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シマキンチャクフグの産卵

【ポイント】 一湊タンク下No.2 / 一湊タンク下No.3 / 一湊タンク下No.1
【水温】 27.4℃ / 27.4℃ / 27.2℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 8:40-9:48 / 10:49-11:30 / 13:00-14:16
【潮まわり】 04:59 75cm 干潮 / 11:27 183cm 満潮 / 16:58 132cm 干潮 / 小潮(月齢:6.9)
【日の出・日の入】 日出06:09 日没18:08

一度、26℃台まで下がった水温は昨日からやや持ち直してはいるけど、依然として黒潮は外れたままのようで透明度は今一つだ。。。

ゲストさんたちには南の島っぽい海を見せられなくて残念!(;´・ω・)

午前中、シマキンチャクフグの産卵を観察した。
同属のキタマクラ何かと比べてもメチャ地味な産卵なんだけど、それほど待たずに産卵を観察できた。

白化した小さな枝サンゴの仲間に普段はあまり一湊タンク下では見かけないフタイロサンゴハゼが沢山着いていた。

透明な幼魚から立派な成魚まで様々なステージが小さなサンゴの中にひしめき合っていた。


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祝!!2,222本!!(^^)

【ポイント】 お宮前 / トンネル下 / 一湊タンク下No.1
【水温】 28.8℃ / 27.9℃ / 30.1℃
【透明度】 30m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 9:25-10:29 / 11:30-12:33 / 14:20-15:11
【潮まわり】 06:02 235cm 満潮 / 12:49 18cm 干潮 / 19:18 236cm 満潮 / 大潮(月齢:28.7)
【日の出・日の入】 日出05:36 日没19:11

今日の2本目はリピーターK氏の2,222本目の記念ダイブだった。
うちのブログではあまり人間を載せる事はないんだけど、たまにはいいよね。。。(笑)

ここ数日はずっとそうなんだけど、今日も各所で生き物の繁殖関連行動が盛んに見られた。
午前中は様々な場所でシマキンチャクフグやハナキンチャクフグの産卵直前の行動が見られたし、ミツボシクロスズメダイなんてこれまた各所で産卵や卵守りが見られている。
オイランヨウジも毎日卵を抱えている姿を見かけている。。。

こうした繁殖行動が頻繁に見られる時期は海の中がいつもワサワサしていて、常にワクワクさせられる。。。(^^)


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キンチャクフグの仲間に乗っかるエビちゃん

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.3℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 9:25-11:20
【潮まわり】 04:04 30cm 干潮 / 10:44 202cm 満潮 / 16:35 109cm 干潮 / 中潮(月齢:5.4)
【日の出・日の入】 日出06:45 日没17:20

今日のゲストさんは1人。
マンツーマンだったのでスタッフの詩帆にガイドを任せ、僕は一緒にカメラを持って潜り、ウダウダと付近を散策。
海はベタ凪で透明度はなかなか良くて、コンディションは最高なのだが、天気だけは相変わらず悪い。。。

ハナキンチャクフグに乗るエビちゃん
ハナキンチャクフグに乗るエビちゃん

シーズン中は忙しくてなかなかカメラを持って潜れなかったのだが、その間、これはじっくり撮りたいなぁ。。。と思っていたものの1つにキンチャクフグの仲間に乗っかるニセアカホシカクレエビというのがある。
今年に入って、ある小さなナガレハナサンゴに急にこのニセアカホシカクレエビが大量に定着しはじめ、ここによく定期的に多くの魚たちがクリーニングを受けに来るのだ。

例年、たくさんのニセアカホシカクレエビが棲み、毎年一大クリーニングステーションを形成していたナガレハナサンゴはいつも多くの魚で賑わう場所だったのに、今年はなぜかニセアカホシカクレエビはほとんど着かなくなってしまい、今年はやはり魚が集まらなくなってしまった。。。

シマキンチャクフグに乗るエビちゃん
シマキンチャクフグに乗るエビちゃん
代わりにこの新しいクリーニングステーションによく魚が訪れるようになったのだが、シーズン中はよくここで「お~!!!!これを撮ったらかなりイケてる絵になるかも!!!!」ってなクリーニング・シーンに出会った。
そんな中でも僕の撮影意欲を掻き立てたのが、クリーナーであるニセアカホシカクレエビがシマキンチャクフグの上に乗っかってクリーニングしているシーンだった。

今日もシマキンチャクフグやハナキンチャクフグがたまにやってきてクリーニングを受けていた。
基本的にこのキンチャクフグ類は気を配って近寄れば逃げることはないのだが、クリーナーであるニセアカホシカクレエビがメチャクチャ警戒心が強い!
ちょっと近づいただけでキンチャクフグ類のから降り、元のサンゴの上に戻ってしまうのだ。

そんな感じでなかなか納得のいく写真が撮れないのだが、これはこれから魚たちに寄生虫類がたくさん着く、低水温期に撮った方がいいのかな。。。(^^;)


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クマノミの産卵がこっちでもあっちでも。。。

【ポイント】 ヨスジ漁礁/一湊タンク下No.1
【水温】 23.6℃/23.6℃
【透明度】 20m
【海況】 やや時化気味
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 9:42-10:44/12:52-14:09
【潮まわり】 06:35 220cm 満潮 / 13:07 -2cm 干潮 / 大潮(月齢:29.3)
【日の出・日の入】 日出05:36 日没18:54

今日が最終日のKさんのリクエストで、ヨスジ漁礁へ。
しかし、風が西に変わり、永田は港の前とは言え、ちょっとウネっていた。
2本目はオツセに行く予定だったけど、結構ウネリがあったので、一湊タンク下に移り、ビーチエントリー。。。

水温はまたまた上がって24℃近く温かい!(^^)

もうホームグラウンド・一湊タンク下のほとんどのクマノミ夫婦が今季最初の産卵を終えている。

今日も午後からの1本で2か所のクマノミ夫婦が産卵しているのを観察できた。

クマノミの少しづつ赤くなっていく産卵床の様子は何回見ても面白い。。。


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サンゴ破壊の犯人はオキザヨリか?!

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.1
【水温】 23.8℃/24.8℃
【透明度】 20m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨のち晴れ
【潜水時間帯】 10:17-11:51/13:41-15:50
【潮まわり】 07:12 216cm 満潮 / 14:02 17cm 干潮 / 大潮(月齢:1.5)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:19

今日の朝も空一面が黒い雨雲に覆われて雨が降っていたのだが、1本目の途中くらいから晴れ間が見え始めた。
水中はまぁまぁの透明度だったので太陽光が差し込む水中はかなり明るかった!(^^)
夕方には虹も見えたけど、現在はまた雨が降り出している。

明日まで潜る予定だったゲストIさんご夫婦が台風接近に伴い急遽、明日の1便で帰ることになることになった。
という事で今日の2本がラストダイブ。。。

なのに今日はロクに面白い魚の行動を見てもらう事ができなかった。。。(・・;
つまり、一般的な生態観察のピークだと考えられる「産卵」などはまったく見られなかった。
2本とも最後の最後には面白そうな魚の行動に出会ったのだが、結局、エア切れで2本とも最後まで見れていない。。。(笑)

それでもエクジット後にその時の行動観察の話で大盛り上がりになるのは、多分、僕の知る限りでは彼らだけだろう。。。(^^;;
1本目の産卵間近であるにも関わらずピーク(産卵)を見る事ができなかったシマキンチャクフグなんかは、この4日間の全ダイビング中で最も話が弾んでいたかも。。。(笑)

ピーク(産卵や捕食など)観察が目的ではないのは彼らの真骨頂だ。

通常、ダイバーが「生態観察」と言った場合、産卵の瞬間であったり、捕食の瞬間であったり、そういったものを見る事自体が目的なのに対して、彼らの「生態観察」とは「行動観察」であり、その産卵や捕食に至るまでの過程など”ストーリー”が最も大切で、見たい部分でもあり、そういう一連の”流れ”を観察すること自体が彼らの目的なのだ。
だから産卵の瞬間や捕食の瞬間などが見れたかどうか?はまったく重要ではなかったりする。(笑)

「産卵や捕食の瞬間を見る(=生態観察をする)」という事が、「珍しい生き物を見る」という事とまったく同じ感覚で捉えられている傾向にある今のダイビングシーンでは、なかなか理解しにくい目的や価値観なのかもしれないが(笑)、本来、「生態観察」の最も面白い部分はここ(=行動観察)なのかもしれない。。。

というワケで、これが彼らが「日本一のマニアックダイバー(=ガイドが楽)」だと感じる所以だったりする。。。(笑)

先日(6/8)に一湊タンク下の水深-8mぐらいのところにあるテトラ脇のウスサザナミサンゴ群体が思い切り破壊されているのに気づいた。
その3-4日前は何ともなかったので、この数日間の間に何者かによって破壊されたのだろう。
前にもこういう事があった(→過去最大規模のキビナゴの大群!)のだが、その時は人為的なものだとばかり思っていたのだが、昨年オキザヨリのサンゴをぶっ壊すほどの産卵を見て、犯人はオキザヨリではないか?と考えていた。
ただ壊された跡には彼らの卵はなかったので、一概に決めつける事はできない。

破壊されたウスサザナミサンゴ1
破壊されたウスサザナミサンゴ1

破壊されたウスサザナミサンゴ2
破壊されたウスサザナミサンゴ2

今日はこのサンゴの上の中層に巨大な(1m以上はある!)丸々と太ったオキザヨリが1匹、ずっと佇んでいた。
いつもなら近づけば速攻で逃げるのに、近づいてもまったく逃げる気配がない。。。

ホンソメのクリーニングを受けるオキザヨリ
ホンソメのクリーニングを受けるオキザヨリ
周囲には一回りも二回りも小さなオキザヨリたちがいて、ホンソメワケベラのクリーニングを受けていた。

これはもしや産卵直前???
この大きなオキザヨリはメスでウスサザナミサンゴの上に乗っかって産卵を始めると周囲のオスたちが一斉に放精に来るのではないか?とワクワクしながら見ていたのだが、結局エア切れで何も起こらずに終わった。。。(・・;)

ゲストIさん夫婦は急遽、明日の1便で帰ることになったので、明日は1人で海に行く予定だが、この時に卵があったら、この時の状態が産卵直前だったという事が分かる。
う~ん。。。早く海に行きた~いっ!!!(^^)

こうして少しづつオキザヨリの産卵生態に迫ってやるぜっ!!!


