カテゴリー: 一湊クレーン下

雨だけど最高の透明度!

【ポイント】 クレーン下/一湊タンク下No.1
【水温】 27.0℃/26.9℃
【透明度】 30m/30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 10:00-11:00/14:18-15:58
【潮まわり】 05:46 59cm 干潮 / 12:53 187cm 満潮 / 18:21 142cm 干潮 / 小潮(月齢:6.7)
【日の出・日の入】 日出06:12 日没18:00

今日は午前中はクレーン下で体験ダイビング。
朝から雨続きでゲストのテンションもちょっと下がり気味。。。だったと思うのだけど(笑)、潜ってみると水中は最高の透明度!!
青々した海で素晴らしく抜けていた。。。
黒い雲のかかった陸上よりもむしろ水中のほうが明るく感じるくらい。
昨日まで時化ていたので、砂地には波の方向に合わせて綺麗な砂紋ができていて、日本庭園のようだった。(^^;)

午後からはカメラを持って海へ。
残タンクだったこともあり思い切り潜れず、何か消化不良気味。。。

ニザダイ科の魚の幼魚は夏になるとよく見かけるのだが、もうこの時期はかなり大きく成長して幼魚というよりは若魚と言っても良いくらいのステージの子をよく見かける。
これらの多くの幼魚は普通に水底をブダイ類などの幼魚と混泳しているのだが、ゴマハギやヒレナガハギの幼魚はいつもウスサザナミサンゴ群落の中でチョウチョウウオ類の幼魚たちと一緒に見られる。

ゴマハギの子
ゴマハギの子
ヒレナガハギの子
ヒレナガハギの子

オレンジスポッティド・ピグミーゴビー??
オレンジスポッティド・ピグミーゴビー??
残タンクにも関わらず漁礁に飛んだ。
漁礁にあるテーブルサンゴの真下には黄色い斑点が散在するベニハゼの仲間がウジャウジャいるのだが、こいつが未だに種類が分からない。
胸ビレ基底部にある斑点からオオメハゼだと言っちゃそうになるけど、体の斑点はキレイな黄色で屋久島ではよく見かけるベニハゼなのだが、ここ漁礁にはまとまっていて、肉眼では黄色い斑点も目立たない個体が多く、最初は「黄色いベニハゼがいた!!!」と騒いでいた事もあった。
しかし、写真を撮ってみると体には黄色い斑点が散在しており、研究者のSさんから、これはTrimma flammeum(英名:オレンジスポッティド・ピグミーゴビー)ではないだろうか? と言われたベニハゼと同じものだった。


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寝ちまった!

【ポイント】 クレーン下/元浦
【水温】 25.8℃/26.0℃
【透明度】 20m/10m
【海況】 クレーン下は小波、元浦はべた凪ぎ
【天候】 晴れ時々雨
【潜水時間帯】 10:00-11:00/12:00-13:00/14:19-15:06
【潮まわり】08:43 253cm 満潮 /14:45 75cm 干潮 /中潮(月齢:2.7)
【日の出・日の入】日出06:10 日没18:05

今日も午前中は晴れたり、曇ったりの1日。。。
体験ダイビングで2本、クレーン下と元浦で潜った。
最近は体験ダイビングをスタッフにやらせるようにして、僕は監視役。(笑)
褒めることができない僕は、ひたすら粗探し。。。(嫌なヤツでしょ?)

今日は久しぶりにクレーン下側と元浦側、両方が潜水可能だったので、両方で1本づつ。
見た目は元浦の方が静かだったが、水中はクレーン下の方が抜けていて圧倒的に綺麗だった。

午後からは1人でカメラを持ってタンク下へ。。。と考えていたのだが、昼飯を食ったら眠くなって横になったら寝ちまった!!
スタッフに起こされたら時間はもう15時を過ぎていた。。。(・_・;
いきなり潜る気が失せた。。。

下は「体験ダイビングはこんな場所でこんな風にやってま~す!」みたいな写真。(笑)

【クレーン下】

白い砂地が綺麗です(*^^) / クレーン下
白い砂地が綺麗です(*^^) / クレーン下
自力で水底を這ってもらうスタイル / クレーン下
自力で水底を這ってもらうスタイル / クレーン下

【元浦】

浅場から無理なく沖へ / 元浦
浅場から無理なく沖へ / 元浦
浅場にはツバメウオの子 / 元浦
浅場にはツバメウオの子 / 元浦


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トモシビイトヒキベラに久々にカメラを向けちまった。(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.1/クレーン下
【水温】 26.6℃/27.0℃
【透明度】 25m/25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 9:03-11:00/14:00-15:00
【潮まわり】 05:47 241cm 満潮 / 12:11 44cm 干潮 / 18:15 240cm 満潮 / 大潮(月齢:28.0)
【日の出・日の入】 日出06:08 日没18:10

今日は朝から雨。。。
午後からの体験ダイビングの前にカメラを持って海へ。

トモシビイトヒキベラの求愛
トモシビイトヒキベラの求愛
八丈島の僕の師匠がニシキイトヒキベラとトモシビイトヒキベラのハイブリッドを見つけたというので興奮したオスの写真を見せてもらったところ、これが屋久島の潮通しの良いポイントの-30m前後の水深でよく見られるニシキイトヒキベラにクリソツだった。

屋久島では通常、ニシキイトヒキベラは-15m以浅で見られ、他のイトヒキベラの仲間に比べて割と浅い水深で見られる傾向がある。
これに対して、潮通しの良いポイントで深場に降りると、何やらドギツイ体色の浅場のニシキに比べてちょっと肉厚な感じの(この辺は主観。。。(^^;;)ニシキが見られる。
あるゲストとは「何かニシキイトヒキベラとはまったく違うイトヒキベラに見えるよね。。。」などと話していたのだが、今回の八丈島で撮られたニシキがこれに似ている気がするのだ。

ハナゴンベ
ハナゴンベ
もう一度、よくこのニシキの深場バージョンを観察&撮影したいのだが、こいつらがいるようなポイントはボートじゃないと行けない。。。(*_*;
つまり、1人でカメラを持って潜るときには調べることがなかなか難しいテーマなのだった。

仕方がないので、ホームグラウンドの一湊タンク下で典型的なニシキイトヒキベラとトモシビイトヒキベラを久しぶりに真面目に観察してみた。(笑)
両種共にバリバリに興奮した子はまったく見られなかったが、トモシビの若いオスが1匹、たまにメスに求愛していた。。。

