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オオセ目立つ

【ポイント(Dive Point)】 一湊タンク下No.3 / 一湊タンク下No.2 / 一湊タンク下No.1
【水温(Water Temperature)】 20.0℃ / 20.0℃ / 20.0℃
【透明度(Underwater Visibility)】 25m~
【海況(Oceanic Condition)】 凪ぎ
【天候(Weather)】 快晴
【潜水時間帯(Dive Time)】 8:40-9:35 / 10:40-11:39 / 13:21-14:18
【潮まわり(Sea Tide)】 07:18 200cm 満潮 / 13:28 41cm 干潮 / 19:19 200cm 満潮 / 大潮(月齢:29.5)
【日の出・日の入(Sunrise・Sunset)】 日出06:16 日没18:31

【平均水深(Avg Depth)】 15.3m / 13.9m / 13.3m
【最大水深(Max Depth)】 24.4m / 23.1m / 19.7m

現在、屋久島は年間で一番水温が低く、透明度が悪いといってもいい状態の海だ。
水中は浮遊物が漂い、水底近くはアミ類が増え、なんとなく汚く、暗い海に思える。。。

こんな時期の風物詩がオオセだ。
暖かい時期はいったいどこにいるのか知らないけど、この時期は15-20m付近に出現する。

この日も3匹のオオセに出会った。
そしてどの子もお腹が大きかったのが印象的だった。
繁殖期なのかな?

ゼロ戦では久々にツバメウオの大きな群がりが見られた。
でもツバメウオの群れは青々とした海をバックに群れるイメージの強い夏の魚。
この浮遊物が多く漂う透明度の悪い海では違和感。。。(^_^;)


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もはや、ハイフィンカージナルフィッシュは普通種。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2 / 一湊タンク下No.2 / 一湊タンク下No.2
【水温】 21℃ / 21℃ / 21℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 10:07-11:14 / 11:37-11:58 / 14:46-15:55
【潮まわり】 08:47 197cm 満潮 / 14:33 91cm 干潮 / 中潮(月齢:2.0)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:33

2019年の初潜りは一湊タンク下に沈めてある2台の水温計の回収だった。

昨年は記録に残る大きな台風があり、そのせいで水中も酷く撹乱されたので、見つかるかメチャ不安を感じながらエントリー。

案の定、水温計は2台ともすんなりとは見つからず、9年やっていて初めて水温計回収にタンク2本を費やしてしまった。。。
結局、あれだけ時化てもほとんど場所は変わっていなくて、砂や石に埋もれてしまいスグに見つけることができなかったのだ。

何はともあれ無事に回収できて良かった。。。

2週間ぶりに潜ったのでやっぱりイカ釣り用のエギが沢山落ちていた。
屋久島の海は人工的な生活ゴミがあまり落ちていないので、派手で明らかに人工物だと分かるエギはかなり目立つ。
もはや、この時期の海の風物詩だ。(笑)

途中で昨年末に見つけたハイフィンカージナルフィッシュ(和名なし)のオス1匹、メス4匹のハレムをチェックしに行ったのだが、これがなかなか見つからない。。。
代わりに別のハイフィンカージナルフィッシュのさらに大きなハレムを見つけてしまった!!!
今度は前に見つけた岩よりも大きく、イソギンチャク+クマノミがいて、ソラスズメダイやキンセンイシモチなども多数群れるちょっと華やかな「根」とも呼べる場所だった。

前に見つけた場所はスグ近くだとは思うのだが、こっちの方が断然多い!!!
多分、オスメス合計10匹以上はいそうだった。

ハイフィンカージナルフィッシュは多分、状況に応じて体に縦の縞々が入る個体もいるようなのだが、これまで見たことはなかった。
しかし、ここにはその縞々個体も数匹いた。

しかし、これどういう事なんだろ??
もしかして、前からこの環境に普通にいたって事かな?
それともたまたま今年は当たり年って事?

