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セナキルリスズメダイも繁殖期に。。。(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 21.6℃
【透明度】 20m
【海況】 やや時化気味
【天候】 雨
【潜水時間帯】 10:24-12:06
【潮まわり】 08:40 204cm 満潮 / 15:13 13cm 干潮 / 中潮(月齢:18.7)
【日の出・日の入】 日出05:59 日没18:40

今日も雨が降る肌寒い1日だった。。。
24℃近くあった水温もとうとう下がってしまい、またまた21℃台に。

A地点、今日の状況
A地点、今日の状況

今日もまずはアヤニシキの仲間の定点観察。。。
やっぱり、胞子放出後、白くなってしまったと思っていた嚢果は、どんどん赤味を増し、また紫色になってしまった!!(・_・;)
さらに見ていくと、数日前に胞子の放出を観察した嚢果は割れていて、何と中には沢山の赤い胞子がまだ残っていた。。。

B地点、今日の状況
B地点、今日の状況
考えられることは2つ。
数日前に胞子の放出を見た嚢果は実はまだ本格的な放出はしておらず、これからが本番だったというオチ。

もう1つ考えられることとして、一度胞子を放出してしまった嚢果は再び、胞子を生成する。。。????えっ!!!!そんな事ある??
でも確かに熟した紫色の嚢果は一度白くなったあと(これを僕は勝手に胞子放出後の嚢果だと判断した)、再び赤味を増し、ついには紫色になった。。。

う~ん。。。もう少し継続観察してみるけど、そんな事、植物なんかではありえないよなぁ。。。うーん。。。マジで悩ましい。。。^^;

ちなみに昨日までの4日間のA地点&B地点の様子はこちら!(画像がポップアップします!(^^))

A地点&B地点、4日間の様子A地点&B地点、4日間の様子

昨日、今季初の卵を確認したクマノミ。
今日は他のペアも産卵していないかチェックして回ったけど、他に卵が見られた産卵床はなかった。

セナキルリスズメダイの卵を今季初確認!
セナキルリスズメダイの卵を今季初確認!
代わりにセナキルリスズメダイも繁殖期に入っているようで、やつの卵も今季初観察した。
もともと、こいつらの産卵床は奥まった穴の中の天井付近にあるので、写真はなかなか撮りにくい。。。(・_・;)

しかも、卵を撮るときは親の目と子の目を共にピントを合わせて撮りたいのだが、何回撮っても無理だった!(笑)

通常、スズメダイ類の卵は産んだ時期別に綺麗にパッチを作って産み分ける場合が多いのだが、このセナキルリスズメダイの場合は稚魚の目玉がクッキリ見えるような成熟した卵と、まだ栄養分しか見られないような産んだばかりの卵とがまったく同じ場所にグチャグチャに産み着けられているようだった。


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岩盤に直接着生するネギ坊主の仲間

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.6℃
【透明度】 10m
【海況】 大時化
【天候】 雨
【潜水時間帯】 14:39-15:32
【潮まわり】 05:59 194cm 満潮 / 11:42 98cm 干潮 / 17:17 204cm 満潮 / 中潮(月齢:12.2)
【日の出・日の入】 日出06:53 日没17:17

今日は朝から厚い雲に覆われ、今日お帰りになるIさんご夫婦が乗る飛行機が心配。。。(・・;)
ひとまず正午前にIさんご夫婦を空港に送り、午後から1人で海へ。
午前中は凪ぎていた(と思われる)海も、風が北西に変わってからは大きく時化はじめ、一湊湾内は目に見えて悪くなっていくのが分かる。

今日は昨日確認したセナキルリスズメダイの卵守りをどうしても観察したくて、どう考えても時化始めだと思われる海にエントリー。(笑)
産卵床だけ見て一気に帰ってこようと思い、ダッシュでセナキルリスズメダイの産卵床まで泳いだ。
しかし。。。卵がないっ!!!!!( ̄□ ̄;)!!

