タグ: メギス

クダヤギクモエビも卵を食べる?!(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.4℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:46-17:18
【潮まわり】 08:04 217cm 満潮 / 14:48 30cm 干潮 / 中潮(月齢:2.8)
【日の出・日の入】 日出05:18 日没19:24

今日はゲストなし。
午後から1人でカメラを持って海へ。。。

海は完全に冷水の潮は抜け、黒潮接岸前の6-7月の水温にまで戻ってきた。
ただやっぱり黒潮がかかっていない海は白濁りしていて、かなり透明度は悪い。

抱卵中のクダヤギクモエビ
抱卵中のクダヤギクモエビ
今日の目的は昨日、ガイド中に出会った抱卵中のクダヤギクモエビだ。
このニクイロクダヤギ(?)には雌雄2匹のクダヤギクモエビが着いていて、そのうち1匹はお腹にコロコロとした卵を抱えていて、その卵の1個1個には幼生の目玉らしきものも見え始めていた。

① 通常の状態
① 通常の状態
彼らに悪いけど、通常はクダヤギ類の根元付近に身を潜めているクダヤギクモエビを先端まで誘導して、下から煽るように撮影した。
しばらくマクロレンズで観察しながら撮影していると、急に1個の卵を第一胸脚のハサミで持って口元の方に運んでいく。。。えっ???まさか食べるの???

② 少し上に移動した卵
② 少し上に移動した卵
そのままシャッターを連続で切りながら観察を続けたけど、最後に食べたかどうかはよく分からないまま終わった。

③ 口元に卵を運んでる??
③ 口元に卵を運んでる??
う~ん。。。
メギスやクマノミなんかでもそうなんだけど、海の生き物は危険を感じたり、ストレスを感じたりすると、自らの卵を食べてしまうのは普通に行われているのではないだろうか。。。?

この手のエビ類は1度に産む卵の数が少ないので、日常的に食べているのだとしたらスグに無くなってしまうと思うのだが、それはない。
だとすると、今回の僕の撮影&観察でストレスを大きく感じ、食べてしまっている可能性も高いように思う。。。

万歳!(^^;;
万歳!(^^;;
こういうストレスは何も直接的な人為行動だけでなく、例えば水質や環境の悪化によってもストレスや危険を感じれば、同じような事が起こるのではないかと想像できる。
当然そうなるといつまでたっても子孫は残せないわけで、挙句の果てにはその海域でのその種の絶滅に至るかもしれない。

生き物の減少や絶滅は単に成体(大人)が生きていけなくなるから起こるだけでなく、こんな事も原因になっている可能性もあるのかも。。。


今にも孵化しそうなメギスの卵
今にも孵化しそうなメギスの卵
エントリー口下のメギスが懲りずにまた卵を守っていた。
すでに稚魚の体がハッキリしていて、明日にでも、いや、今すぐにでも孵化しそうなギラギラした卵だった。
今度こそ、しっかり孵化するかな。。。?(・・;)

これを撮影していたら、また数匹孵化してしまった。
やはり光に反応して孵化するようなので、ハッチアウトの時間はジョーフィッシュなどと同じく日の出の直前なのかもしれない。


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クリイロハダカカメガイの交接

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 21.8℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 15:32-16:30
【潮まわり】 04:44 91cm 干潮 / 10:20 206cm 満潮 / 16:59 43cm 干潮 / 中潮(月齢:20.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:22

海に行ってタンクをセットし、残圧を確認したら唖然とした。。。エアが100しかないっ!!(;゚Д゚)
こんな時に限って予備タンクは持ってきておらず、仕方なく今日は浅場で遊ぶことにした。

どの個体も上部から捕食用の粘膜を出している。。。
どの個体も上部から捕食用の粘膜を出している。。。
相変わらず透明度が悪いっ!10m以下の透明度だ。
そして一度終わったかと思われたカメガイの仲間の大量発生はまだ終わっていなかった!!
先日はクリイロハダカカメガイの若齢個体だと思われる連中が水面直下にグッチャリとたまっていたのだが、今日は思い切り大きな成体がポイント全体にウジャウジャ!!!
しかも水面直下だけでなく、水面から-18mくらいの水底までいっぱいにクリイロハダカカメガイ!!!(◎_◎;)
それがポイント全体に広がっているような感じで、いったい何匹いるんだろう???ってな感じ。。。

今日は昨日の幼魚から成魚に変化中のハナヒゲウツボを撮ってスグに帰ろうと思っていたのだが、予定変更!!!
エアがなくなるまでずっとこのクリイロハダカカメガイを観察し続けた。

交接中のクリイロハダカカメガイ1
交接中のクリイロハダカカメガイ1

これだけいればさすがに交接や産卵、喧嘩や捕食なんかが容易に見れるに違いないっ!!!
。。。そう思っていたけど、これがなかなかそんな個体が見つからない。。。こんな沢山いるのにぃ~!!!!!

交接中のクリイロハダカカメガイ2
交接中のクリイロハダカカメガイ2
そしてようやく見つけたのが交接中のペア!!!
何かを互いに挿入し合っているように見えるのだけど、これがなかなかよく分からない。。。
それが分かるように写真を撮ろうと悪戦苦闘するのだけど、結局なんだかよく分からない写真を量産してしまった。
そりゃそうだ。。。撮っていても交接の仕組みがよく分からないくらいだもん。(笑)

交接中のクリイロハダカカメガイ3
交接中のクリイロハダカカメガイ3
その後、4ペアくらい交接らしき行動を見つけたけど、いずれも何だかよく分からなかった。。。(一瞬、捕食か喧嘩か?とも思ったけど。。。(笑))
う~ん。。。もう一度、観察&撮影にトライしたい!!!
明日はガイドなので、明後日。。。まだウジャウジャいてくれるといいんだけどなぁ。。。

こんな風に排出物らしきものを着けた個体が多い
こんな風に排出物らしきものを着けた個体が多い
しかし、これだけいるのに、卵らしきものも見つける事ができなかったのが不思議でしょうがない。
喧嘩もめったに見ないし。
う~ん。。。なぜだろ?

あっ、ハナヒゲウツボは昨日とあまり体色は変わっていなかった。
それと。。。メギスの卵。。。今日は孵化前日の卵と産卵後2日目の卵があるはずだったんだけど、またもや一晩ですべて消えてしまった!!!
いったい誰が食ってるんだろ???(・・;)


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黒から青へ。。。変身中!

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 21.3℃
【透明度】 10m
【海況】 やや揺れ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 15:30-17:25
【潮まわり】 09:25 220cm 満潮 / 16:08 22cm 干潮 / 中潮(月齢:19.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:22

とうとう浅場の水温も21℃台まで下がってしまった。。。(・・;)
透明度も10mあるかないかの濁りっぷり。。。
毎年、この黒潮接岸前の時期はこうした水温や透明度の上がり下がりが激しい不安定な海になりがちなのだが、この時期に21℃台まで下がってしまうとさすがに嫌になる。

卵を守るメギス
卵を守るメギス
昨日のログには書かなかったんだけど、またエントリー口近くのメギスが新しい卵を守っている。
昨日覗いた際には産卵2日目くらいの卵の成熟度だったのだが、今日のぞいてみると、なぜか今日産んだばかりではないかと思われる新しい卵で覆われていた!!!(・・;)
昨日見た卵はどうなったんだ!?(;゚Д゚)

左隅に古い卵、右側は新しい卵
左隅に古い卵、右側は新しい卵
一瞬、また食われた、もしくは親が食っちゃったのか??と思ったけど、よく見ると昨日の卵はしっかり残っているようで、その上から新しい卵が産みつけられたようだ。
昨日の卵はすでに稚魚の目玉や体が見え始めていた。

