タグ: ヒレグロベラ

濁り潮。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1 / 一湊タンク下No.2
【水温】 19℃ / 19℃
【透明度】 10m
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 9:51-10:42 / 11:44-12:37
【潮まわり】 08:16 204cm 満潮 / 14:49 16cm 干潮 / 中潮(月齢:17.0)
【日の出・日の入】 日出05:51 日没18:44

今日はファンのガイドでビーチから2本。
ゲストはこの4月から3カ月間、屋久島の徳洲会病院で働くというナースさん。

早速の休日はダイビングを!という事で申し込んでくれたんだけど、タイミング悪く、黒潮が外れ濁りの海。。。(-_-;)
水温もまたまた20℃を切って、寒々しい海に。。。

天気だけは良いのが救いで、今日は1日中、青空の1日だった。(^^)

海のこの濁りはこの時期ならではのもので、春の風物詩だとも言えるんだけど、生物的にも「春の風物詩」的なネタに溢れてる。
キツネベラやヒレグロベラの幼魚がそこら中で見られ、シマアジの巨大な成魚がかっ飛んでる!
水底にはアミ類が多く湧き出ていて、ヒメオオミアミもそこら中でコロコロしてる。。。(笑)

そして今日のトピックス的な「春の風物詩」は、浅場のメアジとサバの仲間(?)の幼魚群れだ。
メアジの幼魚はこの時期、よく群れるのだが、サバの仲間らしき幼魚はどこから来たんだろ?
今日は潮が引いた午後から小規模な流れ藻が少し漂っていたけど、この流れ藻と一緒に流れてきたのだろうか。。。?

ゴマサバ幼魚群れ???
ゴマサバ幼魚群れ???
。。。とか思っていたけど、過去ログを見てみるとサバの仲間の幼魚も「この時期ならでは」だった。。。(-_-;)

⇒https://goo.gl/DtUeTN


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カモハラギンポの産卵床

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.7℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨のち晴れ
【潜水時間帯】 14:38-16:56
【潮まわり】 07:47 233cm 満潮 / 14:34 -13cm 干潮 / 中潮(月齢:17.1)
【日の出・日の入】 日出05:17 日没19:12

今日は朝からずっと雨が降っていて、海に行こうにもなかなかテンションが上がらない。。。
今日はサボっちゃおうかな。。。とか思ったくらい。(^^;;

何とか重い腰を上げて午後から海へ行くと雨も上がり始め、潜っている間に太陽も顔を覗かせた。
水中は陽の光が差し込み、エントリーが遅かったにも関わらず、水中は割と明るかった。(^^)

ただ黒潮はまた離れつつあるようで、水温はまたまた22度台まで下がり、ちょっと寒さを感じた。

落ちているビンなどを巣穴にするカモハラギンポ
落ちているビンなどを巣穴にするカモハラギンポ
現在、例年通り、カモハラギンポがあちらこちらで巣穴を構え卵を守っていたり、メスへの求愛が見られたりと、繁殖最盛期だ。
通常は岩の壁面に小さな巣穴を構え、そこに卵を産みつけ守るものなのだが、一湊タンク下というポイントは港に接していて、釣り人などの出入りもあるためか、結構ビンや缶などのゴミが落ちてる。
一湊タンク下のカモハラギンポたちはこうしたゴミとして落ちているビンなどを産卵用の巣穴にしている事が多い。
ビンだから当然、内部は透けて見え、卵が産みつけられているのがよく分かる。
通常は岩の壁面に開いた巣穴だと見れない産卵行動もバッチリ見えるのだ。(笑)

それはともかく、彼らの非繁殖期でも当然、ビンや缶などは落ちているわけだが、このように卵を守っていたり、そこに潜り込むカモハラギンポなどにはまったく出会わない事からも、彼らは繁殖期のみオスが巣穴を構えるという事がよく分かる。
つまり、彼らの巣穴は産卵用の巣穴なのだ。