水中から眺める雨
水中から眺める雨
午後からは体験ダイビングでクレーン下へ。。。
雨は降ったり、止んだりを繰り返す。
常に厚く黒い雲が全天を覆い尽くし、水中はかなり暗いのだけど、透明度はまずまずで悪くはなかった。


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アシビロサンゴヤドリガニ

【ポイント】 一湊タンク下No.1/クレーン下
【水温】 28.3℃/28.0℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 9:10-11:11/14:00-15:00
【潮まわり】 04:25 64cm 干潮 / 10:54 189cm 満潮 / 16:16 129cm 干潮 / 小潮(月齢:21.0)
【日の出・日の入】 日出06:04 日没18:19

今日は午後から体験ダイビングだったので、午前中にスタッフと潜りに行った。
シーズン中はずっと105mmポートが故障していて使えず、たまにカメラを持って入る時間があってもワイドばかりだったのだが、今日は久しぶりに落ち着いてマクロに対峙。

7月にこんなカニの仲間を紹介した事があったが、

⇒ ゴイシギンポの婚姻色&卵守り | Field Note  - 屋久島の海と川の記録 –
⇒ スリバチサンゴの仲間に着く謎のコシオリエビの仲間? | Field Note  - 屋久島の海と川の記録 –

このカニはその後、Facebookなどを通してよく知られるところとなり、各地で見つかるようになった。
しかも1回気づけば、そこら中にいるという事が分かり、「超普通種なのにナゼに気づかなかったんだぁ~!」という驚きの中、今月に入ってからこれが既知種のアシビロサンゴヤドリガニという種類であることが分かった。

アシビロサンゴヤドリガニ
アシビロサンゴヤドリガニ
このカニはとても小さいので105mmマクロがベストなのだが、夏の間ずっと105mmが使えなかった事もあり、前回は60mmマクロでの撮影になってしまった。
早く105mmで撮りたいなぁ~と思っていたのだが、9月に入ってようやくその機会が訪れたというワケだ。
最初はずっと105mmやテレコンでこのカニの美しい体の模様をソフトフォーカスで切り取りたいと考えていたのだが、最近ちょっと考えが変わった。

このカニはサンゴに穴を掘ってそこに棲んでいるのだが、この巣穴が浅ければ、深い細い棒のようなものでお尻の辺りを軽く触るだけで嫌がって外に出てくる。
最初はそれを知らなくて、深い巣穴に棲む個体をわざわざ選択し、ほじくり出すような事を正直やっていたのだが(ーー;)、いずれにしても外に出して撮ったアシビロサンゴヤドリガニは何か生息環境に合っていない場所に移動して撮った生き物のような感じになってしまい、ネイチャーフォトとしてはイマイチの出来のような気がしてきた。。。(-o-;
もっとカッコ良く撮りたいのだけど。。。(・・;)
かといって、巣穴に深く埋まったままの状態だと何がなんだかよく分からない。。。

考えた末の結論が、できる限り綺麗な色のサンゴを選択し、浅い巣穴に棲む割と大きめの個体、もしくは模様が肉眼でもハッキリ分かるような個体を選ぶこと。
そして生息環境のまま撮ること。

何とかカッコ良く撮りたいな。。。と水中でいろいろ試行錯誤してみたけど、どうだろう?これ。(^^;)
単にサンゴの美しさに頼っただけの写真になってしまった気も。。。(笑)
(ーΩー )ウゥーン

先日、見つけたヒオドシベラのチビはちょっと大きくなっていたけど、まだ定位置にいてウロウロしていた。
シーズン中はなかなか-30m前後の水深に降りる機会がないので、ちょっと覗いてみた。。。
クジャクベラが婚姻色にはなっていなかったけど、ヒレを全快にして滑空していた。
求愛しているという感じではなかったのだが、ヒレを畳むことはまったくなく、ずっと開きっ放し。
なにしてるんだろ?(ーー;)

ヒオドシベラ(yg)
ヒオドシベラ(yg)
クジャクベラ
クジャクベラ

9月に入ってからニシキカワハギの求愛やディスプレイをよく見かけるようになってきた。
夏場でもたまに見かけるのだが、この時期になる1ヶ所に複数匹が集まる事が多くなり、尾ビレの色や体色も派手になる。
毎年、産卵を追うのだけど、未だにその繁殖行動を掴めずにいる。。。
ディスプレイは頻繁に見るのに。。。

ニシキカワハギのディスプレイ
ニシキカワハギのディスプレイ
ニシキカワハギのディスプレイ
ニシキカワハギのディスプレイ


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まだまだベタ凪ぎです。。。

【ポイント】 クレーン下
【水温】 28.0℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:00-15:00
【潮まわり】10:05 202cm 満潮 /15:41 114cm 干潮/中潮(月齢:20.0)
【日の出・日の入】 日出06:03 日没18:20

今日は午後から体験ダイビング。
1人は一応ライセンスを持っているとの事で、実質マンツーマンでの体験ダイビングだ。
前回の時化以来、浅場に大きな転石がゴロゴロしていて足場が悪く、のんびり呼吸の練習をする事だできない。。。
しかし、今日のゲストはかなり早い段階で慣れてしまったようなので、一気に静かで広い砂地まで出てしまった。(^^)
毎回、こうだと楽なんだけど。。。(^^;)

かなり余裕があったので、かなりの大回りでコース取り。
やや白く濁っていて、いつもの綺麗さがないけど、それなりに気持ちよく潜れたようだ。
でも、クレーン下は魚少ない。。。(ーー;)


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久しぶりに105mmをつけて。。。

【ポイント】 クレーン下/一湊タンク下No.1
【水温】 28.0℃/27.9℃
【透明度】 20m/20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れのち雨
【潜水時間帯】 10:00-11:00/15:29-17:47
【潮まわり】 08:52 223cm 満潮 / 14:48 89cm 干潮 / 中潮(月齢:18.0)
【日の出・日の入】 日出06:02 日没18:23

昨日よりも風は弱くなってはいたが、未だに矢筈岬の東面は大荒れ。。。
昨日は強過ぎる東の風でやや時化気味だった一湊湾内は、今日はベタベタに凪ぎた。
天気だけがちょっと悪い。。。(ーー;)

今日の水中はちょっと暗め。。。
今日の水中はちょっと暗め。。。
午前中は体験ダイビングでクレーン下へ。
最近、できる限りスタッフにやらせるようにし、僕は後ろにつくようにし始めた。
これまであまり撮れなかった体験ダイビングのイメージ写真を撮れるのは良いのだが、まだまだ目が離せない。。。(ーー;)