成長中のハナヒゲウツボの若魚
成長中のハナヒゲウツボの若魚
一湊タンク下の-15m付近で場所はちょこちょこ変えつつも、ずっと見られ続けているハナヒゲウツボの黒い幼~若魚がとうとうちょっとだけ青味が出てきた!
サイズはもはや成魚のそれとかなり近いくらいまで成長し、吻部の根元の辺りにチラチラと青い部分が。。。(^^;;

顔に青い部分が見え始めてる
顔に青い部分が見え始めてる

ハナヒゲウツボは屋久島ではかなりの数が見られる普通種なのだが、今まで黒から青へと変わる過程の個体を見る事はめったになかった。
なので、多分、体色が変わる時は一気に変わると思うんだけど、しばらくこの個体を観察し続けてみようかな。。。ホームグラウンドの一湊タンク下でそれが観察できるのはめったにないチャンス!!(・・;)

昨日のヒレナガスズメダイの卵はやっぱり孵化間近の卵だった。
今日、覗いてみたら、ほとんどが孵化してなくなっていて、パラパラと疎らに卵が残っている状態だった。(下左写真)

別の場所では結構、こうした稚魚の目玉がギンギンに出ている産卵床がそこらじゅうで見られるのだが、って事は、この写真の子は孵化間近かな。。。?(^^)(下右写真)

昨日はギッシリと卵が産みつけられていた産卵床
昨日はギッシリと卵が産みつけられていた産卵床

って事はこれは孵化間近かな。。。?
って事はこれは孵化間近かな。。。?


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クマノミの卵の産み方(続編)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 23.8℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:39-17:19
【潮まわり】 08:23 94cm 干潮 / 14:18 159cm 満潮 / 長潮(月齢:9.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:18

産卵床を掃除するクマノミ
産卵床を掃除するクマノミ
今日は昨日のシャコガイに着くセホシウミタケハゼを再度撮りに行こうと思っていたのだが、エントリーしてしばらく行くとクマノミのペアがせっせと産卵前の準備行動(産卵床の掃除)をしていたので、急遽これを観察することにした。

いつもなら通過するのだけど(笑)、先日、

「クマノミの卵は頭から先に出て最後に産卵床に着く部分が出てきて、最後に産卵管で擦り付けるような感じで産卵床に接着する」

という記事をこのブログに書いたところ(クマノミは卵を頭から産む。。。)、誰も興味を示さないかと思いきや、富戸をホームグラウンドとする石田さんから、「前に同じように産み方を観察した際には産卵床に着く部分から先に出てきているように見えたけどなぁ。。。」と一言。(^^;;

クマノミ観察の世界的権威であり(笑)、国家より「クマノミ親善大使」に任命されている石田さんがそう言うのだから、何か自信がなくなってきた。。。(・・;)
もう一度、じっくり観察してみる事にした。

最初の1粒目
最初の1粒目
最初の1粒から観察するのはメチャ久しぶり。(^^)
最初の1粒目は15:20に産んだ。
しかし、この1粒は何とスグにオスによって食べられてしまった!!!(・・;)

2粒目はすぐ近くに。。。
2粒目はすぐ近くに。。。
最初の1粒目が食べられてから5分後、前の食べられてしまった卵のスグ下(だいたい1cmくらい下)にまた1粒、卵が産みつけられた。
ちょうど綺麗に掃除された産卵床の真ん中くらいの位置だ。
1粒目は必ずこの辺に。。。と決めているのか、1粒目とほぼ同じ場所に産みつけられた。

下の左写真は2粒目が産みつけられてから5分後の状況。
こんな感じでぐるっと円を描くように産んでいき、また最初に産んだ卵に返ると一度、産卵床を離れ、また再び産卵を続ける。
この繰り返しだ。

その後、30分くらいで全体の半分くらいの卵を産み出した。
次々にマシンガンの弾が繰り出されていくような感じで、高速でバンバン産んでいく。。。
ほとんどはしっかり産みつけられるのだけど、かなりの数の卵が基盤に貼りつかず散りまくっていた。(・・;)
その様子もまるでマシンガンの空薬莢が散っていく様子によく似ていた。(笑)

こんな感じでぐるっと円を描くような感じで産んでいく
こんな感じでぐるっと円を描くような感じで産んでいく

1粒目から30分後の状況
1粒目から30分後の状況

こんな感じで高速で次々に産み出されていくので、目的であった「卵は頭から産み出されるのか?それとも根元の接地面から産み出されるのか?」を見極めるのは至難の業だ。(^^;;
もはや現場で肉眼で確認するのは難しく、とにかくメスの産卵口付近にピントを合わせて連続でシャッターを切っていき、帰ってからPCで確認するしかない。。。(笑)

卵の接地面となる下側は白い
卵の接地面となる下側は白い
いくつかの写真を確認してみると、やっぱり卵の頭の部分から産み出し、最後に接地面となる下側を出しているようにしか見えない。。。
そしてズルズルと産卵管を引きずりながら、産卵床に擦り付けるような感じで卵を接着していくみたいだ。
そして、卵の接地面となる下側は白く、もしかしたらこの白い部分が接着剤のような役割をしているのかもしれない。。。

順番に見ていくと。。。

産卵口から卵が出始めた時
産卵口から卵が出始めた時
産卵口から卵の頭が見えてくる。
頭側は真っ赤でこちらが産みつけられたあと上になるはず。

卵の半分が出てきた状態
卵の半分が出てきた状態
卵の約半分が外に出てきた。
左側の卵たちはその直前に産み出された卵で、こんな感じで綺麗に並んでいく。
やぱpり、最後に接地面が出てきているようだ。

すべての卵が出切った瞬間
すべての卵が出切った瞬間
すべての卵が出切った。
最後に出てくる卵の一番下は必ず白っぽい。
この部分を産卵床に擦り付けるような感じでくっつけていく。。。

産卵開始から約2時間後
産卵開始から約2時間後
産卵観察は30分で飽き(笑)、その後、他の場所をまわって1時間30分くらい経った頃にまた寄ってみると、まだ細々と産卵は続いていたけど、ほぼ終わりに近いような状況だった。
すでに産卵床は卵がビッシリ産みつけられていて、真っ赤になっていた。(^^)


2日目のメギスの卵
2日目のメギスの卵
そう、そう、昨日、新しい卵を守り始めていたメギスの巣穴を覗くと、とりあえず今日はまだ卵は無事だった!(笑)
このまま今度こそ卵の発生過程を最後まで追いたいけど、明日からは久々のゲストがくるので無理かな。。。(^^;;

国内ではまだ記録がないとされているCirripectes perustus?
国内ではまだ記録がないとされているCirripectes perustus?
もう3年くらい前から同じ場所で見られ続けている赤いタテガミカエルウオの仲間。
どうやらCirripectes perustusという種類である可能性が高いようで、この種類であればこれまでの北限記録は台湾なので、北限記録、かつ国内初記録という事になる。
インド・太平洋に広く分布しているようだが、比較的珍しい種類との事。。。
まぁ、何はともあれ、こいつらって思いのほか長生きでビックリ!


