タグ: ヤギモドキウミヒドラの仲間

あったーーーーーーーー!!!(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 22.5℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:27-15:57
【潮まわり】 04:26 21cm 干潮 / 10:49 199cm 満潮 / 17:03 60cm 干潮 / 中潮(月齢:5.0)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:38

あったーーー!!!(^^)

先日、ホームグラウンドの一湊タンク下に設置している水温ロガーのうち、-25m地点に設置したロガーが無くなった!とお伝えしたけど、すんません。。。ありました。。。(^^;)
しかも、設置場所から4mも離れていない場所に堂々と隠れもせずに鎮座。(笑)
なぜにこれに気づかなかったのか不思議なくらい普通に落ちていた。。。お騒がせしました!

たった4mしか移動していないのに、気づけなかった理由(言い訳?(^^;))はいくつかある。

1つは周辺の地形的な条件から見ても、ナゼかまったく予想していなかった方向に落ちていたこと。
もう1つは、この水温ロガー+ピンクのウェイトが、写真のように1年間であっという間に汚くなって、表面は海藻や石灰質の物体で覆われてしまっていたこと。

この-25m地点のロガーは水温を計測し始めて6年目になるんだけど、一度バッテリーが切れて、今のロガーは2014年に再設置したものだ。
下の写真は左から、-25m付近に設置した水温ロガーの2014年再設置時、昨年のデータ回収時、そして今日の状態。

新しい水温ロガー
2014年(再設置直後)
-25mの水温ロガー
2015年(2年目)

海藻や石灰物が付着して汚れたロガー
2016年(3年目)

そして、一番の理由は多分、今年から着始めたドライスーツ!(笑)
いまだにまったく慣れない。。。薄々気づいていたんだけど、こいつのせいで完全に僕の潜水時の視野はメチャ狭くなってる。。。マジで。
とてもプロのガイドの視野とは思えないほど超狭い状態からいまだに抜け出せずにいるのだ。
多分、現在の僕の水中での視野はロクハン着用時を100だとすると、40くらい。
あまりにも動きにくいため、ちょっと後ろを振り返ったり、ちょっと左右を見回すことさえも億劫に感じるくらいなので当然そうなる。(笑)
動きもメチャクチャ、スローモーになってくるし、正直、ちょっと動くのも面倒に感じるのだ。

まぁ、それはともかく、無事に見つかって良かった。(^^)

以下はこのロガーが計測した一湊タンク下、-25m地点の水温グラフだ。(下グラフの青い部分)
-8m地点とあまり変わらないけど、何度見ても今年はメチャクチャ水温が高い冬であることが分かる。

1月1日から今日までの2週間の水温推移を比較してみても、昨年2015年と今年2016年とでは圧倒的に今年の方が温かい。(下グラフの赤い部分)
昨年は例年通り、最も水温の高かった1月1日の21.8℃を頂点に日が経つにつれてグングン水温は下がっていき、スグに20℃以下に達した。
年が明けてからの水温は連日、20℃以下で、ちょうど今頃は18.8℃くらいだった。

それが今年はまだ20℃以下にすらなったことがないばかりか、いまだに22-23℃はある。
一度、冷たい北西風が吹いた翌日は20℃台まで下がったけど、スグに回復した。

いったい今年の海はどうしちゃったんだろ?(ーー;)
まぁ、暖かい海は僕的にはメチャ嬉しいんだけど。。。(笑)

一湊タンク下-25m付近の水温グラフ
一湊タンク下-25m地点の水温2014年&2015年

あ、先日新たに設置した-25mロガーの近くで黄色い小さなクマドリカエルアンコウの幼魚を見つけた。
体長は2cmくらい。

エクジット間際にヤギモドキウミヒドラの仲間をチェックしたら「たわわに実った果実(正確にはクラゲ体)」がまた豊作状態になっていた!
今にもクラゲが遊離しそうだけど、これって時間的にはいつくらいなんだろ?

またたくさんの果実が実ってる!
またたくさんの果実が実ってる!

