突然、カメガイの海に。。。(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 21.5℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 14:52-17:05
【潮まわり】 06:54 88cm 干潮 / 12:49 179cm 満潮 / 19:01 85cm 干潮 / 小潮(月齢:22.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:23

これがクリイロハダカカメガイ
これがクリイロハダカカメガイ
今日ももちろんカメガイの仲間を観察するのがメインテーマ。
しかし、エントリーしてみると、カメガイの仲間は水面直下にボチボチ見られる程度で、昨日のようなウジャウジャ状態ではなかった。
しかたなく、通常のダイビングをしながら、ネタ探しをしていると、急に潮が速くなってきた。。。

そしてあれよあれよという間に、さっきまでほとんど見られなかったカメガイの仲間が急にウジャウジャ増え始めた。(・・;)
しかも、その時は水深-20m近くにいたのに、その水深でさえもクリイロハダカカメガイに覆われてしまった!!

もうそこからはずっと中層に浮きながら、例のごとく、クリイロハダカカメガイの捕食や交接などの面白い行動がないか探しまくった。

ウミノミの仲間が移動手段として利用する
ウミノミの仲間が移動手段として利用する
最初は潮流が湾内に入り込む流れだったので、クリイロハダカカメガイの生態行動を探しているうちに、知らない間に自動的に浅場に流されていったのだが、しばらくすると今度は沖出しの潮に変わり、気づくとまたかなり沖に流されていた。。。
今日の1本は潮に流されるがままのダイビングだった。(笑)

ヨコエビの仲間も乗っていた。
ヨコエビの仲間も乗っていた。
しかし、相変わらずクリイロハダカカメガイの捕食や交接が見られない。。。
流されながら90分以上見ていたけど、面白い行動にはまったく出会わなかった。
う~ん。。。なぜだろ???(◎_◎;)

繁殖行動は沖合で盛んに行われ、島に流れ着く頃には、とっくに繁殖期は終わってたりするのかな。。。
卵付きの個体さえも見つからなかった。

捕食用粘膜に広く付着していた気泡が吸い込まれていく。。。
捕食用粘膜に広く付着していた気泡が吸い込まれていく。。。
捕食行動らしきものにも出会わなかったけど、どの個体も上の方に出している粘膜は確かに捕食に利用しているかも。。。と思わせるような行動は観察できた。
というのも、たまに上部の粘膜に気泡をたくさん付けた個体が見られ、その多くは水面直下のエリアでよく見かける。
これは上層に上がるにつれ気圧が緩まってくると自然に体内から出る気泡なのだと思うけど、これが上方の捕食用の粘膜に絡みつく。

最後にはすべての気泡がカメガイの体に集まった
最後にはすべての気泡がカメガイの体に集まった
これを写真に撮っていたら、みるみるとその周囲に気泡がカメガイの体内に吸い込まれていく。。。(・・;)
正確にはその粘膜全体をカメガイが吸い取っているのだと思う。
つまりカメガイが気泡をプランクトンか何かと間違えて、吸い込んでいるのではないだろうか?
最後にはすべてのコロコロした気泡が粘膜を出している入り口周辺に集まってしまった。(笑)


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