吉田ベニハゼ調査隊♪(ニセヘビ調査分隊)

【ポイント】 吉田
【水温】 22.0℃
【透明度】 15m~
今日は南寄りの風で北部はどこのポイントもベタ凪ぎ♪
久し振りに「吉田」へ行ってみる事にした。
「吉田」はこの時期、コブシメの産卵が見物なので、その状況を見ておきたいという事もあったが、せっかく「栗生」で目覚めたベニハゼ熱が冷めないうちに北部の状況も見ておこうかと。。。
冬場、人の気配がまったくなかった吉田だったが、暖かくなって釣り人やダイバーがチラホラ。。。


コブシメはかなりの数が集まっていた。
ここのウスサザナミサンゴはかなり痛んでいて、僕が屋久島に来た当初と比べるとその規模は半減してしまった。。。
だから、今年はあまり期待できないかな。。。と思っていたが、合計5-6匹のコブシメがサンゴの周りに集結していた。
このポイントは全体的に平地が続くような場所なのだが、1ヶ所高い根(岩)がそびえ立っていてここに多くの魚が溜まっている。
1年を通してキンギョハナダイやハナゴイが大きな群がりをつくり乱舞しているのだが、GWの頃になるとここにキンギョハナダイの生まれたばかりのチビが大きな群がりをつくり、これはかなり綺麗な光景だ。
このチビ群れを期待して行ったが、まだ大きな群がりは形成されていなかった。
しかし、チビは確実に増えつつある。

benihazekun2.jpg

この根には暗がりや亀裂が沢山あるので、ここのベニハゼ類をちょっと見てみる。
以前に調べた事はあったが、その時は目視だけでほとんどがオオメハゼだと断定していた。
今日は1匹1匹を確実に撮影して、帰ってからPCで確認する方法をとったのだが、やっぱり、大半はオオメハゼだったみたい。。。(笑)

benihazekun1.jpg

しかし、他にも昨日「栗生」で多く見られたTrimma annosumではないか?と思われる子も何匹か見られた。
ただ、相変わらず頬部に線が入っていないだけで、オキナワベニハゼなどとの違いが僕にはよく分らない。。。(-_-;)
依然として、まだ目が慣れてないっす。。。(笑)

benihazekun4.jpg

そんな僕でもあきらかに見分けられるようなベニハゼも1匹見つけた。
こいつがそうなんだけど、誰これ?(to 宮本さん(他力本願!))
水深 -12m、サイズ 2.5cm、オーバーハングした暗がり天井に単体で鎮座。
警戒心は薄く、最終的に逃げても穴の中に入るのではなくホバーリングしながら穴の奥の方へ消えていった。。。

———————–
いや~そんな事よりも(ベニハゼさん失礼!)、今日はもっと驚くべき発見があった!!
暗がり天井を目を皿のようにして見ていたら、こんなヘビギンポが。。。

nisehebikun1.jpg

こうして写真で落ち着いて、見る人が見れば一発でニセヘビギンポの仲間だと分るのだが、実はこいつの体長は1.5cmぐらい。。。
ニセヘビギンポの仲間はヘビギンポの中では大型種に属するグループで、成魚では体長5-6cmにはなる。
多分、このニセヘビギンポの仲間を認識している人の多くは、この成魚を見ているのだと思う。
つまり幼魚は今まで認識されていないのでは?と思う。
今のところ日本で確認されているニセヘビギンポ属の魚は「コクテンニセヘビギンポ」と「ニセヘビギンポ」の2種なのだが、共に幼魚の写真は見たことがない。。。
どんなヤツなのかなぁ~?と気になっていたが、とうとう見つけた!
「コクテンニセヘビギンポ」の幼魚なのか、「ニセヘビギンポ」の幼魚なのか、種類は特定できないが、ニセヘビギンポ属の魚である事は確かだ。

nisehebikun2.jpg

更にそのスグあとで、もう1匹同様の幼魚を見つけたのだが、こちらは更に小さく1cm前後しかない。。。(左写真)
で、こいつを見つけた事で気づいた事がある。。。
ヘビギンポ属でセグロヘビギンポという種類がいるのだが、この種類は最近までニセヘビギンポと誤同定されていた。
セグロヘビギンポは小型種で成魚でも2-3cmぐらいしかないのに、5-6cmはある大型種のニセヘビギンポとなぜ誤同定されるのか分らないでいたのだが(雰囲気も吹けば飛びそうな軽量のセグロヘビギンポに対して、ニセヘビギンポは肉厚&重厚なイメージがある)、この極小幼魚を見て納得♪
セグロヘビギンポとそっくりじゃん!(-_-;)
つまり、ニセヘビギンポの”幼魚”とセグロヘビギンポの”成魚”はとってもよく似ているのだった。。。
ただ写真からも分る通り、ニセヘビギンポは体が赤味を帯びていて、幼魚だから目玉もでかい!
更に。。。

nisehebikun3.jpg

この写真を見ると分る通り(この写真は上の写真の子と同一個体)、尻ビレにはとっても分りやすい縞模様が入っている。
こんなはっきりした縞模様はセグロヘビギンポにはないし。。。(笑)
昨日のLOGのコクテンニセヘビギンポのオスの婚姻色と見比べてみればよ~く分ります。。。
これが「コクテンニセヘビギンポ」の幼魚なのか、「ニセヘビギンポ」の幼魚なのかはもう少し観察してみるが、いずれにしてもニセヘビギンポ属の幼魚である事は間違いない!(2枚とも)
こいつらを見つけた時、興奮しまくってベニハゼの事はすっかり頭から抜けてしまっていた。。。(笑)
ヘビギンポは分ってくるとどんどん楽しくなってくる~♪


「吉田ベニハゼ調査隊♪(ニセヘビ調査分隊)」への3件のフィードバック

  1.  「日本のハゼ」のベニハゼ属の1種1-1だと思います。
    コクテンニセヘビギンポの幼魚、可愛いねー。

  2. > 「日本のハゼ」のベニハゼ属の1種1-1だと思います。
    お待ちしていました!宮本さん!!
    あ~書いてある特徴はまさにこれですね~♪
    ありがとうございます。
    > コクテンニセヘビギンポの幼魚、可愛いねー。
    やっぱりこれはコクテンの幼魚ですかねぇ~
    ニセヘビの幼魚ってどんなだろう??

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