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ガレを積み重ねた犯人が分かった!!(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.7℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:35-12:59
【潮まわり】 04:23 202cm 満潮 / 11:13 40cm 干潮 / 17:43 195cm 満潮 / 中潮(月齢:26.1)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:17

今日は午後の便で来島するゲストを迎える関係で午前中に1本海へ行ってきた。
昨日のエクジット間際にカスカスのエア状態で見た事(→終わりよければ全て良し!(^^))を再度、確認するのがメインの目的。。。(^^)

最近、一湊タンク下の-10m以浅でよく死サンゴや小さな石や岩などが山のように積み重なっているのを見かけるのだが、これが何なのかずっと分からないままでいた。
巣穴にしては「穴」がないし。。。(・・;)
一度、この死サンゴや小さな石や岩などをどかしてみた事があるのだが、下には何もなかった。
さらに不思議なことに、数分後に戻って見てみると、また元の山に戻っていたのだ。。。(・。・;

その後は一度だけ、何者かがそのガレ山の中に猛スピードで潜り込んだのを見かけた事があるのだが、結局それが誰だったのか分からず仕舞いだった。

それが昨日のエクジット間際にようやく分かった!!!(^^)

犯人はオビテンスモドキだった!!!(゚д゚)!
昨日、エクジット間際にオビテンスモドキの成魚がエッチラオッチラとその場所に死サンゴや小さな石や岩などを積み重ねていたのだ!!
しかし、エアもなかった事もあり、スグにエクジットを余儀なくされた。。。

オビテンスモドキは屋久島では常に成魚はいるけど、その絶対数(成魚の数)は決して多くなく普通種だとは言い難い生息状況だ。(幼~若魚は当然、沢山いるけど)
一湊タンク下の浅場には現在3匹くらい成魚がいるのだが、これもイレギュラーでまったく成魚を見ない年もあったりする。

今日はエントリーするなり、真っ直ぐその場所へ直行!!
今日も山のように死サンゴや小さな石や岩などが積み重なっていた。(^^)

今日も山のように積み重なっていたサンゴや岩のガレ
今日も山のように積み重なっていたサンゴや岩のガレ

一旦、サンゴや岩のガレを辺りに散らしたところ。。。
一旦、サンゴや岩のガレを辺りに散らしたところ。。。

犯人はオビテンスモドキだった!
犯人はオビテンスモドキだった!
やつには申し訳ないとは思ったけど、再度、確認するためにこの死サンゴや小さな石や岩などを辺りに散らし、下の砂が見える状態にしておいて、その場を離れ遠くからしばらく観察していたけど、今日はなかなかオビテンスモドキがやって来ない。。。
諦めて別の魚を観察をしたあと、ダイビングの最後に寄ってみると、いた!いた!
オビテンスモドキがせっせと死サンゴや小さな石や岩などを運び、また元の山を作っていた。。。
やっぱり、こいつだったのだ。

昨日、これを知ったときは「これは大発見だ!!何のために??」などと興奮したのだが、帰ってから調べてみると、これはかなりよく知られている行動だと知ってちょっと(´・ω・`)ガッカリ…(笑)
一応、砂に潜って寝る他のベラ類から睡眠場所を守るタメではないか?と言われているようだけど、この辺は推論のようだ。。。
いずれにしても寝床だったのだ。
あとは何のためにこうするのか、確信的な証拠を掴むことができれば、面白いかもなぁ。。。ちょっと調べてみようかな。。。

どんなに山を崩しても、必ず同じ場所に山を作るのは面白い。
なぜここじゃなければならないのか?(ちなみにこのガレ山の隣接した場所にも砂地はある)

この辺がキーポイントになりそうな気がする。

思わせぶりなキンセンイシモチのペア
思わせぶりなキンセンイシモチのペア
今日もテンジクダイ類の産卵をずっと追ってた。
今日は産卵間近のキンセンイシモチのペアをずっと観察していたのだけど、産卵自体は見る事ができなかった。。。
もう絶対に産卵する!!という感じなのだけど、やっぱり先にエアが無くなる。。。(笑)

ちなみに昨日ずっと張り付いていたアオスジテンジクダイのカップルのオスはやっぱり口の中に卵を咥えていた。。。(苦笑)

産卵後に産卵床を均すメス
産卵後に産卵床を均すメス
このキンセンイシモチの産卵を観察していた真横ではシマキンチャクフグが産卵していた。
こちらは今季初観察だ。
時間は12:15くらい。


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まだ続いていたシマキンチャクフグの繁殖期

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.2
【水温】 23.0℃/22.9℃/22.9℃
【透明度】 10m
【海況】 やや時化気味
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:00-10:48/11:44-12:43/14:15-15:06
【潮まわり】 10:20 215cm 満潮 / 16:11 101cm 干潮 / 中潮(月齢:4.2)
【日の出・日の入】 日出06:46 日没17:19

またまた昨日は午後から大きく時化て、午後便到着のゲストさんは初日から潜れずに終わった。。。(・_・;

今日は割と凪ぎたのだけど、潜れたのは一湊タンク下のみ。。。
透明度もかなり悪かった。

明日の最終日は屋久島の海の実力の片鱗くらいは見せたいなぁ~
お願いっ!凪ぎてくれー!!

という事で、今日はマンツーマンで一湊タンク下にビーチから3本。
2本目は正午ちょっと前のエントリーだったのだが、エントリー直後、シマキンチャクフグの産卵を観察。
まだ、やってたのかーーーーーーー!!!(^^;;

しかも、通常は午前中の9-10時くらいの時間帯の産卵が普通なのだが、すでに正午ちょっと前。。。
今年はかなりシマキンチャクフグとハナキンチャクフグの産卵を観察したけど、今までで一番遅い時間の産卵だった。

今回も前回同様にペアを見つけて3-4分後には産卵に至った。
もう何となく産卵前のペアは見てスグに分かるようになってきた。。。(笑)

今日はゲストと一緒だったので、ゲストがビデオをまわす横でじっくり肉眼で観察させてもらった。
メスは例によって海藻を食いちぎってはちょうどパチンコ玉が1個すっぽりと入るくらいの円形の窪みをつくってる。
これが産卵床となる。

やっぱり産卵はメス主導で行われているように見える。。。(^^;;
あくまでも産卵のタイミングはメスが決めて、オスはあくまでもメスの動き(産卵)に合わせて精子をかけているだけなのだと思う。

今回はいつものようにオスはピッタリとメスに寄り添うのではなく、やや距離を置いて放精していたのだが、相変わらず精子らしき白濁は見られなかった。
本当に放精しているのだろうか。。。(・_・;

メスは例によって産卵後も産卵床に残って、何やらヒレをパタパタさせていた。
今日もそれを途中で遮って、卵を確認してみたけど、やっぱり卵は拡散されることなく、まとまった卵塊状態で窪みに”産み付け”られたままだった。
この行動はずっと卵を周囲に拡散させて隠蔽を計っているんだと思っていたけど、どうもそれは違うっぽい。。。(笑)

あと考えられるのは、
・ 自分でつくった窪んだ産卵床を海藻で元通りにし、覆い隠している
・ 水を撹拌しながら、オスの精子をまんべんなく卵に広げ受精を助けている

こんなところかな。。。(-_-)ウーム…


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卵が飛んでちゃってますけど。。。(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.3℃
【透明度】 15m
【海況】 やや時化
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 11:03-12:27
【潮まわり】 08:55 211cm 満潮 / 14:38 107cm 干潮 / 中潮(月齢:17.6)
【日の出・日の入】 日出06:33 日没17:29

お花畑のカンザシヤドカリ
お花畑のカンザシヤドカリ
今日は職場研修に来ている子を連れて海へ。。。
昨日はかなり時化ていたのだが、今日も相変わらずの時化っぷりだ。
それでも水底の揺れはそれほど強くなく、カンザシヤドカリなども落ち着いて撮れるくらいの海だった。

今日は1人潜りではないので、自由に潜れなかったこともあって、90分くらいでエクジット。。。(^^;)
特に発見もなく、興味をひくこともないまま、終わってしまった!(-o-;

帰りに先日10/31に(⇒)産卵したシマキンチャクフグの卵をチェックしたところ、そのほとんどが吹き飛んでいた。
かろうじて何だか汚い感じで数個残っていたけど、それも生きているんだか死んでいるんだかよく分からない。。。(・・;)

産卵後2日目のシマキンチャクフグの卵
産卵後2日目のシマキンチャクフグの卵
シマキンチャクフグの卵は3日くらいで孵化するようなのだけど、さすがに2日に満たないくらいの日数ではちと厳しいだろう。。。
つまり、昨日の時化で散ったか、食べられたか。。。

いずれにしろ、今回はいつものようにメスが作る産卵床としてのすり鉢状の窪みはあまり深くはなかったので、余計に時化なんかには弱そうだ。
散ってもどこかで孵化する可能性はあるけど、シマキンチャクフグの産卵床はスズメダイなんかに比べるともろい印象。
守っているわけでもないので、外敵からの防御も難しい。。。

いったい孵化率はどれくらいなんだろう。。。?(・・;)


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今ならヤクシマキツネウオが群れで撮れるかも。。。!!

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.6℃
【透明度】 20m
【海況】 時化気味
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:14-11:39
【潮まわり】 07:51 220cm 満潮 / 13:41 95cm 干潮 / 大潮(月齢:15.6)
【日の出・日の入】 日出06:31 日没17:31

今日もゲストなし。
今日こそはスミレナガハナダイの「オカマちゃん」改め「イケメン男子」を観察すべく、午前中に1人で海へ。。。
一湊タンク下の-25m付近までひとっ飛び!