宿主に合わせて体色を変えるイソバナカクレエビ
宿主に合わせて体色を変えるイソバナカクレエビ
午後からは1人でカメラを持って一湊タンク下へ。
久しぶりのマクロ。
修理に出していた105mmポートが返ってきて、1ヶ月半ぶりくらいのマクロだ。

最近はAFでワイドばかり撮っていたので、何か違和感。。。(笑)
ピントが合わねぇー

ハナヒゲウツボ(yg)
ハナヒゲウツボ(yg)
一時、見られなくなり心配していたハナヒゲウツボの極小チビは10cmくらい離れた穴から元気よく出ていた。
しかし、黒いハナヒゲウツボはほんと絵にならない。
目玉も潰れがちだし、そもそも黒いだけで華がない。。。(笑)


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ゼロ戦を時計回りに周る捕食魚たち

【ポイント】 クレーン下/一湊タンク下No.1
【水温】 28.5℃/28.5℃
【透明度】 30m/30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもりのち晴れ
【潜水時間帯】 10:11-11:17/14:09-15:54
【潮まわり】 07:50 234cm 満潮 / 14:01 68cm 干潮 / 大潮(月齢:16.0)
【日の出・日の入】 日出06:01 日没18:26

今日も午前中に体験ダイビング、午後はプライベート・ダイブ。

午前中のクレーン下が昨日よりもかなり白濁っていたので、もしやタンク下も。。。(ーー;)と覚悟していたのだが、こちらは意外にクリアーで気持ちのいい海だった。
今日もゼロ戦での捕食狙い。

今日はマルヒラアジ(?)が3匹、ゼロ戦の周りを回っていて、これに恐れを成すテンジクダイ類がギッシリ、ゼロ戦に身を寄せ、団子状態になっていた。
たまにもの凄い勢いで捕食が始まるのだが、いつもはまったく抵抗を示さないここの主・アザハタが今日はメチャクチャ怒ってマルヒラアジ(?)を追い立てていた。
やれば出来るじゃん!(笑)

ゼロ戦を襲撃!
ゼロ戦を襲撃!
何かどう撮っても、イマイチ迫力が出ない。
捕食の最中は、すべてのテンジクダイやハナダイの仲間が、さらにゼロ戦のフレーム内に入り込んでしまって、魚影が一気に薄くなるため、写真としてはイマイチなのだ。(-o-;

彼らは必ずゼロ戦を時計回りに周り、何かの拍子に急に激しい捕食が始まる。
ものの数秒で終わってしまうのだが、そのあとはまた時計回りに回り始める。
絶対に反時計回りには回らないのが面白い。。。(笑)

ようやくノコギリハギが。。。(^^;)
ようやくノコギリハギが。。。(^^;)
ノコギリハギと言えば、屋久島では超普通種だったはずなのだが、4月以降はなぜかまったく見られなくなってしまっていたのだが、ここ最近ようやく復活しつつある。
カワハギ類の行動を研究している千葉県博の川瀬さんが2月に来島された折に、あまりのノコギリハギの多さに「今年はここでノコギリハギの行動を研究しよう!」と決めたようなのだが、4ヶ月後(6月)に来たときにはまったく(1匹も!)見られなくなってしまっていた。。。(ーー;)
理由は分からないのだが、僕もかなり驚いた。。。
そりゃそうだ。。。ノコギリハギなんて普通種過ぎて、いなくなるなんて想像もしなかったからだ。

その後は注意してノコギリハギのチェックを夏の間ずっとしていたのだが、ここ最近になって、ようやく成魚の雌雄がボチボチ見られ始めた。
見ると求愛もしている。。。
彼らの繁殖期は秋がピークだ。

次の川瀬さんの来島は来月末。。。
何とかこのまま増えてくれれば、研究は問題なくできそうだ。
良かった。。。ε-(´∀`*)ホッ


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ヤクシマイワシ

【ポイント】 クレーン下/一湊タンク下No.1
【水温】 28.0℃/28.2℃
【透明度】 30m/30m
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:44-11:44/14:50-16:38
【潮まわり】 07:19 235cm 満潮 / 13:36 60cm 干潮 / 19:33 236cm 満潮 / 大潮(月齢:15.0)
【日の出・日の入】 日出06:00 日没18:27

今日は午前中に2本、体験ダイビングを行ったあと、午後からカメラを持ってタンク下へ。。。
ようやく、久しぶりにカメラを持って海に行けた!(^^)

体験ダイビングの合間にワイドレンズを付けて1人でクレーン下を散策。。。
先日、2日間連続で大きな老成ハナミノカサゴがツマジロオコゼを捕食するところを体験ダイビング中に見かけたので、これ狙いだったのだが、ハナミノカサゴ自体がいなかった。(^_^;)

仕方なくクレーン下の白い砂と差し込む太陽光が織りなす美しい景観を撮っていると、何やら15-20cmくらいの魚の群れが200匹くらい浅場にたまっていた。
ヤクシマイワシだった!
普段、ヤクシマイワシは見かけてもまったく寄れないのだが、浅場の袋小路のような場所に溜まっていたので、撮影しやすかった。
バックの景観も美しいし、ナイス・シチュエーションだ。(^^)
ラッキー♪

浅場にたまるヤクシマイワシ
浅場にたまるヤクシマイワシ
空飛ぶヤクシマイワシ!
空飛ぶヤクシマイワシ!

