【ポイント】 平内
【水温】 19.4℃
【透明度】 15m~
また北西の風が強まり、北部は時化始めたようだ。
って言っても、今日も北部の海は見てもいないけど。。。
3日連続の平内。
黒ヘビ目当てで平内に向かう毎日だが、何がキツイって。。。往復の、特に帰りの眠さ!
あまりの眠さについウトウト。。。
危ない!危ない!
気を取り直して、大声で叫んだり、歌ったりして目を覚ます。(笑)
この45分はかなり辛い。。。
うちのある宮之浦から平内までは約42km。
よく考えると、毎日、東京から横浜まで車で通っているようなものだ!
しかも、午後から。。。!(笑)
今、最大の関心事は黒ヘビのメスと完全なオスの婚姻色を押さえる事と産卵行動を観察する事。
この2点だが、今日もずっと浅場に居座るのは、ちょっと。。。寒いし。。。(汗)
14Lを背負って、沖の様子を見に行く事にした。
エントリーしてスグにストロボの電源を入れるのだが、なかなかチャージランプ(撮影OKのランプ)が点灯しない!
嫌な予感。。。(焦)
昨日1本分しか使っていないのに、もう電池はほとんどない状態。。。
肝心な時にストロボが着かないのは痛いので、今日は節約しながらの撮影を強いられた。
黒ヘビは今日も黒くなかった。
ちょっと黒ずんでいたが、真っ黒の婚姻色とは程遠い。。。
帰りに再び覗いてみる事にして、沖に向う。
心配なのはそれまでにストロボの電池が残っているかって事!(笑)
帰ってきたらギンギンの婚姻色で産卵してたらどうしよう。。。!
大きなサンゴ群落がよく見られ、そのほとんどがサンゴ礁域の魚で占められる北部の海と比べて、平内に限らず、南部の海は温帯種や磯の魚、黒潮域の魚が多く、伊豆~伊豆諸島の海によく雰囲気が似ていたりする。
太平洋に面し、黒潮が直接かかる南部は、北部よりも南方系の魚が多いと思うでしょ?
ところが、東シナ海に面した北部の方が沖縄の海の影響を強く受けている。
キホシスズメダイが群れ、コガネスズメダイが乱舞する。
アカササノハベラが多く見られ、シラコダイやイシダイ、イシガキダイもいる。
Theヘビギンポ(?)もどこよりも多く見られるしね。。。♪
そんな光景は北部のビ~チエントリーではなかなか見られないものだ。
もし、テングダイやレンテンヤッコが多く見られる場所があるとしたら、それは南部だろうな。。。と感じる。
アカササノハベラはただ今、繁殖期。
見かけるメス(写真右)はすべてお腹が大きく、オス(写真左)は婚姻色となって求愛を繰り返す。
オスのサイズはどれも、八丈島で見ていたサイズよりもかなり小さい。
産卵は大抵、正午前後に行っていたと記憶するが、屋久島では午後遅い時刻~夕方が産卵時間のようだ。
もちろんこれは季節によってシフトしている可能性もあるので、これからの観察が必要。
今日もクレナイイトヒキベラのオスは定位置にいたが、ストロボをケチっているせいで、なかなか上手く撮れない。。。
そう言えば、クレナイイトヒキベラもどちらかと言うと温帯寄りのイトヒキベラ。
きっと南部にこそ多いと思われる。
ストロボをケチっているせいで、遠くからは狙うような魚はすべてパス!(笑)
最短で撮れるものを。。。と地面を這っていたら。。。
お~!ピカチュウ!!!
実は初めて見ました。。。僕。。。(八丈では記録さえなかった)
こ、これがウデフリツノザヤウミウシか!!
わ~い!素直に喜んだ♪
初めてフィリピンのリロアンでハナヒゲウツボを見た感覚に似てる。。。(笑)
さすがにストロボをケチっている場合ではない!
もう黒ヘビの事なんて、どっかに飛んで、バシバシとフラッシュを焚く。(笑)
実は僕も結構ミーハーなのでした♪
この2匹、しばらく観察していると交接を始めた。
多くのウミウシがそうであるように、体の右側に交接器があって、2匹が前後逆になってエッチをする。
このウデフリツノザヤウミウシの場合、交接器は触角のすぐ下にあって、普段は目視ではまったく見えない秘部が、2匹が出会うと途端にどこからともなく交接器が出てきて膨らむ。(写真中央の膨らみがそれ)
何か面白いっ!
深場のネタ探しなんかすっかり忘れて、こいつらに見入ってしまった。。。(☆_☆)
で、港に帰ってきた時には、ストロボはフル発光じゃなくても20秒は待たないと発光しない状態になっていたのは言うまでもない。。。(汗)
こりゃダメだ!!
更に黒っぽくなる黒ヘビを横目でみながらエクジット。。。
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