この「イケメン男子」が本当にイケメンなのかどうかは、実際に産卵を見ないと何とも言えない。
産卵のような行動(多分、擬似産卵)はしょっちゅう見るのだけど、放卵放精時の白濁など確実に産卵している!と確信できるような場面には実はまだ遭遇していないのだ。(^^;;
こんな中性的な男子にも繁殖する能力があるかどうかは、自分の目で見ないと何とも信用できねー!
。。。これはモテないオヤジのヒガミなのか?!(笑)

「オカマちゃん」改め「イケメン男子」の婚姻色
「オカマちゃん」改め「イケメン男子」の婚姻色
「オカマちゃん」改め「イケメン男子」の通常色
「オカマちゃん」改め「イケメン男子」の通常色

この場所に「オカマちゃん」が突如現れたのが7-8年前だ。
それまではこのポイントでは、スミレナガハナダイはメスさえもほとんど見られなかったのだが、ある日突然メスが性転換を始め、オスのような行動を取り始めた。
キッチリとした個体識別はしていないのだが、多分、この時の子が未だに生き続け今に至るのは、多分、ほぼ間違いはないと思う。(ほぼ毎日のように1年中このポイントに潜っているので。。。(^^;;)

擬似産卵直前の雌雄
擬似産卵直前の雌雄
ずいぶん長い期間、オカマのままだなぁ、、、とか思っていたけど、最近では頻繁にお宮前で見るオスのバリバリの婚姻色(顔に隈取模様が出るやつ)と同じような体色になるのを目撃しており、実はオカマではなくて、立派なオスなのでは??と疑い始めるようになった。。。
オスのような行動(メスへの求愛や牽制)は初期の頃から見られていたのだが、ここ最近ではお宮前のハレムのオスとほぼ同じような擬似産卵(メスも協力する擬似の産卵)を頻繁に繰り返すようになったのだ。

今日も擬似産卵はたまに見られたが、メスのお腹は明らかに膨れてはおらず、産卵は当然見られなかった。(ーー;)

近くでは今日もヤクシマキツネウオが大きな群がりとなっており、興奮色&婚姻色のオスもそこら中で見られた。
このヤクシマキツネウオの婚姻色は1年中、あらゆる時間に見られ、メス、またはオスを追い掛け回す行動はよく見るのだが、不思議と産卵らしき行動は未だに見られていない。
真夏に幼魚がよく見られるので、春から初夏繁殖期かな?などと思ったこともあったけど、考えてみるとここ数日のまとまった群がりの状態はかなり怪しいと思う。

いつもは中層を広い範囲に広がって群れているので群れ全体の写真を撮りたくてもなかなか難しいのだが、ここ数日は200-300匹程度がかなりまとまって群れているため、何やらワイドレンズでまとまりのあるヤクシマキツネウオの群れが撮れそうな雰囲気なのだ。

ヤクシマキツネウオのオス
ヤクシマキツネウオのオス
 
ヤクシマキツネウオのバリ婚?
ヤクシマキツネウオのバリ婚?

今日はエントリーするなり即、シマキンチャクフグの産卵が見れた。(10:20くらい)
エントリーしてスグの岩にシマキンチャクフグのカップルがいたかと思うとあれよあれよという間に産卵に至ってしまった。。。(・・;)
あっという間だったので、ストロボの光量も調整する間もなく、かなりアンダーな産卵写真になってしまったくらい。(笑)

シマキンチャクフグの産卵
シマキンチャクフグの産卵
シマキンチャクフグの卵
シマキンチャクフグの卵


産卵後のメスの卵保護?
産卵後のメスの卵保護?
即座に卵を確認したのだが、メチャ分かりやすかった!
メス自らが海藻をかき分け作った窪みを産卵床にするのだが、いつものように深い窪みではなく、割と浅かったので卵塊はスグに分かった。

これを確認したあと、スグに産卵床から距離を置くとメスが戻ってきた。
いつものように産卵床の上で何やら始めたので至近距離からじっくり観察してみた。。。
腹ビレや尻ビレをパタパタしていて、卵が多少、散らばったりしていたので、やっぱり卵を散らすことで隠蔽を図ってるんだ~!!!と思ったのだけど。。。
メスが産卵床を離れたあと、再び見てみるとほとんどの卵はまとまって産みつけられた状態のままだった。(・・;)
やっぱり産卵後のメスの行動って隠蔽とかではないのかな。。。???(・_・;


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ワモンダコの卵守り

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 26.0℃
【透明度】 5-15m
【海況】 時化始め
【天候】 雨
【潜水時間帯】 5:23-7:22
【潮まわり】 08:48 244cm 満潮 / 14:43 86cm 干潮 / 中潮(月齢:2.6)
【日の出・日の入】 日出06:22 日没17:43

今日もニシキフウライウオの孵化を狙って、超早朝エントリー。
各地の先輩ガイドさんから聞くところによると、どうもニシキフウライウオは孵化のあとスグに産卵するものらしい。。。
つまり、昨日は産卵を観察したわけだが、そのちょっと前に何匹か孵化した可能性があるのだ。
何しろショボい孵化なので(笑)、数匹孵化しただけなら気づかなかった可能性もある。(^_^;)

というわけで今日は産卵前から気合を入れて観察することを心に誓いエントリーしたのだが、すげーウネリ!( ̄□ ̄;)!!
風は朝から真正面から吹く北に変わったようで、タンク下はかなり時化ていた。
ニシキフウライウオのペアがいる-20mの砂地と岩場の際もかなり揺れていて、砂が舞う!
これでは孵化した稚魚と舞い散る砂粒の違いが分からねーとか思っているうちに今日も産卵(&放精)を迎えてしまった。。。(笑)

ニシキフウライウオ、産卵&放精の瞬間!
ニシキフウライウオ、産卵&放精の瞬間!
オスの放精の際、大きく腹ビレを開くメス
オスの放精の際、大きく腹ビレを開くメス
成熟ステージの違う卵が混在する
成熟ステージの違う卵が混在する

オスがバッ、バッとメスの前で何回かヒレを広げて求愛したかと思うと、おもむろに体をメスに寄せてきてブルブルっ。。。
また孵化を見る(認識する)ことなく産卵を迎えてしまった。。。(¨;)

その後、もう1回オスはメスにピッタリと体を寄せてきて、合計2回放精しているように見えたけど、両方共よーく観察したけど白濁などは一切なくて、本当に産卵&放精しているのか??と疑いたくなる。
ただメスはオスが放精する際、卵を抱えている腹ビレを大きく開いて放精を促しているようなので(写真参照)、メス自体は産卵しているのだろう。。。(多分)

その後も目を皿のようにしてメスの尻を追いかけ続けたが(笑)、稚魚らしい稚魚はまったく放出されなかった。。。
(ーΩー )ウゥーン
どうなんだ。。。これ。。。(¨;)

今日は空には厚く黒い雲がかかっていた上に水の濁りもスゴかったので、水中はなかなか明るくならなかったが、すでに日の出から30分以上が経っていたので諦めて浅場へ移動。
昨日、産卵したシマキンチャクフグとノコギリハギの産卵床に寄って卵をチェックしてみたのだが、こちらも目を皿のようにして見たけど、卵が見当たらない!!!(¨;)
確か孵化するまで2-3日はかかるはずなのに、1個も確認できなかった。。。( ̄□ ̄;)!!
海が時化ているとは言え、こんなに簡単に卵は流れちゃう???
どうなんだ。。。これ。。。?(¨;)

ワモンダコが卵を守っていた(^^)
ワモンダコが卵を守っていた(^^)
立て続けに裏切られて、そうとう落胆していたのだが、最後に久々にワモンダコの卵守りを見つけて一気にハッピーに!!!\(^o^)/←単純
岩の亀裂に無造作に積み上げられた石をちょいとどかして覗いてみると、いくつもの卵嚢が天井からぶら下がっていた。(^^)
石をどかすと、ものすごい勢いで石を拾い上げ元に戻そうとするタコ。。。
指示棒で卵嚢を触ろうとすると、これまたものすごい勢いで怒るタコ。。。
そこまで怒らなくても。。。(¨;)

いつもはスグに逃げるワモンダコも、さすがにわが子(卵)を守っているときは必死だ。
親が卵や子を守る姿は普段はめったに見られない動物の激しい行動や表情が見られ、「生」を心底感じられるので、かなり好き。(^^)


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ニシキフウライウオの孵化。。。じゃなくて産卵??^^;

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.1
【水温】 25.9℃/26.0℃
【透明度】 20m/25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 5:16-7:06/9:39-11:55
【潮まわり】 08:03 250cm 満潮 / 14:03 74cm 干潮 / 中潮(月齢:1.6)
【日の出・日の入】 日出06:21 日没17:44

今日はニシキフウライウオのハッチアウトを狙って久しぶりの日の出前エントリー。
ジョーフィッシュのハッチアウトを狙って早朝潜りしていた時期よりもかなり日の出が遅くなって、エントリーもバカみたいに早くなくていいので助かる。(笑)
そうは言っても、当然、日の出前のエントリーなので、5時過ぎはまだまだ真っ暗。
夜は豪雨&強風が吹いていたのに、それもすっかり晴れ渡り、満点の星が綺麗だった。(^^)

ニシキフウライウオの産卵
ニシキフウライウオの産卵
一気に-20mのニシキフウライウオのところまで行くと、何とペアだった。
日中は探しても探してメス1匹しか見つからなかったのに、雌雄2匹はぴったりくっついて揺れていた。

メスは依然として目玉のクッキリ出た孵化間近の卵を抱えていることを確認して、ひとまず写真を撮り始めた。
2匹とも妙にヒレを拡げるので、おかしいな。。。と思っていたら、そのうちにオスがメスにピッタリくっついて体をブルブル震わせる。。。えっ???(写真)
w(゜o゜)wワオ!!こりゃ産卵だ!!!
ハッチアウトを見に来たのに産卵してしまった。。。(・_・;)
5:50、日の出30分前くらいだった。
実際の産卵時間はわずか10秒くらい。

まだ孵化していないのに産卵????
そもそも、まだメスは卵を抱えているのに強引過ぎないか???( ̄□ ̄;)!!

