う~寒い~

【ポイント】 元浦
【水温】 17.0℃ (元浦浅場のみの水温)
【透明度】 15m
どんどん冬型が崩れてきて、海は凪ぎていく予報なのに依然として強く冷たい風が吹いている。
いや~本当に凪ぎているんかなぁ~と恐る恐る海を見に行く。
う~ん。。。相変わらず一湊湾内は大時化。。。
風裏の元浦はベタ凪ぎっ!
と思って入ってみると、案外ウネってる。。。(泣)


そうそう!元浦で気になっていた事と言えば、平内ほどではないが浅場に結構いるTheヘビギンポの事。。。
ここでも産卵や婚姻色オスを見かけるようなら、間違いなく屋久島での産卵期は冬!!
入ってみると、あーあーどいつもこいつも婚姻色だー!(笑)
一応水温を確認すると、なんとここは17℃!(ただ今の屋久島の一般的なポイントの水温は19℃)
そう、元浦の浅場はメチャクチャ冷たいのだ。
そうすると、季節よりも水温がヘビギンポ類の産卵を左右するのかもしれない。
元浦ではTheヘビギンポを探していると、メチャクチャ、クロマスクが目に付く。
こいつらは婚姻色にはなっていなくて、サイズもまだまだ小さな子が多い気がする。
こいつらの繁殖期は八丈島と同様に春かな。。。?
とすると、クロマスクの繁殖適正水温は21-22℃以上かな?

左・クロマスク(オス)/右・クロマスク(メス)

北部で一番多いのはヨゴレヘビギンポの近似種。
と言うか、圧倒的にこのヘビギンポが多い。
なぜ”近似種”か?って言うと、このヨゴレヘビギンポという魚は、いろいろなタイプが世界各地で見られていて、日本でも沖縄方面で見られる子と小笠原方面で見られる子とでは、どうも種類が違うらしい。。。
屋久島の子はもちろん沖縄方面で見られる子と同じだと思うのだが、現に僕が八丈島で見ていた子(小笠原方面で見られる子と同じ)とはオスの婚姻色が違う。

  • 沖縄方面バージョンのヨゴレヘビギンポ→黒
  • 小笠原方面バージョンのヨゴレヘビギンポ→赤

こいつらの屋久島での繁殖期はもう押さえてある。
ずばり春だ!3-5月ぐらいで、水温は21-23℃ってとこかな。。。
でも、もうすでに婚姻色褪せかけのオスをたまに見かける。。。(汗)
どう言うこっちゃ!
写真の子はかなり若いオスだと思うのだけど、通常時の体色も小笠原方面バージョンのヨゴレヘビギンポよりも何か綺麗♪
蛍光ブルーの斑点なんか入っちゃったりして。
折り返し地点でオオウミウマを見つけた。
こいつってボォ~としているように見えて、実は僕の動きをチラッチラッと見ながら、かなり意識してるのが分って面白い!
前に周り込むとス~と首をもたげて下を向き、上目遣いに僕を見る。
で、そのままス~と横を向き、背中越しに僕の動きをチェック!(笑)
いつでも逃げてやるぜぃ!とばかりに背ビレをパタパタさせる。
最後にウネってて写真はなにも撮れないのは判っていても、一応超浅場を通って帰路についた。
先日から気になっていたクロソラスズメダイの仲間(→屋久島海案内: 第一回王者選手権)が何かいねーかな。。。?と思って。
行っただけの事はあった!
ここの浅場はアイランドグレゴリーと呼ばれているまだ和名のないクロソラスズメダイの仲間らしき子がいっぱいいた!
「らしき」というのは、あまりのウネリっぷりに、落ち着いて観察できなーい!(=_=;)
すぐ隠れちゃうし!んっ、もう!!


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