黄色いクマドリカエルアンコウのチビ
黄色いクマドリカエルアンコウのチビ


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海の中は豊作でした!(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.2℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:43-12:36
【潮まわり】 06:25 206cm 満潮 / 12:12 83cm 干潮 / 17:46 215cm 満潮 / 大潮(月齢:12.7)
【日の出・日の入】 日出07:11 日没17:22

今日もスタッフと2人で午前中に海へ。。。

2年くらい前からずっと見たかったのだが、なかなか見ることができなかったヤギモドキウミヒドラの仲間の「たわわに実った果実(正確にはクラゲ体)」!!
ようやく見れたーーー!
エントリー前に同業者から教えてもらい、エントリー後すぐに見に行ってみると確かに大きな果実のようなクラゲ体がたわわに実っていた。(^^)

ちょっと全体の枝ぶりのバランスを意識して撮ってみた。
ちょっと全体の枝ぶりのバランスを意識して撮ってみた。

たわわに実った果実!
たわわに実った果実!

ここからクラゲが遊離していくわけだけど、これだけ大きかったら見応えがありそうだなぁ。。。
肉眼でも十分に遊離していく様子が見られるかもしれない。

ちなみに今日はここで1時間近く粘っていたのだが、当然、粘っても動きがあるわけではないのだが、この果実の撮影にすっかりハマってしまった。。。(^^;)
というのも、ある程度引いて全体の枝ぶりのバランスを考えながら撮ると、なんか面白い。。。

コロコロしたクラゲ体も可愛いし。(^^)


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泥でつくるお家???

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 20.5℃
【透明度】 30m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:41-16:15
【潮まわり】 04:20 170cm 満潮 / 09:50 100cm 干潮 / 15:36 191cm 満潮 / 中潮(月齢:25.8)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:33

ここ数日はかなり透明度がいい!!
ちょっと白く濁っているけど、30m先は余裕で見渡せる。
だからといって水温も上がっているわけではないので、黒潮が接岸しているようにも感じないのだけど。。。(笑)

今日は午後から1人で海へ。

1/2に見つけて以来、かれこれ6日間通い続けている赤いヒドラ。
いったい何を狙っているのかというと、この赤いヒドラに規則正しく並ぶワレカラを撮るためだ。
僕の思い描いている通りの写真が撮れれば、きっとヒドラやワレカラに興味のない方さえも興味を示すに違いない!!!という自信はあるのだけど、これがなかなか思い通りに撮れない。。。(^^;)

ポリプがまったく開いていない。。。(-_-;)
ポリプがまったく開いていない。。。(-_-;)
毎回、ピントがイマイチだったり、ヒドラの開き具合がイマイチだったり、ワレカラの状態がイマイチだったりと、なかなか納得のいく写真が撮れないでいるのだが、今日はとうとう赤いヒドラがまったく開いていなかった!!!!(゜O゜;
ワレカラが付いていないヒドラは開いていたのだけど、沢山付いているヒドラはすべてポリプが開いていなかった。。。

ゴミ?泥?かと思ったら。。。
ゴミ?泥?かと思ったら。。。
このヒドラのスグ横には小さなヤギモドキウミヒドラの仲間がいるのだが、枝部に何やら実のようにも見えるものが着いていたのでクラゲ体かと思いよく見ると、何か泥のようなものだった。
最近は大きく時化ていないのにナゼだろう???
一応、ファインダーを通して見てみると、何とそれはただの泥なんかじゃなかった!!

先日まではなかった泥のお家
先日まではなかった泥のお家
これら泥のようなものが着いている部分にはすべてヨコエビの仲間がついており、しかもどのヨコエビもこの泥のようなものに包まれていた。
これはヨコエビ自体が出したものなのか、外部からのものなのか分からないけど、いずれにしてもどうもヨコエビが自分で意図的に包まっているようにしか見えない。
なんだろ?これ。。。???

ヤギウミヒドラの仲間に泥のお家を作って棲む
ヤギウミヒドラの仲間に泥のお家を作って棲む
数日前まではこのような泥は付いていなかったので、最近できたものなのだろう。。。
さらにいくつかの個体は他の個体の背中に乗っていて繁殖行動のようにも見える。
普段はこういう泥のようなものに包まっているのは見たことがないので、繁殖期のみ作られる産卵床なのかな??(・_・;

ものの本によるとこうしたヨコエビの仲間の中には泥を筒状にしてそこに棲む種類もいるらしいので、多分、それと同じような感じなのだろう。。。

赤いウミヒドラにも泥のお家はあった(真ん中のヨコエビの仲間)
赤いウミヒドラにも泥のお家はあった(真ん中のヨコエビの仲間)
考えてみると、先の赤いヒドラにもこのヨコエビは沢山着いており、やはり泥のようなものも沢山付着していた。
この泥のようなものは赤いヒドラを撮る際、写真的には邪魔なものでしかないので、一度水流を送って払い飛ばそうとしたことがある。
結果的には粘性が強く飛ばなかったのだが、これってもしかしたらヨコエビたちにとっては子孫を増やすためになくてはならないものなのかもかもしれない。。。