これだけいるのに、なぜ他の地域では見つからないんだろ。。。?
不思議だ。。。


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一湊エリアのみ!というリクエスト

【ポイント】 一湊タンク下No.2 / お宮前 / 一湊タンク下No.1
【水温】 24.0℃ / 23.8℃ / 24.2℃
【透明度】 25m
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 8:55-9:50 / 11:06-12:11 / 13:40-14:37
【潮まわり】 07:47 231cm 満潮 / 13:40 79cm 干潮 / 大潮(月齢:16.4)
【日の出・日の入】 日出06:51 日没17:17

連休2日目。。。
今回、常連Iさん夫妻のリクエストは、「一湊エリアのみ!永田エリアは無しで!」だった。(笑)
現在、永田の葵丸がずっと一湊港にいるため、なかなか永田に行きにくいこともあって、実はこのリクエストは非常に助かる!(^^;)
要はiさん夫妻は潮に翻弄されることなく、のんびり潜りたいという事なんだろうけど、この時期の天敵は水温!!!
のんびり潜っていると寒くなってきてしまう。。。なんてこと恐れていたけど、杞憂に終わりそうだ。

今日の水温はまたまた24℃オーバーで、しかも陸上も暖かいので(というかちょっと暑いくらい)、全然寒さは感じなかった。(^^)
オマケにベタ凪ぎだ。
ホント、のんびり潜れた。


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春と冬の風物詩が同居する海

【ポイント】 一湊タンク下No.3 / 一湊タンク下No.3 / 一湊タンク下No.1
【水温】 19℃ / 19℃ / 19℃
【透明度】 30m
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 8:44-9:47 / 11:06-11:59 / 13:52-14:56
【潮まわり】 04:04 40cm 干潮 / 10:11 190cm 満潮 / 16:37 48cm 干潮 / 中潮(月齢:19.1)
【日の出・日の入】 日出06:57 日没18:06

僕の兄弟子・田中 幸太郎くんが主宰する八丈島・ダイビンググラブ コンカラーのガイド・スタッフ、早梅 康広さんの2日目。
今日は昨日以上に凪ぎて、一湊湾内はベタベタに凪ぎ、まるで湖状態だ。(^^;)
空も雲ひとつない快晴!
透明度もまずまず良かったんだけど、水温は年間の最低水温ともいえる18℃まで落ちていた。。。ドライでも寒いくらい。。。(◎_◎;)
水中は斑状に温かい部分と冷たい部分が入り乱れていて、サームクラインもところどころにできていた。
今の海は春の風物詩と冬の風物詩が同居する海。
漁礁には春の定番でもあるシマアジの成魚群れが見られたかと思いきや、岩礁域ではまだまだ冬の魚・オオセが見られた。。。

現在、屋久島の海は年間の最低水温ともいえる18℃まで落ち、メチャクチャ冷たい冬の海なのだが、生物的にはもう春だ。(^^)
漁礁には春の風物詩・シマアジの成魚が小さな群れをつくって群れていた。


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バリバリ西高東低冬型の気圧配置

【ポイント】 一湊タンク下No.3 / 一湊タンク下No.2
【水温】 22℃ / 21℃
【透明度】 ~10m
【海況】 時化
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 08:50-09:45 / 11:01-11:59
【潮まわり】 10:23 89cm 干潮 / 16:08 195cm 満潮 / 中潮(月齢:10.8)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:34

連休最終日。
ついに海は大荒れだ。。。(-_-;)

2日前に屋久島の横を通過した時は小さかった低気圧が北上するとともに発達し、今日はバリバリ西高東低冬型の気圧配置になってしまった。

一湊湾内は大時化だったのだが、タンク下のみなんとか入れる状況。
しかし、予定していた3本はちょっと厳しく、午前中に何とか2本潜り、午後からは完全にクローズしてしまった。

水中もかなりのウネリだった。
-20m付近でも大きく揺れ、砂が舞い散り、撮る写真はどれもハレーションがスゴイ。。。(^^;)




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初潜り。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1 / 一湊タンク下No.3 / 一湊タンク下No.2
【水温】 21℃ / 21℃ / 22℃
【透明度】 25m~
【海況】 ややパシャパシャ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 9:07-9:53 / 10:46-11:33 / 12:54-13:51
【潮まわり】 06:32 66cm 干潮 / 13:00 183cm 満潮 / 小潮(月齢:7.8)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:31

今日は今年初めてのお客様。(^^)
一昨日まで帰省していたので、僕にとっても今日は2017年の初潜りになった。

帰省先から帰ってきた直後だったこともあり、店舗はまだお客さんを迎え入れる準備が中途半端な状態のまま。。。(^^;)

海はベタベタに凪ぎ、ダイビング日和の1日だった。(^^)
水温も思いのほか下がってはおらず、22℃台をキープ。
やっぱりシーズンオフに入ってからも水温はそれほど下がってはいない。
今年の冬は非常に暖かい海だ。

