ寄れて、圧巻だ。
昨年の例でいくと、これから夏に向かって繁殖が盛んに見られ、ピークは4月頃となる。
わーい♪ワイドを着けて「吉田」&「志戸子」に行くのが楽しみだ~!!
(「志戸子」というポイントでは過去に40匹以上の大産卵が見られている一大繁殖地)
そうそう、あちらこちらのコブシメにシマアジのチビちゃんが着きはじめた。
これは春の風物詩♪
まだまだ外は寒いけど、確実に海の中は春の足音が聞こえてきた。。。


Filed under: 吉田Tagged with: ,

No comment yet, add your voice below!


Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。

Comment *
Name *
Email
Website

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください