タグ: オオハナガタサンゴ

2年連続で今年もサンゴが白化気味。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.3 / 一湊タンク下No.1
【水温】 29.4℃ / 29.2℃
【透明度】 30m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:02-10:44 / 11:57-12:55
【潮まわり】 04:46 57cm 干潮 / 11:08 209cm 満潮 / 17:02 110cm 干潮 / 小潮(月齢:21.4)
【日の出・日の入】 日出06:00 日没18:27

7月下旬に水温が29-30℃に上がってから1か月半が経とうとしている。

フタを開けてみると今年も昨年同様に高水温で推移しており、これが長く続いている。

ここ最近はどのポイントでも水面から分かるくらいサンゴの白化部分が目立つようになってきた。。。

イソギンチャクもクマノミのチビを撮る際、背景として非常に絵になるくらい真っ白く白化しており、あまりの美しさについつい毎日カメラを向けてしまうくらい。。。(笑)

ちょうど、今年もちょっとヤバくね?とか思っていた矢先に、サンゴ礁学会のMLを通してNOAAのCoral Reef Watch担当者から琉球列島の水温(衛星観測)が深刻な白化の閾値(DHW>8°C)を越えているとの情報が。。。(-o-;

やっぱり。。。

今のところ、屋久島では白化が進んで死滅している箇所はほとんどないけど、色褪せは例年以上に酷い気がする。
まだ生きているけど、真っ白なサンゴも最近、目立ってきた。

このままこの水温が続けばそろそろヤバいかな。。。(;´・ω・)

今回の台風18号の通過で水温がある程度落ちて、いい感じで海水をかき回してくれるといいんだけど。。。


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ロウソクギンポの求愛がピーク

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 -℃/24.6℃/25.0℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 07:45-09:30/11:11-12:16/14:13-15:02
【潮まわり】 08:47 75cm 干潮 / 15:36 181cm 満潮 / 長潮(月齢:23.8)
【日の出・日の入】 日出05:29 日没19:19

この日帰るSさん夫妻のリクエストで、1本目はタイドプールへ。。。

ここ数日は潮周りが悪く、最干潮が夕方遅くでしかも大きく引かないというタイドプール遊びにはイマイチの状況だったのだが、Sさん夫妻の最終日である今日はラッキーな事に最干潮が朝の早い時間帯!!

タイドプールはロウソクギンポの求愛が盛んでとても面白かった。(^^)

海は相変わらず、黒潮がかからず。。。
陸上は暑いので、今日は思い切って5mmフルスーツに衣替えしたけど、やっぱちょっと厳しかった。。。寒過ぎっ!
明日からはまたロクハンに戻そう。。。(・・;)

峯水さん情報
オオハナガタサンゴの大産卵3日目!
今日も凄かったらしい。。。


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一湊浜まつり

【ポイント】 オツセ/オツセ/一湊タンク下No.1
【水温】 25.0℃/25.1℃/25.5℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:38-10:42/12:01-13:12/15:45-17:16
【潮まわり】 07:27 80cm 干潮 / 13:54 179cm 満潮 / 19:29 120cm 干潮 / 小潮(月齢:22.8)
【日の出・日の入】 日出05:28 日没19:19

この日は「一湊浜祭り」で漁船の船団パレードがあるため、午前中は自由に一湊湾内に潜れないと踏んで、永田で潜り、最後の1本だけ一湊タンク下でビーチエントリーで潜った。

この連休はベテランダイバーさんたちが集まり、何とすべてのゲストさんが(ほぼ)1,000本超え!(・・;)
そして、み~んな僕より年上!(笑)

なのに3本目はビーチエントリーしたいとか言うんだもんなぁ。。。(・・;)
皆さん、大丈夫??無理しないでください。。。(^^;;

峯水さん情報
オオハナガタサンゴの大産卵2日目!
今日も凄かったらしい。。。


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シモフリタナバタウオの卵守り

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.3/お宮前
【水温】 25.6℃/25.3℃/25.6℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 8:49-10:01/11:25-12:26/14:22-15:33
【潮まわり】 06:15 80cm 干潮 / 12:19 189cm 満潮 / 18:19 100cm 干潮 / 小潮(月齢:21.8)
【日の出・日の入】 日出05:28 日没19:20

この日はリピーターSさんご夫妻が来島。
毎年のリピートは本当にありがたい事です。。。(^^)

昨年は9月に来られ、僕の「7月がベストシーズンです!」という言葉で、今年は7月をチョイスしたのに、相変わらず黒潮が接岸せず申し訳ない限り。。。(-_-;)

一昨日(17日)に見つけたシモフリタナバタウオの卵守り。
今日はゲストさんからコンデジを借りて、穴の奥の卵を撮ってみた。(コンデジじゃないと無理っ!(笑))

2日前は黄色っぽかった卵も今日はまっ黒になっていた。
近づいて見れなかったけど、きっと急速に発生の過程が進んでいる模様。。。

親は近づいてもまったく逃げず、しきりにヒレを大きく開けて卵を隠そうとする行動が見られた。
しっかり守っている感じがする。(^^)

久々にニチリンダテハゼのいる辺りまで足を延してみた。
ってか、まだ生きてる~!!!!(・・;)
しかもデカっ!