しかし、海の中は冬を思わせるオオセに出会ったり、魚影の薄さから冬を感じたり。。。(笑)

基本的に冬季の漁礁~ゼロ戦は魚影が薄いのだが、年によってはキンメモドキが大量に漁礁に群れる事もある。
でも今年は例年に比べても圧倒的に魚影が薄くて、いつもなら多少なりとも群れているテンジクダイやキンメモドキはほとんど見られず、寂しい限りだ。。。
群れている魚といえば常時、この付近で見られるムレハタタテダイくらい。(;´・ω・)

この日はいつもはもっと上層の水面直下に群れているツバメウオたちが、一斉に漁礁付近で群れていて久しぶりに魚影が濃く見えた。(笑)


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冬の風物詩その2・オオセ

【ポイント】 元浦 / 元浦
【水温】 22℃ / 22℃
【透明度】 25m~
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 9:09-9:53 / 10:34-11:11
【潮まわり】 08:03 228cm 満潮 / 13:54 74cm 干潮 / 大潮(月齢:15.6)
【日の出・日の入】 日出07:07 日没17:19

今日も北西の冷た~い風の吹く1日だった。

OW講習の最終日。
昨日はウネウネ&ニゴニゴだった元浦も、今日は静かで綺麗な海だった!(^^)
相変わらず、一湊湾内は大時化だけど。。。

水温が下がってくると水中でよく目にするのがオオセだ。
水温がとうとう22℃まで下がった今日はオオセを今季初観察。

ホント、見かけると寒々しく感じる生物のひとつなのだが、実は海の中はまだ温かい方で、寒いのは外!
あまりにも風が冷たいので手がかじかむくらい。(^^;)
今にも雪が降りそう。。。ってなくらい寒いんだけど、まぁ、それはないか。。。(笑)


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復活!ウスバノドグロベラ!

【ポイント】 オツセ/吉田/一湊タンク下No.2
【水温】 21.0℃/22.0℃/21.0℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 10:05-10:58/12:07-13:26/14:56-16:01
【潮まわり】 05:22 42cm 干潮 / 11:49 194cm 満潮 / 18:13 69cm 干潮 / 小潮(月齢:6.0)
【日の出・日の入】 日出07:13 日没17:25

今日は師匠K氏と常連Nさんの2人を連れて永田へ。。。
相変わらず海はやや時化気味。。。
オマケに潮も速く、2本潜るつもりだった永田は1本で切り上げた。(^_^;)

2本目は師匠K氏のリクエストだったウスバノドグロベラやニューギニアベラの雄がいる吉田へ。。。

ウスバノドグロベラは常時ハレムで見られるのは屋久島ぐらいだとされている超稀なベラなのだが、先日、吉田に入った際にはまったく見られなかった。
とうとういなくなった???と思っていたのだが、いたー!!!!
オス・メスの1ペアが見られたのだが、これはもしかしたら、群れごと移動しただけなのかもしれない。。。

もう一度、よく調査してみようかな。。。一般的なネタには全然ならないけど。。。(笑)


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早くもオオセが。。。(・_・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.5℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:57-17:08
【潮まわり】 06:29 82cm 干潮 / 13:32 180cm 満潮 / 小潮(月齢:22.2)
【日の出・日の入】 日出06:43 日没17:21

今日も午後からTG-3を持って海へ。
海に行く直前に同業者が来店して話し込んでしまったため、エントリーがかなり遅くなってしまった。。。^^;

オオナガレカンザシ
OLYMPUS TG-3; PT-056; without external strobes and conversion Lens;
Program Auto; 1/60 sec at f11; ISO 100; 0.00ev

クマノミ
OLYMPUS TG-3; PT-056; without external strobes and conversion Lens;
Program Auto; 1/100 sec at f14; ISO 100; 0.00ev

水温も何日か前から24℃台に入り、ロクハンを着ていても後半はなんか寒く感じ始めた。
その同業者が着ていたシェルドライ。。。いいなぁ。。。

何か歳とともに寒がりになっているようで、陸上は現在15-17℃くらいなんだけど、もはや寒すぎてとうとう薪ストーブに点火!
海も年々、寒いと感じる季節が前倒しになってきたような。。。(笑)

