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オキザヨリの卵を今季初観察。

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 24.8℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:32-16:49
【潮まわり】 07:14 221cm 満潮 / 14:01 6cm 干潮 / 大潮(月齢:1.3)
【日の出・日の入】 日出05:16 日没19:14

メギスの卵の成熟過程をチェックする4日目。
2つの別の日に産んだ卵を両方とも写真に撮っておく。

5/26に産卵したと思われる産卵から4日目のメギスの卵目のメギスの卵
5/26に産卵したと思われる産卵から4日目のメギスの卵

5/28に産卵した産卵から2日目のメギスの卵
5/28に産卵した産卵から2日目のメギスの卵

一昨日(5/28)に産卵した卵をチェックするとすでにすでに発眼していて、体もハッキリ分かるようになってきた。
産卵から3日目の卵の状態が分かった事で、5/26に最初に見つけた卵はこの日に産んだばかりの卵であることがほぼ確定された。

その5/26に産卵したと思われる卵はすでに銀色に輝いていて、卵の中で稚魚がうごめいているのがよく分かる。
うごめくたびに卵は一斉にギラギラと輝くのを見ていると、もういつ孵化してもおかしくない状況。。。(・・;)

孵化してしまったメギスの稚魚
孵化してしまったメギスの稚魚
撮影中に気づいたのだが、実際、何匹かが孵化してしまっているようだ。
多分、僕のターゲットライトの明るさに反応して孵化してしまっているのかもしれない。。。
もしメギスの卵は差し込む光に反応して孵化するのだとしたら、自然下でのハッチアウト時間は日の出と同時くらいなのではないだろうか?

よく考えてみると卵を最初に見つけた時よりも量が減っているようにも見える。
早いものは少しづつ孵化しているのかもしれない。

パイナップルウミウシの交接
パイナップルウミウシの交接
今日は久々に沖の-30m付近までおりてみた。
やや潮は速いけど、久々の中層泳ぎは気持ちいい。。。
う~ワイドで行きた~い!!!(^^;;
メギスの卵が孵化するまでの辛抱だ。。。(笑)

最近はウミウシ類の産卵を頻繁に見かける。
今日もパイナップルウミウシとシンデレラウミウシ、コイボウミウシなどの交接を見かけた。

沖の「イトヒキベラの里」ではクジャクベラやツキノワイトヒキベラなどが一斉に産卵していた。
メスのお腹は卵でパンパンで、オスの求愛も激しい。
放卵放精も何度も見かけた。(15:30前後、最干潮から1時間半)

求愛中のクジャクベラ
求愛中のクジャクベラ

求愛中のツキノワイトヒキベラ
求愛中のツキノワイトヒキベラ

浅場に帰ってきてウダウダしていると、-6m付近にあるウスサザナミサンゴの上でゴマモンガラが何やらサンゴをぶっ壊しながらガリガリやってるを発見!!
スグにピーンときた!
オキザヨリが産卵したんだ!!!!(;゚Д゚)

オキザヨリの卵は真っ白で細かい繊維のようなもので絡まれている。
オキザヨリの卵は真っ白で細かい繊維のようなもので絡まれている。

サンゴの上に大量のオキザヨリの卵
サンゴの上に大量のオキザヨリの卵

行ってみると思った通り、サンゴの上やその周辺には大量のオキザヨリの卵が散乱していた。
ものすごい量だ。
例年、ほとんどの卵はゴマモンガラなどに食われてしまうので、その量からまだ産卵して間もない状況だったのではないかと思われる。。。

サンゴの上に大量のオキザヨリの卵
サンゴの上に大量のオキザヨリの卵

水底にも大量のオキザヨリの卵が産卵していた。
水底にも大量のオキザヨリの卵が産卵していた。

オキザヨリの卵。またゴマモンガラがサンゴをぶっ壊してこれを食べていた。
オキザヨリの卵。またゴマモンガラがサンゴをぶっ壊してこれを食べていた。
昨年もこのサンゴはオキザヨリが産卵して、同様にゴマモンガラがその卵を食べるためにサンゴをぶっ壊した事があった。
その傷もまったく癒えないうちに、また再びオキザヨリの繁殖期に入ってしまった。。。(・・;)
このウスサザナミサンゴも風前の灯火だな。。。こりゃ。。。

実は今日、他の同業者がお宮前でもオキザヨリの卵を観察している。
オキザヨリの卵を初確認したのは2012年は6/7、2013年は6/3なので、今年もほぼ例年並みだと言える。。。


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