【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.1℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 15:09-17:36
【潮まわり】 09:45 88cm 干潮 / 16:06 200cm 満潮 / 若潮(月齢:25.1)
【日の出・日の入】 日出06:30 日没17:32
昨日はチビブダイと混同している可能性があったタイワンブダイを一湊タンク下で再チェックしようと思ったのだが、肝心のタイワンブダイのハレムが無くなっていて消化不良のまま終わった。
帰ってからもしかしたらチビブダイはある特定の環境(例えば藻場など)でしか見られないのではないか?と考え、今日はお隣・吉田で潜ろうと考えていたのだが、家を出るのが遅くなってしまって、結局、一湊タンク下で潜った。。。(・・;)
昨日は行っていない方向に向い、今日もタイワンブダイ(のハレム)を探しまくったのだがまったく見当たらない。。。
若魚はボチボチ見かけるのだが、成魚らしい成魚がなかなか見つからない。
そうこうしているうちに、突然、真横を見慣れない興奮したブダイ2匹が通り過ぎていった。
全体的に地味なんだけど体側に黄色い縦帯がビシッと入った15cmくらいのブダイが、一回り小さな同じ種類だと思われる子を追いかけ、あれよあれよという間にペア産卵!!(・・;)
もうその瞬間、スグに「お~!!これがチビブダイかも!!!」と直感した。
産卵後のオスをずっと追いかけながらシャッターを切っているうちにチビブダイであることを確信。
その後、1時間に渡って、このオスをストーカーしてやった。(笑)
目的はまた別のメスと産卵するかも?と思い、この機会にメスや社会構成も把握してやろう!と考えたからだ。
しかし、オスはその後、各所でメスを囲っているようで、テリトリー内の各メスを挨拶してまわっていたのだが、結局産卵は見られなかった。
追いかけていて驚いたのは、その体色がコロコロ変わることだった。
ブダイはどの種類も幼魚~メスのステージは体色をコロコロ変える。
それがブダイの識別を難しくしているのだが、このチビブダイの体色の変幻自在っぷりはハンパなかった。
しかもオスなのに。。。
通常、どの種類のブダイもオスはそれほどコロコロ体色を変えないのだが、チビブダイだけは特別だ。
ブダイの仲間を識別するのにはその体色変化の幅を把握するのがコツなのだが、チビブダイはこの幅が広すぎて呆れてしまうほど。。。(・・;)
下の写真はすべて同じ個体の色彩変化だ。
他にも別の個体でこんな体色にもなる。。。
これではもうわけが分からない。。。(◎_◎;)
なぜにこれまでチビブダイの存在に気づかなかったのか考えてみたのだが、和名の通り小さくて地味であることが原因だ。
通常は成魚であっても15cmくらいなので、同サイズの他のブダイの仲間の若魚クラスの連中と混じっていることが多い。
つまり、近似のタイワンブダイ似ているからというよりは、他の沢山いるブダイの仲間の若魚たちと混じっているせいで気づかないかったのだ。
。。。と思ったけど、帰ってからPCで画像を見てみると、このチビブダイの産卵を見て、このブダイを認識する前に、タイワンブダイだと思って撮った写真の中にチビブダイも写っていた。。。(^^;)
やっぱタイワンブダイとも混同していたみたい。。。(笑)
こりゃもう一度、チェックが必要かも。。。
前半、タイワンブダイを探している時に、初めてサンゴアイゴを見かけた!!
屋久島初記録だ。(^^)
やっぱり色のついた魚はいいなぁ~(笑)
これって北限じゃね?(*´∇`*)
考えてみればチビブダイも初記録みたいなものなんだけど、これは単に気づかなかっただけ。。。(^^;)
どうも今日追った限りでは、かなり個体数は多いみたい。
繁殖もしているようだし、多分、普通種だな。。。こりゃ。(笑)