昨日は確かに産み付けられていた卵が跡形もなく無くなっていた。。。
やっぱり、こんな無防備な場所だと他の生物に食べられてしまうのだろうか。。。

かなりショックを受けて帰ろうとするも、海はガンガン時化ていくのが分かる。
ドキドキしながら帰路に向い、浅場に帰ってきて更にドキドキ。。。だって、エントリー時には15m以上は見えていた透明度が5mくらいまで落ち、砂が舞い散ってるんだもん。。。(・・;)

何とかエクジットは問題なかったけど、セットのウネリはエントリー前よりも確実に大きくなっていた。
凄い急変。。。

しかし、最近、この一湊タンク下もよく時化るようになってきた。
僕が屋久島に来た当初は、どんな風にも強いめったに時化ないポイントだったのに、今ではちょっと北西が吹いただけで簡単に時化るようになってしまった。
というよりも、同じ北西でも前は西北西(西寄り)が多かったのに、最近はそれが北に寄って北北西の風が多くなったのかもしれない。

「時化に強い」という肩書も今や昔の話となってしまった。。。

ネギ坊主の仲間
ネギ坊主の仲間
前に紹介したシンデレラウミウシの卵の脇にあったネギ坊主の仲間は(⇒ベタ凪ぎなれど視界不良。。。(笑))、その後何回も確認してみたけど、まったく見つからなかった。
もしかしたらシンデレラウミウシが食ってしまったのか?とか思っているんだけど、どうなんだろう?
カイメンを食べているところは見たことがあるけど、ヒドロ虫も食うのかな?
ヒドロ虫の仲間を好んで食べているとすると、シンデレラウミウシを見つけたらスグにその壁面を探せば、このネギ坊主がみつかるかもしれない!
そう思って付近を散策してみると、やっぱりあった!!!

1本1本の茎の長さは8mm程度なので、かなり目を凝らさないと分からない。(笑)
大時化だったので、まともには撮れず、ちょっとウネリで揺れるとこの触手部分はしぼんでしまった。。。

温帯域でよく撮られるエナガトゲトサカに群生するハナヤギウミヒドラや前に屋久島でも見つけたクダヤギ類に着生するウミヒドラの仲間(⇒執拗にネギボウズ通い。。。(笑))と違って、こいつは岩盤(ピンク色の石灰藻?)からそのまま出ていた。
宿主らしい宿主がいないのだ。
宿主が違えば種類も違うのかもしれない。。。
でも、見た目はクダヤギ類に着生するウミヒドラの仲間と何ら変わりはない。。。(笑)

ただ、ウミヒドラ類ではよく見られる事なのだが、必ず近くにはコケムシの仲間が見られるのが面白い。
今回はクダヤギ類に着生するウミヒドラの仲間を見つけた時も近くにあったオレンジ色のコケムシの仲間が脇に見られた。
これって何か関係があるのかな。。。それとも単なる偶然なのだろうか。。。?


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セナキルリスズメダイの産卵

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 22.6℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:30-11:36
【潮まわり】 05:15 186cm 満潮 / 10:59 97cm 干潮 / 16:43 200cm 満潮 / 中潮(月齢:11.2)
【日の出・日の入】 日出06:52 日没17:17

今日は連休最終日。
連休にも関わらず、今年のゲストは常連のIさんご夫婦お二人だけだったのだが、今日は旦那さんが具合が悪くて、奥さんとマンツーマンになってしまった。。。(^_^;)
連休なのにマンツーマンって。。。大丈夫か?(笑)

昨日の北西の強風は止み、今日の一湊湾内はよく凪ぎた。
水中は白く濁っていたけど、基本的に伊豆ダイバーのIさんには綺麗な海だと感じたみたい。(笑)

沖に出たらセナキルリスズメダイが産卵していた。(10:53)
スズメダイ類の産卵は結構好きで、これまでもいろいろなスズメダイの産卵を見てきたけど、超普通種であるにも関わらず、これまでまったく産卵を見たことがないのがセナキルリスズメダイだった。

彼らは屋久島では水底の岩盤に空いた横穴の奥深くに産卵床を構える事が多いため、産卵どころか卵を確認するのも一苦労。。。(・_・;)
変な体勢になって水底にビッシリ顔をつけて覗きこむと、卵を守る親は確認できても卵は非常に見辛い。。。
ましてや卵守りや産卵の写真を撮るなんてもうほとんど無理っ!