せっせと卵の世話をするカモハラギンポ
せっせと卵の世話をするカモハラギンポ
写真の巣穴として利用しているビンは栄養ドリンクのビンだ。
誰が捨てたのか知らないけど、立派に彼らの役には立っている。。。ように見えるけど、それが違うんだなぁ~(^^;;
こんなスケスケの穴に愛の巣なんて構えるから、僕のような変態ダイバーの餌食になっちゃう!!!(笑)

長時間、愛の巣をじっと覗かれ、さらにはバックライトまで当てられて、写真までバシバシ撮られちゃう。。。
絶対に覗かれないような岩の穴の中に卵を産ませれば良かったのに。。。(笑)

カモハラギンポの卵
カモハラギンポの卵
スケスケのビンだと卵の産み方もよく分かる。
ニジギンポのように巣穴の入り口付近に卵を産みつける(→https://field-note.harazaki.net/wp-content/uploads/2011/07/DSC7486.jpg)のではなく、どちらかというとやや奥の方に卵を産みつける傾向があるような気がする。
多分、自然状態の巣穴(岩壁の巣穴)の中でもそんな感じなのだろう。。。

実際、ニジギンポが卵を守っている写真はよく見かけるけど、カモハラギンポの場合は卵と親が一緒に写った写真は見たことがない。。。納得。
よく似た魚でも産卵床にこうした違いがある。

今日、観察したカモハラギンポの卵はもう稚魚の目玉がクッキリ見えていて、近々孵化しそうな卵だった。(^^)

今年は当たり年、ヒレグロベラ(yg)
今年は当たり年、ヒレグロベラ(yg)
今年はヒレグロベラ(yg)の当たり年だ。
よく似たキツネベラ(yg)に混じって、あちらこちらで幼魚が見られる。
この10年間でこうしたヒレグロベラの当たり年は過去に2-3回あったので、だいたい3-5年ごとにこうした増える波があるような気がする。
そういえば、最近はヒレグロベラの若魚や成魚もあまり見かけなくなった。。。
またこいつらのうち何匹かが生き残って成長すれば成魚もチラホラ見かけるようになるかな。。。(^^)

上がキツネベラ、下がヒレグロベラ
上がキツネベラ、下がヒレグロベラ
キツネベラ(yg)も今年は異常に多く、現在、彼らもそこらじゅうで見かける。
キツネベラはヒレグロベラに比べたらもともと屋久島には多い種類ではあったのだが、実はこいつらも最近は昔に比べて成魚の姿を見なくなっていた。
幼魚も前は「春の風物詩」などと呼んでアマミスズメダイ(yg)とセットで同じ時期(3-4月)によく見られる幼魚という認識があったのだが、ここ5年くらいは極端に少なくなっていた。
そして成魚も特定のポイントで数匹見られる程度で、ホームの一湊タンク下ではほとんど見る事はなくなっていた。(前は1ハレムあって、雌雄5匹くらいは見られた)

こいつらも今年は幼魚が多く見られるので、またハレムが形成されるかも!!(^^)


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これはナイトダイビングなのか?(・・;)

【ポイント】 お宮前/一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.2
【水温】 22.5℃/22.5℃/21.6℃
【透明度】 ~10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり時々雨
【潜水時間帯】 9:07-9:57/11:09-12:12/14:08-14:58
【潮まわり】 04:28 110cm 干潮 / 09:50 178cm 満潮 / 16:42 50cm 干潮 / 小潮(月齢:6.1)
【日の出・日の入】 日出05:22 日没19:05

ゲストSさんのダイビング最終日はとうとう雨が降り出した。。。

もともと透明度の良くなかった水中もより一層暗くなって、1本目のお宮前なんてもうナイトダイビング状態。。。(◎_◎;)
2本目、3本目はそこまで暗くはなかったけど、やっぱり南の島とは思えない暗~いニゴニゴな海だった。(^^;;

2本目で大好きな背景のひとつであるイエローとパープルのパステルカラー調フトヤギの仲間にノコギリハギのチビが着いていた。
ゲストSさんはあまり撮ってくれなかったけど(笑)、これ最高にいいシュチエーション!!!
明日以降、1人で潜る時はここに直行だな。。。(^^;;


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