【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 21.2℃
【透明度】 15m
今日はよく晴れて、何か暖かく感じた1日だった♪(実際は風が冷た~い!)
毎日、こうだったら良いんだけどなぁ~!!
でも。。。
よく考えてみると、僕が屋久島にお店を構えた理由のひとつは、この島には四季があるからだった!
海の中には立派なサンゴ群落が発達し、サンゴ礁域の派手な魚が冬の今でも産卵している。
なのに山々には紅葉があって、奥岳には雪が積もる!
この不思議な光景が面白くて、屋久島を選んだのだった。
常夏の暖かい島が良ければ、沖縄や海外でお店を構えればいい訳で。。。
まぁ、そうは言っても本土よりはだいぶ暖かいけどね♪(笑)
今日は1便帰りのゲストを送った後、午後から海へ。
最初、吉田にむかったがまだ凪ぎ切っておらず、一湊タンク下に戻った。
水温はそれほど低くなく快適♪
しかし。。。
やってしまったー!
ターゲットライトとして使っていたビデオライトが完全水没してしまった。。。
原因はフタの閉め忘れ。
アホだ。。。しばらく気づかなかった。。。
失意のまま、ウダウダとマナベベラ(yg)を撮る。
こっちに来てから実際に見て知ったんだけど、マナベベラやクロベラの幼魚はホンソメワケベラと同様、他の魚のクリーニングをする。
よく見りゃ、マナベベラ(yg)の動きはホンソメワケベラにそっくりだなぁ。。。
クリーニングをする魚というとホンソメワケベラやソメワケベラばかりが有名だけど、実はベラの仲間は幼魚時はクリーニングする子が多い。
でもこのマナベベラ(yg)、クリーニングが下手なようで、その場にいたミツボシクロスズメダイなどは1回つつかれると、「痛っ!」って感じで逃げてた。。。(笑)
ホシススキベラはまだまだ元気に求愛をしている。
産卵もまだ続いているようだ。
写真はホシススキベラのオスの婚姻色。
お腹の黄色が体の中心付近で、背中まで流れる。
後ろ姿で申し訳ないが、この婚姻色がなかなか撮れないっ!
動きが早過ぎっ!!
いつもトライしているのだが、未だに良い写真は撮れずにいる。。。
ホシススキベラと言えば、古巣の八丈島でも良く見られたベラだけど、そう言えばオスっていたっけ???
と言うのも、屋久島のホシススキベラのオスは20cm以上はある。
ヘタすると30cm近い気もする。。。
でも、八丈島で見る子はせいぜい最大でも10-15cmぐらいで、こんな婚姻色は出していなかった。
屋久島では、そんな小さな子はメス、もしくは若魚クラスと言ったところ。
でも、八丈島でも普通種と言っていいほど多かったし、決して季節来遊魚ではないはず。
だとすると、あの小ささでオスとして産卵していたと言う事か。。。??(驚)
八丈島も黒潮の影響で魚によっては、伊豆や沖縄で見られるものよりもひとまわりサイズが大きいと言われる地域だっただけに、何か不思議だ。。。
この屋久島と八丈島のオスの大きさが極端に違うのは、なにが原因なのだろうか?
そう言えば、図鑑にはホシススキベラのオスの写真って載っていないんだね。。。
これまたなぜだろう???
この間のムシベラもそうだけど、この属のベラは意外にオスの写真がなかなか見つからない。
沖縄方面の生息状況を知らないが、
「写真が少ない=トカラ~屋久島近辺が最大繁殖地」
そう考えても良いのだろうか。。。?(笑)
今日はターゲットライト水没で、心が沈んでおり、あまり写真を撮っていない。。。
でも、ホシススキベラの後ろ姿だけだと寂しいので。。。(笑)
左はネッタイスズメダイ、右はニセネッタイスズメダイ。
共に若魚。
もう幼魚はすっかりお目にかからなくなってしまった。
今はある程度成長してしまった若魚や成魚ばかり。。。
共に可愛い幼魚が増える時期は7月中旬。
来年が楽しみ♪
ちなみにこの2種も繁殖していて普通に見られるという意味で、屋久島が北限だと思われる。
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