オオセ
OLYMPUS TG-3; PT-056; without external strobes and conversion Lens;
Program Auto; 1/30 sec at f5.6; ISO 100; -1.00ev

でも、この体感の寒さはある程度は、海の中の季節の風物詩と一致しているようで、今日は水温が低い時期に現れるオオセを今季初観察した。
まだ11月なんだけど。。。
例年なら年明けごろからよく見かけるようになる魚なんだけど。^^;

このオオセの全身をTG-3のプログラムオートで撮っているとなかなか色が出ない。
心当たりのある方も多いと思うけど、コンデジ写真でよく見かけるような白い砂地が緑っぽくなっちゃってる状態。。。

大きな魚なのでちょっと距離を開けているからストロボが届かないんだと思っていたけど、どうも理由は別にあるようだ。
周辺は暗く、オオセも黒っぽいので絞りが開放になっちゃうのが原因。

イボ
OLYMPUS TG-3; PT-056; without external strobes and conversion Lens;
Program Auto; 1/100 sec at f14; ISO 100; 0.00ev

シンデレラ
OLYMPUS TG-3; PT-056; without external strobes and conversion Lens;
Program Auto; 1/100 sec at f14; ISO 100; 0.00ev

こういう時はISO感度を上げたり、絞りをさらに開けたくなったりしがちだけど、逆にもっと暗く撮らないとダメなのだと思う。
レンズを上向き気味にして、できる限り光を入れてあげると絞りがもっと絞られる。
ストロボさえ焚けてれば、これでちゃんと色は出た。

クラゲ
OLYMPUS TG-3; PT-056; without external strobes and conversion Lens;
Program Auto; 1/30 sec at f6.3; ISO 100; 0.00ev
アカホシカニダマシ
OLYMPUS TG-3; PT-056; without external strobes and conversion Lens;
Program Auto; 1/100 sec at f14; ISO 100; 0.00ev

今日はエントリーするなり、浅場にはツノクラゲやカブトクラゲなどがウジャウジャ浮いていた。
「あ~!!しまった!!今日は浮遊生物の日だったか。。。一眼で来るべきだった!!」とスグ後悔したけど、試しにTG-3でクラゲ類に着くオオトガリズキンウミノミなんかを撮ってみたけど、もう全然ダメ!!!
本来なら顕微鏡モードがいいくらいのサイズなのだが、それは早々に無理だと気づき(笑)、すぐにプログラムオートで撮り始めた。
しかし、撮れた感触はあるんだけど、帰ってからPCで見てみると全滅!!!(・_・;)

う~ん。。。さすがにTG-3でも浮遊生物は厳しいようだ。(笑)
撮影中、終始、手ブレ警告のマークが出っぱなしだった。(^_^;)


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スタッフ面接

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1
【水温】 24.4℃/24.4℃
【透明度】 15m/15m
【海況】 ややウネリ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:08-11:20/12:38-13:55
【潮まわり】 08:28 77cm 干潮 / 15:03 195cm 満潮 / 長潮(月齢:8.6)
【日の出・日の入】 日出06:41 日没17:22

今日はうちのスタッフ募集に興味をもって来島した学生さんとマンツーマンで2本。
昨日は大時化で入れなかった一湊タンク下も、今日は何とか入れるまでに回復したけど、水中はかなり濁っていた。
でも、今日はかなりエキサイティングな海だった!!

鼻先周辺には無数のキビナゴが団子状態で固まっており、大きな群がりが視界を遮るほどだった。
この大群れにアタックするオキザヨリやアオヤガラの動きは終始興奮気味だった。
そこにツムブリの群れが入り込む!!

濁っていて視界が悪かっただけに、余計に迫力を感じた。
レンズはマクロだったので、手も足も出なかったけど。。。(笑)

その後、急いで店に帰り、ワイドレンズに付け替えて2本目をエントリー。
しかし、1本目ほどキビナゴはまとまってはおらず、イマイチ迫力に欠けた。。。(^^;;
さらには水中は暗く、細かい浮遊物が多かったせいもあって、ハレーションが凄い。。。何か見せれる写真が全然ない。。。(・・;)

_DSC9673

_DSC9512

_DSC93391本目でエントリーしてまもなくすると、水底に何やら沢山の魚がたまっていた。
タコでもいてモビングしているのかな。。。と思ったらオオセだった。
オオセは屋久島では冬の風物詩。。。水温が下がってくるとダイビングエリアでよく見るようになる魚だ。
う~ん。。。とうとうそんな季節になってしまったか。。。(・・;)