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ついに見つけた!(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 23.7℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 15:17-17:32
【潮まわり】 08:23 94cm 干潮 / 14:18 159cm 満潮 / 長潮(月齢:9.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:18

日に日に透明度が悪化してる。。。(・・;)
視界は10-15mくらいで、白濁りが激しい。

また新しい卵を守り始めたメギス
また新しい卵を守り始めたメギス
またまたエントリー口のメギスが卵を守っていた。。。(;゚Д゚)
ここのメギスの卵は、孵化前に途中で無くなっては、また新たな卵を産みつけ、また1日で無くなる。。。そんな事を繰り返している産卵床なのだが、またまた新しい卵が産みつけられていた。
昨日は無かったし、卵の発生状態から、今日産んだ卵のようだ。
さて。。。明日は無事にあるかな?(^^;;

トゲコマチガニ
トゲコマチガニ
今日は沖まで出たけど、大した発見もなく浅場に帰ってきた。
沖も浅場同様に濁り気味。。。ただ水底に冷たい潮がたまっているという感じではなく、水温は浅場同様に23℃台後半。

浅場に帰ってくるとエアはもうカスカス。。。
そんなときに限って長居して撮りたい被写体を見つけてしまう。。。(笑)

セホシウミタケハゼ on the シャコガイ
セホシウミタケハゼ on the シャコガイ
ついに軟体部に蛍光の青い点々が散在するシャコガイの仲間の上にセホシウミタケハゼを見つけた!!(^^)
これまで軟体部が茶系のマーブル模様のシャコガイの上ではよくこのハゼが着いているのを見かけていたのだが、この種類のシャコガイについているのは初めて見た。
ここに着いていたら絵になるのになぁ。。。とずっと思いつつ、機会があるごとに覗いてはいたのだが、なかなか見つからなかったのだ。

セホシウミタケハゼ on the シャコガイ
セホシウミタケハゼ on the シャコガイ
もう興奮しながらカメラを構え撮っていたのだが、いざそのシャコガイを目の前にすると、撮影の構想がまったく思いつかない。。。(・。・;
先日のアヤニシキの胞子嚢と一緒で、ずっと撮りたい!!と探していても、ようやく見つけて撮り始めると、どう撮ったらいいのか皆目見当がつかない。。。(笑)

ひとまず、絞りを変えたり、寄ったり、離れたりしながら、いろいろ撮ってみた。
う~ん。。。バックの青い丸ボケは綺麗なんだけど、いまひとつピーンとこないなぁ。。。
また明日も行こっと!(^^)


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クマノミは卵を頭から産む。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 23.1℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:46-16:52
【潮まわり】 06:00 111cm 干潮 / 11:16 164cm 満潮 / 17:48 78cm 干潮 / 小潮(月齢:7.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:17

5月中旬くらいからよくなってきた海がここ数日で、また日に日に悪くなってきている。
まずは透明度が落ち始め、最近では水温も日に日に下がっていき、今日はとうとう23℃台にまで戻ってしまった。
特に-15m以深が冷たく、かなり震えた。。。
またGWの頃のような状態に戻りつつある。。。

また無くなっていたメギスの卵
また無くなっていたメギスの卵
まずは一昨日に再び産卵したエントリー口のメギスの産卵床を覗いてみた。
また無くなってる!!!(・・;)
今日は3日目の卵の状態が見られると思って覗いたのに、またまた食べてしまったのだろうか?
それとも外敵に襲われた???
なかなか無事に孵化までいかない。
オスはそれでもたまに巣穴に入ったりしていたので、巣自体を放棄したわけではなさそうだ。
産卵床を変えた可能性もあるので、しばらく周囲を探したけど見つからなかった。。。

ここのクマノミ夫婦は今年4回目の産卵。。。
ここのクマノミ夫婦は今年4回目の産卵。。。
今日は3日前(6/2)の夜に無事に卵を孵化させたハタゴイソギンチャクのクマノミ夫婦が今年4回目の産卵をしていた。

時間は15:00ちょっと前に通りかかった時にはすでに半分以上の卵が産みつけられた状態で、その後1時間くらい観察&撮影を続けた。
クマノミの産卵は何度見ても飽きない!
完全にこの場から離れられなくなった。。。(^^;;

今日はメスが卵を産卵管から出す様子をマクロレンズを通して終始見ていたのだが、クマノミの卵って頭から先に出て最後に産卵床に着く部分が出てくるって知ってた???(・・;)
僕はてっきり産卵床に着く下の部分から先に出てきて、1個1個しっかり接着させて、最後に卵の頭の部分がメスの産卵管から出てくるのだとばかり思っていた。

クマノミの卵は頭から先に外に出てくる。。。
クマノミの卵は頭から先に外に出てくる。。。
ところが目を凝らして見てみると、どうも卵の真っ赤な頭の部分から先に出てきているようだ。
そして最後に産卵管で擦り付けるような感じで産卵床に接着しているのだった。
し、知らなかった。。。(◎_◎;)

卵が2-3個同時に出てきてしまう場合もたまにあったのだが、その場合でもまったく同じ。
すべての卵は常に頭から先に出てきて、2-3個の卵を同時に産卵床に接着していた。

という事はまだメスのお腹に卵がある時から、頭を下にした状態でお腹に詰まっているのかも。。。

もうかれこれ2週間以上、ヤッコエイたちの行動が怪し過ぎる。。。
浅場に沢山集結していて、簡単にダイバーに近づいてきたり、2匹が後追い行動をしていたりして、まさに動きは繁殖期のそれ。
なのにまだ未だに交尾行動が見られずにいる。。。


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わ~い!!アヤニシキの卵(胞子)見つけた!(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 23.5℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:55-16:44
【潮まわり】 04:12 108cm 干潮 / 09:32 188cm 満潮 / 16:18 49cm 干潮 / 中潮(月齢:5.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:16

ここのところ、初動が遅くてエントリーがメチャ遅くなってる。。。(^^;;
修業時代、親方から夕方になればなるほど海は危険度が増し、有事には救助等が難しくなってくるから、日中の通常ダイビングはなるべく早めに入れ、とよく言われていて、それをすごく良く覚えているのだが、思い切り毎日遅っ!(笑)
海を舐めていると言われても仕方がないかも。。。(・・;)

再びメギスの卵が産みつけられていた!
再びメギスの卵が産みつけられていた!
今日はエントリーしてスグに驚くべきことが。。。!!
何と途中で忽然と姿を消してしまったエントリー口のメギスの卵が、また復活!!
今日、覗いてみると、新しい卵が産みつけられていた。
昨日はなかった事や卵の見た目から、多分、先ほど産んだばかりの卵であるようだ。

前回は僕の観察圧によるストレスで親が卵を守るのを止めてしまい、もうここで卵を守ることはないかなぁ。。。とか思っていたのだが、まさかまたここで産むとは!!(・。・;
今度こそ無事にハッチアウトまで守ってくれるといいのになぁ。。。

アヤニシキの胞子嚢
アヤニシキの胞子嚢
この冬は例年以上にアヤニシキが目立ったシーズンオフだった。
昔からずっと撮ってみたかったこの海藻のコロコロ可愛い胞子嚢が今年は撮れるかも!!と期待していたのだが、水温が上がり、アヤニシキのシーズンも終わって、いつの間にか忘れていた。

ところが期せずして、ようやく胞子嚢付のアヤニシキを見つけた!!!d(*⌒▽⌒*)b
でも。。。海藻は色褪せ、白っぽく、葉もボロボロ。。。
う~ん。。。この状態でどうやって作品にすればいいのだろ。。。(・・;)
いや。。。かなり厳しい感じが。(笑)
まったく構想が浮かばない。。。

仕方がないから胞子の放出を狙うか。。。それでも絵にはならない気が。。。(笑)


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メギスの卵、発生過程まとめてみる。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.9℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:41-16:50
【潮まわり】 08:20 209cm 満潮 / 15:08 23cm 干潮 / 中潮(月齢:3.3)
【日の出・日の入】 日出05:16 日没19:15

午後から海へ。
早速、昨日新たに見つけたメギスの卵を見に行ってみると、予想通り、やっぱりこちらも跡形もなく一晩で卵塊はなくなっていた。。。(・・;)

昨日のログでも書いた通り、これは外敵というよりは、親自身が食べてしまった可能性が高いと思う。
ストレスを感じて卵を食べてしまったのか、それとももはや卵が危ない!ならば食べて栄養にしてしまおう!と考えたのか知らないけど、とにかくメスが産んだ卵をそれを守るはずのオスが食べてしまったのではないだろうか。。。?