安易に汚いから、もしくはゴミや泥が付いたヤギやヒドラ、サンゴなどが呼吸できなくなって可愛そうだからなどと言って吹き飛ばしたり、取り除いたりすると、実は他の生き物にとってはもの凄く大切なものである可能性もあるから注意が必要だと感じた。

ちなみにこの泥&ヨコエビの仲間は、肉眼で見る限りは、どんなに近づいて見てもヤギモドキウミヒドラの仲間についたゴミや泥にしか見えないです。。。(^^;)


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クラゲ体はすでに一斉に遊離してしまったあとだった。。。(・_・;

【ポイント】 魚見
【水温】 20.5℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:33-16:10
【潮まわり】 09:27 204cm 満潮 / 15:25 75cm 干潮 / 中潮(月齢:18.8)
【日の出・日の入】 日出07:14 日没17:28

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。(^^)

2013年の元旦はそれなりに凪ぎて、無事に初潜りを終えることができた。
といってもゲストはいないので、1人でのんびり。。。(^^;)

初潜りだからホームグラウンドの一湊タンク下で潜りたかったのだが、すぐにでも確認したいことがあっていつもはあまり入らない魚見へ。。。

ヤギモドキウミヒドラの仲間
ヤギモドキウミヒドラの仲間
12月にFacebookでケラマの小野にぃにぃさんの撮ったヤギモドキウミヒドラの仲間にたわわに実った果実(正確にはクラゲ体)を見て以来、これを見たくて定点観察をしていたのだが、そのヤギモドキウミヒドラの仲間がある日突然無くなってしまった!!(・_・;
しかし、スグに島内の同業者が、別の魚見というポイントで沢山クラゲ体が着くヤギモドキウミヒドラの仲間を見つけてくれ、これを見に行こう行こうと思っていながらゲストがいたり、時化ていたりで結局、年内に見れなかった。。。

そしてようやくそのチャンスが!!!
と思ったら。。。(・_・;
魚見に着くとその同業者がエクジットしてきて、開口一番「全部、遊離したのか、まったくクラゲ体がなかったです~!!!」
え~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

入ってみると確かにヤギモドキウミヒドラの仲間は沢山生えているのだが、どれもクラゲ体なんてまったく着いてなかった。
何てタイミングが悪いんだ。。。(-_-;)
すべて遊離してしまったあとだった。

でも、一湊タンク下ではめったに見ないヤギモドキウミヒドラの仲間が沢山ある状況にウハウハ!!

緑色のヤギモドキウミヒドラの仲間は綺麗!!(^^)
緑色のヤギモドキウミヒドラの仲間は綺麗!!(^^)
しかも、どれも枝ぶりは大きく、そのほとんどは綺麗な緑色なのだ!!!(^^)
しかし撮影を始めたところ、肉眼では綺麗な緑色なのに撮ってみると白っぽくなってしまうヤツと見たままの緑で撮れるヤツとがある。。。
おかしいなぁ。。。と思って露出を変えたり、ストロボ光を調整したりしていたけど、結果は同じ。。。
ファインダーを通してよ~く見てみると、ポリプの色がちょっと違っていた。

見たままの緑で撮れるヤツは全体(根本からポリプの先まで)が透明感のある綺麗なグリーンであるのに対し(下左写真)、白っぽくなってしまうヤツは根本は白く、ポリプの先端だけがグリーンなのだった。(下右写真:これは一湊タンク下で定点観察しようとしていたタイプと同じ)
白っぽくなってしまうヤツは全体で見ると緑色に見えるけど(この記事の1枚目の写真がそうです)、きっちり拡大して撮るとやっぱり白い部分が多いからか白く撮れるのだった。

グリーン・バージョン
グリーン・バージョン
グリーン&ホワイト中間バージョン
グリーン&ホワイト中間バージョン

ホワイト・バージョン
ホワイト・バージョン
ちなみに根本からポリプの先端まで真っ白い群体もあって(右写真)、これは肉眼で遠くから見ても当然白い。
近づいて見てみると白いというか透明なポリプを持っている。。。
これら「グリーン・バージョン」、「ホワイト・バージョン」、「グリーン&ホワイト中間バージョン」の3つの配色パターンのヤギモドキウミヒドラの仲間はすべて同じ種類だと思うのだが、このような色彩の違いはどうしてできるんだろう。。。?
何か面白い!!!(^^)