メスの腹ビレには成熟度合いの違う卵が混在
メスの腹ビレには成熟度合いの違う卵が混在
尾ビレに近い方に産んだばかりの卵
尾ビレに近い方に産んだばかりの卵
頭がちょっと混乱しつつ、もう一度メスの卵を抱えた腹ビレを見てみると、まだ目玉のクッキリした卵は残っていた。
という事はこれから孵化するのか???
そこから明るくなるまでずっと観察していたけど、結局、稚魚が放出された気配はなかった。
僕が来る前に何匹か孵化した可能性もあるけど、腹ビレに抱えた卵を見るとどうも未成熟の卵と孵化間近の成熟した卵が混在しているのだけは確かだった。(左写真)

ちなみに新たな卵は尾ビレ側の角の方から出てくるようで、この辺に産んだばかりだと思われる未成熟な卵が固まっていた。(右写真)

これでちょっと納得したことがある。
以前、何回かニシキフウライウオのハッチアウトを見たことがあるのだが、いずれも稚魚がボソボソと数匹孵化していくだけのショボイ(失礼!)ハッチアウトだった。
そして何日かに分けて孵化しているような感じだったのだ。

どうもニシキフウライウオのメスは繁殖期間中(つまり卵を抱えている間)、数日にわけて何回も小出しに産卵して、成熟したものから次々と孵化させていくみたいだ。
今日ももしかしたら僕が来る前に数匹ハッチアウトしたのかもしれない。。。
そしてオスも同様に、メスがすでに卵を抱えていようが、抱えていまいが、熱烈求愛し、産卵を促す。。。

まるで放出した稚魚を補填するかのごとく、新たな卵を数個産み、受精させる。
(ーΩー )ウゥーン。。。何か面白い!!
ワカヨウジのように一斉に産んで一斉に孵化させるのだと思ってた。。。(¨;)

ニシキフウライウオの孵化がショボイ理由が分かって、何か納得。。。(笑)
ちなみに産卵もショボイ!!!
全然、絵にならない。。。(・_・;)

帰りはエアがほとんどない状態で一気にエントリー口近くまで帰った。
そのままエクジットしようと思っていたのだが、怪しいノコギリハギのペアを発見してしまった!
うーーーもうエアが渋いのに。。。(・_・;)

でも、結局、あれよあれよという間に例の産卵床となる海藻(イトゲノマユハキ)に産卵してしまった。(6:42)
まったく予期していなかったので、露出がメチャクチのまま何枚か撮影。。。( ̄□ ̄;)!!

ノコギリハギの求愛
ノコギリハギの求愛
ノコギリハギの産卵
ノコギリハギの産卵

ノコギリハギの卵
ノコギリハギの卵
スグに海藻をかき分けて卵を確認したのは言うまでもない。(笑)
これまでノコギリハギの卵は確認したことはなかった。
いつもスグに海藻をかき分けて卵を確認するのだが、それらしい球体は全然分からなかったのだ。
今日もレンズを通して丹念に見たけど、全然わかんねー(¨;)

一応、付近を何枚か撮っておいたので、帰ってからPCで拡大して見てみると。。。あった!!!!!!
ふつーに写ってた!!!w(゜o゜)w!!

ほとんど透明な球体だったのだ。
これでは現場での目視では分からないはずだ!!!(¨;)
でも、卵は確実に産んでいる事がわかって、ちょっと満足。。。(^^)

今日はこれで終わりにしようと思っていたのだが、ノコギリハギの卵を見てしまったら、シマキンチャクフグの「産卵後のメスの怪しい行動」を早く解明したくなってきた。(笑)
朝食をとってから2本目突入!

今日はスグにシマキンチャクフグの怪しいペアは見つかり、産卵まではかなり時間(10:04産卵)がかかったけど、今日は産卵後の卵塊確認と「産卵後のメスの怪しい行動」後の産卵床(卵塊の状態)をそれぞれ確認できた!(^^)

ちなみにシマキンチャクフグの産卵の様子は以下の連続写真を参照。

1. メスは産卵床となる窪みをつくる
1. メスは産卵床となる窪みをつくる
2. メスが早速、産卵床に放卵を開始
2. メスが早速、産卵床に放卵を開始


3. オスが卵に放精しているところ
3. オスが卵に放精しているところ
4. 産卵後のメスの謎の行動。。。
4. 産卵後のメスの謎の行動。。。

問題の懸案事項は4番の「産卵後のメスの怪しい行動」だ。
僕は最初、卵塊で卵を産み、その後「産卵後のメスの怪しい行動」によりその卵が撹拌されて、付近に散在させる事で隠蔽を図るのだと考えていたのだが、「産卵後のメスの怪しい行動」の前後の産卵床を比べてみるとまったく変化はなかった!!!!( ̄□ ̄;)!!
ずっと卵塊は産んだ時のままでまとまっており、付近に散らばった様子はまったくなかった。(¨;)

海藻をかき分け深い窪みを作ってそこに卵を産む
海藻をかき分け深い窪みを作ってそこに卵を産む
卵はかなりビッシリと産み付けられる
卵はかなりビッシリと産み付けられる

「産卵後のメスの怪しい行動」というのは産卵後、メスのみが産卵床に残り、何やらパタパタやっているのだが、それの事。
結局、これは何をやっているのかさっぱり分からなかったのだが、単に卵に水流を送っているだけなのではないかと思えてきた。。。

メスの腹部を超ドアップで撮ったりもしたけど、前の産卵観察の時みたいなひも状のもの(→シマキンチャクフグの産卵 – 産卵後の怪しいメスの行動)は、今日は出ていなかった。

だから撹拌されなかった???とも思ったけど、多分、これまですっとシマキンチャクフグの卵を確認できなかったのは、窪みを作ってその中に産むことを知らなかったからかもしれない。
さすがに産卵後に海藻をかき分けたりして卵を確認したりしなかったし。。。(¨;)

いずれにしてももう数回は、「産卵後のメスの怪しい行動」の前後の産卵床を比べてみたいなぁ。。。今回は「例外」だという可能性もあるし。。。念には念を入れて。。。(笑)


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今日も外しまくり(^_^;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.9℃
【透明度】 25m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 9:44-11:36
【潮まわり】 07:20 252cm 満潮 / 13:24 65cm 干潮 / 大潮(月齢:0.6)
【日の出・日の入】 日出06:21 日没17:46

今日もシマキンチャクフグの産卵狙いで午前中に1人で海へ。。。
いくつかの産卵を連続で見たいと思い、3日前よりも少し早くエントリーしようと思っていたのだが、なんやかんややってて3日前よりも遅いエントリーになってしまった。( ̄□ ̄;)!!

早速、水底から3mくらい浮き上がって、シマキンチャクフグのペアを探したけど、なかなか見つからない。
いつもの場所に姿がないので、ポイント内をかなり広範囲に泳ぎまくり、ようやく1匹のオスと2匹のメスをやや深い場所(-15m)で見つけた頃には1時間近くが経過し、すでに10:30を過ぎていた。。。
メスの動きは怪しい。。。(お腹も大きいし)とか思ったけど、オスがあまり求愛に一生懸命ではないので、まだ産卵しないと判断し、別の場所(-6m)も探してみると、浅場に2匹のオスと1匹のメスを発見!
オス同士は出会うと威嚇色となり、プクーとちょっと膨らんだりしていたけど、メスに対しては両オス共にあまり興味が無いみたいだった。。。
やや深い場所(-15m)に戻ってみると先ほどの3匹はさらにバラバラになっていて、とても産卵する雰囲気ではなかった。
ここまでで1時間半が経過。。。時間はすでに11時になっていた。(・_・;)

すでに僕が探している最中に産卵が終わってしまったのか、はたまた今日はしなかったのか、よく分からないけど、結局、今日は産卵さえも見れなかった。。。
ちなみに3日前に産んだ卵を確認してみるとまったく卵は無くなっていた。

抱卵中のニシキフウライウオ
抱卵中のニシキフウライウオ
腹ビレで卵を包むように抱える
腹ビレで卵を包むように抱える
先日、スタッフが見つけた抱卵中のニシキフウライウオを見ると、すでに抱えている卵はクッキリ目玉が見えていて、今にも孵化しそうな成熟した卵だった。
(ーΩー )ウゥーンどうしようかな。。。明日もゲストはいないし、ハッチアウト撮りに行こうかな。。。
でも、ニシキフウライウオのハッチアウトってメチャ地味なんだよなぁ~(^_^;)

あまり絵にならないというか。。。う~迷う。。。
シマキンチャクフグの卵隠蔽工作の方が魅力的なのだけど、現在、非常に迷い中。。。(笑)

背中の肉がえぐり取られたニジハタ
背中の肉がえぐり取られたニジハタ
ここ1週間、タンク下の-8m付近に、背中が思い切りえぐれたニジハタがいる。
タンク下に入ると行きと帰りに必ず通るところなので、嫌でも目に入る。。。
喧嘩?それとも捕食されそうになった?
理由は分からないのだけど、グロいのでメチャ目立ってる。(^_^;)

そして、ひじょーに痛々しいのだけど、弱っている風でもなく、意外に元気だったりする。(笑)
最初に見つけた時よりもどんどん再生も進んでいるし。。。(^^)


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シマキンチャクフグの卵

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 26.5℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 9:28-11:08
【潮まわり】 05:07 217cm 満潮 / 11:23 64cm 干潮 / 17:27 225cm 満潮 / 中潮(月齢:27.0)
【日の出・日の入】 日出06:19 日没17:49

今日のガイドはスタッフに任せて、午前中は1人でシマキンチャクフグの産卵観察に行ってきた。
長期滞在していたNさんを空港に送るために11時半までに帰らなければ。。。(^_^;)

先日、シマキンチャクフグの産卵後にメスがどういう方法で産んだ卵を隠蔽するのか知りたくて、メチャ凝視して観察していたんだけどよく分からなかったので(¨;)、再トライ。
怪しいペアはスグに見つかって9:40くらいから追尾。
オスは盛んにメスの腹部をつついたりして求愛していた。

9:50頃には、あれよあれよという間に産卵に至ってしまった。。。今までで最速かも。。。(笑)

オスはメスのお腹をつついたりして求愛
オスはメスのお腹をつついたりして求愛
あれよあれよという間にまず1組目のペアが産卵
あれよあれよという間にまず1組目のペアが産卵

産卵を撮影したあと、まずはメスが卵を隠蔽する前に卵塊をチェック&撮影しようとファインダーから目を離し、産卵した付近を覗きこんだのだけど。。。
んっ????どこで産卵したんだ???(¨;)
そう。。。すっかり産卵した場所を見失ってしまった。。。( ̄□ ̄;)!!

