イカ柴と海洋投棄の明らかな違い

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 19.1℃
【透明度】 15m
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:09-15:40
【潮まわり】 10:21 181cm 満潮 / 17:01 49cm 干潮 / 中潮(月齢:20.5)
【日の出・日の入】 日出06:44 日没18:16

今日も午後からカメラを持って海へ。。。
昨日、地元釣り人の有志で船の上から一湊タンク下に投げ入れていたイカ柴をチェックしに行ってきた。

イカ柴は設置に反対しているわけではないのだが、少なからずその場所の生態系を攪乱する要素はあると思ってる。
あまり話題になったり、議論になることもなく、ちょっと調べた限りではその影響を調べた研究もないので根拠はないんだけど。。。
なので、一応、ホームグラウンドである一湊タンク下の生態系を変える可能性のあるものは、常に気にしてモニタリングしていきたいのだ。

行ってみるとイカ柴。。。?!(^^;)
というか、土嚢やコンクリートのウェイトをつけた常緑樹の木の枝を束ねたものが、広い範囲に散乱していた。
イカ柴のことはよく分からないのだが、分散するよりも一箇所に集中して投入する方が効果があるような気がしなくもない。。。(-_-;)
一見するとイカ柴というよりは、海洋投棄物にしか見えなくもないような状態だった。

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また、この場所は一湊タンク下には少なくなりつつある大きなテーブル状のサンゴが多く見られる場所で、他には綺麗なハマサンゴなんかもあるところなので、心配していたのだが、幸いなことにそうしたサンゴに直撃したものはなかったのだが、かなり際どい感じでサンゴのスグ脇に落とされたウェイト付きイカ柴も複数見られた。。。よく当たらなかったなぁ~(-o-;

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う~ん。。。ちょっと思ったんだけど、言ってくれれば僕らダイバーも協力したのに。。。
水中の地形は僕らの方が把握しているわけだし、こんな投棄しただけのものよりも、ある程度一か所にまとめたり、もっとしっかり固定したりした方がずっと効果のあるイカ柴になると思うんだけどなぁ。。。
一湊の海は、僕らダイバーにとっても、釣り人にとっても、そして地域住民にとっても、大切な大切な自分たちの海。
これを永続的に利用できるように、投棄しっ放しではなく、常にモニタリングして環境への影響を見ていく必要があると思うし、それはこの海を利用する者の当然の義務でもあると思う。

これをやるか?やらないか?がイカ柴と海洋投棄の明らかな違い(線引き)だと思うのだが、その確認作業は実際に潜るダイバーがいないとなかなか難しい。
これでアオリイカが産卵に来てくれたら、僕らダイバーにとっても有益なわけだし、もちろん喜んで協力する。

そして何よりも、コミュニケーション不足から起こる勘違いなどからちょっとギクシャクしている感のあるダイバーと釣り人とが手を取り合う良い機会だったのに。。。(^^;;

動画はそのイカ柴。。。というか投入された木の枝の陰に隠れ、近づくとファイティングポーズをとりながら逃げていくコブシメを撮影した50秒の動画です。


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