もしかしたら、メギスはこういう事が頻繁にある魚なのかもしれないけど、とにかくまた孵化まで観察する事ができなかった。。。

でも、これで発生過程と孵化までの期間はだいたい掴めたので、ある程度目的は果たした。
5/26のガイド中にゲストが見つけた卵は多分、今晩、もしくは翌朝にはすべて孵化するだろう。。。という段階まで観察できた上に、5/28には産卵&産みたての卵を確認できたので、まとめてみるとだいたい今の25℃の水温だったら、5日で孵化することが分かった。
5/26に見つけた卵は産卵直後くらいの卵だったのだ。

以下はメギスの発生過程だ。
左が5/26に産卵したと思われる卵で、右が5/28に産卵を観察した卵だ。

【1日目(産卵当日)】

産みたての卵はクリーム色、もしくは薄いオレンジ色に見える。
卵膜の内側に卵黄があって、このクリーム色は卵黄の色だ。
その卵黄の中にオレンジ色の点のようなものがあるけど、これが多分、油滴と呼ばれる部分だと思うのだけど。。。

5/26に産卵したと思われる卵(1日目)
5/26に産卵したと思われる卵(1日目)
5/28に産卵を観察した卵(1日目)
5/28に産卵を観察した卵(1日目)


【2日目】

2日目になるとこの卵黄がやや小さくなり、透明感が出てくるみたいなのだが、まだ濁りがあってこのため卵全体がピンク色に見える。

5/26に産卵したと思われる卵(2日目)
5/26に産卵したと思われる卵(2日目)
5/28に産卵を観察した卵(2日目)
5/28に産卵を観察した卵(2日目)


【3日目】

3日目になるとようやく稚魚の目玉や体の形が出始める。
これを胚体というらしい。
卵黄は胚体に栄養を与え、さらに小さくなった。

5/26に産卵したと思われる卵(3日目)
5/26に産卵したと思われる卵(3日目)
5/28に産卵を観察した卵(3日目)
5/28に産卵を観察した卵(3日目)→ここで卵が消失


【4日目】

4日目になるともう完全に稚魚の目玉はクッキリしてきて銀色に輝いている。
体も丸まって収まっているのがよく分かる。。。
もうこの時には卵は完全に透明感があるが、まだオレンジ色の油滴はハッキリ残っている。

5/26に産卵したと思われる卵(4日目)
5/26に産卵したと思われる卵(4日目)


【5日目(孵化前日)】

5日目は多分孵化寸前の状態で、いつ孵化してもおかしくない状況だ。(実際、この時何匹化が孵化した!)
すでに卵の中で稚魚の体は完全体としてでき上がっていて、よく動く!!!稚魚が動くたびにキラキラ輝く。
油滴はもうよく分からない状態。
多分、今晩か、翌朝にはハッチアウトするんじゃないかな。。。

5/26に産卵したと思われる卵(5日目)
5/26に産卵したと思われる卵(5日目)→ここで卵が消失


昨日新たに見つけたメギスの卵(昨日撮影したもの)
昨日新たに見つけたメギスの卵(昨日撮影したもの)
こんな感じでメギスの発生過程が分かったのだが、これを昨日別の場所で見つけ撮影したメギスの卵に当てはめてみると、これは産卵後2日目の卵だったという事が分かる。。。
3日目を目の前にして無くなってしまったというわけだ。(・・;)

またメギスの卵を見つけたら、今度は孵化まで追ってみたいなぁ。。。
しかし、親が本当に頻繁に卵を食べているのだとしたら、まさに英名(メギスの英名はFire-tail devil(=悪魔))通りの魚だ。。。(笑)

シマスズメダイの婚姻色
シマスズメダイの婚姻色
最近、エクジット口近くのテトラポットに大きなシマスズメダイの産卵床があって、かなり広い範囲に大量の卵が産みつけられている。
これを守るオスは白黒ツートンの体色(婚姻色)になっている事が多いのだが、これを10年前に最初に見たときは新種かと思った!!(笑)
これをパンダスズメダイと呼んでいるのだが(笑)、この体色はスグに褪せて、元の色に戻るのでシマスズメダイだとバレるのであった。。。(^^;;


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え~!!!!!卵が無くなった!!!(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.8℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 15:28-18:14
【潮まわり】 07:46 216cm 満潮 / 14:35 13cm 干潮 / 中潮(月齢:2.3)
【日の出・日の入】 日出05:16 日没19:14

今日はかなり遅い時間からエントリー。

た、卵が無いっ!!!!(・・;)
た、卵が無いっ!!!!(・・;)
まずは日課のエントリー口近くにあるメギスの産卵床をチェック。。。
5/26に見つけた卵は多分、昨晩から今朝にかけてすべてハッチアウトしていて、5/28に産卵を観察した卵だけが残っている状態を想像して巣穴を覗いてみると。。。
なんと!卵が一切無くなっていた!!!!(・・;)
孵化間近の卵だけでなく、一昨日、産卵を観察した卵までもが無くなっていた。。。

いったい、何があったんだろ??
外敵に食べられてしまった???それとも孵化間近の卵と一緒に新しい卵も早熟のまま孵化しちゃったのか???それとも親が食べちゃった!!!(・・;)
。。。と頭は大混乱。。。(。・_・?)ハテ?

新たに別の場所でメギスの卵を見つけた!!
新たに別の場所でメギスの卵を見つけた!!
気を取りなおして、もうひとつの目的であったオキザヨリの卵をチェックしようと泳ぎ始めると、途中でまた新たなメギスの卵を見つけた!!!(^^)
最近は近づくとさっと暗い穴に隠れてしまうメギスを見つけると、スグに暗がりをチェックするようになっていたのだが(^^;;、大抵は穴の奥の方に卵があるのかまったく卵は見当たらないのだが、今回は穴の結構、手前の方に産卵床をつくっていてスグに分った!(^^)

しばらく、このメギスの卵守りを観察していたところ、ある事に気づいた。

間違いなく自分の卵を食うメギスの親
間違いなく自分の卵を食うメギスの親

んっ???えっ?!もしかして自分の卵を食ってね?こいつ。。。(・・;)

しきりに口を開け卵に顔を突っ込んでる。。。
しばらく見ているとだんだんそれは確信に変わった!
間違いなく、こいつ卵を食ってる!!!(◎_◎;)

これで一気にエントリー口近くにある産卵床の卵が一気に無くなった理由が「親による卵食」なのではないか?疑惑が強くなった。。。(;゚Д゚)
親による卵食は特に珍しい事ではない。
テンジクダイの仲間などではよくある事だし、クマノミやジョーフィッシュも親が卵を食ったのではないだろうか?と思われる事が何度かあった。

子孫を残すための戦略として食べてしまう事もあれば、ストレスによって食べてしまう事もあると聞く。
この場合、もしかして僕の観察ストレスによるものだったのかもしれない。。。(・・;)
あれだけ毎日覗かれて、ストロボをバシバシ焚かれては、さすがにストレスを感じてもおかしくない。。。

