【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 20.9℃
【透明度】 15m
エクジット後、ポイントで久し振りに同業者と話しをした。
魚の話しはもちろん、一緒に屋久島の高いタンクチャージ料について嘆いたり、広い店舗の必要性について話したりした。
屋久島はダイビングが盛んではないだけあって、自店でコンプレッサーを所有しているところは2軒、独立した店舗を構えているところは1軒(うちのように自宅をお店と兼ねているところを含むと3軒)。。。
最後には必ず「コンプレッサーが欲しいよね~」とか「広い店舗が欲しいよね~」なんて話しになるのだが、今僕が早急に欲しいのはもちろんMYダイビングボート!!(笑)
とりあえず、これさえあれば、あとは何も要らないっ!
これさえあれば、僕の屋久島の魚類相把握のスピードは、格段にUPするのにぃ~!!
ぢゃなかった。。。お客様が楽々エントリーできるのにぃ~!!(笑)
いつになったら理想の沖縄型ボートメインのダイビング・スタイルにできるのだろうか。。。?
急がねば!
今日の一湊タンク下・エントリー口近辺はメチャクチャ透明度が悪かった。
まぁ、ちょっと時化気味のウネウネの海だし、しょうがない。。。
それでも沖に出ると15mぐらいには抜けていて一安心。
今日は80枚目を切ったところで、カメラ本体の電池がなくなってしまった。。。
先日も書いたが、1年かかったベラ、スズメダイ、チョウチョウウオ、キンチャクダイの普通種把握がほぼ終わりつつあり、ここ1ヶ月はブダイやニザダイの普通種の撮影(→こいつらが屋久島で一番種類が多くて難解なのだ!!)が増えてきた。
これらの魚は幼魚はいいのだが、成魚や若魚はフル発光で撮ることが多く(バカでかく動きが早いので。。。(笑))、最近はストロボの電池を2日(2本)に1回は変えている。。。
4GBのメディアを入れてからは、1本に200枚は撮れるため(注:2-3時間ダイビングですから!(笑))、今ではカメラの電池も2日(2本)に1回になりつつある。。。(恐)
銀塩の頃は考えられない電池の消費量だ。。。!
つーか、雇われていた頃はここまでヒマではなかったので、毎日カメラを持って海へ。。。なんて事自体がありえなかったのだけど。。。(笑)
いつもとは違う場所で、イトヒキベラXのメス(だと思う。。。)と出会った。(タンク下では2ヶ所目)
周りにイトヒキベラやニシキイトヒキベラ、クロヘリイトヒキベラのオスはいたが、イトヒキベラXのオスは見られず。
基本的にこのメスと思われる子は、ライトを照らさないとイトヒキベラのオス、もしくはオスに成りかけの子のように見える。
今、悩んでいるのは、このイトヒキベラXの幼魚&若魚のステージ(4-5cm以下の子)なのだが、今のところイトヒキベラ(だと思われる)の同じステージの子しか見当たらない。。。
この写真は上のメスと同じ個体の別カット。
これを良く見てみると、前に僕がイトヒキベラの若魚として撮った数々の写真、あれと繋がってしまうような気がするのは気のせいだろうか。。。?(笑)
例えばこれとか。。。→
これは12月16日にイトヒキベラの若魚として撮った子。(屋久島海案内: 比較する。)
更に見ていくと、12月21日に
左の子なんて一見イトヒキベラXのメスに見えちゃうんだけど、これはTheイトヒキベラのメスです。
なんて言っちゃってる下の2枚のイトヒキベラなんて、今思うと???だ。(→屋久島海案内: イトヒキベラX その6)
今日撮ったイトヒキベラXとどこが違うの?なんて聞かれた日には、な~んも答えられませんって!(笑)
前に「これぞゴシキイトヒキベラ!という子を見てみたい。。。」とか言ってたけど、今は「これぞイトヒキベラのメス!という子をもう一度よく見てみたい。。。」に変わりつつある。。。(苦笑)
実は未だメスのステージで引っかかっているのであった。。。
つーか、今日の写真って、やっぱイトヒキベラのメスかな。。。?
うわぁ~!!!!もう訳分んねぇ~!!!!!
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屋久島にはキツネベラが非常に多く、今はオスの激しい求愛がしばしば見られる。
一時はヒレグロベラの方が多い!などとぬかしていたが、とんでもない!
キツネベラが圧倒的に多かった。。。(笑)
タンク下の-15m付近に春先の幼魚時から継続して観察できたキツネベラが、とうとうここまで大きくなった!
春に初めて出会った時は、1-2cmぐらいの可愛い幼魚だったが、今では成魚色彩に変わり、10cm以上になった。
過去にこの子は、このLOGでも紹介していて、写真も残っている。(→屋久島海案内: とことん北部にこだわる?)
3ヶ月前はまだこんな幼魚色彩だったわけだ。
成長の早さには驚く。
この子がこの狭い今のテリトリーを抜け出て、自由にかっ飛ぶようになるのは時間の問題かもしれない。。。
伊豆で潜ったらどうでしょう?イトヒキベラがほとんどなので間違いようがありませんよ。
そうですね。。。
どうしよう?伊豆で潜ったら、イトヒキベラβ1などという新たな種類が出てきたら。。。 !(爆)
風邪はどうですか?・・・「野人」でも風邪をひくことがあるんですね。
自分が柏島で潜った限りでは、平田さんはすでに一定の回答を持ってられるかと思いますよ。
以前八丈の掲示板にも自分がアップしましたが、あそこには両方のタイプがいることは間違いないですし。
> 自分が柏島で潜った限りでは、
> 平田さんはすでに一定の回答を持ってられるかと思いますよ。
一緒に潜られたのですか。。。?