クリーニングを受けるアザハタ
クリーニングを受けるアザハタ
午後からはマルヒラアジ(?)の捕食狙いでゼロ戦に行ったのだが、こちらは完全に外した!(-o-;
捕食者のいないゼロ戦は中層いっぱいにテンジクダイやハナダイの仲間が広がり、ゼロ戦はスカスカ状態。。。


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キビナゴが凄いことになってます。。。(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.2/お宮前/クレーン下
【水温】 28.7℃/28.8℃/28.5℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 8:47-9:52/11:03-12:09/15:00-16:00
【潮まわり】 06:11 227cm 満潮 / 12:39 51cm 干潮 / 18:49 229cm 満潮 / 大潮(月齢:13.0)
【日の出・日の入】 日出05:59 日没18:29

やっぱり、昨日の予感はちょっと当たってしまった感じ。。。
昨日よりもクリアーな状態はやや落ち、ちょっとだけ白く濁ってしまった。
と言っても、相変わらず気持ちのいい海で、透明度が悪いというほどではない。。。(笑)
「濁った」というのは言い過ぎかも。(^_^;)
昨日までの海が出来過ぎだったのだ。

今日は午前中にマンツーマンガイドで2本潜ったあと、午後からはクレーン下で体験ダイビングだ。
一湊タンク下は現在、キビナゴの数がすごい事になってる。(ーー;)
鼻先付近で大きな黒い塊となっていて、辺り一面がキビナゴだらけだ。

ゲストのリクエストでヤクシマカクレエビを探した。
現在、タンク下では数匹立派な成体を飼っているのだが、この夏お宮前ではなかなか見つからなかった。
今日は片っ端から例のアワサンゴの仲間を見ていったら、2匹ほど大きな成体を見つけた。
しばらく、ここでも飼うか!(笑)


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セナスジベラの産卵

【ポイント】 クレーン下/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.3
【水温】 28.8℃/28.9℃/28.7℃
【透明度】 30m/30m/30m
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:00-9:40/11:24-12:32/14:08-15:00
【潮まわり】 05:30 217cm 満潮 / 12:04 51cm 干潮 / 18:24 224cm 満潮 / 中潮(月齢:12.0)
【日の出・日の入】 日出05:59 日没18:31

昨日よりもやや透明度が落ちた感じもするけど、依然として気持ちのいい海だ。
3本目のゼロ戦での安全停止中、ちょっと小さな浮遊物が散在していたのは気になるけど。。。(ーー;)
このまま、もうしばらくこの位置で黒潮が居座ってくれるといいけど。。。

正午過ぎ、いつもの-6mの安全停止の根に帰ってくると、セナスジベラのオスがバリバリの婚姻色となって興奮気味にメスに求愛しまくっていた。
このセナスジベラはかなりテリトリーが広いようで、3ヶ所メスが集う産卵場を持っていて、そこを交互に巡りつつ(高速で興奮しながら!)メスに求愛して回っていた。
面白いのが、最も潮通しの良さそうな場所に集まるメスはどいつも大きく成熟したメスばかりが集い、あとの2ヶ所はやや小さめの若いメスが集まっていた。

実際の放卵放精はその潮通しのよい場所で成熟したメスと行った2回の産卵を12:30前後に観察。
あとはこれから。。。といった感じだった。
エアーもなかったのでそのままエクジットしたのだが、多分13:00くらいがピークだったのかもしれない。

飛び立つ!
飛び立つ!
ネッタイミノカサゴ
ネッタイミノカサゴ


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一湊湾内はベタ凪ぎです!(^^)

【ポイント】 クレーン下
【水温】 28.5℃
【透明度】 30m
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 9:30-10:00
【潮まわり】 04:39 204cm 満潮 / 11:23 56cm 干潮 / 17:57 217cm 満潮 / 中潮(月齢:11.0)
【日の出・日の入】 日出05:58 日没18:32

台風14号に吹き込む風は東から南へと回りつつあって、今日の一湊湾内はより一層ベタ凪ぎに!(^^)
台風が現在横を通過中にも関わらず、僕のホームグラウンド・一湊湾内はベタベタに凪ぎている。

今日は午前中に体験ダイビングのガイド。
海の中は相変わらずの美しい海で、クリアー&ブルーな海は継続中だ。
ちょっと厚い雲に覆われている陸上よりも水中のほうが明るく感じるくらい!(*^^)

午後から用事があって島の東面にある安房に行ったのだが、こちらの海は大時化!!!
ここまで違うとちょっと驚く。。。それほど大きく時化ていた。

しかし、黒潮ドップリのクレーン下はほんと美しい。。。
魚はほとんどいないけど、優雅に群れるボラたちをバックに、ここの美しい景観をワイドで押さえておきたいなぁ。。。


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満潮&ウネリありのクレーン下はキツイ

【ポイント】 クレーン下/クレーン下
【水温】 28.0℃
【透明度】 20m
【海況】 ウネリあり
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:00-11:00/14:00-15:00
【潮まわり】 08:09 263cm 満潮 / 14:29 41cm 干潮 / 中潮(月齢:2.0)
【日の出・日の入】 日出05:53 日没18:43

今日も午前、午後と体験ダイビング。
相変わらず東の風が吹き続いていて、元浦はクローズ。
かれこれ1週間以上、風裏のクレーン下での体験ダイビングを余儀なくされている。。。

このポイントは白い砂地が綺麗で、海の青さも美しいのだけど、なにせ魚が少ないっ!(^^;)
それでも初めての体験ダイビングなら、かなり感動する美しさなのだけど、体験ダイビングを何本もやっているような方にはちょっと物足りないかもしれない。。。

水中の様子はともかく、このポイントのキツイ点は波打ち際がかなり揺れる事だ。
今日の一湊湾内はまずまずの凪ぎなのだが、台風のウネリが多少なりとも北側にも回り込んでいるのか、今日のクレーン下の波打ち際はけっこう揺れていた。
ここでノンダイバーの方の呼吸を整わせるのは至難のワザだ。(・・;)

早く台風が過ぎ去って、元浦に入れねーかな。。。


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屋久島初記録のオキエソ!!

【ポイント】 クレーン下/クレーン下
【水温】 28.0℃/28.0℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ時々くもり
【潜水時間帯】 10:00-11:30/14:00-16:00
【潮まわり】 07:27 262cm 満潮 / 13:52 28cm 干潮 / 19:56 253cm 満潮 / 大潮(月齢:1.0)
【日の出・日の入】 日出05:53 日没18:44

今日はまたまた体験ダイビングデー!
午前、午後とまたクレーン下通い。。。

体験ダイビングではガイド中、ゲストの安全管理で手いっぱいなので、なかなか魚をじっくり観察する余裕はないのだが(^^;)、思わぬ場所で屋久島初記録の稀種を発見!
ゲストの呼吸を整えさせていた砂地に見慣れない綺麗なエソが!!!
オキエソだった。
しかも、立派な成魚!!(多分)

そのまましばらく追い続けたかったが、それはさすがに体験ダイビング中だったのでできず。。。(残念!)
う~!!!!
しばらく、あの辺にいてくれるかな。。。(・・;)

