タグ: ベニハゼ属の一種

知らなかったタイマイの食性

【ポイント】 オツセ/オツセ/一湊タンク下No.1
【水温】 24.2℃/24.4℃/24.3℃
【透明度】 20m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 曇り
【潜水時間帯】 09:56-10:54/12:10-13:16/14:55-16:09
【潮まわり】 07:06 229cm 満潮 / 13:47 -10cm 干潮 / 大潮(月齢:1.0)
【日の出・日の入】 日出05:21 日没19:07

今日は永田で2本潜ったあと、最後は一湊で1本。
永田の海はやや時化気味だったけど、天気には恵まれ気持よく潜れた。(^^)

ただ水面直下に白い濁りがあって、水中はやや暗め。^^;

一湊タンク下でよく見られるタイマイ。
近づいても、最近はまったく逃げなくなり、今では目の前で食事を観察できるまでになった。(・・;)

知らなかったんだけど、こいつらサンゴも食うのか。。。
ナガレハナサンゴのポリプをボリボリ食っていた。。。

タンク下のナガレハナサンゴが食いつくされないことを願うばかり。。。^^;


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黄色いベニハゼ

【ポイント】 一湊タンク下No.1/お宮前/一湊タンク下No.3
【水温】 25.7℃/27.2℃/27.8℃
【透明度】 20m/20m/20m
【海況】 やや時化気味
【天候】 雨
【潜水時間帯】 9:58-11:06/12:32-13:41/15:26-16:22
【潮まわり】 04:38 62cm 干潮 / 10:44 216cm 満潮 / 16:49 88cm 干潮 / 中潮(月齢:5.4)
【日の出・日の入】 日出05:38 日没19:09

昨夜の豪雨と強風から海の状況は最悪かと思ったが、海の中は思いのほか悪くはなく、普通にダイビングできた。
水温も元に戻りつつある。。。

ゲストのリクエストはウミガメだったのだが、会えない時はほんと会えない。。。
昨日はダイバーがあまりいなかったからか、一湊タンク下では1カ所にまとめて3匹が寝ていたりして、1ダイブで5匹もウミガメに会ったのに、今日は皆無。

3本目は常連Kさんとゼロ戦へ。
いつもはライトを当てるだけでスグに引っ込んでしまうイザヨイベンケイハゼが、今日はものすごく良い子だった。
指示棒で下からつついても引っこむことなく、むしろ表に出てきてくれる。。。(^^;)
卵を守っているのかな。。。とも思ったけど、卵らしきものも見当たらない。
こんな時もあるんだ。。。と驚いた。

漁礁で黄色一色の見慣れないベニハゼが3匹まとまって見られたのでゲストKさんに撮ってもらったのだが、帰ってからよく見ると斑点が散在していて、よく見るベニハゼ属の一種だった。(・・;)
ここ漁礁ではよく見かけるベニハゼだ。

黄色いベニハゼ
黄色いベニハゼ
警戒心の弱いイザヨイベンケイハゼ
警戒心の弱いイザヨイベンケイハゼ


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ハナガタサンゴ類の一斉産卵!

【ポイント】 一湊タンク下No.1/お宮前/一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.1
【水温】 26.5℃/25.5℃/26.4℃/26.5℃
【透明度】 15m/15m/15m/15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 8:40-9:57/10:57-12:02/13:46-14:46/19:33-21:48
【潮まわり】 05:17 90cm 干潮 / 11:03 181cm 満潮 / 16:56 101cm 干潮 / 小潮(月齢:20.8)
【日の出・日の入】 日出05:29 日没19:19

本来なら台風6号最接近時に来島予定だったNさんが少し日程をずらして来島。
ほんと、ありがたい限りだ。(^^;)

ハナツノハギ
ハナツノハギ
1本目だけはビーチで一湊タンク下へ。。。
今日も透明度がイマイチだ。
白く濁っていて、台風のあとだから仕方がないか。。。と思っていたけど。。。

写真は個体数は少ないけど、ちゃんと成魚のオス・メスがハレムを形成していて、たまに求愛も見られるハナツノハギ。
多分、日本では北限なのではないだろうか?

通称・アオベニハゼ
通称・アオベニハゼ
シリウスベニハゼ
シリウスベニハゼ
マンツーマンだったのでボートが出せず、2本目からは他店の出すボートに乗り合わせてもらう事に。。。

今回のゲスト常連Nさんのリクエストはベニハゼの仲間。
最近はなかなか新しい種類が出てこないのだが、とりあえず片っ端からベニハゼの仲間を撮影していく。

左側は-5m以浅の最優占種・アオベニハゼ。
ちょっとした亀裂やオーバーハングを覗き込むとウジャウジャ。。。

右側は-30m以深の砂地に点在する小さな岩などを丹念に見ていくと普通に見られるシリウスベニハゼ。
ちょっと他のベニハゼとは明らかに環境が違って面白い。

浅場の優占種・クロホシハゼ
浅場の優占種・クロホシハゼ
お宮前ではイの一番に台風前に見つけたアンボンスズメダイを確認しにいったのだが、見事にいなくなっていた!
良かった~時化前に撮影しておいて。。。(・・;)
あっという間にいなくなってしまった。。。