う~ん。。。僕も平田さんのお考えもお聞きしたいと思ってはいるのですが。。。
> 以前八丈の掲示板にも自分がアップしましたが、
> あそこには両方のタイプがいることは間違いないですし。
えっ?!そうなんですか??
初耳です。
まぁ、いてもおかしくはないのですが。。。
一応、このイトヒキベラXを認識してから、レグレグの掲示板は一通りチェックしましたが、こーすけさんの柏島での写真ってどれでしたっけ?
再度、この掲示板にも上げてもらえませんか?
見落としてたかもしれません。。。
平田さんと潜ったわけではないですよ。
いつも自分と一緒に潜っているガイドに「2種類のザ・イトヒキ」の話しをしたら彼も認識はしていましたし、平田さんなら解決済みだろうと言っていた、という程度です。
レグの掲示板に貼って親方(と田中先生)が食いついてきたのはこの写真です。
http://mori-umi.net/BBS/img/178.jpg
あっ!この写真ならチェックしましたよ♪
これはTheイトヒキで問題ないと思います。
屋久島にいるTheイトヒキもこのパターンの色彩です。
僕の観察&考察では(←コレ重要です!あくまでも僕個人の意見ですが。。。(笑))、
Theイトヒキは南(沖縄方面)に行くに従って、体側の2本のラインは明瞭になっていくようです。
色彩や模様で判断するのは非常に危険で、これは十分、色彩バリエーションの範囲内におさまると思いますよ。
少なくとも形は十分Theイトヒキですから。(笑)
で、これらは現在「沖縄型」などと呼ばれていて、Theイトヒキとは別種かな?それとも同種かな?と話題になっているわけですよね?
今回、僕が何を興奮しているかと言うと(笑)、屋久島のゴシキ似のイトヒキを見ていて思ったのですが、この「沖縄型」Theイトヒキとはまったく別に、イトヒキベラX(仮称)という種類がいて、これまでこのイトヒキベラXと「沖縄型」Theイトヒキがごっちゃにされていたのでは?と気づいたのです。
なぜなら、屋久島で見られるそのイトヒキベラXのオスは、Theイトヒキのオスとは似ても似つかないからなのです。
手前味噌ですが、これはイトヒキベラXも「沖縄型」Theイトヒキも共に混在して見られる屋久島が、地理的に特殊な場所だからこそ気づける事だと思っています。
それが不思議な事に、不特定多数の人が様々な写真を持ち寄ると、イトヒキベラXとTheイトヒキのオス(特に沖縄型)が同じ種類に見えちゃうんですよね。。。(笑)
これは写真同定の限界だと思っています。
やっぱ水中で実際に見ないと。。。
撮る角度や深度、時間、場所によって、同じ個体を撮っても、例えば、体側の2本ラインが明瞭だったり、明瞭じゃなかったり。。。(すべて自分で経験済みです。。。(爆))
それと写真は一瞬しか切り取れないのです。
経過が撮れれば一番良いのですが。。。(笑)
って長々書きましたが、これって何日にも渡ってLOGで全部書いている事なのですが。。。
読んでくださ~い!!(笑)
まだまだ続きますが。(爆)
って言うか、そろそろ途中経過&考えをまとめよっと!
こーすけさんの写真はTheイトヒキの婚姻色褪めかけのオスだと思われますが、イトヒキベラXの婚姻色褪めかけはこんな感じです。
↓
http://mori-umi.net/BBS/img/180.jpg
上の写真を親方が「沖縄型」として騒いでいたんですけどね。柏島には八丈などでも見られる「本州型」も混在していますし。
だから「Theイトヒキは南(沖縄方面)に行くに従って、体側の2本のラインは明瞭になっていくようです。」というのは必ずしも正解ではないかと思います。
(ブ)ログは読んでいますよ。
ただ「やっぱ水中で実際に見ないと」と書かれていますが、まさにその通りで文章と写真ではなかなか差異や真意が伝わらないんですよ・・・写真や文章が下手、ということではなく(笑)、特にイトヒキ系列が瞬時に色彩を変えてくることを知っていますし、肉眼で見るのと写真で見るのとでは全く違って見えますし。こと色彩に関しては写真同定よりも肉眼による判断のほうが危うい気もしますし。
柏島もそればっかり追っかけていればいろいろと見えてくるんでしょうが、自分なんかはたまに短い期間でしか行かないもので、とにかくいろいろと目移りがしちゃって大変なんですよね(笑)。
やっぱり親方と平田さんのクレナイの顛末ではないですが、誰か柏島の地元のガイドとの協力体制が必要ではないでしょうか。
> 上の写真を親方が「沖縄型」として騒いでいたんですけどね。
そうですね。
Theイトヒキベラの「沖縄型」と呼ばれているもので良いと思いますよ。
ただ僕の屋久島での観察では、「沖縄型」と「本州型」の区別は、クマノミやソラスズメダイのそれ(両種も同様に色彩の違いがある) と同程度のものだと思っています。
屋久島にも同じように、「沖縄型」と普通のTheイトヒキっぽい子もいるんです。。。
下手すれば同一個体なのに、撮り方や環境によって両方の型に見えてしまう子もいるのです。
注:フィリピン方面で見られるcf.がつく子は???ですが。。。
> 誰か柏島の地元のガイドとの協力体制が必要ではないでしょうか。
ですね~
多くの地域の方にいろいろと聞いているのですが、柏島の方はまだでした。。。
でも柏島って、イトヒキベラXはいるのかな?
やっぱり一度柏島で潜ってみることですよ。イトヒキ関係だけではなく「アイドル系」に関してもすごく勉強になるかとおもいますよ。