今年は温帯種の初記録が続く。


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再び、体験ダイビング・デー。。。

【ポイント】 クレーン下/クレーン下
【水温】 29.0℃
【透明度】 30m
【海況】 一湊湾内は凪ぎ、矢筈岬東面は時化気味
【天候】 晴れ時々雨
【潜水時間帯】 10:00-12:00/14:00-16:00
【潮まわり】 05:09 224cm 満潮 / 11:54 37cm 干潮 / 18:20 231cm 満潮 / 中潮(月齢:27.4)
【日の出・日の入】 日出05:51 日没18:47

相変わらず、東の強風が吹いていて、矢筈岬の東面はかなり時化気味だ。
晴れていたかと思うと、急に雨が降り出したりするコロコロ変わる天気も変わらない。
ここ数日、ずっと同じような状況。

今日はまた体験ダイビング・デーだった。
ポイントは元浦が時化気味のため、クレーン下オンリーだ。
クレーン下は同業者がいっぱい集まっていて、賑わっていた。

昨日に比べるとやや透明度は落ちているが、依然としてなかなか綺麗な海だった。
クレーン下の砂地は昨年の今ごとは通称「人面テンス(テンス属の一種)」が沢山いたような気がするのだが、今年はほとんど見られない。
これが不思議。。。


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いったい、こいつら誰だろ?(・・;)

【ポイント】 クレーン下/クレーン下/クレーン下
【水温】 29.0℃
【透明度】 30m
【海況】 一湊湾内は凪ぎ、矢筈岬東面は時化気味
【天候】 晴れ時々雨(繰り返し)
【潜水時間帯】 10:00-12:00/13:30-14:00/15:00-17:00
【潮まわり】 10:13 67cm 干潮 / 17:11 200cm 満潮 / 若潮(月齢:25.4)
【日の出・日の入】 日出05:50 日没18:50

3日連続の体験ダイビングデーだ。
昨日から東寄りの風が強く、今日もそれが続いていて、元浦はかなり時化気味。。。
島内の同業者がみんな風裏のクレーン下に集結して、いつもは空いているポイントが今日は大混み!

また、夏の間、ずっと快晴だった屋久島なのだが、今日は雨が降ったり、止んだりを繰り返していて、いつもは露天で行う体験ダイビング前のレクチャーがドキドキ。。。

今日のクレーン下も素晴らしい透明度と青さ!!
魚がほとんどいない白い砂地が逆に幻想的でもある。。。(笑)

この砂地で体験ダイビングのワイド写真を撮ったら、さぞ素敵な写真になるなぁ。。。などと思うのだけど、そのためには少しでも早くスタッフが体験ダイビングをできるように育てねば。。。(^^;)

砂地にはあるテンスの仲間(種不明)の幼魚があちらこちらに。。。
メチャ沢山いるのだけど、何者なのかまったく分からないのが不思議。
この砂地にはテンス系の成魚はホシテンスと通称・顔面テンス(テンス属の一種)しか見当たらないのだが、どちらでもないような気がする。。。
いったい、こいつら誰だろ?(・・;)


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最高の透明度と美しい青

【ポイント】 クレーン下/クレーン下/元浦
【水温】 29.0℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 東の風強くやや波立つ
【潜水時間帯】 10:00-12:00/13:30-14:00/14:30-16:30
【潮まわり】 08:58 81cm 干潮 / 16:22 183cm 満潮 / 長潮(月齢:24.4)
【日の出・日の入】 日出05:49 日没18:51

今日も体験ダイビング・デーだ。
スタッフがとうとう風邪で倒れ、今日は1人で午前&午後と体験ダイビングな1日。。。

今日は東寄りの風が強く、いつも使っている元浦がやや時化気味だったので、午前中から風裏のクレーン下へ。
クレーン下のある一湊湾内はベタベタに凪ぎているのだけど、波打ち際はかなり揺れていて、ゲストを水に慣らさせるのは大変!(^^;)

それでも砂地まで出ると最高の透明度と美しい青が待っていた!
下手すると他のどのファンダイビングのポイントよりも透明度はいいっ!

魚はあまりいないポイントだけど(笑)、海の美しさだけは最高だ。(*^^*)

1日体験ダイビングの2本目のゲストをやや波立つ元浦に連れて行ったのだけど、こちらは昨日までの透明度の良さがウソのように濁り、ウネウネ。。。
2本目もクレーン下の方が良かったかな。。。(・・;)


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今回のフリソデエビはいい子です♪

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1/クレーン下
【水温】 27.7℃/27.6℃/27.0℃
【透明度】 20m/20m/15m
【海況】 水面バシャバシャ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 9:23-10:29/11:37-13:01/14:10-15:10
【潮まわり】 09:03 246cm 満潮 / 15:27 41cm 干潮 / 中潮(月齢:3.4)
【日の出・日の入】 日出05:37 日没19:11

北部の海もいよいよ水面がかなりバシャバシャしてきてやや時化気味になってきた。
まだ水底では台風ウネリは感じられないが、あまりにも強い東の風で浅場はちょっと揺れてる。。。

それよりも何か水温がやや下がり気味な気がする。
今日は久しぶりに天気の悪い1日だったので水中も暗く、余計に寒さを感じてしまった。(・・;)

今日は午前中にビーチでマンツーマン・ガイド。
ゲストTさんのリクエストでボートは使わず、陸からのんびりの2本だ。

抱卵中のマジマクロイシモチ
抱卵中のマジマクロイシモチ
捕食中のシロオビハゼ
捕食中のシロオビハゼ

Tさんはシロオビハゼにかなりハマったようで、何枚もシャッターを切っていた。
オドリハゼと似ているけど、シロオビハゼは彼のように警戒心は強くはないので、近づいてもなかなか巣穴に引っ込まない。
接近して撮っていると目の前で捕食まで見せてくれた。
盛んにパクパクと口を開け、プランクトン類を食べていた。

右写真は初夏の頃よりは少なくなったけど、今もたまに抱卵中のオスを見かけるマジマクロイシモチ。

フリソデエビのペア
フリソデエビのペア
同業者のTくんに教えてもらったフリソデエビのペア。
前回のペアよりも大人しくてとってもいい子!!

オレンジ色のヒトデの足をそれぞれが抱えて離さない。
そこにジュズベリヒトデを差し入れ。。。
あまりフリソデエビがジュズベリヒトデを食べているところを見た事がないけど。(^^;)

まっ、いっか。。。背景が綺麗だし。。。(笑)


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ヘビギンポ歴12年!ついに分かったかも?ゴマフヘビギンポ!

