まだお盛んなシモフリタナバタウオ

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 24.4℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】10:30-12:12
【潮まわり】 04:39 184cm 満潮 / 10:24 87cm 干潮 / 16:13 200cm 満潮 / 中潮(月齢:10.7)
【日の出・日の入】 日出07:10 日没17:21

今日も午前中にスタッフと海へ。。。
いやいやいや。。。やっぱり、今年は海の中も暖冬だ。
またまた水温がグッと上がって、場所によっては25℃に届きそうな勢いだ。

例年ならこの時期の水温は21-22℃くらいであることが多く、北西の冷たい風が吹き続けると浅場は20℃を切ることだってあるのに。。。
外気も暖かいので、今年から導入した新品のドライだと暑いくらいだ。
ダイビングの後半(60分過ぎた頃から)、ようやく肌寒く感じるくらい。(^^;)

そんな感じで海が温かいので、各種ベラ類もまだまだ繁殖行動を行っていて、スズメダイ類もまだまだなわばりを激しく守ってる。
本来なら初夏によく卵守りを見かけるので、多分その時期が繁殖期だと思われるシモフリタナバタウオ。。。
なんと12月だというのに、今日はその繁殖関連の行動だと思われるものを見かけてしまった。。。(;´・ω・)

シモフリタナバタウオの側面誇示行動
シモフリタナバタウオの側面誇示行動
普段は暗がりにいるシモフリタナバタウオ2匹が思い切り外に出ていて、2匹が互い違いになってお互いにヒレを広げて側面誇示のような行動をとっていた。
最初はオス同士の喧嘩かなにかだと思ったのだが、しばらく見ていると「喧嘩」という雰囲気ではない。。。
とっても平和な雰囲気の中で(笑)、いたって静かにサイズの大きな方が小さな方の側面でヒレを全開にすると、小さな方もそれに応えてヒレを全開に。。。

僕の経験からくるカンなんだけど、これは求愛だと思うんだよね。。。
メス(多分、小さい方)もまんざらではない様子だったし。(笑)

シモフリタナバタウオの喧嘩ではなくて求愛?
シモフリタナバタウオの喧嘩ではなくて求愛?

シモフリタナバタウオの側面誇示行動
シモフリタナバタウオの側面誇示行動

その後、産卵に至る過程が見られるかも!!!と興奮しつつ長時間観察体制に入ろうと残圧計を見ると。。。
つーか、エアー0やん!(ーー;)

10とか20じゃなくて0!!!
結局、急いでエントリー口に帰り、エクジットするしかなかった。
なんかいつも面白いネタに出会えるのはエクジット間際だったりする。。。

エクジット直前にはこんなんも見ちゃったし。。。(笑)

どうしちゃったの?これ?(;´・ω・)
どうしちゃったの?これ?(;´・ω・)
いったい何が起こったんだろ?と膨らんで逆さになっているハナキンチャクフグをつまみ上げようとしたけど、びくともしない。
かなり力を入れて引っ張っても全然、微動だにしない。

何とか引っ張り出すとそれはアナエビか何かの巣穴だった。
つまり、この巣穴の住人に捕らわれて、引き釣り込まれていたのだ。。。怖っ!

結果的に僕が助けてしまった形となり、ハナキンチャクフグはみるみると萎み、どこかに逃げてしまった。


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