下左写真のように同じ群体から2つの配色パターンの枝が伸びているものもあり、さらに下右写真のように一見「グリーン・バージョン」に見えるけど透明なポリプもちらほら見られたり、根本のほうは透明なポリプも多い事から、成長過程というか、成熟過程なのかなぁ。。。(ーΩー )ウゥーン
色は状態を示している可能性もあるけど、同業者によると色は関係なくクラゲ体は着いていたらしい。。。

上がホワイトver. 下が中間ver.
上がホワイトver. 下が中間ver.
_DSC2275

どう変化するのか、こりゃしばらく定点観察するしかない。。。
うーん、新たな楽しみができた!\(^▽^)/
まだ見ぬ、たわわに果実が実った状態のヤギモドキウミヒドラの仲間も見たいし!(^^)

オレンジ色の可愛いヒドロ虫(^^)
オレンジ色の可愛いヒドロ虫(^^)
実は今日は同じ場所でもっと面白いヒドロ虫の仲間を見つけた。
オレンジ、もしくは黄色いヒドロ虫!!!
どれも何か枝の部分にゴミのようなものが着いていてちょっと汚いけど、ポリプはすごく綺麗だ!
薄い黄色から濃いオレンジ色まで色は様々だけど、多分、すべて同じ種類だと思う。
これがこの場所にはウジャウジャ生えていた!!

そして、この綺麗なヒドロ虫がまたクラゲ体のようなものを持っていた!
ただ、株によってその果実(クラゲ体???)の形は様々だったので、最初は別種なのかな?とか思っていたけど、何本も見ていくうちにクラゲ体(?)の成熟過程であることが分かった。
多分、こんな感じで成熟していくのでは?

1. 最初は小さな粒々が根本に着く
1. 最初は小さな粒々が根本に着く
2. 粒々が少しづつ変化していく。。。
2. 粒々が少しづつ変化していく。。。
3. 小さな実が開いた状態???
3. 小さな実が開いた状態???

何じゃ?この桑の実みたいなやつは???
何じゃ?この桑の実みたいなやつは???
←ただ。。。こんな桑の実みたいな果実を着けたヤツもいたので、ちょっと頭が混乱した。。。(-_-;)
何だろ?これ???

いや~ちょっと分からないことだらけでメチャ楽しいんですけど!!!(^^)
正月早々から海の中で大興奮して、何か初潜りから大満足の1本だった。ヾ(@⌒▽⌒@)ノ!


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定点観察、2日で終わる。。。┐(‘~`;)┌

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 20.4℃
【透明度】 15m
【海況】 やや時化気味
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 11:01-12:40
【潮まわり】 05:51 173cm 満潮 / 11:18 110cm 干潮 / 16:42 186cm 満潮 / 中潮(月齢:11.8)
【日の出・日の入】 日出07:12 日没17:23

今日は正午前にカメラを持って海へ。。。

今日の目的はハッキリしていた。
ずばり、ヤギモドキウミヒドラの仲間の定点観察の続きだ。(⇒参考:魔のスパイラルにハマッてしまった。。。(笑)

ヤギモドキウミヒドラの仲間の決まった固定箇所を2日おきくらいに撮っていき、クラゲ体とポリプ体の変化の様子を観察して、その生活史を調べようと思ったのだ。
あわよくば、クラゲ体が遊離してクラゲになっていく様子が写真に撮れれば。。。!!!という野心も持っていた。
ところが。。。

行ってみると、見つからない。。。(・・;)
かなり小さめのヤギモドキウミヒドラの仲間なのだけど、昨年からあったやつなので、見つからないなんて事は考えてもいなかったのだが、マジで全然、見つからねー!!!( ̄□ ̄;)!!
固いヤギみたいなものなので、なくなるはずがないと思い、探した、探した!!
-25mと結構深かったのだが1時間近く探していたので、最後はコンピュータがかなりヤバイ事になっていたので諦めざるをえなくなってしまった。。。

数日中にもう一度だけ確認しにいくつもりだが、多分、なくなった。。。はぁ。。。

ガッカリしてエクジットし帰宅すると、同業者から嬉しい知らせが!!!
魚見というポイントの浅場に大量にヤギモドキウミヒドラの仲間があって、沢山、クラゲ体が果実のように実っていたそうな。。。
これは行くしかないっ!!!!(^^)

