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今年はキバナトサカが急に増えたような。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.2℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 13:30-16:09
【潮まわり】 07:43 221cm 満潮 / 14:34 3cm 干潮 / 中潮(月齢:2.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:16

今日の空も曇り空。。。
午後から海に行ったのだが、昨日以上に凪ぎて、ベタベタの池凪ぎだ。

漁礁あたりまで行ってマクロ三昧の予定だったのだが、最初にジョーの定点観察エリアに寄ったのが運の尽き。。。(笑)
約7-8mの定点観察エリアからわずかに外れているような、外れていないような微妙なラインの場所で新たに3個体のジョーを見つけた。
しかも、今度は3匹とも立派な成魚!(^^)
定点観察エリアのジョーはこれで14匹になった。

指示棒を近づけただけで威嚇してくる。。。
指示棒を近づけただけで威嚇してくる。。。
1匹のメスを中心にはさみ、両脇にそれぞれ2匹のオス。
各個体間は40cmくらいとかなり近い。
良く見ると1匹のオスは突如一晩で消えてしまった別の巣穴に収まっていたオスだった。
性格は相変わらずで、指示棒を近づけると大きく口を開いて威嚇してくる。。。(・・;)
多分、何か問題があって引っ越したのだろう。。。
前の巣穴との距離は2mくらい離れていた。

こいつの横にもうひとつ、ジョーの巣穴があったのだが、こちらは誰も棲んでいる様子はなかった。
ここには誰がいたのだろうか。。。?
この界隈のエリアは何かいろいろとドラマがありそうだ。。。
最初からこの3匹に気づいていればなぁ。。。(ーー;)

2匹のオスは卵を持っているかチェックしたのだが、両オスとも今現在は卵は咥えていなかった。

今日の卵の色
今日の卵の色
一応、例の口内保育中のオスが咥えている卵の今日の状態はこんな感じだった。
今日のこのジョーは相変わらず穴の外には出てこないものの、ストロボの光が無理なく届くくらいまでは卵を咥えた顔を出してくれた。(^^)
これなら卵の状態はよく分かる。
まだまだです。。。(^^;)

思わず、ジョーの定点観察エリアに長くい過ぎて、結局、漁礁には行けなかったのだが、ちょっとだけ沖に出てみた。

キバナトサカに着くツマニケボリガイ
キバナトサカに着くツマニケボリガイ
ホームグラウンドの一湊タンク下は元々、トゲトサカの仲間は少ないポイントなのだが、今年は鼻先の-15mぐらいのエリアに突如、大量発生している。
成長が早い生き物のようで、冬の間に狭いエリアに一気に増えた。
このトゲトサカの仲間(キバナトサカ?)を覗いてみると、ツマニケボリガイが着いていた。
同じく一湊タンク下にはウミウサギガイの仲間も少ないので、これも貴重だ。

帰りに浅場でもの凄い数のメアジの若魚群れに遭遇!
サバの子供なんかも混じっていて、その数は数十万!いや数百万???と言いたくなるような数が集まっていて、高速で動き回りながら最近増えているキビナゴの稚魚やアミ類などを食いまくっていた。
あまりにも数が多いので、周囲が暗くなるくらいだった。。。
5月中旬には2cmくらいのメアジがそこらじゅうで見られたが、今の群れはもう5cmくらいの大きさだ。


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もじゃこ漁の生け簀の中は。。。

【ポイント】 ヨスジ漁礁/香附子
【水温】 23.6℃/23.4℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 11:22-13:24/15:04-16:44
【潮まわり】 08:02 222cm 満潮 / 14:55 -5cm 干潮 / 中潮(月齢:16.9)
【日の出・日の入】 日出05:20 日没19:08

今日から天気が崩れる予報だったのだが、ほぼ1日中良い天気に恵まれた。
ゲストは常連のSさん。
マンツーマンでワイド・オンリーの2本。

昨晩の産卵で疲れ切って寝ていたアカウミガメ
昨晩の産卵で疲れ切って寝ていたアカウミガメ
1本目はヨスジ漁礁へ。。。
アカウミガメが産卵期に入り、毎晩毎晩、屋久島の浜に上陸して産卵を繰り返している。
このアカウミガメは日中、少し沖に出て寝ている事が多いのだが、屋久島最大の産卵地・いなか浜から近いこともあって、ヨスジ漁礁は寝床としてよく利用されている。
これまで最高で12匹のアカウミガメが寝ていた事もあるのだが、今日は5-6匹が寝ていた。
グッスリ寝入っている子もいれば、コガネキュウセンにクリーニングされている子もいる。。。

どのアカウミガメもいなか浜でウミガメ上陸調査の際に打ちこまれたタグと番号が付いており、個体識別も容易だ。
いつも頻繁に入るポイントだったら個体識別するのも面白いのかもしれないが、さすがにそう何度も入る事はないポイントなだけにイマイチ興味が。。。(^^;)

もじゃこ漁の生け簀の中
もじゃこ漁の生け簀の中
永田に来たのはアカウミガメが目的だったのだが、もっと面白いものが見れた!(笑)
4月中旬から始まったもじゃこ(ブリの子供)漁はGWまでには終わり、今は生け簀のみが残り、中にブリの子供がウジャウジャいて飼われている。
1か月くらいが経過したもじゃこ達も今ではかなりのサイズに成長し、生け簀の中を縦横無尽に(いや、所狭しと。。。)泳ぎ回っている。

永田港にも生け簀が2-3個あって、その横を通ってヨスジ漁礁に出るのだが、まさかここまで迫力にある光景が待っていようとは想像できなかった。。。
いや~すげ~(・_・;
生け簀の外でもアジ系の小魚が乱舞しており、生け簀周辺はかなり賑やかだ。
その魚の量にも圧倒された。。。(ーー;)

ヨスジ漁礁も魚影は濃いのだが、それ以上かも。。。(笑)
この生け簀はあと数日で解体され、もじゃこもすべて鹿児島の業者が内地に持っていき、今年のもじゃこ漁のすべてが終わる。。。
これが片づけられると本格的な梅雨の到来だ。

サバの幼魚たちを捕食するコブシメ
サバの幼魚たちを捕食するコブシメ
2本目はリクエストの香附子へ。
もちろん、リクエストの内容はコブシメの産卵だ。
こちらが今日のメインだったのだが、何と今日は一切やってなかった。。。(ーー;)
サンゴの周りにはまったくコブシメの姿は見られず、寂しい感じ。

少し待てば前回のように一気にやってくると信じていたのだが、30分待てど姿を見せない。。。
諦めて根の下の砂地に降りると、かなりの数のサバの幼魚・若魚が乱舞していた。
一定の間隔で水底に一挙に下りてきて、舞い狂う。
多分、キビナゴや湧き上がるアミ類や魚の稚魚類を食べているのだろうと思うのだが、何と水底でコブシメがこのサバの子供たちを狙っていた。
周りを見回すと、他にも数匹コブシメがいて、みんな腕を上げ戦闘態勢!
そう。。。コブシメたちはサンゴの根から下に降り、小魚たちの捕食に忙しかったのだ。

最終的には水底付近に7-8匹のコブシメがまとまって見られ、産卵の気配さえもない。(笑)
たまにサバの子をゲットして、食っているコブシメもいたりしたのだが、全然寄らせてもらえなかった。。。

こいつら。。。単なる中休みで、明日には産卵を再開していてくれると良いのだけど。
明日も行ってみる予定。


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