オキザヨリの卵を食べるゴマモンガラ1
オキザヨリの卵を食べるゴマモンガラ1
その後は昨日見つけたオキザヨリの卵を見に行った。
昨日はかなりの広範囲に産み落とされたオキザヨリの卵がいっぱいあったのだが、今日は一気に減っていた。
ウスサザナミサンゴの上の卵はかなりの数が無くなっていて、水底に落ちている卵だけがまだだいぶ残っている状態。

ちなみにサンゴは昨日とあまり変わらない状態。
昨日はオキザヨリの卵を食うゴマモンガラによってかなりサンゴが壊された跡があったけど、今日はそれほど壊されたであろう部分は少なかった。

オキザヨリの卵を食べるゴマモンガラ2
オキザヨリの卵を食べるゴマモンガラ2
しばらくウスサザナミサンゴの近くで待機していると、やっぱりゴマモンガラが来た!
今の非繁殖期のゴマモンガラは臆病で近づくとスグに逃げてしまうので、遠くから静かに近づいてオキザヨリの卵を食べている様子を撮影した。
サンゴの上にはもうあまり卵は残っていなかったので、水底に産み落とされた卵を中心にむさぼり食っていた。

う~ん。。。これでほとんどのオキザヨリの卵が無くなってしまうのも時間の問題だな。。。こりゃ。
多分、オキザヨリもこの辺は想定済みで、サンゴの奥深くに落ちたいくつかの卵のみが無事に孵れば繁殖成功なのかもしれない。。。
だとしたらかなり確率の悪い繁殖戦略じゃね?これ。。。(笑)


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オキザヨリの卵を今季初観察。

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 24.8℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:32-16:49
【潮まわり】 07:14 221cm 満潮 / 14:01 6cm 干潮 / 大潮(月齢:1.3)
【日の出・日の入】 日出05:16 日没19:14

メギスの卵の成熟過程をチェックする4日目。
2つの別の日に産んだ卵を両方とも写真に撮っておく。

5/26に産卵したと思われる産卵から4日目のメギスの卵目のメギスの卵
5/26に産卵したと思われる産卵から4日目のメギスの卵

5/28に産卵した産卵から2日目のメギスの卵
5/28に産卵した産卵から2日目のメギスの卵

一昨日(5/28)に産卵した卵をチェックするとすでにすでに発眼していて、体もハッキリ分かるようになってきた。
産卵から3日目の卵の状態が分かった事で、5/26に最初に見つけた卵はこの日に産んだばかりの卵であることがほぼ確定された。

その5/26に産卵したと思われる卵はすでに銀色に輝いていて、卵の中で稚魚がうごめいているのがよく分かる。
うごめくたびに卵は一斉にギラギラと輝くのを見ていると、もういつ孵化してもおかしくない状況。。。(・・;)

孵化してしまったメギスの稚魚
孵化してしまったメギスの稚魚
撮影中に気づいたのだが、実際、何匹かが孵化してしまっているようだ。
多分、僕のターゲットライトの明るさに反応して孵化してしまっているのかもしれない。。。
もしメギスの卵は差し込む光に反応して孵化するのだとしたら、自然下でのハッチアウト時間は日の出と同時くらいなのではないだろうか?

よく考えてみると卵を最初に見つけた時よりも量が減っているようにも見える。
早いものは少しづつ孵化しているのかもしれない。

パイナップルウミウシの交接
パイナップルウミウシの交接
今日は久々に沖の-30m付近までおりてみた。
やや潮は速いけど、久々の中層泳ぎは気持ちいい。。。
う~ワイドで行きた~い!!!(^^;;
メギスの卵が孵化するまでの辛抱だ。。。(笑)

最近はウミウシ類の産卵を頻繁に見かける。
今日もパイナップルウミウシとシンデレラウミウシ、コイボウミウシなどの交接を見かけた。

沖の「イトヒキベラの里」ではクジャクベラやツキノワイトヒキベラなどが一斉に産卵していた。
メスのお腹は卵でパンパンで、オスの求愛も激しい。
放卵放精も何度も見かけた。(15:30前後、最干潮から1時間半)

求愛中のクジャクベラ
求愛中のクジャクベラ

求愛中のツキノワイトヒキベラ
求愛中のツキノワイトヒキベラ

浅場に帰ってきてウダウダしていると、-6m付近にあるウスサザナミサンゴの上でゴマモンガラが何やらサンゴをぶっ壊しながらガリガリやってるを発見!!
スグにピーンときた!
オキザヨリが産卵したんだ!!!!(;゚Д゚)

オキザヨリの卵は真っ白で細かい繊維のようなもので絡まれている。
オキザヨリの卵は真っ白で細かい繊維のようなもので絡まれている。

サンゴの上に大量のオキザヨリの卵
サンゴの上に大量のオキザヨリの卵

行ってみると思った通り、サンゴの上やその周辺には大量のオキザヨリの卵が散乱していた。
ものすごい量だ。
例年、ほとんどの卵はゴマモンガラなどに食われてしまうので、その量からまだ産卵して間もない状況だったのではないかと思われる。。。

サンゴの上に大量のオキザヨリの卵
サンゴの上に大量のオキザヨリの卵

水底にも大量のオキザヨリの卵が産卵していた。
水底にも大量のオキザヨリの卵が産卵していた。

オキザヨリの卵。またゴマモンガラがサンゴをぶっ壊してこれを食べていた。
オキザヨリの卵。またゴマモンガラがサンゴをぶっ壊してこれを食べていた。
昨年もこのサンゴはオキザヨリが産卵して、同様にゴマモンガラがその卵を食べるためにサンゴをぶっ壊した事があった。
その傷もまったく癒えないうちに、また再びオキザヨリの繁殖期に入ってしまった。。。(・・;)
このウスサザナミサンゴも風前の灯火だな。。。こりゃ。。。

実は今日、他の同業者がお宮前でもオキザヨリの卵を観察している。
オキザヨリの卵を初確認したのは2012年は6/7、2013年は6/3なので、今年もほぼ例年並みだと言える。。。


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相変わらず海で雪山登山してます!(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.1℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 15:29-17:37
【潮まわり】 06:40 222cm 満潮 / 13:27 3cm 干潮 / 19:56 218cm 満潮 / 大潮(月齢:0.3)
【日の出・日の入】 日出05:17 日没19:13

今日もまずはメギスの卵をチェック。
天気も良く海がいいので、本当はワイドで行きたいんだけど、この卵がある限りはずっとマクロでいくしかない。。。(・・;)
きっとこの卵が孵化した頃には梅雨入りして、天気も悪く暗い海に戻ってしまうんだろうなぁ。。。(^^;;

卵を守るメギスのオス
卵を守るメギスのオス
5月26日に今季初観察した卵と昨日産んだ卵とをそれぞれ可能な限り接写して記録しておきたいんだけど、穴の入り口が狭いため最短までは寄れず、ストロボ光を当てるのも一苦労だ。
今日もオスが1匹で卵を守っていて、巣穴から出たり入ったりしていた。

3日前に見つけた卵はすでに稚魚の形がハッキリしてきていて、透明感も日に日に増してきている。
昨日、産卵を観察した卵はそれほど昨日とは色が変わらない。。。

3日前に見つけたメギスの卵
3日前に見つけたメギスの卵

昨日産卵を観察したメギスの卵
昨日産卵を観察したメギスの卵

ここ数日、ダイビングのパターンはいつも一緒。
まずはメギスの産卵床を1時間近く観察したあと、浅場でカギケノリという海藻を撮る毎日。。。(笑)

