他人のふんどしで相撲をとる

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 23.6℃
【透明度】 ~25m
すっきりしない透明度は変わらないが、海は結構、青々としていて気持ち良かった。
相変わらず天気が良くて暖かいので、エクジット後はのんびり同業者と雑談したり。。。


今日は正午ちょっと前からタンク下で1本。
akatachi1.jpg早くも今年一番の出物が決定しそうだ。(笑)
昨日、他店のGW中のログを見ていたら、何とインドアカタチが!!
今日はスグにこれを探しに行ったのは言うまでもない。。。
屋久島は泥地らしい泥地がない。
島は切り立った崖がそのまま落ちる地形で、深い湾もなく泥が溜まる場所がないのだ。
川は高い山から短距離を急激に流れ落ちるので河口もサラサラの砂で綺麗な河口だ。
一部の大きな港の中はそれなりにドロドロではあるが、そう頻繁に入れるわけでもなく、マッドな環境は無いに等しい。。。
なので、屋久島にいたら泥地を好む魚を見る可能性は低く、アカタチの仲間をここで見るなんて想像もしてなかった!
しかもホームのタンク下で。。。(-_-;)
しかも水深は-15m。。。浅い。。。
アカタチの仲間が出ちゃうなんて、いよいよ一湊タンク下の泥化は本格的になってきた事は否めない。
もう1種、「他人のふんどし」を見に行く。(笑)
大瀬崎でガイドをしていたTくんが来てまだ1ヶ月だというのに、僕がまだ未確認のカエルアンコウの仲間を2種見つけた。
さすがカエルアンコウが多く見られる伊豆のガイドさんだ。
1種は1匹だけの出物でしかも幼魚なのでどうでも良いのだが(笑)、もう1種はある特定の環境に成魚を含めウジャウジャいるようで(つまり普通種!)、それに僕が気づかなかった事が悔しい。。。(-o-;
enaena.jpgそいつはあまりにもサーモクラインが凄くてまともな写真が撮れなかったので、また機会があったら紹介するが、今日は「出物」の方だけ。。。
検索を追っていくとエナガカエルアンコウが一番怪しいのだが、それほどエスカも長くなく、よく分からない。。。(-o-;
いずれにしても背ビレの第2棘がこんな感じで被弁だらけのカエルアンコウは初見だ。

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今日は最初、破壊されたウスサザナミサンゴを見に行った。
昨日、生きたサンゴの上に乗っかっているサンゴ片を取り除いていて、この種類のサンゴは折れてもスグに周りの仲間に同化され、吸収されてしまう事に気づき、今日はそれをさらに確認すべく、健康なウスサザナミサンゴ群体をよ~く観察してみた。
usuu.jpgやはり予想通り同化は普通にあるようで、1つの群体に必ず10ヶ所以上のサンゴ破片の同化が見られた。
つまり、これはウスサザナミサンゴにとってごくごく普通のことらしい。。。
これだけ折れやすいサンゴなのだから、やはりそれなりの自己防衛策はあったのだ。
それにしても見事なシステムだ。。。ちょっと感心してしまった。
という事は昨日良かれと思ってやった生きたサンゴ上のサンゴ破片を取り除く作業は、あまり意味がなかったかもしれない。。。というよりはむしろ取り除かない方がよかったのかも。。。(-o-;
写真は折れて逆さの状態で倒れたサンゴ枝がそのまま周囲に同化されている状態。
この破片は引っ張っても、まったく外れる気配はなく、すでに硬く固着していた。
usuu2.jpg早期再生や修復、保護を考える前に、ちょっとウスサザナミサンゴそのものについて詳しく知りたくなり、しばらく、やつらの生活史や生態、再生の仕組みを観察しようと思った。
こんな事でもない限り、丁寧に観察することもないだろうから、よい機会かもしれない。
まずは最初に確認しておきたい事があった。
ウスサザナミサンゴと勝手に呼んでいるが、どうもコブシメが産卵しているウスサザナミサンゴとはつくりが微妙に違う感じがしたので、まずは種類を特定したかった。
図鑑を見るとウスサザナミサンゴは葉状部の縁辺に走る峰の部分よりも谷の部分の方が広く、近似のサザナミサンゴは谷の部分が狭く峰は密に並んでいるとの事。
この群体は-5Mの上部から-12Mの下部まですべて写真のようなサンゴで、谷の部分の方が広い事からウスサザナミサンゴかな。。。?と思ったが、峰の1本1本にイボイボが沢山あるのがちょっと図鑑と違う。。。
サザナミサンゴの仲間には未記載種もいくつかあるようなので、まったく別の種類の可能性もあるかもしれない。
いずれにしても屋久島でコブシメが産卵しているサザナミサンゴの仲間とは同種のようだ。


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