ついさっき、そこで産卵したばかりなのに、卵塊が見つからない!!
産まなかったのではなく、卵を産んだ場所が分からなくなってしまったのだ。。。

スグに場を離れ、メスが隠蔽のために戻ってくるのを待ち、再びそこを覗きこんだけどやっぱり分からない!!!
メスは何度も戻ってくるけど、そのたびに隠蔽が進んでしまったのか、最後まで卵は確認できなかった。。。なんてこったい! (°-°;)

諦めて、再び、別の怪しいペアを探した。
こちらもスグに見つかり、これにはりついた。
こちらのペアは天敵ヒレナガスズメダイが沢山いてテリトリーを守っているようなエリアで産卵しようとしていたため、ちょっといい感じになってもスグにヒレナガスズメダイに追い立てられる。。。
そんな事を繰り返しながらも、どうも産卵候補地は2-3ヶ所に絞られているようで、その2-3ヶ所を順繰り回っては、各所でスズメダイに追い立てられ。。。なんて事をずっと繰り返していた。(笑)

メスは産卵床を整えているのかしきりに海藻や岩の表面をかじってる。
オスはずっと傍らにいて、メスを見てるだけ。
どうも見ているとシマキンチャクフグの場合、他の多くの魚のようにオスメスは呼応してタイミングを計って産卵するというよりは、あくまでもメス主導でメスの産卵準備が整ったら勝手に産卵し、オスはそれを見て勝手に横から放精しているように見える。。。(笑)

2組目のペアは目立った求愛もなく産卵に至った。。。
2組目のペアは目立った求愛もなく産卵に至った。。。
つまり、分かりやすく言うと、メスは「相手は誰でもいいから私は好きな時に自分で整えた産卵床に勝手に卵を産むわよ!あんた(オス)は私の産卵タイミングとずれないようにしっかり注視してな!遅れるんじゃないよ!あんた!」ってな感じなのだ。(笑)
完全に嫁さんの方が強そうに見える。。。

このペアのオスは何か奥手な感じのオスで(笑)、いつものようなメスのお腹をつついたりする求愛もあまり見られず、10:30頃、突然、産卵が始まってしまいビックリ!
慌ててカメラを構え、オスメスの両方の目玉にピントが合う場所に体を動かしていたりしていたら、2-3枚しか産卵シーンは撮れなかった。
ちなみに産卵時間は15-20秒くらい。
突然、座り込んでしまったメスの傍らにオスも座り込みじっと静止する地味な産卵だ。

シマキンチャクフグの卵はちょっと黄色い
シマキンチャクフグの卵はちょっと黄色い
今度はすぐさま、産卵後も居残るメスの場所を覗きこむと、メスはスグに逃げてしまい、卵塊がバッチリ観察できた!!!
卵塊は黄色っぽくて、丸い粒粒は多分1-2mm程度。
中には白っぽい「油球」と呼ばれる栄養分や浮力調整となる成分がハッキリ見える。。。(^^)
数もかなり個数だ。
こんな感じでまとまっていると肉眼でもハッキリ見えるのだ。

それがメスが産卵後も居座り、何やらパタパタやっていて、その後に覗きこむと卵はまったく確認できないのだ。。。(¨;)
少なくとも僕の目では。。。

シマキンチャクフグの卵の中には油球
シマキンチャクフグの卵の中には油球
その隠蔽工作の一部始終を暴くのが今日最大の目的だった。
ところが、卵を数枚撮って産卵床を離れたのだが、メスが戻ってこな〜い!!(・_・;
ようやく近くまで寄ってきても、すでに産卵した事を忘れてしまったかのように、すぐ横で海藻か何かをかじってる。。。
真横にわんさか自分で産んだ卵塊があるのに。。。!!

ずいぶん粘ったけど、結局、メスは産んだ卵を隠蔽することなく20-30分が経過してしまった。
前は隠蔽中に邪魔しても、スグ戻って来て隠蔽を再開したのに!
今回は完全に隠蔽を止めてしまったくさい。。。
何か悪いことをしちゃったなぁ。。。(・・;)

今回も隠蔽工作は観察できなかった。(−_−;)


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シマキンチャクフグの産卵 – 産卵後の怪しいメスの行動

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 26.7℃
【透明度】 30m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:49-11:55
【潮まわり】 06:53 86cm 干潮 / 14:17 179cm 満潮 / 小潮(月齢:23.0)
【日の出・日の入】 日出06:16 日没17:53

ダイビングのみで長期滞在中のNさんは1日くらいは観光しようか。。。という事だったので、予報を見る限りでは今日はかなり時化るか??という予想から、今日、観光へ行ってもらったのだが、海は昨日よりも凪ぎてしまった。。。!!!(-_-;)

息継ぎしてまた海底へ。。。
息継ぎしてまた海底へ。。。
Nさんが観光へ行き、ゲストがいなくなってしまった今日は一応、お店は閉めて、僕は午前中、カメラを持って海へ。
昨日、9:30くらいにエントリーしたら、シマキンチャクフグなどの行動がかなり怪しかったので、同じような時間にエントリー。
今日もシマキンチャクフグやノコギリハギなどが怪しすぎる動き。。。(笑)

そのうち、今にも産卵しそうなシマキンチャクフグのペアにはりついた。
10:00くらいから怪しいペアを追い始めたのだが、テリトリー守り中のヒレナガスズメダイに追い立てられながらも、産卵床を1つに絞って、盛んにメスはその下地を均し、オスはメスの傍らから離れようとしない。
しかし、至近距離でカメラを構える僕が気になって気になって仕方がなかったのか(^_^;)、最終的にはそこではなくて、別の産卵床に移り産卵準備。

メスのお腹にキスするシマキンチャクフグの求愛
メスのお腹にキスするシマキンチャクフグの求愛
シマキンチャクフグの産卵
シマキンチャクフグの産卵
ここでは同じように至近距離でカメラを構える僕の事は諦めたのか、フィッシュアイ・ポートの目の前で婚姻色オスはメスのお腹を愛撫する求愛を繰り返していた。
そして10:35、産卵床にへたり込むメスにオスがピッタリ寄り添って静止する、いつもの地味で短時間の産卵。。。
もうガラスポートの先にぶつかりそうなくらい近くまで寄っても全然気にすることなく、産卵に至ってしまった。(^-^;
しかし、産卵自体は僕がカメラを構えている角度からだとメスがオスの陰に隠れてしまう。。。(笑)
カメラを構える角度を変えることができないようなちょっと狭い場所だったこともあり、産卵自体はまともな写真は撮れなかった。

しかし、本来の目的はここからだ。
産卵直後、この手のフグ類はメスだけが産卵床に残り、何やらパタパタしている。
産卵直後は卵塊がまとまって肉眼で見えるのだが、このメスの行動のあとに産卵床を見ても卵は肉眼で観察するのはかなり厳しいことから、これは卵を海藻などに散らす卵の隠蔽工作だと思っているのだが、これを一部始終、今一度キッチリ観察したかったのだ。

産卵後、メスだけが産卵床に残り。。。
産卵後、メスだけが産卵床に残り。。。
まずは産卵直後は例のごとく卵塊は肉眼で確認できた。
そしてメスはまた10分くらい産卵床を離れず、パタパタとやりだした。
やっぱり隠蔽工作にしか見えなかったが、ちょっと気になることが。。。
写真を見ても分かるのだが、この行動をしている最中はメスの腹部より何やら産卵口のような白いものが見える。
産卵床から離れるとこれは引っ込むのだが、これは何だろ???(¨;)
すでに卵は産んでいるはずなんだけど。。。
まだ卵以外の何かを出しているようにも見えるんだけど。。。(・_・;)

もう一度、今度はマクロで観察・撮影したいなぁ。。。

キビナゴ・トルネード!
キビナゴ・トルネード!
すでに潜水時間は1時間以上が経過していたけど、その後は沖に出てみた。
今日も鼻先はキビナゴが凄いことになっていた。。。( ̄□ ̄;)!!
辺りが真っ暗になったかと思うと、突然パラパラとキビナゴたちが流れ星のように落ちてくる。
遠くを見ると、ずっと向こうまでキビナゴの小さな群れが点在しているのが見え、それらがくっついたり、離れたりしながら変幻自在に形を変えていく。。。
ずっと見ていても飽きない。

ワカヨウジのオスの育児嚢にはすでに卵
ワカヨウジのオスの育児嚢にはすでに卵
昨日のガイド中に今まさに産卵しそうなワカヨウジを見かけたのだが、やっぱりその後産卵したようで、今日見てみるとオスの育児嚢には卵がパンパンに詰まっていて、逆にメスのお腹はぺったんこだった。(・_・;)
うーーーーーーやっぱり、あのあと、ゲストを説得してでも見るべきだったかなぁ。。。

じゃー今度は孵化狙いか???(笑)


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ワカヨウジがまた産卵しそうだけど。。。(¨;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.3
【水温】 26.8℃/26.8℃
【透明度】 40m/40m
【海況】 やや時化気味
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 9:26-10:32/12:16-12:57
【潮まわり】 05:35 78cm 干潮 / 12:39 176cm 満潮 / 18:05 143cm 干潮 / 小潮(月齢:22.0)
【日の出・日の入】 日出06:15 日没17:55

ここ3日くらい海の中は最高にクリアーな日々が続いている。
水温も27℃台に戻り、透明度は30-40mはあり、素晴らしい状況だ。(^^)

なのに。。。!!!
連日、北東の割と強い風が吹いていて、水面はかなり時化気味だ。。。
潜ってしまえばまったく揺れてはいないので快適なのだが、エントリー&エクジットがポイントによってはかなりハード!( ̄□ ̄;)!!

1本目、エントリーするなり、シマキンチャクフグやハナキンチャクフグ、そしてノコギリハギがそれぞれメチャ怪しい。。。(¨;)
今にも産卵しそうなペアがそこら中に。。。!!!
1人潜りの時は全然見つからなかった怪しいペアが、ガイド中に限ってよく見かける。
マジか!!!!

でも、アプローチが長いこいつらの産卵行動にゲストを付き合わせるわけにもいかず。。。
こいつらを追っていたら、それだけで全潜水時間を使ってしまう。┐(‘~`;)┌

産卵直前だったワカヨウジのペア
産卵直前だったワカヨウジのペア
ワカヨウジのペアがメチャクチャ怪しかった。
前回(2日前)は卵保育中だったオスの育児嚢はペッタンコ。。。それどころか育児嚢はちょっと開いていた。
さらにいつもは3-5mくらい離れている雌雄がキッチリ寄り添ってる!!!
メスのお腹は卵でパンパンだ。

これは間違いなく今日産卵する!!!!
かなり自信を持って確信したのだが、まだ産卵まで1時間くらいはかかりそうだ。(¨;)
前回(8/9)は11:30くらいの産卵だったのだが(→ワカヨウジの産卵)、やっぱりまだそれまで1時間以上はある。。。

うーん。。。万事休す!