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これは確実に止まったかも。。。(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 19.0℃
【透明度】 20m
【海況】 やや時化気味
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 14:23-15:44
【潮まわり】 09:30 213cm 満潮 / 15:35 50cm 干潮 / 中潮(月齢:3.3)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:39

今日は雲ひとつない青空で、時化も治まった。
2日開いてしまったので、今日は当然、漁礁のキンメモドキ・チェックだ。
この時化を堺に中層で球体を作っていなくても、数が増えていることを期待して、やや白く濁った海を漁礁まで泳ぐ。。。

水温がとうとう余裕で20℃を切ってしまった!!
さすがに19℃台に入ると寒い。。。

キンメモドキとアザハタ1
キンメモドキとアザハタ1
キンメモドキとアザハタ2
キンメモドキとアザハタ2


キンメモドキとアザハタ3
キンメモドキとアザハタ3
キンメモドキは、、、ずばりまったく増えてなかった!!!(゜O゜;
相変わらず、みんな漁礁の内部にいて群れていたけど、数は全然増えていない。。。
いや~今年はこれで数の方は打ち止めかも。。。
昨年のピーク時の1/3くらいの数。
数が少なくても、せめて中層で球体になってくれれば面白いのだけど、今のところはその様子はなかった。

何か数匹が横倒しで群れてた
何か数匹が横倒しで群れてた
冬の風物詩・オオセ
冬の風物詩・オオセ
このキンメモドキの群れの下には冬の風物詩・オツセが1匹。。。
こいつは必ず20℃を切ると見るよなぁ。。。(・_・;
寒っ!

今日は前回のようにツバメウオの大きな群れはなかったけど、もう1つの漁礁のスグ上で10匹くらいが横倒しになって群れてた。

海はまだ完全には凪ぎ切ってはおらず、鼻先にはたまに大きな波が当たり砕け散る。。。
その辺りにキビナゴが群れていたので、この爆発する波をバックに何枚か切ってエクジット。

まぁ、特に変わった出来事はなかったけど、一応やらなければならない「チェック」なのだから仕方がない。
「いなかった」という事実も重要なので、記録はしておかなければならない。。。と自分自身に言い聞かせる。(笑)


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ヒドロ虫はそこら中にいた。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 20.0℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:28-16:24
【潮まわり】 04:02 22cm 干潮 / 10:20 202cm 満潮 / 16:35 53cm 干潮 / 中潮(月齢:20.4)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:37

今日もヒドロ虫探し。。。

ある方から「ヲタク」と言われてしまったのだが(笑)、決してマニアックに種類を追っているワケではない。
あくまでも被写体になる綺麗なヒドロ虫を探しているのだ。

さらに生物や自然ではなく、写真そのものが好きな方の中には「生き物の分類や難しい話はどうでもいい、興味がない」という方がたまにいるけど、僕が種類を見極めたり(種類を知ろうとしたり)、生態を知ろうとしているのにも理由がある。(”生態の違いを知る”は”種類を知る”と同義)

スズフリクラゲの仲間?
スズフリクラゲの仲間?
例えば同じ系統のヒドロ虫でも、好む生息環境の違いで青抜きできるものとできないものがあったり、種類による群生の仕方で絵になるものと絵にならないものがあったり、生態の違いで美しく青光りするものとしないものがあったりして、種類ごとに生態、生活史を知る事は良い写真を撮ることにつながると思うからだ。

逆に言うと、無機質な人工物を撮るのと違って、自然の中で良い”ネイチャー写真”や”野生動物写真”を撮るためには、写真の技術やセンスよりも、相手を知ることの方が重要だと僕は思っている。
それはまずは水生昆虫の生態を知る事から始まるフライフィッシングとよく似ている気がするのだが、これは当然といえば当然かも知れない。

なぜなら、自然の中での遊びは、自分自身の感性や欲求に自然の側を”無理やり”合わせるのではなくて、自分自身が自然の中に入り込み、合わせるのがセオリーだから。。。
合わせるためには、相手を知らないとまず不可能。

自分自身の感性や欲求を自然の中に持ち込むものではなくて、もともと自然の中にあるものを自分自身の感性で形にするのが、”ネイチャー写真”や”野生動物写真”というものだと思う。。。

