タグ: フクロズキンウミノミ

この時期の流れ藻。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 20.7℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:15-16:27
【潮まわり】 05:28 181cm 満潮 / 11:15 82cm 干潮 / 16:52 193cm 満潮 / 中潮(月齢:26.5)
【日の出・日の入】 日出06:57 日没18:06

昨日、今日と流れ藻がスゴイ。
例年、屋久島に大量の流れ藻が流れ着くのは例外なく3月の終わりから5月の初めにかけての約1ヶ月間なんだけど、その時期ほどの量ではないけど小さなアカモクの塊がポイント内の水面、そこら中に浮いてる。。。

流れ藻が多い。
流れ藻が多い。

今回の流れ藻にはあまり魚は着いていなかった。
今回の流れ藻にはあまり魚は着いていなかった。

ただ、これらの流れ藻にはほとんど何も着いていなくて、たまにブリやツムブリ、カンパチなどの幼魚がパラパラいるくらい。
一応、ハナオコゼも探してみたけど、皆無だった。(・・;

もちろん何も着いていないわけではなくて、ヨコエビの仲間やワタリガニの仲間、エボシガイ類などはしっかり着いてる。

これはカイアシ類?今回の潮はいつになくこいつらが多い
これはカイアシ類?今回の潮はいつになくこいつらが多い
流れ藻と同時に水中はそこそこ浮遊生物もいろいろと浮いていて、こうなると水底には一切着底しないダイビングに終始してしまう。。。(笑)
特に珍しい生物には出会わなかったけど、メチャクチャ面白いね~浮遊生物探し!(^^)
今日も2時間くらい中層に浮いてた。(笑)

卵持ちトガリズキンウミノミの仲間
卵持ちトガリズキンウミノミの仲間
クラゲ類には相変わらず、頭の先端が尖ったオオトガリズキンウミノミよりも頭が丸っこいトガリズキンウミノミの仲間(フクロズキンウミノミ?)がよく着いているんだけど、やっぱり卵持ちの子が多い。
交接カップルを探したりしたけど、なかなか見つからなかった。

やっぱり、今回の潮はこの頭が丸っこいタイプが多い
やっぱり、今回の潮はこの頭が丸っこいタイプが多い

オオトガリズキンウミノミ
オオトガリズキンウミノミ

小さな流れ藻の上で人知れずヨコエビの仲間がエッチしてた。(笑)
小さな流れ藻の上で人知れずヨコエビの仲間がエッチしてた。(笑)
代わりに千切れた流れ藻でヨコエビの仲間が人知れず(当たり前か!(笑))、エッチな事をしていた。。。(^^)

今回の流れ藻もアカモク
今回の流れ藻もアカモク
今回の流れ藻もアカモクなのだが、この海藻いったいどこから流れてくるのだろうか?
基本的には温帯域に分布する海藻で、屋久島あたりが南限になりそうなのだが、そうなると近海から??(・・;

いずれにしても黒潮に乗って南方から流れてくるのだとしたら、大陸(大陸棚は温帯)からかなぁ。。。
流れ藻はロマンを感じさせる。


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小さなクラゲの上に棲む家族。。。(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 19.3℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】14:40-16:36
【潮まわり】 04:49 68cm 干潮 / 11:04 180cm 満潮 / 17:48 53cm 干潮 / 小潮(月齢:21.5)
【日の出・日の入】 日出07:02 日没18:02

昨日は悪かった透明度もまずまず回復。
陸上も今日は風も弱く、空は晴れ、やや暖かかった事も関係しているのか、水温は通常の状態に戻った。

一応、「ワレカラの里」を定期見回りしたあと(笑)、他の場所にワレカラを探しに行った。
しかし、昨年はそこそこよく見られた場所も、あまりワレカラの姿が見当たらない。。。

フラフラしているうちに今日もいつの間にか2時間経過。。。^^;

今日はエントリー時はそれほどでもなかったのだが、エクジットする頃には浅場にクラゲがたくさん溜まり始めていた。
干潮に向かって、かなり潮が動いているようで、エクジット後に海を見てみるとかなり流れているのが確認できた。

頭部の先端が尖っていないからフクロズキンウミノミかな?
頭部の先端が尖っていないからフクロズキンウミノミかな?
このクラゲ類はカブトクラゲやツノクラゲなんかの仲間が中心なんだけど、これによく様々なウミノミの仲間が着いてる。
ウミノミにもいろいろな形があって、そんな中でも細長いトガリズキンウミノミの仲間は、前はオオトガリズキンウミノミが多かったんだけど、ここ数日見られるクラゲ類にはもっと頭部が尖らずに丸っこい連中がよく着いている。
調べてみるとフクロズキンウミノミなんかが近いと思うんだけど、定かではない。。。^^;

卵持ちのトガリズキンウミノミの仲間。
卵持ちのトガリズキンウミノミの仲間。
いろいろな場所でこいつらを撮ったんだけど、エクジット間際に見たツノクラゲには卵持ちのメス(?)が乗っかっていた!(^^)
よくよく見てみると、このクラゲには他にも卵を持たないオスらしき子や、体長が1/5くらいしかない幼体なんかも着いていて、ここでの撮影にかなりハマった!(笑)

オスらしき個体とメスらしき個体はしばしば絡んだりしていたので、何か面白い行動が見られるのでは!?とかなり長く注視していたんだけど、なにせエントリー口真下の浅い水域。。。しかも最干潮間近。。。浮きまくってそれどころではなかった。。。(・・;

小さなクラゲの上にもしっかりと生物の営みがある!(笑)
小さなクラゲの上にもしっかりと生物の営みがある!(笑)
う~ん。。。面白いなぁ。。。
小さな浮遊するクラゲの上にもしっかり社会が存在して、生活がある。
ここでそのまま孵化もするのか。。。とか考えていたら、冷たい海が楽しくなってきた!(^^)


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