あ、そうそう。。。ゼロ戦のマルソデカラッパが抱卵中だった。
これ、自分的なメモφ(.. )メモメモ


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台風17号接近中。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 26.9℃
【透明度】 40m~
【海況】 やや浅場にウネリあり
【天候】 雨
【潜水時間帯】 10:15-12:27
【潮まわり】 06:19 233cm 満潮 / 12:36 57cm 干潮 / 18:34 233cm 満潮 / 大潮(月齢:13.0)
【日の出・日の入】 日出06:10 日没18:06

台風17号が接近中だ。
しかし、相変わらずホームグラウンドの一湊湾内は凪ぎ。
浅場はややウネリがあって透明度もイマイチだけど、ちょっと沖に出ると今日も最高の透明度と青々した海が待っていた。(^^)
水温も再び27℃台乗り、温かい。(^^)

台風通過後は大きく時化る。
時化る前に入っておこうと今日は午前中にエントリー。
今日も目的はシマキンチャクフグやハナキンチャクフグの産卵観察なのだが、今日も怪しい動きをするカップルには出会えず。。。(¨;)
いや~産卵期のピークは終わっちゃったかなぁ。。。

エソの仲間をクリーニングするニセアカホシカクレエビ
エソの仲間をクリーニングするニセアカホシカクレエビ
何の変哲もない斜面水底にニセカンランハギやクロハギ、ヒラニザなんかが数匹集まってホバーリングしているので、おかしいな。。。と思って近づいてみると、砕け落ちたナガレハナサンゴの小さな残骸が落ちていて、そこに所狭しと沢山のニセアカホシカクレエビが群がっていて、魚が通るたびに飛びついてクリーニングしていた。
近くに大きなナガレハナサンゴがあり、それが割れて小さなサンゴ片となり転がっていたのだ。
しかも、エビを沢山着けて。。。

近づくとニセカンランハギやクロハギは逃げてしまうのだが、その周辺にはエソの仲間も集まっていて、クリーニングされるのを待っていたりするのだが、こいつらがなかなかクリーニングされない。。。(笑)

全然クリーニングしてくれず寂しそうな表情(笑)
全然クリーニングしてくれず寂しそうな表情(笑)
ニセカンランハギやクロハギなどはスグにエビが着いてクリーニングしてくれるのだが、エソ類はスグ隣でじっとしているにも関わらず、ニセアカホシカクレエビはなかなかクリーニングを始めてくれない。(¨;)
それでも待っているとようやく写真のようにクリーニングを始めてくれた。(僕も待ちました。。。(笑))

ナガレハナサンゴにはわんさかニセアカホシカクレエビが着いていたのだが、こいつらが一斉にこのエソに着いてくれると絵になるんだけどなぁ。。。(^_^;)

このエソ類以上にエビがなかなかクリーニングしてくれなかったのが、ハナキンチャクフグだ。(笑)
何回も何回もナガレハナサンゴに近づいて脇腹を見せたりしながらクリーニングを催促しているにも関わらず、完全に無視されていた。(¨;)
多分、ニセアカホシカクレエビたちが好む餌を体に付けていないからなのだろうけど、何か可哀想だった。
哀れ。。。(笑)

今年は例年以上によく目につくトモシビイトヒキベラ(yg)
今年は例年以上によく目につくトモシビイトヒキベラ(yg)
先日、島内の同業者に「これ何ですか?」と質問を受けたトモシビイトヒキベラの幼魚。
確かに今年は例年以上に-15m以浅の水底でよく幼魚の姿を目にする。

トモシビイトヒキベラは屋久島では幼魚から成魚まで一通り見られる普通種なのだが、群がりはいつも決まったポイントでしか見られず、ここ一湊タンク下だとちょっと沖の方にでた-15m付近で数匹の群れが見られる程度。
しかし、ここ一湊タンク下の湾内浅場でも実は成魚群れが見られていた時期もあった。
僕が屋久島に来た当初はエントリー口から近い-8m付近にそれなりに群れていて、求愛や産卵も見られたものなのだが、ここ7-8年はまったくトモシビイトヒキベラの成魚群れを見ることはなくなってしまった。

今年の幼魚の状況を見ていると近い将来(来年度以降)、また浅場にトモシビイトヒキベの成魚群れが発生するのではないだろうか。。。?(^^)

今日もまた最後はガンガゼに着くマジマクロイシモチに張り付いた。
昨日のような孵化間近の卵を口いっぱいにくわえたオスは見られなかったが、口内保育中のオス自体はちらほら見られた。
「こんな風に撮りたい」という理想の画があるのだが、これがなかなか難しい。。。

アオスジガンガゼは針の根本付近にピントを合わせて先端付近を前ボケさせると怪しく青白く光り、それがレーザービームのように写る。(下左写真)
この環境下で(これを背景に)口いっぱいに孵化間近の目玉の見える卵をくわえたオスを撮りたいのだが(笑)、卵をくわえている事が分かるように撮ろうとすると真横や真正面から撮らないとならない。(下右写真)
しかし、それだとガンガゼの針を前ボケさせてレーザービームのようにさせるのは至難のワザで、「レーザービームを背景に口いっぱいに孵化間近の目玉の見える卵をくわえたオス」を撮るのはかなり厳しい。。。(-_-;)

それでも試行錯誤しながら撮っていると、あっという間に時間が経ってしまった。

レーザービームは真上から撮る必要がある。。。(¨;)
レーザービームは真上から撮る必要がある。。。(¨;)
卵が分かるように撮るとレーザビームが難しい。。。(笑)
卵が分かるように撮るとレーザビームが難しい。。。(笑)


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今日も元気に喧嘩してます。。。(^_^;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1/元浦
【水温】 27.1℃/—℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:28-12:30/14:30-16:00
【潮まわり】 08:21 241cm 満潮 / 14:34 61cm 干潮 / 大潮(月齢:16.5)
【日の出・日の入】 日出05:55 日没18:38

今日の僕の担当は午後からのスノーケリングだけだったので、午前中はカメラを持って海へ。。。
いろいろと撮りたいもの、観察したいものはあったのだけど、一番気になるターゲットは昨夕、浅場で喧嘩&メスの取り合いをしていたシマキンチャクフグのオス2匹。
これまで観察していて分かったのは彼らの産卵時間は午前中。
夕方近くによくオス同士がメスを巡って激しい喧嘩をしているのを見かけるのだが、それ自体は産卵直前の行動ではないのだ。
”明日の”産卵相手を巡るバトルだったのだ。

という事で今日はシマキンチャクフグが産卵しそうな午前中にエントリー。
目的は産んだ卵の確認とメスの卵隠蔽工作の一部始終を観察する事。
先月、目視では見えないと思っていたハナキンチャクフグの卵が隠蔽前はハッキリ目視で見える事を知り、同属のシマキンチャクフグでも確認したかったのと、産卵直後メスは産卵床に残り、ヒレを細かく動かし何やら怪しい動きをしているのだが、それが「隠蔽工作」である証拠を掴みたかったのだ。

しかし、既に遅かったみたい。。。(¨;)
今日も昨日同様にほとんど同じ場所で2匹のオスが大喧嘩していて、傍らには何くわぬ顔でのんびりお食事中のメス。。。(^_^;)
メスのお腹を見ても産卵しそうな気配はまったく感じられなかった。

睨み合うシマキンチャクフグのオス
睨み合うシマキンチャクフグのオス
メンチを切りあう(笑)
メンチを切りあう(笑)

仕方がないので、ずっとオス同士の喧嘩を観察。。。(笑)
途中でエアーがなくなって上がったので、いつまで続くのか分からないけど、少なくとも僕が潜っていた2時間の間はずっと、繰り返し、繰り返し喧嘩は続いていた。
まさか、これを1日中やってる???(¨;)

一方が他方を追いかけて、しばらくすると睨み合いが始まる。。。
ずっと睨み合っていると、どうも体が横たわってしまうようで、そうなるとまるで相手の顔の下からメンチを切るヤンキーのようにも見えてマジでウケる。(笑)

横腹に噛み付く!
横腹に噛み付く!
噛み付かれた方は膨らむ!(笑)
噛み付かれた方は膨らむ!(笑)
そして膠着状態から突然、噛み付き合いが始まる。
一瞬で終わるのだが、これがまるで激しく取っ組み合いをしているかのように見える。。。
魚には腕が無いので「取っ組み合い」はできないのだけど(笑)、ほんとそんな感じに見えてしまう。(^_^;)

たまに噛み付きがガッチリ決まる事がある。
そうなると横腹を噛まれた方はプクゥ~と膨らんでいく。。。これをずっと狙っていたのだけど、ここでまたいっこうに慣れない45°ファインダーのせいで、膨らんで噛まれたままクルクル回る2匹のシマキンチャクフグが追えないっ!!( ̄□ ̄;)!!