あ、そうそう今年もハナゴンベの極小チビが見られ始めた。。。(^^)

峯水さん情報
オオハナガタサンゴが産卵していたらしい。
やや小規模。


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ハナガタサンゴ類の一斉産卵!

【ポイント】 一湊タンク下No.1/お宮前/一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.1
【水温】 26.5℃/25.5℃/26.4℃/26.5℃
【透明度】 15m/15m/15m/15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 8:40-9:57/10:57-12:02/13:46-14:46/19:33-21:48
【潮まわり】 05:17 90cm 干潮 / 11:03 181cm 満潮 / 16:56 101cm 干潮 / 小潮(月齢:20.8)
【日の出・日の入】 日出05:29 日没19:19

本来なら台風6号最接近時に来島予定だったNさんが少し日程をずらして来島。
ほんと、ありがたい限りだ。(^^;)

ハナツノハギ
ハナツノハギ
1本目だけはビーチで一湊タンク下へ。。。
今日も透明度がイマイチだ。
白く濁っていて、台風のあとだから仕方がないか。。。と思っていたけど。。。

写真は個体数は少ないけど、ちゃんと成魚のオス・メスがハレムを形成していて、たまに求愛も見られるハナツノハギ。
多分、日本では北限なのではないだろうか?

通称・アオベニハゼ
通称・アオベニハゼ
シリウスベニハゼ
シリウスベニハゼ
マンツーマンだったのでボートが出せず、2本目からは他店の出すボートに乗り合わせてもらう事に。。。

今回のゲスト常連Nさんのリクエストはベニハゼの仲間。
最近はなかなか新しい種類が出てこないのだが、とりあえず片っ端からベニハゼの仲間を撮影していく。

左側は-5m以浅の最優占種・アオベニハゼ。
ちょっとした亀裂やオーバーハングを覗き込むとウジャウジャ。。。

右側は-30m以深の砂地に点在する小さな岩などを丹念に見ていくと普通に見られるシリウスベニハゼ。
ちょっと他のベニハゼとは明らかに環境が違って面白い。

浅場の優占種・クロホシハゼ
浅場の優占種・クロホシハゼ
お宮前ではイの一番に台風前に見つけたアンボンスズメダイを確認しにいったのだが、見事にいなくなっていた!
良かった~時化前に撮影しておいて。。。(・・;)
あっという間にいなくなってしまった。。。

写真は屋久島の-6m以浅でシロオビハゼと共に共生ハゼを優占するクロホシハゼ。
他の共生ハゼと比べて、とても警戒心の強いハゼなのだが、ここの子はとてもいい子だった。

ハナダイギンポ
ハナダイギンポ
3本目はゼロ戦へ。。。
ゼロ戦で気付いたのだが、この透明度の悪さは台風時化の影響ではなく、どうも黒潮がやや外れたからのようだ。
中層には浮遊物が散在していて、透明度もメチャ悪い!
完全に黒潮の縁状態だ。。。(・・;)

写真はハナダイギンポ。
巣穴に逃げ込んでビビると綺麗な黄色い体色は失せて、こんな茶色い体色に。。。
でもニラミギンポのビビった子のように、顔にラインのようなものは入らない。(笑)⇒アカボシハナゴイのチビ | Field Note  - 屋久島の海と川の記録 –

白い精子に包まれるハナガタサンゴの仲間
白い精子に包まれるハナガタサンゴの仲間
さて、今日はゲストとの3本を終えた後、1人でサンゴの産卵を狙って日没後にエントリー。
狙いは22時前後に産卵すると聞いているテーブルミドリイシの産卵だったので、日没後にエントリーしたのだが、入ってスグに日没直後から行われるハナガタサンゴ類の産卵がまさにピーク状態に突入しようとしていた。
すでに入った時にはハナガタサンゴ類は白いモヤに包まれていて、10分もするともう何も見えないほどに辺りは白い精子の霧に包まれてしまった。。。(・_・;
いや~毎度すげーわ。。。
この凄さは実際に見ないと分からないと思うのだが、これを写真で表すためにはどうしたらよいのか考えたのだが。。。
これはワイドで大きな群体を丸々撮るしかない!!
山のような群体全体が白い精子で覆われる様を撮れば、その凄さが分かるかもしれない。。。
でも、今回は完全に準備不足だった。
失敗した。。。(・_・;