それと。。。実は僕も人が便宜上つけた生物の名前(和名や学名)なんて努力して覚える気はまったくない。
だけど、お前とあいつは別の種だと見分けてあげる(=生態の違いを見極める)努力だけは絶対に欠かしたくない。。。

さすがに僕だって2回目以降の対面で人から「あんた誰だっけ?前にどこで会ったっけ?興味ないから覚えてないや!悪い、悪い!」と言われたら、当然、気持ちのいいものではないから。(笑)
ちなみに「努力はしたけど結果的に見分けることができなかった」というのと「最初から覚える気も興味もありません」では全然意味合いは違う。
自然を相手にした遊びをやっている限り、僕は前者でいたい。。。(^^)
要は生き物を代替のきく”単なる被写体”だとは思いたくない。

あ~愚痴が長くなってしまった。。。
話を戻します。

あくまでも被写体になる綺麗なヒドロ虫を探しているのだけど。。。
ところが!
だんだんとヒドロ虫なるものがどんな環境にいて、どんな状態で群生するのか徐々に分かってはきたのだが、105mmマクロで絵になるヒドロ虫ってのはなかなかいるものではない事も分かってきた。(^_^;)
テレコンか200mmくらいのレンズが必要かも。

今日は萎んでいたクダウミヒドラの仲間
今日は萎んでいたクダウミヒドラの仲間
同じ種類でも何か仕組みが違うぞ~?
同じ種類でも何か仕組みが違うぞ~?
昨日、エントリー口付近で見つけたクダウミヒドラの仲間の群生は今日は全部閉じていた。
なぜだろう。。。?と考えてみたのだが、昨日と今日とでまったく違うのは、今日がベタベタに凪ぎた事だ。
昨日はかなりウネリがあって、浅場では体の固定が大変なくらい。
でも、今日はかなり凪ぎた。

多分、この手の仲間は潮流やウネリがあると元気になる生物なのかもしれない。
きっとそのような日はエサも沢山流れてくるからなのだと思う。。。

コケムシの中に乱立するヒドロ虫の仲間
コケムシの中に乱立するヒドロ虫の仲間
そのあとにやはり昨日のエクジット間際に見つけたヒドロ虫らしき子をじっくり撮影。。。
撮り方で絵になるかな。。。と思ったけど、何かそれほどでもなかった。。。(笑)
まぁ~面白い形をしている上に、コケムシ類との共生は興味深いけど。。。

ホソトゲガヤの仲間?コップガヤの仲間?
ホソトゲガヤの仲間?コップガヤの仲間?
ジュズエダカリナに着く
ジュズエダカリナに着く
このポイントの浅場にはジュズエダカリナが沢山見られるのだが、これにヒドロ虫が沢山着いているのには、かなり前から気づいていたけど、ずっと海が時化ていたのでカメラを向けることはなかった。
なぜならこのジュズエダカリナがユラユラ揺れるからだ。
今日なんてほぼベタ凪ぎだったにも関わらず、今日もユラユラ揺れて撮りにくい。。。しかも小さいし。(-_-;)

これは簡単に黒抜きできるからか、ポリプも青く光り綺麗だ。
形は前に撮った綺麗な青く光るヒドロ虫(⇒100万種のキャンドル・ナイト)によく似ているのだが、大きさはかなり大きい。(って言っても写真を見れば分かるように茎部は1-2mmくらいだけど。。。(-_-;))
種類が特定できないのだが、よく見かけるヒドロ虫のひとつだ。

今日は最初から漁礁に行くつもりでいたのだが、浅場で手間取ってしまい、漁礁に着いたのは30分を過ぎた頃だった。
この漁礁にはカイメン類などの着生物が沢山着いているので、ヒドロ虫も期待したのだが、それほど多くのヒドロ虫は見られなかった。
ただ、ここでもボチボチ、クダウミヒドラの仲間が見られた。
大きな群体はつくらず、1-2本が出ているくらいだけど、よく見ればチラチラ見られるヒドロ虫の仲間であることは分かった。
これも種類が特定できない。。。
1-2本で見られ群体を作らないというのがカギかな?

