タグ: ホシゾラワラエビ

無事、今季初ハッチアウト!

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1
【水温】 24.2℃/23.2℃/23.9℃
【透明度】 20m/20m/20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 4:43-5:43/11:54-13:28/14:53-16:48
【潮まわり】 07:51 227cm 満潮 / 14:42 6cm 干潮 / 大潮(月齢:16.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:22

今日も早朝4時起きで海へ。。。
昨日は外してしまったジョーフィッシュのハッチアウトに再トライ。
昨日、卵を確認した感じではもういつ孵化してもおかしくないほど透明感がある状態だったので、もう絶対に今日だと確信。

4:51ハッチアウト!
思った通り、無事にハッチアウトしてくれた。
現場に到着したのが4:48でその2-3分後にはハッチアウトが始まってしまった。。。(・・;)
まったく準備もしていないうちに始まっちゃったもんだから、慌てた慌てた!!\(;゜∇゜)/

4:50過ぎには巣穴のフタが開き、ちょっとだけ口を大きく開けたりしながら予行演習したあと、思い切り体を出して4:51には10-15秒くらいで一気にほとんどの稚魚を孵化させ放出!!
いや、着いたばかりでまだカメラを構えていなかったので焦った、焦った!!
とっさの事だったので、スグにピントも合わせられず、落ち着いてシャッターを切れるようになる頃には、もうほとんどの稚魚が放出されたあとだった。。。(ーー;)

さらに。。。
実は今回、事前に考えていた正面から撮る構図があったのだが、巣穴から顔を出したところまでは良かったのだが(正面を向いていたのだが)、孵化が始まったとたんに反対側にクルリとまわってしまった!!
マジかよ~!!!!
急いで反対側に回ったのだが、もっとも良いシーン(一番、稚魚が出ているシーン)は落ち着いて撮る事ができなかった。

ハッチ開始後20秒でもうこんな感じ。。。
ハッチ開始後20秒でもうこんな感じ。。。
ハッチ開始後1分20秒
ハッチ開始後1分20秒
ハッチ開始後3分10秒くらい
ハッチ開始後3分10秒くらい

その後は孵化してしまった子供たちが入っていた卵の屑に絡まって上手く旅立てない稚魚たち数匹の孵化をずっとアシストして何回も吸ったり、吐き出したりを繰り返していた。
もうこうなると絵にはならないのだが、結局、今日はこればかりにシャッターを切っていたようなものだった。(涙)
4:57にはすべての稚魚を孵化させ、仕事終了。。。

だいたい7-8分の出来事なのだが、そのうち圧倒的にスゴイのが最初の10-15秒。
ここですべてが決まってしまう。。。

今日の市民薄明時間は4:48なので、やはりだいたいその頃がハッチアウトの時間だと言えそうだ。
もう少し早くエントリーするべきだった。。。(ーー;)

今日は超常連お二人がお客様。
昼ちょっと前から海へ。。。

抱卵中のホシゾラワラエビ
抱卵中のホシゾラワラエビ
卵を守るセボシウミタケハゼ
卵を守るセボシウミタケハゼ

今日は「卵シリーズ」で行こう!
と事前に打ち合わせして、様々な魚の卵を探す。。。
スズメダイなどは小さな卵が多いので、少しでも大きく卵だと分かるようなものを探すのだが、なかなか見つからない。。。

ナガサキスズメダイの産卵
ナガサキスズメダイの産卵
アオリイカの若い個体たち
アオリイカの若い個体たち

スズメダイの仲間はかなりの種類が繁殖期に入っていて、そこらじゅうで産卵や関連する行動が見られた。
写真はナガサキスズメダイの産卵。
岩の天井などに卵を産みつけるので、卵はなかなか撮りにくい。。。(^^;)

エントリー口にはアオリイカの若い個体が沢山たまっていた。

追記:
3本目で今朝、ハッチアウトしたジョーが棲んでいる巣穴を覗いてみると、なんと隣の巣穴に住むメスが入っていた!(当然、そのメスが入っていた巣穴はもぬけの殻)
最初は今朝ハッチアウトしたオスはどこかに引っ越してしまって、そこにそのメスが移り住んだのかと思ったのだが、ちょっと目を離し再び覗いてみると何とメスが元の巣穴に戻っていた!!
オスのいた巣穴を上からのぞいてみると、何と今朝ハッチアウトしたオスはしっかり奥の方にいた!!!
しかも、黄色い産みたての卵を咥えているではないか!!!
そう。。。こいつらは産卵してたのだ。(ーー;)
時間は16時過ぎくらい。
てっきり夕方の日没前に産卵するのかと思っていたので、意外にもまだ明るい日中に産卵したことにビックリ!
そしてハッチアウトから産卵までのサイクルが短いことにも驚いた。
今朝の4:50にハッチアウトさせて、その約12時間後には次の新しい卵を咥えたことになる。
これまで観察したジョーの中で最も短いサイクルだった。


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今日は完全にワイドだったな。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1/元浦
【水温】 21.2℃/20.0℃
【透明度】 20m/15m
【海況】 時化気味
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:42-11:20/15:30-16:00
【潮まわり】 04:16 100cm 干潮 / 09:42 190cm 満潮 / 16:46 24cm 干潮 / 中潮(月齢:19.5)
【日の出・日の入】 日出05:42 日没18:50