しかし、今日は初めてセナキルリスズメダイの産卵を観察できた!(^^)
しかも、変な体勢で覗きこむ事なく、普通に上から見下ろすような感じで。(笑)

なぜか岩の上部にある横穴(ほとんど上から覗き込める斜め穴)で堂々と産卵していたのだ。
時間は11時ちょっと前。
卵もすべてバッチリ見えた。

いや~こんな場所で産卵しちゃって大丈夫???(^_^;)
白昼堂々とイチャイチャしている露出癖のあるカップルかと思いきや(笑)、ライトをビシッと当てたら、メスは産卵を完全にストップしてしまった。。。

やっぱり基本的に多くのセナキルリスズメダイがそうであるように(?)、「電気は消してする」派だったみたい。(笑)


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口永良部遠征!

【ポイント】 オツセ/湯向/寝待
【水温】 27.8℃/28.9℃/28.8℃
【透明度】 15m
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 くもりのち晴れ
【潜水時間帯】 9:13-10:11/13:22-14:21/15:34-16:48
【潮まわり】 07:49 238cm 満潮 / 14:26 23cm 干潮 / 中潮(月齢:2.0)
【日の出・日の入】 日出05:29 日没19:19

今日はリピーターのゲストが3組のガイド。
永田で潜りたかったのだが、永田の船が他の仕事で口永良部島に行くというので、思い切って口永良部で潜るコトに。。。
1本目だけ永田で潜り、2本目以降は口永良部へ。

ハナキンチャクフグの産卵
ハナキンチャクフグの産卵
1本目のオツセではようやくハナキンチャクフグの産卵を観察できた!(^O^)
昨年はこの辺のフグの仲間の産卵を狙ってシマキンチャクフグの産卵を確認することができたのだが、最優占種のハナキンチャクフグの産卵がなかなか見られなかった。
それがようやく見れたわけだ。

最後の浅場での安全停止中に盛んに水底の基質を掘るメスとそのメスの腹部を盛んに刺激するオスを見つけ、こりゃ産卵するかも。。。と感じ、急いでゲストを呼んで一緒に観察。。。
5分も見ていると、急にメスは水底に腹部をつけ、オスはメスにピッタリ体を押し付けブルブル体を震わし始めた。
時間は10:00前後。

壁面の基質に産卵するシマキンチャクフグと違って水底の基質に卵を産み付けていた。
シマキンチャクフグと同じなのはその産卵がものすごく地味であること。。。(¨;)
ここまで地味だと単に今まで見過ごしていただけかも。(笑)

午後からはお隣・口永良部島で2本。
ドロップオフが面白い「湯向」と海底に温泉が沸く「寝待」。
久しぶりの口永良部島は屋久島と同様に管クラゲの仲間やカブトクラゲの仲間がウジャウジャいて、透明度もメチャ悪かった。
ここまで来てもダメか!!(¨;)

水温だけは高いのでロクハンでは暑くて暑くてたまらない。。。
明日から5mmにしようかな。


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いや~今日は無理して入らなくても良かったかな。。。(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.1℃
【透明度】 5m
【海況】 時化
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:13-16:20
【潮まわり】 04:48 200cm 満潮 / 11:39 35cm 干潮 / 18:08 194cm 満潮 / 中潮(月齢:26.9)
【日の出・日の入】 日出05:16 日没19:14

台風一過。
台風2号は屋久島の南を通過した。
接近前の大雨は凄かったけど、それほど風も強くなく、うちも台風準備はほとんどしなかったくらい。
やっぱり南を通る台風はあまりたいしたことはない。。。

今日も北西の風は強かったが、一湊湾内はそれほど大きく時化てはいなかった。
しかし、エントリーしてみると、やっぱりそこは台風通過後の海。
透明度は5mくらいで、揺れもあった。
沖に出れば良くなるかな。。。と思ったけど、甘かった!
沖に出ても透明度は5m。。。(・・;)

揺れも凄くてマクロ撮影は厳しかった。。。
今日は海なしにしても良かったかも。(ーー;)

セナキルリスズメダイのチビ
セナキルリスズメダイのチビ
終始、揺られながらのダイビングはちょっときつかった。
ここ数日でセナキルリスズメダイのチビが急に増えてきた。
例年、4月の後半が彼らの登場時期なので、ほとんど1か月遅れだ。
低水温の影響は至る所で出ている。。。