-25mのクダウミヒドラの仲間
-25mのクダウミヒドラの仲間
オオセがいた。。。
オオセがいた。。。

それよりも今日の漁礁は凄かった!!
キンメモドキはみ~んな漁礁の外に出ていて大きな玉になっており、そこにツバメウオやムレハタタテダイがコラボレートするメチャクチャ、ワイド意欲をそそる状態。。。。(笑)
いや~今日はワイドだったかな。。。(-_-;)
透明度も良かったし。。。

オオセも堂々と外に出ていた。

今日は浅場で新たに2種、ヒドロ虫の仲間を認識した。
「見つけた」ではなくて、「認識した」とわざわざ言っているのには意味がある。
ウジャウジャいるのだ。。。単に今まで気にしていなかったから気付かなかったのだ。(笑)

オオタマウミヒドラを探すために帰りは潮間帯を舐めるように見ていったのだが、下写真左側の子がそこら中で見られた。
この子と先のリンク先の青く光る「キャンドル・ナイト」ヒドロ虫(笑)が浅場の岩の上を覆い尽くしている光景がそこら中にあった。
ただ、これもあまり絵にはならなかった。。。
種類はスズフリクラゲの仲間が近いけど、やっぱり断定はできない。
だって、ヒドロ虫ってそもそも図鑑にも「~属の仲間」としか書いていない種類があまりにも多いんだもん!!!!
(つまり種のレベルまで特定できないものが多い、または属までは分かっても未記載が多いって事⇒つまり新種がほとんど多分。。。)
右側のヒドロ虫は図鑑にも載っていなくて、まったく種類が分からない。。。(^_^;)

スズフリクラゲの仲間?
スズフリクラゲの仲間?
もう何が何だかさっぱり分からないヒドロ虫(笑)
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自然撹乱によるウスサザナミサンゴ群体の崩壊

【ポイント】 元浦/一湊タンク下No.1
【水温】 19.7℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潮まわり】 08:04 204cm 満潮 / 13:49 84cm 干潮 / 大潮(月齢:0.7)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:30

ようやく北西の風も弱まり、一湊湾内もまずまずの凪ぎに。
今日は年末年始の大時化で広範囲に渡って崩壊した一湊タンク下のウスサザナミサンゴ群体を撮るために、午前中ワイド仕様で海へ。
その前にヤクシマイワシの群れを撮りに元浦にエントリー。
前に出会った時の潮に合わせて、引き5分くらいの時間にエントリーしたのだが、1時間ぐらい徘徊したけど群れは見つからず。。。(-o-;

そのまま残タンクで一湊タンク下にエントリーしてウスサザナミサンゴ群体へ直行。

時化前に最も元気な群体があった周辺
時化前に最も元気な群体があった周辺
11/29に撮った同一箇所の写真
11/29に撮った同一箇所の写真
改めて見るとその惨状は凄かった。。。
2年前に人為的に崩壊させてしてしまった時(⇒崩壊したウスサザナミサンゴ群落 | Field Note  - 屋久島の海と川の記録 –)と同じくらいの酷さだ。
確かに今回の12/31-1/1の時化は凄かったけど、ここまでメチャクチャにしてしまうとは思わなかった。
過去にいくつかあった台風による被害よりも大きい。。。

左の写真は1ヶ月前の11/29(⇒衰退していくサンゴと勢力を拡大するサンゴ | Field Note  - 屋久島の海と川の記録 –)に撮ったウスサザナミサンゴ群体なのだが、今回だいたい同じ位置から撮ったのが右の写真だ。
その崩壊の凄まじさがよく分かる。。。

他の場所から撮った1枚
他の場所から撮った1枚
実はあまりにもメチャメチャだったので11/29に撮った写真と同じ位置から撮ろうと思っても、それがどこから撮った1枚なのか分からなくなっていた。
それで、他の場所からも一応撮っておいた。
多分、どちらかだとは思うのだけど。。。(・_・;

いずれにしても2年前の崩壊からようやく見れるくらいまで回復してきていただけに、ちょっとガッカリ。。。

ひっくり返った大群体
ひっくり返った大群体
健康なサンゴの上にサンゴ片
健康なサンゴの上にサンゴ片
直径1m以上はありそうな大きな群体も2つひっくり返っていた。
この手のサンゴは板状で花びらのように突き出ているので、下から大きなウネリをもらうとひっくり返るのは容易に想像できる。
でも、今回の時化でそこまで大きな底ウネリがあったかと思うとちょっと驚きだ。
一応、この2つの群体は表に返しておいた。
もちろん、まだ生きていた。
多分、このまま再び根付くと思う。

