やったー!テングヘビギンポ♪

【ポイント】 吉田
【水温】 21.5℃
【透明度】 20m
予定通り、北部はベタ凪ぎ。
今週末のゲストのリクエストであるウスバノドグロベラの現在の状況を知るために吉田に向かった。
ヒゲニジギンポもまだ撮ってないし。。。
冬季、吉田はなかなか凪ぎないだけに、こんな日は貴重だったりする。
今日は何か水温がメチャ高かった!
一番高い時は22℃以上はあり、何か水温が安定しない。。。


吉田というポイントは車を停めたところから数m歩けばスグ水際に出れるお気軽なビーチポイント。
砂浜から楽々エントリーなのだが、今日はいつもとはちょっとエントリー場所を変えてみた。
って言っても、砂浜の一番奥から。(普段は一番手前から)
そしたら。。。!
前から探していたテングヘビギンポのオスをついに見つけたぁ~!!わ~い!!
テングヘビギンポのオスは口の先っぽに肉質の細長い突起があるのが特徴のヘビギンポ!
一風変わった風貌から、ヘビギンポ好きの僕としてはぜひ見たいと思っていた子だ。
-5m付近に大きな石がそこら中にあるのだが、その上をピョ~ンと飛ぶものあり。
あっ、クロマスクね。。。
と最初はあまり相手にしてなかった。
ところがそこら中で飛びまくっているので、しばらく見ているとクロマスクとは何となく違う。。。
体には赤い帯みたいなものが連続し、ちょっと綺麗♪
クロマスクの色彩バージョンとしてちょっと撮っておくか。。。とカメラを向けファインダーから覗いてみると。。。
あっ~!!!
口先に小さな小さな突起があるではないか!
そう、どうも最初に見つけた子はまだまだ未成熟とも言えるテングヘビギンポのオスだったのだ!
これは!とカメラを置いてしばらく付近を探索。
で、見つけた中で一番大きかったのが写真のオス。
それでも体長は2-3cmぐらいとかなり小さく、まだまだ若いオスなのかもしれない。。。
いや~しかし、これでは気づかないはずだって!
だって肉眼ではクロマスクとそっくりだし、想像していたよりもずっと突起部分は小さい。


これが多分メスだと思うのだけど、こいつなんて、パッと見はもうクロマスクとどこが違うの?ってな感じだ。。。(笑)
どうもこの辺一帯にかなり数は多いようだ。
そこら中でピョンピョン跳ねてた。
もしかしたら、他のポイントでもクロマスクだとばかり思って無視していたやつの中にもいたのかもしれな。。。つい、そう思わせてしまう程のそっくり度!
違いはテングヘビギンポは体に真っ赤な帯が入ることだろうか?(クロマスクにそれはなく白い絣模様が入る)
まぁ、顔もどちらかというとクロマスクと言うよりはヨゴレヘビギンポ系で、目玉なども大きい。
それにしても小さい!
もう少し大きくなるのかもしれないが、いったいMAXはどれぐらいなのだろうか。。。?
婚姻色が見られる繁殖期&時間はいつなのだろうか?
また楽しみが増えてしまった。。。へへへ。。。
ところでこのテングヘビギンポ、撮影はかなりの困難をきわめた。
浅い場所なので、ウネリがある上に、やつはかなり警戒心が強い。
なかなか寄らせてくれない。
遠くから小さく撮り、フラッシュを焚くたびにどこかにピョ~ン!(笑)
そんな感じでその大きな石を何周も周りながら、やつと追いかけっこをしてしまった。。。(焦)
ようやく画角いっぱいになるまで寄れた時にはすでに60-70分が経過。。。
もうウスバノドグロベラは諦めるしかなかった。


帰りに変なチョウチョウウオを見つけてちょっと追いかけまわした。
大きさはかなり大きく、体の黄色はツキチョウ並みに鮮やかだ。。。
こいつ誰だと思う。。。?
チョウハンと何かのハイブリットだと思って、残り少ないエアーを無駄に使って興奮しながら追いかけていたが、こいつ大きな石の下とかに隠れまくって、なかなか撮らせてくれない。。。
結局、こんなんしか撮れなかったので、かなり落胆しながら帰路についたのだが、洋書などで調べてみると、どうもこいつってただのチョウハンらしい。。。(泣)
幼~若魚の色彩。
でも、こんなにでかいのに(15cmぐらい)、そりゃねーだろっ!(笑)
幼魚にありがちな黒斑もないし。
大人に成りきれないまま、成長しちゃったのかな?


[今日の地味地味コーナー]
吉田のクロソラスズメダイ属の魚も調査する。
どいつもこいつも同じに見えたのだが、それがこれ。


多分、Aスズメダイ(→屋久島海案内: 第一回王者選手権)だと思われるのだが、2/7のLOG(→屋久島海案内: 魚の「名前」が先歩き)で掲載したDスズメダイも怪しい。。。
って言うかAスズメダイもDスズメダイも同種か!?(笑)
右側の写真はその若魚だと思う。
この屋久島で一番多く見られるクロソラスズメダイ属の魚であるAスズメダイ、もしくはDスズメダイは密かにアイランドグレゴリーかな。。。と最近思っていたのだが。。。
一応、背ビレの棘の数も数えてみた。。。12本
側線上の鱗の数も。。。3.5枚?
やっぱりセダカスズメダイ?(笑)
相変わらず、そうは見えない。。。
う~ん。。。ますます分らなくなってきた。。。
[今日の他力本願!]
これ誰?
エクジット直前にカスカスのエアーを吸いながら追いかけつつ後ろから1枚。
エクジット直前は真っ暗でよく分からなかったが、ウスバノドグロベラに似てる気はするけど、ここは-2mの波辺りの良い浅い岩礁の上!
そんなところにウスバノドグロベラがいるかぁ~?
(本来の生息環境は-10~-15m前後の海藻生い茂る平原)
ヤンセンニシキベラとニシキベラのハイブリットに1票。
もう一度、ビシッと撮ってこよっと!
(荒い画像ですが、クリックすると拡大します。)


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