考えてみれば、魚見は大きなヤギモドキウミヒドラの仲間がボチボチ見られるポイントだった。。。
しかし、魚見はめったに入れないので定点観察できないのが痛い。
とりあえず長期でモニタリングして、生活史を知りたいんだよなぁ。。。^^;
一湊タンク下に他にヤギモドキウミヒドラの仲間はないかなぁ。。。(ーΩー )ウゥーン

今日はほとんど写真を撮らなかったのだけど、行きがけに例のブチウミウシが着く青いカイメンに着くメチャ可愛いヒドロ虫をようやく一湊タンク下でも見つけた。
しかも、ブチウミウシも近くにいて、さらに4-5株がまとまっていたので、何かいい感じ。(^^)

3-4株がまとまっていて何か良い感じ。(^^)
3-4株がまとまっていて何か良い感じ。(^^)
ブチウミウシも近くにいて絵になりそう。。。
ブチウミウシも近くにいて絵になりそう。。。

1時間後に帰ってきてもまだ萎んでるポリプ
1時間後に帰ってきてもまだ萎んでるポリプ
ただ、昨日までの時化の影響か、カイメンが泥等でメチャ汚いっ!(笑)
とりあえず、水流を送ってこれを吹き飛ばし、帰りに撮影しようと思っていたのだが(一度、水流を送ってしまうとヒドロ虫のポリプは一旦閉じてしまうため)、帰りに寄ってみるとまだポリプは縮まったままだった。(・・;)

仕方なく単体でパチリ(笑)
仕方なく単体でパチリ(笑)
エアーもなかったので、もう待てず、唯一ポリプが開いているものを単独で何枚か撮影して終わった。。。
これもまた行かなきゃだ。。。(笑)


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魔のスパイラルにハマッてしまった。。。(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 21.1℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:15-11:57
【潮まわり】 06:49 81cm 干潮 / 13:16 181cm 満潮 / 小潮(月齢:7.8)
【日の出・日の入】 日出07:10 日没17:21

ここ2日くらいは陸上は暖かいのだけど、水温はかなり下がり気味。。。
寒いからかなぁ。。。エアがメチャ早い。
14Lを背負っているのに90分くらいで残が0となる。。。(・・;)

今日は午前中海へ。
昨日同様にやりたいことが沢山あるのだけど、ことごとく外れ、いっこうに自分の知りたいこと、撮りたいものがゲットできない。。。
いつもならそこらじゅうで目にするはずのイシヨウジが今日は1匹しか見つからない!!( ̄□ ̄;)!!
特に求めていない時は目につき、探すと見つからない。。。普通種のあるあるネタだ。(笑)

昨日も見に行ったヤギモドキウミヒドラの仲間の出芽したクラゲ体。
昨日は帰ってからPCで拡大して見てようやくクラゲ体に気づいたので、今日は肉眼で観察しようとしたのだけど。。。見えねー!!!!(・・;)
肉眼では小さすぎて見えないっ!
でも、今日はある事は分かっているので、カメラのファインダーを通して見てようやく確認。
今日はこれにピントを合わせて何枚か撮った。
真ん中に白い十字が入っていみたい。
昨日の写真と比べていて、ちょっとした違いに気づいた。

今日のヤギモドキウミヒドラの仲間
今日のヤギモドキウミヒドラの仲間
現場では全然分からなかったけど。。。遊離するクラゲ
昨日の同じウミヒドラの同じ部分

今日撮った写真(左)中央にある丸いポリプ体、、、昨日の写真ではかなり長い茎を持ったポリプ体だった。( ̄□ ̄;)!!
なぜにこのような背の低い丸い形になってしまったんだろ???
しかも、たった1日で。。。
これ、また数日したらまったく同じ場所を撮ってみようと思う。
次はどうなってるか楽しみ♪(^^)

魔の外しのスパイラルにハマッてしまった!
魔の外しのスパイラルにハマッてしまった!
今日もイシヨウジは見つからないし、深いとこで窒素が溜まりすぎてモンハナシャコは見れないしで、結局、ヤギモドキウミヒドラの仲間以外の目的はまったく果たせず終わった。
しかも、ネタが思うように見つからない時によくカメラを向けるネジレカラマツ+ムチカラマツエビに必要以上にハマってしまい、後半はこればかり撮っていて無駄にエアを消費してしまった。(ネジレカラマツは屋久島では-20m以深のやや深いとこに生息)
なぜにハマっちゃったかというと、バックを黒く抜いたら、何かエビにスポットライトが当ってるみたいな感じになって、それがカッコよくて、ずっとシャッターを切ってた。(笑)
しかも、まったく同じ構図で何枚も。。。σ(^◇^;)