胞子は可愛いけど枯れたような株が目立つ
胞子は可愛いけど枯れたような株が目立つ
カギケノリは水温が低かった3-4月くらいまでは元気な株が多かったのだが、水温が上がってからのこの1週間で枯れて茎だけになってしまった株が一気に増えた。
これまでまったく意識していなかった地味な海藻なので、その生活史など興味もなかったのだが、これが撮ってみると意外に絵になることが分かり、よく観察するようになった。(^^;;

枯れた枝に着くコロコロしたカギケノリの胞子
枯れた枝に着くコロコロしたカギケノリの胞子
元気なころの株は葉(葉に見えないけど)はグレーで綿のようにモコモコしているのだが、これが下部から徐々に濃い茶色になってくる。
1か月くらい前くらいから胞子をつけた株が目立つようになったのだが、この胞子はグレーのモコモコ部分にもあるけどこの時はまだ小さな粒で、これがどんどん大きくなっていくのだが、写真に撮ってコロコロと可愛い感じがする大きさになる頃には葉の部分が落ち、枯れたような状態になっているので、イマイチ絵にならない。。。(笑)

仕方なく胞子をクリスマス飾りに見立てて撮るのは諦め(笑)、葉のモコモコを雪を被った針葉樹に見立てて撮ってみる。。。
普通に撮っても地味なので、いつもは絶対にしない開放気味の絞り値で、ストロボを弱めたり、消したりしながら、いろいろと試行錯誤してみた。
どう???いい感じでしょ?(^^)

カギケノリ(雪山バージョンその2)
カギケノリ(雪山バージョンその2)

カギケノリ(雪山バージョンその3)
カギケノリ(雪山バージョンその3)


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メギスの産卵が見れてしまった。。。!(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.3℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 13:34-16:28
【潮まわり】 06:06 221cm 満潮 / 12:51 5cm 干潮 / 19:18 218cm 満潮 / 大潮(月齢:28.9)
【日の出・日の入】 日出05:17 日没19:13

今日ももちろん一番の目的はメギスの卵の経過観察だ。

メギスが産卵してる!!!(・・;)
メギスが産卵してる!!!(・・;)
エントリーしてスグに巣穴を覗くと、ほぼ同時くらいに2匹のメギスが奥に入っていった。。。
1匹は真っ赤で、もう1匹は真っ白!!
そして、この2匹の関係は何だろう?などと考える間もないくらいスグに産卵が始まった!!!
ええ~っ!!!!!!!!!!!!!!!!

産卵管から大量の卵を産み出すメギスのメス
産卵管から大量の卵を産み出すメギスのメス
メスは真っ白く染まり、体はなぜか傷だらけでボロボロだった。。。
メスは逆さになって体を細かく震わせながら、天井に産卵管を擦り付けるようにして卵を産みつけていく。。。
メスの産卵管からはオレンジ色(クリーム色?)の卵の塊が大量に出ているのが分かる。
それを天井いっぱいに産みつけていく。

左側が古い卵、右側が産みたての卵
左側が古い卵、右側が産みたての卵
一昨日見つけた古い卵のすぐ横に、というか、ほとんど同じ場所に産みつけていたのだが、これって同じメスの卵なのだろうか。。。?
それとも別のメスなのか???(・。・;
いずれにしてもまったく同じ巣穴の同じ場所に新たな卵を産みつけていたのにはちょっと驚いた。

ちなみに2日前から観察している古い卵には目玉のようなものや体らしきものが見られ始め、稚魚の形がよく分かるようになってきた。

一昨日から観察している古いメギスの卵
一昨日から観察している古いメギスの卵

産みたてホヤホヤのメギスの卵
産みたてホヤホヤのメギスの卵


オスは隣で大興奮しながら、しきりにメスに噛みついたり、突いたりしていた。
たまにオスも卵にお腹を押し付けるような行動をしていたのだが、多分これは放精なのだと思う。
特に濁りはなかった。
産卵の始まりは13:15くらいで、30分くらい続き、14:20くらいにはメスが巣穴を出ていった。。。
(一応、新月周りの大潮で最干潮から潮が動き始める時間帯だった)

産卵中のメスに激しく噛みつくメギスのオス!
産卵中のメスに激しく噛みつくメギスのオス!
とにかく気になったのが、メスの体がボロボロな事だ。
これは産卵中にオスがしょっちゅう噛みついていることから、多分オスが傷つけているのではないかと思う。
きっと産卵前の求愛もかなり激しいのではないだろうか?と想像される。。。(・・;)

きっと、こうした求愛→産卵の過程で傷ついたのだろう。
だとすると繁殖期のメスはみんな傷だらけであるはずだ。
これからはちょっとその辺を注意して、メギスを見てみようと思う。

カスミヤライイシモチの口内保育
カスミヤライイシモチの口内保育
その後は期せずしてメギスの産卵が見れてしまった興奮で、心ここにあらず状態。。。(笑)
カスミヤライイシモチの口内保育や相変わらず撮り続けている海藻・カギケノリなんかを撮って、あっという間に1本が終わった。(^^;;
いや~とうとうメギスの産卵が見れてしまった。。。
今日は興奮して眠れそうにない。。。(笑)

あっ、エクジット直前の16:15、オオモンハゲブダイの産卵を観察。(-5m)


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初夏のクリスマスツリー(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.1℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 15:20-18:02
【潮まわり】 05:30 216cm 満潮 / 12:13 13cm 干潮 / 18:39 215cm 満潮 / 大潮(月齢:27.9)
【日の出・日の入】 日出05:17 日没19:12

今日は午後の遅い時間からカメラを持ってエントリー。
目的はもちろん、昨日ガイド中にゲストが見つけたメギスの卵守りだ。
今日も卵の色は昨日とあまり変わらないピンク色。
それを1匹のオスが守っていた。

卵を守るメギスのオス
卵を守るメギスのオス
入り口の狭い奥まった穴の奥に卵を産みつけているので、ストロボをポートにギッシリくっつけて、穴をほとんど塞いだような状態で撮影していると。。。
頻繁にオスはポートのガラス面に近づいてきて威嚇する。
どうもガラス面に映った自分の姿に威嚇しているみたい。。。(笑)
そして、支持棒を卵に近づけると、思い切り支持棒に噛みついてくる。

メギスの卵(多分2-3日目)
メギスの卵(多分2-3日目)
卵のそばにいる時はかなり威嚇してくるのだが、穴を塞ぐような感じで撮影していても、たまに穴の隙間から出ていってしまう事もあるのがよく分からない。。。(^^;;
そして、知らないうちに僕の腕の脇をスルスルと通り抜け、また穴に戻ってくる。。。(笑)

気づくと1時間半が経過していた。
ここはエントリーしてスグの-4mくらいの場所なので、エアがまったく減らない。。。
1時間半潜っていても、残圧は100以上残っていた。(^^;;

そこからやや沖に出て、エアがなくなるまで遊んでいたので、エアが無くなってエクジットした頃には3時間近くが経過していた。(・・;)

カギケノリ(雪山バージョン)
カギケノリ(雪山バージョン)
後半はカギケノリという初春から春にかけて多く見られ、水温が上がった今は卵のような胞子をいっぱいつけた株が多く、また完全に葉が落ちて茎だけとなり枯れ果てた株も多く、そろそろシーズンが終わりそうな海藻を撮りまくった。
見た目は灰色でとっても地味なので、これまでノーマークだった海藻なのだが、先週のゲストさんがこの海藻を胞子と共に撮った写真がすごくメルヘンで良かったので、後半はこればかり撮っていた。(つまりパクリ!(笑))

ゲストさんの写真を見たとき、スグにピーンときて昨晩もいろいろと構想を練って、実際に撮るのを楽しみにしていたのだ。
時期外れだけど、何か雪を被ったクリスマスツリーみたいで、綺麗でしょ???