写真は屋久島の-6m以浅でシロオビハゼと共に共生ハゼを優占するクロホシハゼ。
他の共生ハゼと比べて、とても警戒心の強いハゼなのだが、ここの子はとてもいい子だった。

ハナダイギンポ
ハナダイギンポ
3本目はゼロ戦へ。。。
ゼロ戦で気付いたのだが、この透明度の悪さは台風時化の影響ではなく、どうも黒潮がやや外れたからのようだ。
中層には浮遊物が散在していて、透明度もメチャ悪い!
完全に黒潮の縁状態だ。。。(・・;)

写真はハナダイギンポ。
巣穴に逃げ込んでビビると綺麗な黄色い体色は失せて、こんな茶色い体色に。。。
でもニラミギンポのビビった子のように、顔にラインのようなものは入らない。(笑)⇒アカボシハナゴイのチビ | Field Note  - 屋久島の海と川の記録 –

白い精子に包まれるハナガタサンゴの仲間
白い精子に包まれるハナガタサンゴの仲間
さて、今日はゲストとの3本を終えた後、1人でサンゴの産卵を狙って日没後にエントリー。
狙いは22時前後に産卵すると聞いているテーブルミドリイシの産卵だったので、日没後にエントリーしたのだが、入ってスグに日没直後から行われるハナガタサンゴ類の産卵がまさにピーク状態に突入しようとしていた。
すでに入った時にはハナガタサンゴ類は白いモヤに包まれていて、10分もするともう何も見えないほどに辺りは白い精子の霧に包まれてしまった。。。(・_・;
いや~毎度すげーわ。。。
この凄さは実際に見ないと分からないと思うのだが、これを写真で表すためにはどうしたらよいのか考えたのだが。。。
これはワイドで大きな群体を丸々撮るしかない!!
山のような群体全体が白い精子で覆われる様を撮れば、その凄さが分かるかもしれない。。。
でも、今回は完全に準備不足だった。
失敗した。。。(・_・;

ハナガタサンゴ類は精子と卵を別々に放出する
ハナガタサンゴ類は精子と卵を別々に放出する
今日はマルハナガタサンゴとオオハナガタサンゴ、ハナガタサンゴの一種など近似種が一斉に放卵放精したのだが、こんな状態でハイブリッドはできないのだろうか。。。?
絶対に混じってしまうと思うのだけど。。。(・_・;

結局、超ピークの時は中に入ってしまうとまったく何も撮影できないほどに濁るので、ある程度治まってから撮影を始めた。
だいたい日没直後から産卵が始まり、20-30分くらいでピークに達するようだ。
でそこから15分もすると白い濁りも消えるのだが、その後もところどころで産卵は続いたり、日没後1時間くらいが経った頃、まったく別の種類(ハナガタサンゴの仲間)が一斉産卵を始めたりした。

いや~もう何が何だか分からない。。。(^^;)
まずはここにあるハナガタサンゴ類をすべて正確に同定せねばかも。。。
多分、種類によってある程度、規則性があるような気もする。
繁殖隔離がまったく行われていないはずがないっ!(笑)

来年までの宿題にしよう。。。

それから元々の目的であったテーブルミドリイシも22時近くまで粘ったのだけど、何の変化もなし。。。
こいつら、いったいいつ産卵しているんだろ。。。


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サンゴイソギンチャクを背景に。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 21.2℃
【透明度】 10m~
【海況】 ベタベタ凪ぎ
【天候】 くもり
【潮まわり】 06:44 199cm 満潮 / 12:20 103cm 干潮 / 17:45 206cm 満潮 / 大潮(月齢:14.4)
【日の出・日の入】 日出07:10 日没17:20

オオメハゼのように見えるけど。。。
オオメハゼのように見えるけど。。。
 今日はさらに凪ぎてベタベタの一湊湾内。
でも透明度や水中の明るさは昨日の方が良かったかな。。。
何か白く濁っていて、見通しが悪い。

また-25mぐらいまで下がって「オオメハゼに似ているけど別種じゃないか?」と思っているベニハゼを観察しに行った。
今日は暗めの海にも関わらず前回ほど警戒心は強くなく、どの子も最短まで寄っても隠れない。
ライトを当てて周囲が明るくなっただけでも逃げる傾向があったのに、今日は目の前でガンガンライトを当ててもじっとしている。。。
この違いはなんだろう?(^^;)

同所にはホシクズベニハゼが沢山いて、こちらは警戒心が強かったが、何やら動きが怪しかった。
何とか求愛行動が見れないものだろうか。。。

クマノミ 水温が下がってカンナツノザヤウミウシが出始めているようなのでコケムシの仲間を見て周ったけど見つからず。。。
一緒にヤギやウミカラマツの仲間も見て周ったけど、特に面白いものは見つからなかった。。。