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やりたい事がいっぱいっ!(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 20.9℃
【透明度】 30m
【海況】 やや時化気味
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 13:36-15:10
【潮まわり】 05:51 60cm 干潮 / 12:21 188cm 満潮 / 18:54 76cm 干潮 / 小潮(月齢:6.8)
【日の出・日の入】 日出07:10 日没17:21

水温が下がってからウミシダ類がけっこう元気だ。
水温が下がってからウミシダ類がけっこう元気だ。
またまたホームの一湊タンク下は2日間時化で入れず、3日ぶりの海だ。
今日もまだ多少は時化気味だったけど、それは水面直下くらいで-10mも下りると静かなものだった。
そんな事よりも、時化後、また水温が急激に下がったーーーーーーーーーーーーーー!!!(°◇°)~ガーン

-15mくらいまではまだ良いのだが、-20m以深は急に視界が良くなり暗いのに透明度は30m以上!!!
そう。。。綺麗だけど冷たい水が水底にたまっていて、水温は20℃を切りそうな勢いだった。。。(・_・;)

今日は久々にエントリー時から海の中で見たい、調べたい、撮りたい事がいっぱーい!(^^)
どれもFacebookで得たものばかりなのだが、まずはイシヨウジはどうやら2型いるらしいので屋久島での状況を調べること、それからモンハナシャコの社会構造の把握、それから。。。
ケラマの小野にぃにぃさんがヤギモドキウミヒドラの仲間から沢山出芽したクラゲ体の写真をアップしていたのだが、ケラマで今見られるのなら屋久島でも今見られるのでは?
それから。。。ブチウミウシが着く青いカイメンに着くヒドロ虫をもう一度撮りたい。。。

こんな感じでやる気満々でエントリーしたのだが、どれも肩透かしで終わった。。。(^_^;)
青いカイメンは片っ端から見て行ったけど、タンク下ではヒドロ虫が着いているものは全然見つからない。。。
でかいブチウミウシは着いていたけど。(・_・;)

ヤギモドキウミヒドラの仲間は見るには見たけど、まったくそのような出芽したクラゲ体は付いていないように見えたが。。。帰ってからPCで見てみたら4-5個着いてた!!!( ̄□ ̄;)!!
これはもう一度、肉眼で確認してこなければ。。。

イシヨウジとモンハナシャコはもう全然調べられなかったー!!!
最近、メチャ、エアーが早すぎ。。。

ブチウミウシ
ブチウミウシ
現場では全然分からなかったけど。。。遊離するクラゲ
現場では全然分からなかったけど。。。出芽したクラゲ体
ヌノサラシが何か食ってた。。。
ヌノサラシが何か食ってた。。。


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南方熊楠翁がダイバーだったら。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 19.3℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:29-16:11
【潮まわり】 05:34 65cm 干潮 / 11:48 187cm 満潮 / 18:34 49cm 干潮 / 小潮(月齢:22.4)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:39

今日も午後から海へ。。。

極小のヒドロ虫対策でメチャクチャ久しぶりにテレコン引っ張り出した。
まずは陸上で撮り、普通の105mmの画像とPC画面で比べてみたところ、105mmで普通に撮ってトリミングした方がずっと画質が良かった。。。(・_・;)
という事でテレコンは要らないっ!
というか、もうフィルム時代の古いテレコンはまったく使えない代物になってしまったんだな。。。と実感。

ヤギモドキウミヒドラの仲間その1
ヤギモドキウミヒドラの仲間その1
そこまでクローズアップしてどんな画が撮りたいのかというと、ヒドロ虫類のポリプ部分のどアップだ。
陸上に変形菌(粘菌)の美しい世界があるのだが(⇒変形菌(35枚) / Web Park)、これを海の中のヒドロ虫でやれないか、試行錯誤しているのだが、これがなかなか難しい。。。
まず第一に形はどれも変形菌に負けないくらい面白いのだが、変形菌ほど色鮮やかなものが少ない上に、群体が変形菌ほど密集していないため画になりにくいのだ。
そして最大の難関は、ヒドロ虫類のポリプは変形菌の胞子以上に小さいっ!!
ちょっとレンズを考えないと目的の画には近づけないかも。。。(・_・;)
ちなみに左側の写真2枚の1本1本のヒドロ虫の長さは2-3mmほど。