本当は丸くコロコロした大きめの胞子を入れて撮りたいんだけど、胞子を着けた株は基本的にボロボロで茶色く、地味なんだよね。。。(^^;;
今日もまだまだ綺麗で、それでいて胞子をいっぱいつけた株を探しまくったけど、綺麗な株は胞子をつけていても、その胞子は粒状で小さくイマイチだ。

カギケノリ 作例1
カギケノリ 作例1
カギケノリ 作例2
カギケノリ 作例2
カギケノリ 作例3
カギケノリ 作例3

カギケノリ 作例4
カギケノリ 作例4


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今年もメギスの卵が!!

【ポイント】 元浦/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.1
【水温】 -℃/25.2℃/25.2℃/25.1℃
【透明度】 40m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 9:15-9:45/10:33-10:55/14:37-15:49/16:28-17:55
【潮まわり】 04:52 210cm 満潮 / 11:32 26cm 干潮 / 17:56 208cm 満潮 / 中潮(月齢:26.9)
【日の出・日の入】 日出05:18 日没19:11

3日くらい前から海がどんどん良くなっている。
日に日に水温は上がり、とうとう25℃を超えてしまった!!(・・;)
それに合わせて透明度や青さも増してきて、今日なんて40m先がハッキリ見えていた。(^^)
朝から雨の1日だったけどテンションはまったく下がらない。(笑)

そんな状況に呼応しているのか生物の繁殖行動が活発になってきた。
昨年初めて見たメギスの卵を今年も確認!(^^)
天井から吊り下がった暖簾のような卵は本当に綺麗!(^^)

ヘコアユもヘコアユも繁殖期に入っているようで、お腹の大きくなった個体も多い。

1週間くらい前からヤッコエイの動きが怪しい。。。
浅場でいつも以上に目立つようになり、2匹の追いかけっこも頻繁に見かける。

アカカマス(タイワンカマス?)も多分、繁殖期に入った。
普段は群れているアカカマスが、夕方、2匹で付かず離れず状態でウロウロしているのをそこら中で見かけた。

シマスズメダイも広範囲に卵を産みつけ、大きな産卵床をつくっている。。。

今がとうとう今年も一番面白い時期に突入だ!!(^^)


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孵化しちゃった!?残念。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.1
【水温】 26.1℃/26.1℃/25.7℃
【透明度】 25m
【海況】 時化気味
【天候】 雨
【潜水時間帯】 4:28-5:57/10:27-11:24/12:29-13:40
【潮まわり】 08:24 239cm 満潮 / 15:08 4cm 干潮 / 中潮(月齢:17.5)
【日の出・日の入】 日出05:17 日没19:24

先週末から来島中のゲストさんお二人の最終日。

今日は朝から南西の強風が台風並みに吹き荒れ、予定していた永田どころか一湊でもとてもボートが出せないほどだった。(・・;)
通常、南西の風の場合は一湊湾内は風裏となりベタベタに凪るのだが、あまりにも強い強風で港の中でさえも大荒れ!!

それでも入れるのがホームグラウンドの一湊タンク下だ。(^^)

今日は一湊タンク下にビーチから3本。

また顔を出さず巣穴からハッチしてしまった。。。
また顔を出さず巣穴からハッチしてしまった。。。

早朝はヒレナガスズメダイの産卵が盛ん!
早朝はヒレナガスズメダイの産卵が盛ん!
1本目は昨日に引き続き、ジョーフィッシュのハッチアウト狙いで超早朝!!
何とか今日はハッチアウトしたけど、またまた巣穴から顔を出さないままのハッチアウトだった。。。(・。・;

こいつは前回もそうだった。。。う~ん。。。やっぱり性格かな。。。(^^;;

早朝はヒレナガスズメダイの産卵がお盛んだった。。。

抱卵中のニシキフウライウオのペア

抱卵中のオイランヨウジ
抱卵中のオイランヨウジ
日中はニシキフウライウオやオイランヨウジの抱卵個体などを観察。。。
まさに今の時期が彼らの繁殖期のピークだ。

さて、ここ2日間、ハマっているメギスの卵守り。
今朝の早朝で2日前の6/24の夕方に見つけたメギスの産卵床を覗いてみると、何と無くなってる!!!!(◎_◎;)
孵化してしまったのか、何者かに食われてしまったのか分からないけど、あんなにあった卵が一部を除いてほぼすべて無くなっていた。

なぜかほんのちょっとだけ残っていて、それには稚魚の目玉もしっかり出ていた。

明日、ゲストが帰った後、カメラを持ってこれを撮りに行こうと思っていたのに。。。(-_-;)
発生の過程も可能な限り、毎日写真に撮って記録しようと思っていたのに。。。

まぁ、それはそうと、これで頭の中は????だらけだ。
昨日はお宮前でまさに孵化間近なのでは?というギンギラ銀の卵を見ているのだが、一湊タンク下の卵はこの過程を見ることなく無くなってしまった事になるので、孵化してしまったのだとしたら、メギスの発生→孵化はかなり早いという事になる。

メギスの発生の過程(仮)
メギスの発生の過程(仮)
何者かによって食われてしまったにしても、残ったわずかな卵を見る限りでは、やっぱり発生の過程は相当早いような気がする。。。
というのも昨日の朝に撮った際の卵(発見から12時間後→②の写真)の状態を見る限りでは、やや色がくすんだような感じがするけど、おおむね発見時とあまり変わらなかったのに、そこから丸1日おいたわずかに残る卵(発見から36時間後→③の写真)を見るとすでに稚魚の目玉はクッキリ出ていたのだ。

昨日は別の場所(お宮前)で孵化間近なギンギラ銀の卵を見つけたのだが(④の写真)、一湊タンク下の卵も明日にはこの段階まで行きそだ。

そうするとまだ稚魚の目玉も出ていない状態の卵から孵化するまでは2-3日くらいという事になる。。。

メギスは屋久島にはウジャウジャいて、しかもこんなに見やすい卵なのに、なぜに今まで目にすることがなかったのだろう?と不思議に思っていたのだが、次のような事が原因なのかもしれない。

・ 産卵から孵化までのスパンが非常に短いため、あっという間に孵化してしまって気づけない。
・ 他の魚に比べて産卵の頻度が低いため、卵を見る機会が少ない。(例えば潮周りが関係しているとすれば月に1回とか2回というペースで産卵)

でも卵をどういうところに産むのかは分かったので、またちょっと探してみよっと!(^^)


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お宮前でもメギスの卵!!!(◎_◎;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1/お宮前/春田浜タイドプール
【水温】 25.8℃/25.1℃/-℃
【透明度】 20m~
【海況】 時化気味
【天候】 雨ときどきくもり
【潜水時間帯】 4:29-6:06/11:24-12:23/14:00-17:00
【潮まわり】 07:38 244cm 満潮 / 14:24 -7cm 干潮 / 20:54 240cm 満潮 / 大潮(月齢:16.5)
【日の出・日の入】 日出05:17 日没19:24

今日は早朝からリクエストに応えるべく、いろいろ頑張ったよ。(笑)
元々、今回のゲストさんたちはジョーフィッシュのハッチアウトの時期に合わせて来島された方たちなので、ぜひそれは見せたい!と思っていたのだが、現在滞在中にハッチしそうな子は2個体いて、1個体は6/13にハッチアウトさせ、次の日には新たな卵を咥えていた子、もう1個体は6/16にハッチアウトさせ、やはり次の日には新たな卵を咥えていた子だ。