【ポイント】 クレーン下/元浦/元浦
【水温】 27.1℃/27.1℃/27.1℃
【透明度】 30m/30m/30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 10:00-10:30/11:00-11:30/14:33-17:33
【潮まわり】 06:06 79cm 干潮 / 12:11 189cm 満潮 / 18:11 96cm 干潮 / 小潮(月齢:6.8)
【日の出・日の入】 日出05:22 日没19:23

今日も午前中は体験ダイビング。
天気&海況、ともに最高のコンディション。
差し込む太陽光がキラキラして、特に浅場の砂地はかなり美しい。。。

午後の遅い時間からカメラを持って海へ。。。
昨日の体験ダイビング時にニジギンポの求愛を見かけ、巣穴を覗くと孵化寸前の卵がパラパラ着いていたので、これを撮りに元浦に再エントリー。
スグにエクジットして最後はタンク下で潜るつもりが、ついつい長くなり結局、浅い元浦で3時間。(笑)

卵を守るニジギンポ
卵を守るニジギンポ
ニジギンポは巣穴の中に入っていて卵を守っていた。
覗くとまだ孵化寸前の卵はパラパラ残っていた。
この卵とニジギンポ、両方にピントを合わせるべく、試行錯誤していたら、途中で気付いたことが。。。
背景が黄色くて綺麗だなぁ。。。と思っていたのだが、げっ!これって全部卵やん!!!(・_・;
いや。。。マジで気づかなかった。。。(・・;)
巣穴の中は黄色い卵でビッシリなのだった。

そう。。。昨日の求愛でしっかりこのオスはメスをゲットして産卵させていたらしい。。。
またすでに目玉も見えて今にも孵化しそうな卵とまだ目玉も見えないフレッシュな黄色い卵が混在しているのが面白い。

手前には目玉が見える孵化寸前の卵
手前には目玉が見える孵化寸前の卵
ところで屋久島にはニジギンポだと思っている魚は2タイプいて、一方はある特定の環境(ロープ周りやブイの周辺、そして汽水混じりのエリアなど)でのみ見られ、もう一方は通常の岩礁域で見られる優占種・カモハラギンポに体色を似せた連中だ。
それぞれは生息環境や動きも違うため、前々から別種なのかな。。。と漠然と思っていたりもしたけど、形態面での違いが感じられず放置状態。。。
この写真の子は後者なのだが、繁殖行動面での違いはあるかちょっと調べてみようかと思っている。

卵を守るオジロスズメダイ
卵を守るオジロスズメダイ
まだ新しい卵のパッチ
まだ新しい卵のパッチ
石の下に産み付けられた卵を守るオジロスズメダイがいた。
結構、気が強くガンガン僕にぶつかってくる。

オジロスズメダイの産卵床はヒレナガスズメダイなどとは違いいくつもの産卵時期の違う卵のパッチがあって、孵化済みの卵跡、産んだばかりの卵、孵化寸前の卵がハッキリ分かる。
かなりの時間、ここで観察していたのだが、他のスズメダイに比べて卵の世話の頻度が少ない気がする。。。
あれだけ気が強く、ガンガンぶつかってくるのに。。。(笑)

貝類の産卵
貝類の産卵
浅場で石をひっくり返すと、ミガキボラのような卵が産みつけられていていて、今まさに産卵中だった。
貝の種類がよく分からない。。。ちゃんと調べねば。。。(^^;)

Theゴマフヘビギンポ???
Theゴマフヘビギンポ???
今日の大発見はこいつ!
ゴマフヘビギンポというヘビギンポが分かったかもしれない。。。!!

話せば長くなるのだが、手短に。。。(^^;)
ゴマフヘビギンポ(学名:enneapterygius bahasa)という魚がいるのだが、これがどの魚を指しているのかまったく分からず、研究者の方も特定できずにいた。
一応、最もメジャーな魚図鑑である「日本の海水魚 (山渓カラー名鑑)」にゴマフヘビギンポとして載っている写真の子とよく似たヘビギンポは各地でかなり多く見られるのだが、産卵時の婚姻色(⇒ゴマフヘビギンポ近似種 / ヘビギンポのデータベース ヘビベース!: DataBase)を見ると「日本産魚類検索 全種の同定」に載っているオスの婚姻色の絵とは婚姻色がまるで違っていたのだ。
実際、研究者の方がそのヘビギンポを標本から調べてみるとゴマフヘビギンポ(学名:enneapterygius bahasa)とは形態面でもまったく違っていたようだ。
(ちなみにこの種類は通常色ではよく似た連中が多いため「日本の海水魚」に載っている写真はゴマフヘビギンポかどうかは断言できないのだが、この魚類検索の絵はまぎれもなくゴマフヘビギンポ。)

そして、この婚姻色が黒く白い絣模様が全身に入るヘビギンポを「ゴマフヘビギンポ近似種」と呼び始めた。
ゴマフヘビギンポ(学名:enneapterygius bahasa)そのものではないよ。。。という事で。

これは僕がヘビギンポに興味を持ち始めた12年ほど前の話。。。
あれからまったく進展はなく、本家・ゴマフヘビギンポがどんなヘビギンポなのか分からないまま月日が流れてしまった。

それが今日、たまたま出会ったヘビギンポの尾部が真っ黒!!!
「日本産魚類検索」に載っている絵とピタリと一致する。
まさに本家・ゴマフヘビギンポだった。
この写真は婚姻色がやや褪めた子。。。
バリバリに色づくと、顎の辺りも黒くなるのだと思う。

先ほど「ついに分かった」と言ってしまったが、正確には1匹見つけたというだけの話。
こいつが通常体色になってしまうと、きっと「ゴマフヘビギンポ近似種」との識別はまったくできないんだろうなぁ。。。(・・;)
あまりにも似過ぎている。。。

しばらく、見分けられるように、異なる点を形態面と行動面から観察してみようと思う。

【追記(2011年07月30日)】
K大のMくんからこのゴマフヘビギンポ?としているヘビギンポは尾柄部の黒色の入り方からソメワケヘビギンポの方が近いとの指摘を受けました。
検索図鑑をよく見りゃそうだな。。。と全面的に納得。。。(・_・;
でも、ソメワケヘビギンポも初認識なので、それはそれで良かった。(笑)

あ~ゴマフヘビギンポはいずこ。。。


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枯葉と海藻が大量に溜まってる。。。(・_・;