おまけにファインダーを覗きながら被写体を探し、撮る角度を決めていると、変な体勢になって、砂が巻き上がってしまう!!
おかげで狙っていた角度から撮れない上に、ハレーションが凄い写真ばかりを量産。。。

あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!もう45°ファインダーは用済み決定!!! (-_-メ)


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復活!真夏の海!!(^^)

【ポイント】 オツセ/観音/一湊タンク下No.1
【水温】 27.5℃/27.5℃/27.8℃
【透明度】 30m~
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:35-10:39/11:57-13:07/15:58-17:27
【潮まわり】 07:45 246cm 満潮 / 14:05 49cm 干潮 / 大潮(月齢:15.5)
【日の出・日の入】 日出05:55 日没18:39

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
今日は永田へ行ったのだが、素晴らしい透明度と青さ!!
またまた真夏の海に逆戻りだ。(^^)
これは黒潮に近い永田だからだと思っていたけど、今日は一湊界隈も透明度は良かったようだ。

ただし、2本目の観音は激流だった。。。
ゲストさんは水底を這っても「無理っ!」といって進めなくなるくらい。(笑)
岬の先端でイトヒキアジの巨大成魚が3匹近づいてきたり、ニザダイとテングハギモドキの大群れが見られたりしたけど、潮が速すぎて落ち着いて見れなかった。(^_^;)

3本目はE嬢とマンツーマンでタンク下にビーチエントリー。
「チョウチョウコショウダイ(yg)にずっと張り付かせて!」というリクエスト。(笑)
ならば。。。と僕もカメラを持っていかせてもらい、彼女が張り付いている間ずっと近くで、またまたエソ類のクリーニングを撮影していた。
1時間くらいまったく動かなかったのでさすがにちょっと寒く感じた。

明日から上着もロクハンを着ようかな。。。 (*¬。¬) …ボソッ

シマキンチャクフグのオス同士喧嘩!
シマキンチャクフグのオス同士喧嘩!
エクジット間際にシマキンチャクフグのオス同士の激しい喧嘩を見かけた。
近くにはメスもいて、彼女は何くわぬ顔で採餌中。。。

こうした喧嘩はしょっちゅう見かけるのだが、その産卵を見たのはここ最近。
これはメインとなる産卵の時間帯が午前中だった事と、産卵は地味に一瞬で終わるから今まで気づけずにいたのだった。

喧嘩は午後からよく見かける事から、これは翌日の産卵前の牽制的な意味合いがあるのだろうと思う。
つまり、大げんかを見かけた翌日の午前中はきっと産卵が見られる。。。多分そう。
明日は午前中が空いているので、早速、このシマキンチャクフグの産卵を観察してきます!!(^^)


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頭が痛い。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 24.6℃
【透明度】 20m
【海況】 やや水面バシャバシャ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 14:29-16:13
【潮まわり】 07:21 213cm 満潮 / 13:07 99cm 干潮 / 18:40 220cm 満潮 / 大潮(月齢:15.3)
【日の出・日の入】 日出06:40 日没17:23

今日も雨。。。ちょっと憂鬱。。。
実は今日、自宅&ショップの棟上げの日だったのだが、3日連続の雨でなかなか立ち上がらず、棟上げは延期。

ここのところ、ずっと浅場でオヤビッチャを追ったりしていたので、久しぶりに沖に出てみる事にした。
さらには”超”がつくくらい久しぶりに漁礁に足を延ばしてみた。

しかし、途中から何やら頭がズキズキと痛んできて、いられない。。。
風邪?酸欠?
何だか良く分からないけど、痛すぎて集中力も全然上がらない。

エアーの減りもいつも以上に早く、今日は早めに上がることにした。。。
2時間以内のダイビングもかなり久しぶり。。。(笑)

バサラカクレエビ
バサラカクレエビ
シマキンチャクフグのチビ
シマキンチャクフグのチビ
ナカザワイソバナガニ
ナカザワイソバナガニ


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二兎追う者は一兎も得ず

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.7℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 8:44-10:53
【潮まわり】 05:22 50cm 干潮 / 12:20 191cm 満潮 / 18:11 126cm 干潮 / 小潮(月齢:6.3)
【日の出・日の入】 日出06:32 日没17:30

もう一度、シマキンチャクフグの産卵を観察するために、今日は朝早く起きて、先日よりも40分早くエントリーした。
エントリー直後にハナキンチャクフグが喧嘩していたけど、これは数枚撮って華麗にスルー。(笑)
心のなかで「二兎追う者は一兎も得ず。。。」を繰り返しながら。。。

ハナキンチャクフグの喧嘩
ハナキンチャクフグの喧嘩
ハナキンチャクフグの喧嘩
ハナキンチャクフグの喧嘩

よくシマキンチャクフグのオスが見られるエリアに直行すると、早速、怪しいオス・メスのペアが。。。
前に産卵を観察した時と同じように、短い海藻が生えた岩肌を整えるメスとそれにまとわりつく若いオス。
しばらくこのペアを追っていたけど、1時間近くたってもいっこうに産卵しない。。。
そのうちにメチャいい色を出した大きな老成オスが現れ、心のなかで「二兎追う者は一兎も得ず。。。」を繰り返しつつも思わず、こっちに観察対象をチェンジ!
これが大失敗だった。。。
このオスはいい色を出しているだけで、全然メスには出会わない。(・_・;
途中で諦めて、元々観察していたペアのもとに戻ると、これがなかなか見つからない。

ノコギリハギの求愛
ノコギリハギの求愛
そのうちに良い感じのノコギリハギのペアを発見!!
またまた、こちらに観察対象を移し、しばらく追っているとメチャメチャ遠くに移動していく。。。
いや~これを追って何ごともなかったら、大失敗じゃないか!!!
心のなかで「二兎追う者は一兎も得ず。。。」を繰り返しながら、また元の場所に戻って先ほどのペアを探した。(笑)

結局、先ほどのペアは見つからず、その周辺をウロウロしていたら、別のシマキンチャクフグのペアを発見!
心のなかで「二兎追う者は一兎も得ず。。。」を繰り返しながら(笑)、これを追い続けた。

相変わらずヒレナガスズメダイの攻撃を受けながらも、メスは産卵床を均し、オスはこれに追随。
しかし,いっこうに産卵が始まらないまま、またまた1時間が経過。。。

そして飽き始めた頃、ようやく10持24分に産卵!
またまた何の前触れもなく、急に産卵を始めたものだから慌てた!慌てた!
何と僕のいる位置からだと後ろ向きで雌雄がピッタリくっついた。
産卵はやはり10秒ほどで終わってしまったのだが、同属のキタマクラで見られるような白濁のようなものは一切見られなかった。

産卵終了後はやっぱりメスだけが残り、しばらく産卵床にお腹をくっつけたまま動かない。
彼女には悪いけど、今日は産卵床をじっくり観察して卵を探してみた。。。
でも、やっぱり卵らしきものは一切見当たらなかった。
キタマクラでは卵は肉眼でも見えるらしいのだが、おかしい。。。
本当に産卵だったのか、相変わらず自信がなくなる。。。(・_・;

産卵間近のシマキンチャクフグのペア
産卵間近のシマキンチャクフグのペア
シマキンチャクフグの産卵
シマキンチャクフグの産卵


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シマキンチャクフグの産卵

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.3℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 8:45-10:56
【潮まわり】 11:47 186cm 満潮 / 17:16 135cm 干潮 / 小潮(月齢:21.7)
【日の出・日の入】 日出06:22 日没17:43

昨日、川瀬さんがシマキンチャクフグの産卵を観察したのを受けて、今日は僕も昨日よりも15分早くエントリーした。
昨日の朝、シマキンチャクフグが沢山群れていた辺りに直行するとメスたちのお腹は大きく、こうしたメスを追随するオスの姿も見られたので、これを追ってみた。

蹴散らすヒレナガスズメダイ
蹴散らすヒレナガスズメダイ
観察しているとメスはある一定の場所(基盤は薄く海藻が生えている岩肌)にやってきては、注意深く点検するかのように入念に岩肌を均していた。
口先で岩肌をフーフーしたり、胸ビレや尻ビレで扇いだり。。。
そんなんだから、しばらく観察しているとどこで産卵するつもりなのかは容易に分かった。
オスは常にメスの近くにまとわりついているのだが、たまに他のメスの方に行ってしまったりしていた。

ただ、その産卵床がどうもヒレナガスズメダイのテリトリー内であったらしく、頻繁にヒレナガスズメダイのオスが追い立てに来る。
そのたびにシマキンチャクフグの雌雄は上方(中層)に逃げるのだが、ヒレナガスズメに容赦なく噛み付かれていた。。。

そんな感じなのでなかなか産卵には辿りつけず、とうとう産卵床をヒレナガスズメのテリトリー外にある岩肌に移してしまった。
しかし、そこでもなかなか産卵が始まらないまま1時間以上が経過。。。(^^;)

僕もそのうちに飽きてきて、オス・メスのそれぞれの目元の模様をどアップで撮っていた。
絞りをかなり絞って、光量もかなり落とし、最短まで寄って目玉の辺りばかりを撮っていたのだが、その時は突然やってきた!
メスが産卵床の上に乗っかったまま動かなくなったのだ。

メス-目元の模様
メス-目元の模様
オス-目元の模様
オス-目元の模様

最初に観察した産卵
最初に観察した産卵
急いで離れて全体をフォーカスしてみると、オスもメスを巻き込むように包んだまま動かなくなっていた。
露出も光量も変えることができないままそのままバンバン、シャッターを切ったのだが、オスがメスにピッタリくっついていたのはわずか8-10秒くらいだった。
あまりにも地味な産卵だったので、正直閉口。。。(笑)
産卵時間は10:10くらい。

あれだけ執拗にメスにまとわりついていたオスも産卵が終わるとあっという間にいなくなり、産卵床にはメス1匹が残って何やら産卵床にお腹をつけたまま動き回っている。
メスが1匹で産卵をしているようにも見えたのだが、オスはとっくにいなくなっている。
何をやっているのだろうか。。。?(・_・;

辺りを見回すと、さきほどのオスが今度は別のメスにまとわりついていた。
僕も観察対象をこちらに移し、今度はこのペアを観察してみた。
やはりメスは決まった岩肌を均すような、丁寧に確認しているような行動。。。
それにまとわりつくオス、という構図はさっきと一緒。

今度は産卵開始の瞬間を見逃すまい!と思い、離れてじっと観察していると、オスがメスのお腹をつつくような行動をとりはじめた。
そして、そのスグあとに先ほどと同じようにメスの動きがピタッと止まり、オスがそれに巻き付くように静止した。
時間は10:20だ。

メスの横腹をつつくオス
メスの横腹をつつくオス
2回目に観察した産卵
2回目に観察した産卵

こちらは付近にヒレナガスズメダイのテリトリーがなかったからか、すんなりと産卵に至った。
いずれにしても地味な産卵だぁ。。。(笑)
そもそも動きがない。
産卵に至るまでのアプローチは面白かったのだが、産卵そのものはメチャ地味だった。
間違いなく誰も興味は示さないに違いない。(^^;)

産卵後、メスは丁寧に産卵床を均す
産卵後、メスは丁寧に産卵床を均す
今回も2匹がピッタリくっついて動かなくなるのは8-10秒くらいで、オスはすぐに産卵床を離れ、どこかに行ってしまった。
この手の魚(キタマクラ属)はスズメダイ類などとは違って、どうもメス主導の繁殖行動のようで、メスはやはり居残って産卵床にピッタリお腹をくっつけたまま動き回っていた。
産卵後のこのメスの行動がイマイチ意味がわからなかったのだが、上がってから川瀬さんに聞いてみるとこれは産卵直後の”卵保護”行動のひとつのようで、産み終わった受精卵を綺麗に均し、卵を定着させているのではないか?との事だった。