今日は急に午後から体験ダイビングの予約が入ったため、急きょ、朝から1本カメラを持って海へ。。。
いや~何か水温が上がったぞ。。。(^^)
鼻先に出ると潮も速く、何か黒潮の接岸を思わせる感じ。。。
今日は最初、漁礁に行こうかと思っていたのだけど、あまりにも潮が速いので断念したくらい。

結局水底に降りて、小物を探していたのだが、途中から何度かヒレナガカンパチやブリの大群にまかた。
特にブリの群れはその数が凄く、今年一番最初に出会ったブリの大群と同規模の大きなものだった。
レンズ選択を完全に間違えた。。。(^^;)

ホシゾラワラエビの極小チビが目立つ
ホシゾラワラエビの極小チビが目立つ
アマミスズメダイのチビは爆発状態!
アマミスズメダイのチビは爆発状態!
シロタエイロウミウシ
シロタエイロウミウシ

午後からは元浦で体験ダイビング。
今回のゲストは凄い!
体験ダイビングだけをするために屋久島に渡ってきた!(^^;)
12:30フェリー到着で、午後から体験ダイビング。
明日は午前中ブラブラして、13:30のフェリーで帰るのだそうな。。。

「それじゃ~まるで体験ダイビングだけをするために屋久島に来たみたいじゃないですかぁ~!」と言ったら、「そうですよ」と一言。
マジっすか!!(笑)

う~ん。。。だったら、ぜひライセンスを取って、他のファンダイビングのエリアもご案内したいなぁ。。。


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入らなければ良かった。。。(ーー;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.7℃
【透明度】 5m
【海況】 大時化
【天候】 晴れ
【潮まわり】 08:16 215cm 満潮 / 13:58 98cm 干潮 / 中潮(月齢:1.4)
【日の出・日の入】 日出07:01 日没17:17

サビウツボ
目玉に特徴があるサビウツボ
風は強い北西の強風。。。
一湊湾内は大荒れに逆戻り。
エントリー口には大きなウネリが入り込み、手前は陸上からでもその濁りがよく分かるくらいのニゴニゴ状態。(・_・;
それでも沖に出れば何とかなるかな。。。?とエントリーしたのだが、いやいや。。。甘かった。。。

-25mくらい降りてもウネリは変わらず、透明度もあまり大きく変わらない。
カメラを構えていても、吹き飛ばされそうだし、移動中も揺られる!揺られる!
正直言って、今日はさすがに入らなければ良かった。。。と後悔。。。

ホシゾラワラエビ
ホシゾラワラエビ
屋久島は昔からよく「温帯種と亜熱帯種が同居するエキゾチックな海」という感じで紹介される事が多いけど、実は生物層的には圧倒的に亜熱帯の要素が強いと感じている。
それは温帯域と亜熱帯域それぞれに分布する近似の種類同士の分布状況を比べれば明らかで、例えばムギワラエビ属の例なんかそれを良くあらわしている。

屋久島には写真のように亜熱帯域を中心に分布するホシゾラワラエビが圧倒的に優占していて、近似の温帯域を中心に分布するオルトマンワラエビなどは未だに見た事がない。
ただ、屋久島は深場に温帯種が棲んでいる事が多く、-40m以深のヤギ類を見れば案外、オルトマンワラエビやムギワラエビが着いている可能性は高い。
というのも、ここよりもやや北側にある薩摩硫黄島(屋久島からも見える!)ではこの両方の種類が生息しているらしいのだ。(⇒引用元: 鹿児島の海と共に 境界線探しの答え.)

薩摩硫黄島ではどんな風に生息しているのか(同じ水深で混在?水深で棲み分け?)がよく分からないのだが、水深で棲み分けているのだったら屋久島にもオルトマンワラエビが生息している可能性はかなり高い。
なぜなら僕は普段あまり深場に降りる事がなく、-40m以深のヤギ類の状況は未調査だからだ。。。(笑)

いずれにしても、ここ薩南諸島(屋久島、薩摩硫黄島を含む)海域の面白さは、黒潮の影響を強く受けるという事と温帯と亜熱帯の生き物の分布の境界線がある事だ。
そういうわけで、普段、温帯域で潜る多くのダイバーにはまったくウケないかもしれないけど(笑)、オルトマンワラエビを探す事は屋久島の海を良く知るための重要課題のひとつなのだ。


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どこまで行っても透明度5m

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 25.3℃
【透明度】 5m
昨日の豪雨は一湊湾内を泥の海にしたのだが、その泥も早くも水底に沈殿して外からの見た目の海は割と綺麗。
しかし、水中はやっぱり透明度が悪く、これは沖に出ても同じ。
水底には沈殿した泥が溜まり、白い砂地もまっ茶色!!
手を着くだけで巻き上がる泥が凄かった。。。(・・;)

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他のガラスハゼの状況

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 22.1℃
【透明度】 25m~
今日も暖かい海なのだが、また潮が速くなってきた。。。
ま、まさか。。。また黒潮が動いている???
って事は、もう黒潮さん、さようなら~っすか???(-_-;)

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