【ポイント】 クレーン下/元浦
【水温】 22.5℃/22.5℃
【透明度】 ~10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 10:00-10:50/12:00-12:40
【潮まわり】 06:29 219cm 満潮 / 13:19 4cm 干潮 / 大潮(月齢:0.3)
【日の出・日の入】 日出05:16 日没19:15

昨日まで晴れが続いていた屋久島も今日は朝から雨。。。
風はやや東よりの風が吹き、元浦側はちょっと波が立って揺れていた。

今日のゲストは大阪からの体験ダイビングのご夫婦。

1本目のクレーン下も2本目の元浦も先日の台風の影響か、浅場には落ち葉や切れた海藻が大量に溜まり、ちょっと揺れるとそれが舞うので、視界が。。。(・_・;
台風後、初めて元浦に潜って感じたのだが、こちら側は結構、ウネリの影響を強く受けたようで、砂が掘れて下の白い岩盤がむき出しになっていたり、大きく掘り返されて水深が変わっている場所もあった。
一湊タンク下が何の影響もなかった事を考えると、今回の台風は通過前の北東の風がかなり強く、通過後の返しの北西はそれほどではなかった事を物語っている。

いずれにしても、かなりコンディションは悪かったのだが、お二人はかなり満足した様子で、一安心。。。
きっと本来の綺麗な屋久島の海で潜っていたら、もっともっと感激していたかと思うとちょっと残念。。。(笑)
今度はライセンスを取ってぜひ、もっと美しい屋久島の海で潜ってみてください!
お待ちしております!!!(^^)


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今年初のクレーン下

【ポイント】 クレーン下/元浦
【水温】 20.0℃/20.0℃
【透明度】 10m/15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:30-11:00/12:00-12:30
【潮まわり】 08:23 217cm 満潮 / 15:09 -10cm 干潮 / 中潮(月齢:17.5)
【日の出・日の入】 日出05:44 日没18:49

今日も体験ダイビング。
今日は1日体験ダイビングだったので、1本目は今季初めてのクレーン下にエントリー。
陸から見るクレーン下はとてもきれいに見えたのだけど、入ってみると昨日までの時化の影響がもろに残っていて、砂地には枯葉がいっぱい溜まっていた。
ちょっとその上を泳ぐと、すぐにこの枯葉が舞い散り、視界を遮る。。。(ーー;)

2本目の元浦はそれなりに透明度も良くなっていて(昨日比)、気持ちのいい海だった。
昨日は凄かったキビナゴも今日はまったく見られず。。。

まだまだちょっと冷たい海だったけど、天気も良く、陸上はTシャツ1枚でも寒くないほど暖かかったのが救い。。。
早く水温が上がらないかなぁ。。。


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警戒心が強い魚と弱い魚。

【ポイント】 クレーン下/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.2
【水温】 25.8℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潮まわり】 10:06 87cm 干潮 / 16:38 198cm 満潮 / 若潮(月齢:10.3)
【日の出・日の入】 日出06:22 日没17:44

午前中は1日体験ダイビングだったのだが、この時期の1日体験ダイビングは水面休息中がやや肌寒いため、昼食を挟まないで午前中に2本潜るパターンが多い。
今日のゲストはとっても優秀だったの(笑)、2本目は一湊タンク下へ。
まぁ、元浦が時化ていたって事もあるのだけど。。。
まったく怖がらないゲストだったので、いずれにしても楽な体験ダイビングだった。(^^;;
今日のゲストのように最初からまったく平気な人がいるかと思うと、最後まで顔が強張っている人もいたりする。。。
ダイビングは慣れるまでの時間が人によって様々。。。
_DSC0082.jpg午後から時間が空いたので、1人でタンク下に潜りに行った。
目的は特になく、ブラブラと沖へ出た。
-25m付近にフカミスズメダイの成魚を見つけた。
潮通しの良い-30m以深では特に珍しくもない(むしろ優占種)スズメダイなのだが、一湊タンク下では非常に稀なスズメダイだ。
過去に2-3個体ぐらいしか見たことはない。
数の多い永田・オツセなどではそれほど警戒心は強くないのだが、ここではかなり警戒心が強かった。
一回隠れると、しばらく出てこない。。。(ーー;)

_DSC0191.jpg特に興味をひく事にも出会えないまま、浅場まで帰ってきてしまった。
シロオビハゼも警戒心が強い魚なのだが、エントリー口近くでいつも見られる個体は割と隠れることなく出てきてくれる子だ。
しかし、今日はいつも以上に盛んに巣穴から出てきて、何やら海藻の屑なんかを銜えては巣穴の中に持っていく行動が見られた。
餌取りなのか何なのかよく分からないのだが、巣穴の間近まで寄っても全然引っ込むことなく、むしろガンガンレンズのスグ前まで出てきてくれた。。。(・_・;


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最近はクレーン下がお気に入り。

【ポイント】 クレーン下/クレーン下
【水温】 26.8℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ、まずまずの透明度。午後からニゴリ。
【天候】 晴れ
【潮まわり】 09:59 218cm 満潮 / 15:42 112cm 干潮 / 中潮(月齢:4.3)
【日の出・日の入】 日出06:18 日没17:51


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ガラスハゼに嵌ってます。。。(笑)

_DSC0145.jpg昨日に続き、ガラスハゼに嵌ってる。。。(笑)
どのヤギ類にも卵がビッシリ着いていて、じっと見ていると体を小刻みに震わせる求愛や大きく口を開けての威嚇だか求愛だか分からないような行動も見られ、見ていて面白い。
メスのお腹は次の卵でパンパンで、昨日、昨日と夕方にそのようなメスを見ているので、あれ?ガラスハゼって夕方の産卵だっけ??などと首をひねってしまう。。。

_DSC0134.jpgガラスハゼの仲間はムチカラマツなどのポリプを一部殺し、そこを産卵床にするのだが、普段は卵を守ることはない。
その境目はこんな感じで、次はこの黒い部分に卵を産むのだろうか。。。?
よくガラスハゼを撮るとき、バックを青抜きにしたがる人が多いけど、卵絡みだとバックは黒い方が神秘的で美しい感じがする。。。

_DSC0156.jpg帰りにレモンスズメダイの若魚に出会った。
レモンスズメダイは屋久島に来た頃、浅場でメチャクチャ見られたスズメダイだったはずなのだが、ここ2-3年はあまり見かけなかった。
今年もタンク下では3-4個体、それも幼魚を見ているだけのような気がする。。。(^^;)
屋久島では年による増減が激しい魚だ。