確かに産卵中はまったく動かないので、多分一箇所にまとめて産んでいるのだろう。
その後、メスが綺麗に均していくようだ。
卵を見ようとメスの産卵管付近に最短まで寄ってファインダーを通して見てみると、尻ビレをパタパタ扇いでいるようなので、水流も送っているのがよく分かる。

その後もさらにオスを追ったけど、卵を持ったメスには出会わず、これで一通り産卵行動は終わったようだ。
結局、2時間以上ずっとシマキンチャクフグの産卵を追うことになってしまった。。。(笑)

途中、スグ横では今回のオスよりも巨大なオスが1匹の卵持ちのメスに求愛していた。
今度はこいつを追ってみようかな。。。

エクジットして川瀬さんに「シマキンの産卵見れましたよ~(^^)」と自慢したら、川瀬さんは今日はさらに面白そうな繁殖行動を観察したらしい。。。
何と僕もずっと追っていたニシキカワハギの産卵が見れたそうな!(・_・;
うぉ~またしてもヤラれた!!(2日連続。。。)

それは見たい!!
そっか。。。ニシキカワハギも朝だったか。。。(時間は8時くらいだったらしい)


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ロクハン暖かい♪(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.7℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 8:59-11:22
【潮まわり】 10:42 194cm 満潮 / 16:10 128cm 干潮 / 小潮(月齢:20.7)
【日の出・日の入】 日出06:21 日没17:44

今日も川瀬さんに付き合ってノコギリハギの産卵観察へ。
ノコギリハギは朝8-9時くらいが産卵時間なので、川瀬さんは早い時間にエントリー。
僕はちょっと遅れて9時にエントリー。

水中で川瀬さんに会って聞いてみると今朝はノコギリハギがまったく見つからない。。。との事。
代わりにシマキンチャクフグが産卵したとの事。。。えっ!!!!!
聞いてみるとその産卵基盤は薄く海藻が生える小さな岩。
時間は9:00過ぎ。
水深は-10mだった。
そっかーーー!!!こいつらも朝だったか!!!

その後、2時間半潜っていたけど、ノコギリハギにはまったく会えず。。。
シマキンチャクフグの怪しい行動にばかり目が行ってしまう。(笑)
やつらはどこに行ってしまったんだ。。。(・_・;

上の方にもう1パッチ増えた
上の方にもう1パッチ増えた
昨日、見つけた観察しやすいルリホシスズメダイの産卵床にはもう1パッチ新たな卵が産みつけられていた。
多分、今朝産んだばかりの卵だ。(ルリホシスズメダイは主に朝早い時間に産卵する事が多い)
左写真の上方にあるのがそのパッチ。

多分、産みたての卵
多分、産みたての卵
昨日か、一昨日に産んだ卵
昨日か、一昨日に産んだ卵


孵化間近の卵
孵化間近の卵
それぞれの成長段階別に最短で卵を撮ってみた。
産んだばかりの卵は丸っこい。
その後に内蔵など体の成長とともに細長くなっていくようで、最後の孵化寸前の卵はすでに目玉が見えている。

どれくらいで孵化するのか今朝産んだばかりの卵をちょっと追ってみる。
孵化寸前の卵は今晩にでも孵化しそう。。。

秋の風物詩・ヨコシマクロダイ(yg)
秋の風物詩・ヨコシマクロダイ(yg)
秋の風物詩・ヨコシマクロダイ(yg)が例年以上に多く見られる気がする。
この1週間くらいで一気に増えた感じがする。

屋久島では成魚も見られ、繁殖もしているようなのだが、こいつらはもっと南のほうから流れてきた子かな。。。?

今日は正午前後にソメワケベラとクギベラが産卵した。
水温的にはまだまだこいつらの繁殖は続くのだろうけど、僕的にはもう寒いっ!
ついに今日から上下ロクハンに衣替えした。
もうこの水温が耐えられない。。。(^^;)

さすがにロクハンに着替えたらまったく寒くはなく、むしろちょっと暑いくらいに感じた。


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シマキンチャクフグの極小チビ

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 18.7℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 大雨
【潜水時間帯】 14:36-16:14
【潮まわり】 10:02 200cm 満潮 / 16:41 18cm 干潮 / 17:28 212cm 満潮 / 中潮(月齢:20.0)
【日の出・日の入】 日出06:51 日没18:11

クビナガアケウス
クビナガアケウス
最近は午後からの潮の引きがすごい。
大潮じゃないのにドン引き状態で、エクジットがちょっとつらい。。。
午前中に海へ行けば良いだけの話なのだが(^^;)、今日の午前中はバケツをひっくり返したような大雨でとても外に出ようという気にはならなかった。。。(笑)

海は凪ぎだけど相変わらずの低水温。
で、透明度だけはメチャいい状態。。。

シマキンチャクフグの極小チビ
シマキンチャクフグの極小チビ
11月頃から最近まで、度々、シマキンチャクフグやハナキンチャクフグの喧嘩や求愛をよく目撃していたのだが、とうとうチビが目立ってきた。
毎年、冬の終わりから春にかけて1cmぐらいのシマキンチャクフグの幼魚をよく見かけるようになる。
成魚と違って、大抵はちょっとした窪みや暗がりで壁から離れずに単独で(T.T )( T.T)おろおろしている事が多い。

人間でも魚でも赤ちゃんは体に対して目玉の比率が大きいために可愛く見えるというのはあると思うのだが、このシマキンチャクフグのチビはまさにそんな感じ。
目玉がクリッとしていて、それがまたウルウルしているから、メチャ愛おしく感じてしまうのだ。(笑)

もう全然寄らせてくれない。。。(ーー;)
もう全然寄らせてくれない。。。(ーー;)
今日もヤツはいた。
最初はのんびりお食事しているのだが、ちょっと近づいただけでもう逃げの体勢だ。。。(ーー;)
カメラを構えたまま延々と追いかけてようやく撮れたのがこの程度の写真。。。涙
でも、昨日よりは寄れた。。。これでも。。。(笑)

いや~こいつはマジでカンムリブダイの若魚なのだろうか。。。?(・・;)
何かの図鑑で見た事があるような気もするけど。。。う~ん。。。

ヤツはまだ5m以上離れているのにスグに人の気配を察知し、どんどん逃げていく。
いつもの常連さんたちだったらテリトリーを知っているので、先回りしたり、テリトリーの縁まで追い詰めたりする事が可能なのだが、こういう新参者はテリトリーなんてものはないようで、ガンガン泳ぎまくる。
何とか斜め前方からの写真を色が出るくらいに寄って撮りたいのだけど(色って言っても元々地味な体色のブダイだけど。。。)、こりゃしばらく追い続けながら観察するしかない。
明日もトライしてやるぅ~!!!

あ。。。明日はゲストがいるんだった。。。(・_・;


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開放で遊んでみた。

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 21.3℃
【透明度】 20m
【海況】 やや時化
【天候】 くもり
【潮まわり】 05:18 173cm 満潮 / 10:42 110cm 干潮 / 16:18 192cm 満潮 / 中潮(月齢:12.4)
【日の出・日の入】 日出07:08 日没17:19

一湊湾内は凪ぎた。。。ように見えたけど、まだ結構ウネリがでかい。。。
今日も午後から海へ。

オオメハゼ系ベニハゼの整理の一環で漁礁にいる明るく黄色い斑点を持つ子を撮りに行った。
しばらく探したけど、全然見当たらない。
気がつくとベニハゼ探しに飽きて、絞りを開放していろいろ遊んでた。。。(-o-;

シマキンチャクフグのチビ
シマキンチャクフグのチビ
 漁礁は一湊タンク下の中でもヤギやウミカラマツなどの類がまとまって見られる場所で、これらには季節に応じて様々な生き物が着く。
今だったらノコギリハギやシマキンチャクフグなどの幼~若魚が着いていることが多いのだけど、いわゆる豆粒のような”本当の幼魚(極小幼魚)”は見当たらない。。。

背景のヤギは一見、ピグミーシーホースなどが着くウミウチワに似ているが、枝のつき方やポリプなどを見ていると別の種類だと思う。
これにピグミーが着く可能性もあるのかな。。。と思い、ここを通るたびに気にしているのだが、今のところ何も着いていない。。。(涙)

キンギョハナダイ
キンギョハナダイ
潮が速いとき、漁礁の壁には大きく、真っ白いポリプが一面に咲き、春のキンギョハナダイのチビがわんさか群れる時期(春)なんかはポリプの白とハナダイのオレンジと海の青のコントラストがとても綺麗なのだが、今日は全然ポリプが咲いていなかった。
同じく壁にには沢山ピンク色のキサンゴが着いているのだが、これも綺麗!
これらを背景にして撮影するのなら、今はほとんどいないけど、キンギョハナダイの幼魚が爆発的に増えるGW過ぎの頃がおススメだ。


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うぉ~!!海が動いてる!!

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 20.1℃
【透明度】 ~15m
今週はかなり穏やかで今日も一湊界隈は静かな海。
ダイバーは相変わらず1人もいないのが寂しいけど、まぁ毎日貸切という事で。。。(^^;;
つーか、誰か~!!来て~!!
冬季も毎日潜って情報交換できる新規参入業者募集中です♪(マジで)
このままでは寂しすぎる。。。( ̄Д ̄;;

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陸上が寒いです。。。

【ポイント】 元浦/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.2
【水温】 24.5℃
【透明度】 15m
もう完全に一湊湾内は凪ぎ、湾内の濁りも陸上から見る分には無くなった。
しかし、水中はまだまだ透明度は悪く、暗い感じ。。。
水中では寒さを感じることはないが、陸上での水面休息時がやや肌寒い。。。

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一晩で黒潮どっぷり!ってならないかな?

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 22.2℃
【透明度】 ~15m
今日も水温は落ちていなかったけど、ニゴニゴの海が続いている。
曇り空という事もあって、水中は暗い。
せめて太陽が出ていれば、気持ちも明るくなるのだけど。。。
このまま一晩で黒潮にどっぷり浸かったりしないかな?
甘い???(^^;;

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