ハナガタサンゴ類は精子と卵を別々に放出する
ハナガタサンゴ類は精子と卵を別々に放出する
今日はマルハナガタサンゴとオオハナガタサンゴ、ハナガタサンゴの一種など近似種が一斉に放卵放精したのだが、こんな状態でハイブリッドはできないのだろうか。。。?
絶対に混じってしまうと思うのだけど。。。(・_・;

結局、超ピークの時は中に入ってしまうとまったく何も撮影できないほどに濁るので、ある程度治まってから撮影を始めた。
だいたい日没直後から産卵が始まり、20-30分くらいでピークに達するようだ。
でそこから15分もすると白い濁りも消えるのだが、その後もところどころで産卵は続いたり、日没後1時間くらいが経った頃、まったく別の種類(ハナガタサンゴの仲間)が一斉産卵を始めたりした。

いや~もう何が何だか分からない。。。(^^;)
まずはここにあるハナガタサンゴ類をすべて正確に同定せねばかも。。。
多分、種類によってある程度、規則性があるような気もする。
繁殖隔離がまったく行われていないはずがないっ!(笑)

来年までの宿題にしよう。。。

それから元々の目的であったテーブルミドリイシも22時近くまで粘ったのだけど、何の変化もなし。。。
こいつら、いったいいつ産卵しているんだろ。。。


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冬の風物詩・オオセ

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 19.6℃
【透明度】 10m~
【海況】 やや時化
【天候】 晴れ
【潮まわり】 06:10 189cm 満潮 / 11:43 103cm 干潮 / 17:06 197cm 満潮 / 中潮(月齢:27.4)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:28

結局、今年の年末年始(12/31-1/1)は大時化の2日間だった。
何か毎年のように年末年始は天気&海況が悪い気がする。。。

それで今日が2011年の初潜りとなった。
北西の強風は止み、天気も晴れてやや穏やかな1日に戻った。
しかし、一湊湾内は完璧に凪ぎたわけではなく、相変わらずウネリはあり。。。
それでも僕のこだわりでもあるのだが、やっぱり初潜りは自分のホームグラウンドである「一湊タンク下」で!と決めていたので、思い切ってエントリー。(笑)

水中はかなり白く濁っていた。
ウネリはちょっと沖に出るとそれほどでもなかったが、白濁りだけは全域で凄かった。(^^;)

オオセの全身
オオセの全身
オオセの顔面
オオセの顔面
 -30mでガラスハゼを撮っていると、急に近くに沢山の魚が集まってきて何かをモビングし始めたので、そちらに目をやると、オオセが鎮座していた。
オオセは低水温期の風物詩だ。
必ず水温が下がると目にするようになるのだが大抵は岩の下などにいて、なかなか全身を見る事ができない。
しかし、今日の子は堂々と外にいて、じっと鎮座していた。
最初は多くの魚からモビングを受けていたのだが(笑)、じっとしているとさすがに岩のような状態になるので小魚たちはいつのまにか散っていった。。。

いや~これだけガンガンに外に出ていると、ワイドだったら最高だったな~とか思いながら、105mmマクロ・レンズを向ける。(笑)
マクロだとこんな写真しか撮れね~(笑)

茶色くなりつつあるジョー
茶色くなりつつあるジョー
 浅場に帰ってくるとハナガタサンゴの周りには時化前には見られなかった死んだサンゴが広範囲に散らばっていたので、この時化でかなり大破したのかと一瞬思ったが、そうではなかった。
どうやらこの大時化で砂がえぐれて、埋まっていた死サンゴが一気に出てきてしまったらしい。。。
かなり広い範囲に渡って大きく時化た様子がよくわかった。

写真は昨年のシーズン中から見られていたジョーフィッシュ。
周囲は砂がえぐられ、死サンゴが散乱していたのも関わらず、こいつは無事だった。
まったく同じ場所で穴から顔を出していた。

久し振りに覗いたジョーだったのだが、実はシーズン中、こいつは黄色かった。。。(笑)
それがどうも少しづつ茶色くなっていっているようだった。
写真では分からないかもしれないが、状況によってはまだまだ濃い黄土色のような体色に見える時もあるので、まだ完全な茶色とは言えない体色。
じきにまっ茶色になりそう。。。


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