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イレギュラーなハナゴンベの極小チビ

水底にギンガクラゲが大量に落ち、死んでいた。-5m。広範囲にわたって。(クレーン下)

posted at 23:13:51

通称・人面テンスが砂地に多く見られた。特に5cmくらいの若魚サイズが多い。-5m。(クレーン下)

posted at 23:15:38

依然としてオオハナガタサンゴ界隈にアカカマスの群れ。100匹くらい。-6m。(一湊タンク下)

posted at 23:18:22

先日、同業者から教えてもらったエリグロギンポの巨大成魚。いまだ健在。-6m。(一湊タンク下)

posted at 23:18:48

一湊タンク下ではイレギュラーなハナゴンベの極小チビ発見。-17m。(一湊タンク下)

posted at 23:20:45

カスミオイランヨウジのペア。1匹は抱卵中。-15m。(一湊タンク下)

posted at 23:22:41

ガラスハゼはまだまだ卵ビッシリ。メスのお腹は卵でパンパン。繁殖絶頂期続く。-20m。(一湊タンク下)

posted at 23:31:13

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今日のフィールドノートから  2010/09/15

いつの間にか-12mの砂地にヤツシハゼの仲間がメチャクチャ増えていた。でもどいつもこいつもサイズが小さめ。。。今年もヤツシハゼ属の一種6が多い。(一湊タンク下)

posted at 23:52:41

17:40頃、2匹のエラブウミヘビの絡み付き合いを観察。大きな個体に小さな個体が絡み付いていた。繁殖行動か?絡みついたまま水面に息継ぎのために上昇していった。-6m。(一湊タンク下)

posted at 23:54:42

17:50-18:00頃、フタイロハナゴイもケラマハナダイもバリバリの婚姻色で求愛&産卵!かなり激しく産卵していて、ライトを当てても婚姻色は褪めないほど。-20m。(ゼロ戦)

posted at 23:56:07

フタイロハナゴイのバリバリ婚姻色オスの雪洞は2本が標準。1本じゃなかった。。。(・_・;(ゼロ戦)

posted at 23:57:00

17:50頃、シテンヤッコの求愛観察。メスのお腹は卵でパンパン!先を急いでいたので産卵まで観察できず。。。-12m。(一湊タンク下)

posted at 23:58:05

19:00頃、カサゴの仲間(イズカサゴ属?)がペアリング。メスのお腹は卵でパンパン。暗がり。-4m。(一湊タンク下)

posted at 23:59:11


Filed under: 一湊タンク下No.1, 一湊タンク下No.3(ゼロ戦), 一湊クレーン下

今日のフィールドノートから  2010/09/04

[2010/09/04]クレーン下のオオヒレテンスモドキの成魚が何か少なくなったような気がする。。。ハーレムのオスのみ見かけたが、メスがまったく見つからず。。。(クレーン下)

posted at 21:45:01

[2010/09/04]マガタマエビを2個体(ペア)を発見!お宮前に次いで2例目。今年は当たり年か?-6m。(クレーン下)

posted at 21:46:04

[2010/09/04]クレーン下のゴマモンガラ?キヘリモンガラ?な幼魚、写真は撮ったが結局識別できず。。。「尾の付け根の黒い斑が背から腹までつながっているのがキヘリモンガラ」の識別点は使えない。。。継続観察するしかない。(クレーン下)

posted at 21:57:22

[2010/09/04]13:55頃、ムナテンベラの産卵を観察。-12m。(お宮前)

posted at 21:58:31

[2010/09/04]-8m付近で攻撃的なゴマモンガラ。産卵床を守っている様子はないのだが。。。(お宮前)

posted at 22:48:48

[2010/09/04]見つかるキンチャクガニはすべて小さなサイズばかり。(お宮前)

posted at 22:50:02


Filed under: 一湊タンク下No.3(ゼロ戦), お宮前, 一湊クレーン下

今日のフィールドノートから  2010/09/03

15:00前後、イナズマベラの求愛&付近のメスはみんなお腹が卵でパンパン。求愛はそれほど派手ではなかった。-5m。(クレーン下)

posted at 23:17:46

15:00過ぎ、スジブダイの婚姻色。初見。求愛はしていないけど顔から体の半分が黒くなり、顎の辺りのみ黄色っぽい。-5m。(クレーン下)

posted at 23:19:27


Filed under: 一湊クレーン下

今日のフィールドノートから  2010/09/01

キヘリモンガラ?ゴマモンガラ?の幼魚が多く見られる。。。-5mの砂地にある固定されていない小さな岩。(クレーン下)

posted at 23:22:33

様々なテンスの仲間の幼魚が見られるクレーン下。-5m。機会があったら整理したい。。。(クレーン下)

posted at 23:24:56


Filed under: 元浦, 一湊クレーン下

今日のフィールドノートから  2010/08/24

まだ漁礁の下には6cmくらいの若魚クラスのゴンズイ玉あり。-25m(漁礁)

posted at 23:28:23

水面直下3m以浅にツノクラゲなどの浮遊物が凄い。水悪くやや濁り気味。。。(一湊タンク下)

posted at 23:29:22

午前中(11:30前後)、浅場で至る所でセナスジベラのオスが興奮気味。産卵は見られなかったが求愛激しい。-6m(一湊タンク下)

posted at 23:38:03

ハマフエフキにスジコバンの成魚が着く。-20mの砂地。(一湊タンク下)

posted at 23:39:07

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今日のフィールドノートから  2010/08/23

14:00~砂地にいるベラギンポが一斉にホバーリングして採餌中。-5m(クレーン下)

posted at 22:20:39

砂地の人面テンス、若魚クラスの子が多い。-5m(クレーン下)

posted at 22:22:09

中型のクロダイ?ミナミクロダイ?テトラ周りに数匹。-6m(クレーン下)

posted at 22:25:06

キヘリモンガラ?ゴマモンガラ?どちらかの幼魚が数匹岩に着いている。じっくり調べられず。要調査。-5m(クレーン下)

posted at 22:26:59

オヤビッチャの卵(紫)確認。まだまだ繁殖期は続く。。。-6mのテトラの壁面。(クレーン下)

posted at 22:27:58

砂地で見かけるゴンズイの若魚はどれもすでに4-5cmサイズの大きな子らの群れが多い。順調に成長。-6m(クレーン下)

posted at 22:30:17

オニカマスの成魚1匹目撃。-3m(クレーン下)

posted at 22:31:30


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