潮が動いている。。。

【ポイント】一湊タンク下
【水温】23-26℃
【透明度】~15m
エントリー前に、同業者から午前中は透明度がメチャ良かったと聞く。
40-50mはあったらしい。。。
だけど、手前から潮がメチャクチャ速かったそうだ。
いつも入る「一湊タンク下」は湾内にあり、潮がメチャクチャ速い事なんて未だかつて経験がない。
ここはのんびり&まったりのポイントだとばかり思っていたので、ちょっと驚いた。
エントリー口に立ってみると、周辺にはゴミや木っ端が溜まっている。
やや沖の岬の先端付近には潮の吹き上げがまだみられた。
いかに潮が速かったか、が想像できる。。。
う~ちょっと興味がある。。。潮の速い「一湊タンク下」ってどんなだ???


すでに潮は緩んでいたが、よく分からないのが結構大きなウネリが連発してある事。
風はほとんどなく、とても良い天気♪
一応台風が近づいていて、波浪警報もでているが、距離から言っても、うねりの種類(セットで大きな底うねりが入ってくるのではなく、常にうねりが続く)から言っても、台風うねりとは違うような。。。
八丈では黒潮が大きく動くと、うねりを発生させる事がよくあった。
そのうねりによく似ている気もする。
まだダイビング未開の地では、こうした事を聞ける経験豊富な人間が身近にいないのが不便だ!!
そう考えると八丈時代は楽だったなぁ~
親方はじめ、先駆者たちがみ~んな教えてくれたもん!(笑)
こうした屋久島の海の事も自分で学ばなきゃならないから大変だ。(-_-;)
漁師さんにでも聞いてみるかな。。。
透明度が極端に落ち、潮がまだ動いているし、うねりはあるしで、ちょっと怖かったので(笑)、手前でイトヒキ観察。
ここは「イトヒキ門前町」のさらにずっ~と手前、「イトヒキ下町」とでも言おうか、あらゆる普通種が沢山乱舞しているところ。
ここではムシベラやニューギニアベラ、シマタレクチベラ、カノコベラなどの産卵も観られる。
イトヒキは、クロヘリイトヒキベラが大きな群がりをつくり、そこにTheイトヒキが混じる。
その中にほんの数匹トモシビイトヒキベラのオス(左写真)が混じるのだが、屋久島サイズとしては皆ちょっと小さめ。
メスも数える程しかいない。。。


なのに、1匹かなりの大型オス(体長20-25cm)がいて、バリバリの婚姻色を出していた。
下の写真がそれだが(すみませ~ん!かなりブレてま~す。。。(-_-;))、まわりにメスもいないのにもの凄い形相で突っ込んでくる!
メスもいないのに、何をやっているんだろう?と見ていたら、何とクロヘリイトヒキベラの大きなオス(ボス級のやつ)を追いかけ回していた。
No2やNo3らしきクロヘリイトヒキベラのオスに対しても、猛然とケンカを売っていた。。。
いったい、こいつは何やってんの?(笑)
メスもいないのに、この場所の王者になってどうすんの。。。?
って言うか、同種のメスに求愛しろよぉ~!!!!!
まっ、取りあえずトモシビイトヒキベラはイトヒキ最強決定!!(笑)
ちなみに初めの写真のオス(15cmくらい)は大人しく控えめに平和に求愛。
王者(ボス)に邪魔される事なく、数少ない同種のメスに求愛してた。。。(^^)
* トモシビイトヒキベラは最優先しているポイントもいくつかあって、大きなハーレムを持ち30cmくらいのオスも見られます。


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1 Comment

  1. 屋久島の”ベラベラ愛の園”は-6mなり(^O^)

    【ポイント】一湊タンク下 【水温】23-26℃ 【透明度】~15m 思った通り、今日はウネリが治まっていた。 ややウネってはいるが、昨日の比ではない。 う~ん。。。やっぱり黒潮が大きく動いたのかな? まだ”十管区海洋速報”では、6/25分までの資料しか出てないので、ちょっ…


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