激流の中で浮遊生物を追ってるとヤバイ!(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 19.4℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 8:48-10:54
【潮まわり】 05:43 174cm 満潮 / 11:42 79cm 干潮 / 17:15 171cm 満潮 / 中潮(月齢:11.8)
【日の出・日の入】 日出06:30 日没18:24

昨日のエクジット間際に定点観察中の赤ヘビがやや婚姻色となっていたので、今日はバリバリの婚姻色を撮るべく、珍しく9:00前にエントリー。
しかし、今日の赤ヘビはまったくと言っていいほど、婚姻色にはなっていなかった。
というか、まったくの通常色!!!何故だー!!(・・;)

昨日見つけたフリソデエビのペア
昨日見つけたフリソデエビのペア
仕方なくワレカラでも撮りに行こうかと泳ぎ始めると、何やら今日はクラゲなどのプランクトン類がかなり浮いている。。。
中層にプカプカ浮きながらプランクトンを見ていたら、いつの間にか沖へ。。。
しかも、内湾では気づかなかったのだが、鼻先よりも沖はかなり流れていて、浮きながらプランクトンを撮っていたらずいぶんと流されてしまった。。。(◎_◎;)
久々にかなりの激流だった。

浅いサンゴ礁地形を形成しておらず、どちらかというと島周りがストーンと落ち込む断崖絶壁になっている屋久島では潮汐と潮の流れは必ずしもリンクしておらず、大潮だから潮が速いとか小潮だから潮が緩いというわけでもなく、むしろ潮が速い時は黒潮が何らかの動きをみせている時である事が多い。
プランクトンが湾内に沢山入り込んでいる事からも、黒潮が寄ってきている予感が。。。(^^)

結局、プランクトンの中に特に面白いものは見つからず、結局、またイトヒキベラXを観察しに行った。
現在、一湊タンク下で見られているイトヒキベラX(よく分からないので仮称で呼んでいるイトヒキベラ)のうち、-16m付近で見られているオスと-23m付近で見られているオスとで通常時の体色や体型が妙に違うため、ずっと婚姻色同士で比較したかったのだが、今は繁殖期ではないためなかなかそのような体色にはならない。
-16mのオスはなぜかよく興奮して興奮色(=婚姻色)になるのだが、-23mのオスはなかなか興奮色にならない。

それが今日は同じ場所で群れるクロヘリイトヒキベラのオスと喧嘩を始め、バリバリの興奮色に!!
それがこの写真。(下左側)
比較のために-15mのオスを並べてみる。(下右側)

-23mのイトヒキベラXのオス(興奮色)
-23m地点のイトヒキベラX(興奮色)

-16m地点のイトヒキベラX(婚姻色)
-16m地点のイトヒキベラX(婚姻色)

そのまま下に同一個体の体色変化写真を並べてみる。。。(縦列同士が同じ個体)

-23m地点のイトヒキベラX(通常色)
-23m地点のイトヒキベラX(通常色)

-16m地点のイトヒキベラX(通常色)
-16m地点のイトヒキベラX(通常色)

-23m地点のイトヒキベラX(通常色)
-23m地点のイトヒキベラX(通常色)

婚姻色が褪めた状態(ほぼ通常時)
-16m地点のイトヒキベラX(通常色)

通常体色はなんか異なるけど、やっぱり興奮色になるとソックリなんですけど。。。(・。・;
ちなみに-23mのオスはこれまでゴシキイトヒキベラなのでは?とされていた種類で、-16mのオスはTheイトヒキベラの未記載種、もしくは地域変異などと言われている種類だ。

僕の目には同じ種類にしか見えないんだけど。。。(笑)


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