また気づくと絞りを開放にして遊びまくっていた。。。(-o-;
屋久島でクマノミが着くイソギンチャクは白っぽいシライトイソギンチャクが多いのだが、これがまた被写体の背景としてはあまり綺麗なものではない。
むしろ色は地味だけどサンゴイソギンチャクの方が背景には適しているような気がする。
まぁ~好き好きなんだろうけど。。。(笑)

しかし屋久島ではサンゴイソギンチャクは比較的深い場所(-15m以深)に多く、タンク下ではある程度、沖に出る必要があったりする。
クマノミ自体は浅場に沢山いるのに。。。(^^;)


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冬を乗り切るネタ探し

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 21.3℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潮まわり】 04:24 159cm 満潮 / 09:41 111cm 干潮 / 15:32 185cm 満潮 / 中潮(月齢:11.4)
【日の出・日の入】 日出07:08 日没17:19

何か日が経つのが早く感じる。。。もう中潮か。。。

ウミウシカクレエビ
ウミウシカクレエビ
 一湊湾内もだいぶ凪ぎたけど、まだまだ対岸のお宮前辺りの瀬端には白波が当たってる。
今日も午後から1本。
久しぶりに水中でダイバーに会った。
嬉しくてついつい後ろから驚かせてやったぜ。。。(^○^)
ウミウシカクレエビを撮っていたので、横取りして(笑)ちょっと撮ってから沖へ出た。
ウミウシカクレエビは屋久島では主にバイカナマコによく着き、数も多い普通種なのだが、毎年冬季は一斉に姿を消す。
こんな大きな子はこの時期は珍しかったりする。。。

毎日、この冬を楽しく乗り切るためのネタを必死に探しているんだけど、なかなか面白い素材に出会えない。
ネタの条件としては、できる限り長く追い続けることができる素材で(できれば3ヶ月くらい。。。(笑))、採取などを伴わず観察と写真撮影だけである程度の結果が出て、飽きないネタ!(爆)
さらに「動き」もあった方が楽しいかも。。。
そんな都合のいいネタを探しているうちに12月も後半に入ってしまった。。。(^^;)

-25m以深に多い黄色い斑紋の子
-25m以深に多い黄色い斑紋の子
 ネットを徘徊していたらウミタケハゼの仲間(セボシウミタケハゼ)が冬季に入っても卵を守っているという記述と写真を見つけて(amami-gobies 奄美大島のハゼたち – 2009/12/27)、これだっ!と思い、前半は片っ端からセボシウミタケハゼの棲家を見て周ったのだが卵らしきものは見つからず。。。というか無理っ!
多分、卵があっても小さすぎて簡単には見つからない気が。。。(-o-;
幸いなことにガラスハゼと違って、卵を「守る」ようなので付近をファインダーを通して見たりしたけど(きっと肉眼じゃ無理っ!)それらしきものは見つからなかった。

後半は飽きて暗がりを覗いたりしていたのだが(^^;)、そういえばオオメハゼ系(胸鰭基底に2赤色斑がある系=推定4種くらいを混同?)の整理がまだだったな。。。
これをやろうかな。。。とか思いながら、帰りに撮りながら帰ってきたのだが、何かどいつもこいつも警戒心が強すぎてよく観察&撮影できない。
まぁ。。。今日も水中は暗かったもんなぁ。。。(ーー;)

キツネベラの成魚
キツネベラの成魚
 帰りにキツネベラの成魚オスを見かけた。
何か久しぶりに見たような気がする。。。

屋久島ではキツネベラは成魚も多く見られる普通種なのだが、不思議とホームグラウンドの一湊タンク下では幼魚~若魚のステージの子ばかりで、成魚はそれほど多くは見かけない。
多分、普段はもう少し潮通しの良いエリアにいるのだろうか。。。?

そういえば、キツネベラは冬季に産卵が見られる種類。
こいつを追いかけていれば、求愛や産卵が見れるかな?とも思ったけど、あっという間に泳ぎ去ってしまった。。。
さすがにエアー残が50を切っている状態では追いかけられなかった。(・_・;


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大潮時はなかなか満ちない。。。(-o-;

【ポイント】 お宮前/春田浜タイドプール
【水温】 28.4℃
【透明度】 30m
やや曇り空で暑くなく過ごしやすい1日。。。
晴れ間もたまに見られ、結局悪天だったのは昨日の皆既日食の日だけだったという結末。。。

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ヤクシマキツネウオの幼魚

【ポイント】 川(No.4)/一湊タンク下No.2/お宮前Part2
【水温】 23.2℃
【透明度】 ~25m
また静かな海況と暖かくのんびりした1日が戻ってきた。
海の中は何となく白く濁ってはいるが、この時期としては最高のコンディションには違いない。。。

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