また今回の崩壊も元気なサンゴの上にサンゴ片が沢山散在していた。
でも、これは放置した方がいいのかな。。。
多分、これまでの経験ではそのまま下のサンゴと同化するはずなんだけど。。。

この惨状を見て真っ先に思ったのが、「自然の撹乱と人為的な撹乱の違いって何?」って事。。。
2年前のボートアンカーによる人為的な撹乱と今回の大時化による自然の撹乱の見た目の被害の違いはハッキリ言ってまったく無い。
人間も自然の一部であって自然と対極を成すものではないとするならば、なおさら分からなくなってくる。。。(・_・;

おっと。。。この辺で止めておこう。。。
もう少し自分なりの考えをまとめてから、あらためて。。。(^^;)

冬の風物詩・オオセ
冬の風物詩・オオセ
サンゴを撮っていたら横から急にオオセが横切って、ちょっとビックリした。
やっぱり、冬季は元気だ。

ちょうどワイドレンズの時に出会えたらいいのになぁ。。。と思っていたところだったので、これはチャンス!とばかりに追いかけた。
しかし、いつもなら穴の中に入ってしまって出てこないオオセも、今日は逃げまくり!
全然、止まってくれない。。。(-o-;

結局、エアもほとんど無い状態でかなり沖の方まで連れて行かれ、最後には諦めた。。。
うわぁ~大チャンスだったのに~!!!
まともに撮れなかった。。。
またワイド・レンズ装着時に現れてくれないかな~(・_・;


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冬の風物詩・オオセ

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 19.6℃
【透明度】 10m~
【海況】 やや時化
【天候】 晴れ
【潮まわり】 06:10 189cm 満潮 / 11:43 103cm 干潮 / 17:06 197cm 満潮 / 中潮(月齢:27.4)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:28

結局、今年の年末年始(12/31-1/1)は大時化の2日間だった。
何か毎年のように年末年始は天気&海況が悪い気がする。。。

それで今日が2011年の初潜りとなった。
北西の強風は止み、天気も晴れてやや穏やかな1日に戻った。
しかし、一湊湾内は完璧に凪ぎたわけではなく、相変わらずウネリはあり。。。
それでも僕のこだわりでもあるのだが、やっぱり初潜りは自分のホームグラウンドである「一湊タンク下」で!と決めていたので、思い切ってエントリー。(笑)

水中はかなり白く濁っていた。
ウネリはちょっと沖に出るとそれほどでもなかったが、白濁りだけは全域で凄かった。(^^;)

オオセの全身
オオセの全身
オオセの顔面
オオセの顔面
 -30mでガラスハゼを撮っていると、急に近くに沢山の魚が集まってきて何かをモビングし始めたので、そちらに目をやると、オオセが鎮座していた。
オオセは低水温期の風物詩だ。
必ず水温が下がると目にするようになるのだが大抵は岩の下などにいて、なかなか全身を見る事ができない。
しかし、今日の子は堂々と外にいて、じっと鎮座していた。
最初は多くの魚からモビングを受けていたのだが(笑)、じっとしているとさすがに岩のような状態になるので小魚たちはいつのまにか散っていった。。。

いや~これだけガンガンに外に出ていると、ワイドだったら最高だったな~とか思いながら、105mmマクロ・レンズを向ける。(笑)
マクロだとこんな写真しか撮れね~(笑)

茶色くなりつつあるジョー
茶色くなりつつあるジョー
 浅場に帰ってくるとハナガタサンゴの周りには時化前には見られなかった死んだサンゴが広範囲に散らばっていたので、この時化でかなり大破したのかと一瞬思ったが、そうではなかった。
どうやらこの大時化で砂がえぐれて、埋まっていた死サンゴが一気に出てきてしまったらしい。。。
かなり広い範囲に渡って大きく時化た様子がよくわかった。

写真は昨年のシーズン中から見られていたジョーフィッシュ。
周囲は砂がえぐられ、死サンゴが散乱していたのも関わらず、こいつは無事だった。
まったく同じ場所で穴から顔を出していた。

久し振りに覗いたジョーだったのだが、実はシーズン中、こいつは黄色かった。。。(笑)
それがどうも少しづつ茶色くなっていっているようだった。
写真では分からないかもしれないが、状況によってはまだまだ濃い黄土色のような体色に見える時もあるので、まだ完全な茶色とは言えない体色。
じきにまっ茶色になりそう。。。


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