白化イソギンチャクとクマノミのチビ
白化イソギンチャクとクマノミのチビ
しかし、今年は本当にキタマクラのチビが多い!
その数はちょっとやそっとの増加ではない。。。
これまで一切見られなかったものが、爆発的に増えて、今や優先種だと言っていいくらいなのだ。。。
この時期はハナキンチャクフグのチビも同様に多いのだが、場所によっては(特に-20m以深)それを上回る勢いなのだ!
こいつらがそのまま大きくなったら、キタマクラは確実に最優先種になってしまう。。。(・・;)

誰だよ~!海水温上昇で温帯域が亜熱帯化するとか言ってるヤツはよぉ~
今年の屋久島は確実に温帯化が進んでいるんですけど。。。(笑)


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タンク下に閉じ込められた。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.2
【水温】 19.3℃
【透明度】 ~30m
今日はゲストのリクエストでお宮前に行きたかったのだが、矢筈岬西面には白波がバシャバシャ当たり、かなりの時化状態。
仕方なく2本ともタンク下で。。。

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6月初めの海の動き

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.2
【水温】 24.0℃
【透明度】 20m~
晴天、凪ぎの日々は続いている。
明るい海でのんびり潜る今のタンク下は楽しい♪

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温かい海で順調に推移。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 23.8℃
【透明度】 30m~
海から上がり、午後から曇ってきたが、今日も概ね晴天&ベタ凪ぎ。
海はやや白濁りだが、水温は高くダイビング日和の1日だった。
でもゲストはいない。。。(^^;;

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1週間おきに来島!?

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.2
【水温】 23.1℃
【透明度】 30m~
天気はあまり良くなかったが、暖かく、過ごしやすい1日だった。
海はベタ凪ぎで透明度も良く、のんびり潜れた♪

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低気圧通過中。。。

【ポイント】 お宮前Part2/一湊タンク下No.2
【水温】 23.5℃
【透明度】 20m~
今日は低気圧通過の1日だった。
セオリー通り、東よりの風から徐々に南へ風向きが変わり、日中はやや蒸し暑いくらい。。。
ところが寒冷前線通過と共に大荒れの空模様!
夜には猛烈な雨と雷!!
今日は典型的な低気圧の通過で、課題のひとつでもある「天気」を勉強中の新スタッフ・まなみも身をもって気圧配置と風向きの変化とを感じ取ったのではなかろうか?
と言うか、本当に理解しているのか。。。?まなみ??(-_-;)

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季節感

【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 23.5℃
【透明度】 10m~
今日も凪ぎ。。。のんびり1人で潜る。
いよいよボトムでも水温は23℃台をキープ。
またまた-30m付近まで降りるが、温か~い!(幸せ~♪)
でも、まだ透明度は悪くて、黒潮がかかったとはとても言えない。(-_-;)
何でもいいけど、水中のアミ類や稚魚の類は異常な状態だ。
ま、前が見えない。。。
毎年の事だけど、これがこの時期の透明度が悪い主な原因のひとつ。
でも、これが屋久島の海の豊かさの源なのかもしれないので、一概に邪険にはできない。。。

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あの~マジで邪魔なんですけど。。。(-_-;)

【ポイント】 一湊タンク下/一湊タンク下
【水温】 21.4℃
【透明度】 10m~
風が南寄りとなったにも関わらず、気温はやや低め。
空もやや小雨が降る空模様。。。
でも、海はベタ凪ぎっ♪
透明度は依然として悪く、曇り空という事もあってやや暗めの海中だが、海はなかなか面白い!!
大潮が近い事もあって、午前中のエントリー&エクジットはややキツイが。。。(-_-;)

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タンク下で見られるスズメダイたち

【ポイント】 一湊タンク下/一湊タンク下/一湊タンク下
【水温】 28.7℃
【透明度】 15m~
今日は3ヶ月連続来島中(!)の常連ゲストTさんの最終日。
恐れていた台風13号の影響もそれほどなく、最高のコンディションで終わった。
ボートダイビングが続いたが、最終日はメインの「一湊タンク下」でスズメダイ三昧。
最近、僕の周りではスズメダイ好きの女性ダイバーが目立つ。。。
それぞれの方がファイルを作ったり、写真をまとめてたりして、その勉強熱心さには頭が下がる。
Tさんも自分なりに屋久島で見られるスズメダイをカードや表にまとめてたりして驚いた!
こりゃ~リクエストにはとことん応えねば!!(笑)

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