ヤギモドキウミヒドラの仲間その2
ヤギモドキウミヒドラの仲間その2
ヒドロ虫類の中でもヤギモドキウミヒドラの仲間のポリプが変形菌類のそれに近い。
1つ1つの形も面白いし、それなりに色もある。
規則正しく並んだ群体も美しい。。。

今日はバリバリに絞ってピント合わせだけに集中して何枚も撮影した。
上の写真は先日撮影したのと同じ子。
で、今日はこちら左写真の別の子を撮ってみた。

そしたらビックリ!!
全然ちゃうやん!!!
これって別種だったのか???

ヤギモドキウミヒドラの仲間はセンナリウミヒドラとオオギウミヒドラくらいしか知らないが、他にもいるのだろうか?
このポリプの違いで種は同定できるのかな?(・_・;)

クダヤギ類に着生するウミヒドラの仲間
クダヤギ類に着生するウミヒドラの仲間
同じようにクダヤギ類に着生するウミヒドラの仲間もバリバリに絞って撮っていたのだが、この種類は高さ、そして伸びる方向にバラつきが凄いからか、こちらはあまり画にならなかった。。。(^_^;)
もう少し群体が綺麗に並んで生え揃っていれば、変形菌写真と同じようなものが撮れると思うんだけどな。。。

そのあと、ちょっと絞りを開けて撮ってみたけど、これも何だかなぁ~(笑)
温帯域でよく撮られるエナガトゲトサカに群生するハナヤギウミヒドラのような綺麗に真っ直ぐ生え揃った美しい写真にならないんですけどぉ~(笑)

仕方なく着眼点を変えて撮影。。。ポリプにクローズアップして撮ってみたけど、どう?
この構図でもうちょっと絵作りして、撮ってみようかな。。。

尊敬する南方熊楠翁が生涯を通じて魅せられた変形菌(粘菌)。
きっと彼が現在に生きてダイバーだったら、きっとこのヒドロ虫に魅せられていたに違いない!!


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執拗にネギボウズ通い。。。(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 20.8℃
【透明度】 25m~
【海況】 やや時化
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:24-16:10
【潮まわり】 09:43 208cm 満潮 / 15:48 56cm 干潮 / 中潮(月齢:19.4)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:36

今日も午後から-30mのネギボウズ通い。。。(^^)
今日はテレコンで行こうか迷ったが、結局、面倒臭くていつも通りの設定で海へ。
昨日よりは凪ぎたような気はするのだけど、まだ瀬端には白波が多少当たり、水中も浅場はややウネっていた。

結局、この屋久島のネギボウズはオオタマウミヒドラではなく、別のヒドロ虫のようで、トサカ類に着生するハナヤギウミヒドラの方がむしろ近い事が分かった。
しかし、着生するトサカが明らかに違う上に、群生の仕方がずいぶん違うように感じる。

高さの違うものがグチャグチャに着生
高さの違うものがグチャグチャに着生
標準的な着生の仕方はこれ
標準的な着生の仕方はこれ

バックを青く抜くのは不可能
バックを青く抜くのは不可能
一部クダヤギを囲う場合もあるけどこんな感じ。。。
一部クダヤギを囲う場合もあるけどこんな感じ。。。
完全にハナヤギウミヒドラとは違うな。。。と思うのが、ずばり絶対に青抜きできない事!!(笑)
ネット上でよく見かける青抜きしたネギボウズの写真は、その多くがエナガトゲトサカにビッシリ群生しているものなのだが(ちなみにオオタマウミヒドラとされているものが多いけど、多分そのほとんどはハナヤギウミヒドラの間違いだと思う。。。)、これは青抜きができる。
しかし、屋久島のこの群体は岩の隙間から生えるアカバナクダヤギから生えているため、青抜きはどう考えてもできないのだ!!(・_・;)

そんなんで別種とか言うなよ~とかいう声が聞こえてきそうだが(笑)、これって重要で青抜きができるって事は海水や潮通しが良いという事になると思うのだが、屋久島のこの群体はそういう場所にはないのだ。
そもそも着生する宿主の違いはヒドロ虫にとっても大きな影響を及ぼすような気がする。
同じ種類かもしれないけど、しばらく観察してみたい。。。

