【ポイント】吉田/一湊タンク下
【水温】29.2℃
【透明度】15m
屋久島は雨が多いなどとよく言われるが実際は低地ではあまり降らない。
この夏も晴天の日がずっと続いていた。
でも、ここ2-3日はどんよりとした空模様が続いている。
今日なんて、とうとう1日、雨だった。
飛行機も視界不良で2,3便が欠航。。。
今日のゲストはブランクありのビキナーの方だったので、久々に手前をじっくり観察する機会に恵まれた。
一湊タンク下は折からの雨で、透明度はイマイチ。
空がどんよりとしているので、水中もやや暗い。
ニセクラカオスズメ(yg)を見つけた。
かわいいのだけど、ちょっと地味なのでゲストには紹介できず。。。(笑)
いなくなる前に撮りに行かねば。
ヒレナガスズメ(yg)の中には体色が黒っぽくなりつつある個体が増えてきた。
でもよく分からないのが、かなり大きい個体なのにまだまだ、まっ黄色の子がいるかと思えば、まだ小さいのに黒っぽくなりつつある子もいるって事。
どんなタイミングで黒くなるのだろうか?この子たちは。。。
ゲストとフタスジリュウキュウスズメダイの産卵を観察。
フタスジリュウキュウスズメは通常、サンゴまわりに群がりをつくり、そこを離れることは少ない。
でもオスは産卵期、やや離れた岩の側面などに産卵床をつくり、激しい求愛ダンスののち、そこにメスを呼び込み産卵させる。
で、そこにオスは円を描くように動きながら、丁寧に精子をかけていくのだが、ここでちょっと面白い光景を見てしまった。。。
オスとメスは体色の違い(オスは黒っぽい)で見分けれるのだが、ひとしきりメスが卵を産みつけ去っていくとオスがその上から精子をかけていく。
しばらく見ていると別のメスが来て、また産卵を。。。
って違うじゃん!!あ、あんた、オスじゃん!!
どさくさに紛れて、このオスも精子をかけているようなのだが、この産卵床のオスの真後ろから行っているので、なかなか気づかれない。。。(笑)
2匹のオスが同時に反時計回りに精子をかけていく様は結構笑える。
そのうち産卵床オスは
「はっ!な、なんだ!こいつは?!」
と気づく。
で、噛み付き合いが始まる。。。
そのまま岩肌にお腹を着けたままの状態での噛み付き合いなので、なんか滑稽で面白い。
何やってるの?こいつら。。。(笑)
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