【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.4℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:46-17:18
【潮まわり】 08:04 217cm 満潮 / 14:48 30cm 干潮 / 中潮(月齢:2.8)
【日の出・日の入】 日出05:18 日没19:24
今日はゲストなし。
午後から1人でカメラを持って海へ。。。
海は完全に冷水の潮は抜け、黒潮接岸前の6-7月の水温にまで戻ってきた。
ただやっぱり黒潮がかかっていない海は白濁りしていて、かなり透明度は悪い。
今日の目的は昨日、ガイド中に出会った抱卵中のクダヤギクモエビだ。
このニクイロクダヤギ(?)には雌雄2匹のクダヤギクモエビが着いていて、そのうち1匹はお腹にコロコロとした卵を抱えていて、その卵の1個1個には幼生の目玉らしきものも見え始めていた。
彼らに悪いけど、通常はクダヤギ類の根元付近に身を潜めているクダヤギクモエビを先端まで誘導して、下から煽るように撮影した。
しばらくマクロレンズで観察しながら撮影していると、急に1個の卵を第一胸脚のハサミで持って口元の方に運んでいく。。。えっ???まさか食べるの???
そのままシャッターを連続で切りながら観察を続けたけど、最後に食べたかどうかはよく分からないまま終わった。
う~ん。。。
メギスやクマノミなんかでもそうなんだけど、海の生き物は危険を感じたり、ストレスを感じたりすると、自らの卵を食べてしまうのは普通に行われているのではないだろうか。。。?
この手のエビ類は1度に産む卵の数が少ないので、日常的に食べているのだとしたらスグに無くなってしまうと思うのだが、それはない。
だとすると、今回の僕の撮影&観察でストレスを大きく感じ、食べてしまっている可能性も高いように思う。。。
こういうストレスは何も直接的な人為行動だけでなく、例えば水質や環境の悪化によってもストレスや危険を感じれば、同じような事が起こるのではないかと想像できる。
当然そうなるといつまでたっても子孫は残せないわけで、挙句の果てにはその海域でのその種の絶滅に至るかもしれない。
生き物の減少や絶滅は単に成体(大人)が生きていけなくなるから起こるだけでなく、こんな事も原因になっている可能性もあるのかも。。。
—
エントリー口下のメギスが懲りずにまた卵を守っていた。
すでに稚魚の体がハッキリしていて、明日にでも、いや、今すぐにでも孵化しそうなギラギラした卵だった。
今度こそ、しっかり孵化するかな。。。?(・・;)
これを撮影していたら、また数匹孵化してしまった。
やはり光に反応して孵化するようなので、ハッチアウトの時間はジョーフィッシュなどと同じく日の出の直前なのかもしれない。
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