【ポイント】 元浦
【水温】 25.0℃
【透明度】 15m~
午前中はグズついた空模様だったが、午後からは晴天。
風は北西でようやく元浦が凪ぎた!!
10/22から待ちに待った11日間!
ようやく、イチモンスズメダイ&スジブチスズメダイを調査できるぞっと。
下げ5分ぐらいだったが、彼らの生息域である-2m程度の水深はまだまだ十分行けるっ!
よ~し!イチモンスズメダイ&スジブチスズメダイを解明してやるぅ~!!
かなり気合を入れて観察&撮影をしていたら、気がつくとエクジット直前(2時間後)には潮がかなり引いて頭の半分が水面上に出ていた。。。(笑)
イチモンスズメダイは数日前の栗生でかなり分かった気でいたが、今日はかなり確信を持って幼魚を認識した。。。と思う。。。(笑)
これが10/22にここ元浦で撮った1cmぐらいの幼魚。(→屋久島海案内: ヤバい。。。ヤバ過ぎる。。。!!)
この時は怪しいと思いながらも、ミヤコキセンスズメダイの幼魚との違いにちょっと自信がなかった。。。
でも、今は自信をもって言える!
これがイチモンスズメダイ(yg)だ~!わ~い♪
元浦の浅場はイチモンスズメダイ(成魚)だらけ。。。
前回はスジブチスズメダイらしき成魚やミヤコキセンスズメダイの成魚が見られたけど、今日はまったく出会うことはなかった。。。
み~んなイチモンスズメダイ!
セダカスズメダイばりの地味な成魚から、背ビレの眼状斑が薄っすらと2つまだ残っている子、それどころか頭にまだ青いラインの残っている子。。。様々なステージの子で溢れ返っていた。
う~ん。。。今まで気づきもしなかった。。。(焦)
ここってエントリー後、スグに通過するところだもんなぁ~
って言うか、元浦なんてまったく入ってなかったもんなぁ。。。
そんな風に成魚から順番に成長過程を逆に見ていくと、繋がったぁ~♪
で、イチモンスズメダイの成長過程。
ここからが今日撮ったイチモンさんたち。。。
これは2-3cm程度の幼魚。
ミヤコキセンスズメダイ(yg)との違いを説明するのも難しいが、これってイチモンスズメダイだよ。。。きっと。。。
ミヤコキセンスズメダイ(yg)の頭から背ビレに伸びるブルーのラインは黒い眼状斑を覆っているけど、ここ元浦にいるこのサイズのチビちゃんたちはみ~んな、眼状斑を覆うというよりは眼状斑に”くっつく”という感じ。。。中にはくっついてさえいない子も多い。
ラインの太さは眼状斑の直径よりも細い。
更に成長して、4cmぐらいになるともう眼状斑からブルーのラインはどんどん遠ざかっていく。。。
ミヤコキセンスズメダイ(yg)だとまだこのサイズでは、ブルーのラインは思い切り太いもんね。。。
これは5-6cmの若魚。
ここまでくるとさすがにミヤコキセンスズメダイとは似ても似つかない?
黄色い部分は白っぽくなり、体全体も黒~茶色っぽくなっていく。。。
眼状斑はまだ2つあるね。。。
ミヤコキセンスズメダイは4-6cmぐらいから体の真ん中あたりや尾ビレの付け根あたりに白い横線が入り始めるけど、元浦にはそんな子は一切いなかった。
これは5-6cmの子。
もうかなり地味になってしまって、ダイバーからはまったく相手にされなくなっちゃう!(笑)
でも、まだ前の眼状斑は薄っすら残っているよ。。。
青い縁取りは見えなくなっちゃっているけど。
んでもって、これが立派な成魚。
背ビレの眼状斑は付け根の1個だけになる。
こいつはオスで転石下の卵を守ってた。
意外にこのイチモンスズメダイの成魚は警戒心が強くて撮りづらい。
エサ(岩についた海藻類)を食っている時はまだしも、僕の様子を伺っている時はホバーリングしながら上下に体を動かし、次の瞬間にはスッと隠れてしまう。
でも、さすがに卵を守っている子は気が強かった!
いっちょ前に突進してくるし。。。
オス同士も明確な縄張りを持っているようで、自分の縄張り内に入ってくるヤツにはダ~と突進していく。
「イチモンスズメダイはもう分かった!」と言いつつ、実はまだ最後の仕上げが残っている。。。
隣の志戸子というポイントの~-2mの浅場にはミヤコキセンスズメダイの成魚がウジャウジャいる。
もちろん、幼魚も。
ここで今度はミヤコキセンスズメダイも同じようにじっくり観察しなければ。。。
で、比較するってわけ♪
八丈にいなかった魚は教えてくれる人がいないから大変だ!
でも、楽しい~♪(笑)
すごいなぁ!おいらも見たいなぁ。。。
じゃー次は元浦か栗生に入らなきゃ!!
いつにしましょうか?(笑)
成長ステージ追いは面白いですよ~!!
素材(魚種)はいくらでもあるので、飽きないし♪
スジブチって時々白い線が消えるみたいだねー、って
海からあがってきてしゃべってたのを思い出した。。。
これってもしかするとイチモンの可能性あり???
> スジブチって時々白い線が消えるみたいだねー
そうなんですよね~
だから、その個体だけでなく、周りの状況や他の個体の行動なんかをじっくり観察するしかないのです。
> これってもしかするとイチモンの可能性あり???
これってどれナリ。。。?(笑)
スジブチの白い線はやはり時々消えるのですかぁ・・・?
これって白い線のない子ナリ。
白い線のある子はスジブチで、ない子はイチモンの可能性あり?って事なりよ。
いや、白線のない(もしくは薄い)スジブチの存在も考えておいた方がいいと思いますよ。
スジブチの老成魚は白線がまったく消えてしまうかもしれないし。。。(予想)
でも、その前に体色で見るよりも「顔の違い、雰囲気の違い」を認識することに力を入れた方が良いと思ってます。
ちょっと待っててね♪
スグ解明しますので。。。(笑)
では、顔や雰囲気の違いの認識に頑張る(?)でーす。
元浦or栗生、連れてってくださいまし。
あぁ~、待てないなりよ~!
ミヤコキセンスズメダイ
【ポイント】 志戸子 【水温】 25.0℃ 【透明度】 20m~ 今日からまたゲストなしが続く。 でも、僕は忙しい~!! やる事がいっぱいだもんねぇ~♪ 浅場のスズメダイを完全に把握しなきゃならないでしょ、冬が来る前にいろいろなチビちゃんを撮っておかねばならないし…