前者は産卵した日以来、まったく卵を咥えて見せてはくれないため、卵の状態が分からないどころか、すでにハッチアウトしてしまった可能性もある不安要素がいっぱいの子であり、後者はまだ微妙な卵の成熟状態で、かつ前回は巣穴から顔を出さないまま孵化させてしまった子。。。

しかし、もともとリクエストを頂いていたので、少しでも可能性があるのなら行くしかないっ!(笑)
という事で今日は4:30エントリーの超早朝へ。。。

結果は何と前者はすでに産んで間もない黄色い卵を咥えていた!!!(◎_◎;)
つまり、昨日か一昨日か分からないけど、ハッチアウトを終えてしまったのだった。。。
ジョーは水温にもよるのだが、だいたい産卵から10-14日で孵化させる。
今の水温はまずまず高めなので、6/23前後でハッチしたのだろう。
そして後者もハッチアウトせず。。。

完全にハズして終わった。。。ガッカリ。。。
明日も後者のジョーにトライの予定。(^^;;

サーモクラインのかかったタイドプールは幻想的ではあるけど。。。
サーモクラインのかかったタイドプールは幻想的ではあるけど。。。
3本目はもう1つのリクエストであったタイドプールへ。。。
こちらは雨水が入り込み、ロウソクギンポなどがバリバリの婚姻色で求愛しているのが見られる最も重要な水面直下にサーモクラインがかかり、撮影はほぼ不可能な状態だった。
それでも結構ゲストさんたちは楽しんでいたけど、僕は超ガッカリ。。。

何かハズしまくりの1日だったけど、2本目のお宮前でまたまたメギスの卵が見つかって、すべてのガッカリはこれで帳消しに!(笑)

ゲストHさんが手招きするので行ってみると、何とまたまたメギスの卵!!!(◎_◎;)
今度は昨日の一湊タンク下の卵とは違って、稚魚の目玉がクッキリでている孵化間近のギンギラ銀の卵!!!

卵を守る(?)メギス
卵を守る(?)メギス

孵化間近のメギスの卵
孵化間近のメギスの卵

メギスの産卵床とその周辺環境
メギスの産卵床とその周辺環境
昨日と同じように岩盤にできたアーチ状の巣穴の天井にモッサリと垂れ下がっていて、そこに警戒心の強いメギスが盛んに出入りしていた。
昨日の時点ではこれがメギスの卵だとは思いながらも100%の確信は持てないと考えていたのだが(実は他の生物の卵でたまたまメギスが出入りしていただけだという可能性も捨ててはいなかった)、今日もお宮前で同様の状況を見てほぼ確信した。
これがメギスの卵だったのだ。

しかし、沢山いる魚なのにも関わらず、これまでの10年間でまったく見れなかったもの(メギスの卵)が2日連続で見つかるなんて!!いったいどういう事???(・・;)
前日は通常は見えない穴の奥の方に産むのに、たまたまイレギュラーな場所に産んでくれたから見れたのだと考えていたのだが、今日のお宮前の産卵床も同じような環境と状況だった。
ラッキーな事が2回続けてあったのだとはとても思えないのだけど。。。

う~ん。。。


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早くも今季一番の収穫?!(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1
【水温】 23.5℃/24.2℃/24.5℃
【透明度】 25m
【海況】 時化気味
【天候】 雨
【潜水時間帯】 10:01-10:57/12:18-13:22/15:09-16:26
【潮まわり】 06:52 243cm 満潮 / 13:40 -11cm 干潮 / 大潮(月齢:15.5)
【日の出・日の入】 日出05:16 日没19:23

今日も朝から雨でテンションが下がりっぱなし。。。(^^;;
今朝は相当降ったようで、一湊湾内は海の色がやや黒ずんでる!(・・;)
濁っているのは水面直下だきえで水底付近はまずまずの透明度なのだけど、何か水温が低っ!暗いし。。。
早く梅雨が明けねーかな~

それよりも今日は梅雨前線が上がってそこに吹き込む西南西の風が強く、一湊湾内は時化気味だった事の方が痛い。
お宮前はクローズ、ゼロ戦もかなり揺れていてエクジットが大変なくらいだった。。。最悪だ~!!

何から何まで最悪だった1日ような感じがするかもしれないけど(笑)、今日は僕的には早くも今季一番の収穫なのでは?と思える発見があった!!!
ようやくメギスの卵と産卵場所が分かったのだ!!!(^^)

持ち上げられるくらいの小さな岩があってその下の砂が掘られてあったので、何かハゼ類の卵でもあるのかと静かに持ち上げてみると。。。もっさりとした大きな卵塊が天井面から垂れ下がっていた!!!(◎_◎;)
そしてサッとそこからメギスが出てきた!!

時間は15時49分。
(産卵したばかりである可能性もあるので一応、メモ。。。)

スグに岩を元に戻し、ちょっと離れしばらく観察していたけど、このメギスは戻ってきてその岩の下に入ったり、また出たりを繰り返している。。。
メギスの卵っぽい。。。!!!
激しい感じでは守らないのだが、しきりに巣穴に出入りして卵をチェックしている様子。。。

そっか。。。メギスは天井に卵を産みつけるタイプだったのか!!!
一時は放卵放精かと思った時もあったけど(笑)、こんなところに産むのか。。。

これ何の卵だと思う???(^^)  なんとメギスの卵なのだ!!!
これ何の卵だと思う???(^^)
なんとメギスの卵なのだ!!!

天井に卵塊がぶら下がっているメギスの巣穴。 親は出たり入ったりしながら一応、卵を守ってる様子。。。
天井に卵塊がぶら下がっているメギスの巣穴。
親は出たり入ったりしながら一応、卵を守ってる様子。。。

メギスは屋久島にはそこら中で見られる普通種で、ある沖縄のガイドさんや琉球列島でよく潜るゲストさんなんかも、「屋久島はメギスが多い!」とビックリしているくらいなので、きっと琉球列島などと比べても多いのだろう。
そんな沢山いる魚なので無視する事も出来ず、自然とこの魚の繁殖生態や生活史には興味が湧いてくる。
しかし、基本的に暗がりから出たり入ったりしている魚なので、なかなか繁殖行動を調べるのは難しく、未だに卵や繁殖行動の仕組みなどは分からずにいた。

今まで卵を見たことがなかった事からも、多分、普段はもっと岩穴の奥の方に産むのだろう。
軽く持ち上がるような岩の裏側に産むなんて、多分今回はかなりイレギュラーな事だったのかもしれない。。。ラッキーだった。(^^)
僕的にかなりのヒットだ!(^^)

これで卵と産む場所が分かったので、産卵方法や孵化などもかなり調べやすくなった。(*´∇`*)

卵があるはずなのになかなか咥えてくれないジョーフィッシュ。
卵があるはずなのになかなか咥えてくれないジョーフィッシュ。
今回のゲストさんは皆、ジョーフィッシュのハッチアウトが主な目的で来島されている。
今のところ押さえている、孵化間近のジョーは2か所あるのだが、そのうちの1ヵ所はなかなか卵を咥えてくれないので、卵の状況がよく分からない。。。
でも日数的にそろそろハッチアウトのはずなので、明日の朝は思い切って行ってみるつもり。

もう1ヵ所はあと2-3日で孵化しそうなのだが、この巣穴、、、先日顔も出さずに巣穴から孵化してしまったオスなのだ!!!(◎_◎;)
多分、今回もそうなりそうな予感がするんだよね。。。(・。・;


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○○○が繁殖期に。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 21.5℃
【透明度】 ~15m
お~また水温が上がった!!
昨日、南部で潜った同業者には聞いていたのだが、水温がまた上がったようだ。
相変わらず水中は白く濁っていて透明度は最悪だが、温かい海はいいっ!(^^)

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