整理がてらにまとめてみると。。。

オオタマウミヒドラ
環境: 波当たりのある潮間帯
着生基質: 岩礁上
群体の数: 最大10個体くらいの群生
群生の仕方: 高さの異なるものが一緖にまとまる
大きさ: 茎部が1-3cm

ハナヤギウミヒドラ
環境: ある程度の深さがある場所
着生基質: 主にエナガトゲトサカ
群体の数: 無数に群生
群生の仕方: 高さがほぼ均一のものがビッシリ埋め尽くす
大きさ: 茎部が0.8-1cm

屋久島の個体
環境: -30m
着生基質: アカバナクダヤギ
群体の数: 100-200個体が群生
群生の仕方: 高さが疎らでヤギを埋め尽くさない、下側に疎らに着生
大きさ: 茎部が0.5-0.8cm

気になっていた黄色いコケムシの仲間?
気になっていた黄色いコケムシの仲間?
最初にこのヒドロ虫を見つけてから、いつも写真の端の方に黄色いコケムシの仲間が写っていて、これが気になって仕方がなかったのだが、今日はこいつにもカメラを向けてみた。
黄色いから綺麗かな。。。?と思ったけど、何かあまり絵にはならなそうだった。。。(笑)

ヤギモドキウミヒドラの仲間のポリプ部
ヤギモドキウミヒドラの仲間のポリプ部
ちかくにセスジスミゾメミノウミウシが着くヤギがある。
これって当然、僕はヤギの仲間だと思っていたのだけど。。。
最短でポリプを撮ってみると。。。な、なんと!!!まるでヒドロ虫のポリプみたいではないか!!!!!
さらに緑色の丸い玉が可愛くて、夢中でシャッターを切った。
帰ってから調べてみると、こいつはヤギモドキウミヒドラの仲間で何とヤギの仲間ではなく、こいつもヒドロ虫だった!
し、知らなかった。。。(・_・;)

っていうか、よく考えたら和名がオオギウミヒドラ(セスジスミゾメミノウミウシが着く)とか言うくらいなんだから、当然ヒドロ虫に決まってるだろ!!って話なのだが(笑)、オオギウミヒドラという名前のヤギだと思ってたよ。(^^ゞ
興味がないという状態は、ほんと怖い。。。(笑)

ヤギモドキウミヒドラの仲間にはセンナリウミヒドラとオオギウミヒドラが知られているが、こいつはちょっと分からないので、ひとまず「ヤギモドキウミヒドラの仲間」としておく。

今日もまたほとんどエアがない状態でエントリー口に到着。
渋い空気を吸いながら安全停止中にヒドロ虫の仲間らしき子を見つけた。。。

最初はただのコケムシ類の群生だと思っていたのだが、スグ近くにあった別の群生を見ると、何か白いヒドロ虫らしき子が疎らにボツボツ出ていた。
何じゃこりゃ???
本当にヒドロ虫???

ひとまずエアがほとんど無かったので、適当に証拠写真を撮ってエクジットへ。。。
明日きっちり撮ってこよっと。。。

ビッシリと黒っぽいコケムシの仲間?
ビッシリと黒っぽいコケムシの仲間?
コケムシの仲間の合間から出てるのはヒドロ虫?
コケムシの仲間の合間から出てるのはヒドロ虫?

クダウミヒドラの仲間
クダウミヒドラの仲間
そしてもうまさにエクジットしようとしたら、な、なんと!!!典型的なヒドロ虫の仲間であるクダウミヒドラの仲間を見つけてしまった。。。(・_・;)
1本1本が疎らに1cm間隔くらいで岩から十数本生えていた。
この手のウミヒドラはベニクダウミヒドラやヒメクダウミヒドラがよく知られているけど、温帯種だと思い込んでいたのでめったに見れないだろう。。。と思っていたのだが、何と灯台下暗しだった。
エントリー口直下に群生していた。( ̄□ ̄;)!!

ただかなり小さく、ポリプの枝部の長さは5mm程度、傘部も5-8mmといったところ。。。
ベニクダウミヒドラやヒメクダウミヒドラはもっと大きいと聞いているので、他の種類かもしれないけど、手持ちの日本海岸動物図鑑(保育社)ではちょっと分からなかった。
だって、似たような形のヒドロ虫だけで10種くらい載ってるんだもん!!!
何かよく分かんね~明日に持ち越そう。。。(笑)


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