衰退していくサンゴと勢力を拡大するサンゴ

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 22.7℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴天
【潮まわり】 06:28 61cm 干潮 / 13:10 189cm 満潮 / 小潮(月齢:22.9)
【日の出・日の入】 日出06:55 日没17:17

週が明けてゲストが帰ると凪ぎて良く晴れるのは毎度の事。。。(^^;)
今日は朝から天気も良くて、海はベタ凪ぎ!
当然、ゲストもいない月曜日。。。(笑)

今日は午後から海へ。
相変わらず、冬の平日は海にダイバーはいないのだが、天気が良くなると雰囲気は明るい!
結局、普段はダイバーがいなくて寂しいのではなくて、冬の屋久島・北部は天気が悪い日が多いので暗~い気持ちになっちゃうのかもしれない。
雰囲気で人の気持ちなんてコロコロ変わるのだ。。。(笑)

今日もワイドレンズを着けてヤクシマキツネウオの群れ狙い。。。
”ワイド狙い”というよりは、1枚の写真の中に1匹でも多くのヤクシマキツネウオが写り込んでいる写真が欲しいのだ。
しかし、今日もなかなか厳しかった。。。
中層には毎日千匹近いのヤクシマキツネウオが群れているのだが、まとまりがないので広角だとイマイチ良い写真が撮れな~い!
というか、そもそも被写体としては全然、画にはならない群れなのだ。(笑)

今日も失意のままエア残が少なくなって浅場へ戻った。

衰えつつあるハナガタサンゴ類の群落

衰えつつあるハナガタサンゴ類

例年、水温が下がり始めると、このポイントにあるハナガタサンゴ類の色は活き活きとしてくるのだが、年々それほどでもなくなってきている気がする。
5年ぐらい前までは高水温期のみ元気のない地味な色になって、冬季は綺麗な色に戻るという事を繰り返していたのだが、何かここ2-3年は夏と冬とではそれほど色合いが変わらないのだ。
死滅した群体もかなりあるのだが、生きているサンゴでさえも、なんか色は褪せ、地味で元気がない。。。
元々、死滅した個所はどんどん増えているので、全体としては汚らしく、荒廃した印象なのだが、生きているサンゴさえもそうなのだから、ポイント全体に華やかさが足りない感じになる。。。

これは前からこのログでも言っているように、ポイント全体の泥化が原因だ。
さらに年を重ねるごとに益々、泥化が進行しているのが目に見えて分かるようになってきた。
この泥に負けてどんどん衰えていくハナガタサンゴ類に対して、逆にどんどん勢力を延ばしつつ活き活きしつつあるのがウスサザナミサンゴ類だ。
どうも泥に強いサンゴのようで、一度、2年前に人為的に大規模な破壊が行われたにも関わらず、その勢力は拡大傾向なのだ。

元気なウスサザナミサンゴ群落

元気なウスサザナミサンゴ群落

死んだハナガタサンゴの仲間があった場所にも進出してきており、数十年後にはハナガタサンゴ類は一掃され、一面がウスサザナミサンゴ群落になってしまうのでは?と思えるほど。。。
これを見ていて思うのだけど、サンゴ群集にも森でいう「植生遷移」みたいなものって当然あるんだよね。。。?

だとしたら、泥化の原因だと思われる30-40年前に人間生活の必要に迫られて作られた(延ばされた)一湊港の堤防(見た感じは必要最低限のもの)が作られた時点で、ハナガタサンゴ群落からウスサザナミサンゴ群落への移行は当然起こりうる遷移みたいなもので、「なるべくして、なった」とでも言うべきものなのかもしれない。。
サンゴの色褪せや見た目の荒廃は”人間の美観にとっては”許せない事なのかもしれないけど。。。(笑)

綺麗なハナガタサンゴ類の衰退は悲しいことだけど、それによってサンゴの組成が変わり、当然、周辺で生きる魚などの生物層も変わっていくわけだが、その推移を観察していくのは正直言っちゃうと、ちょっと楽しみかも。。。(・_・;
これって問題発言だろうか。。。(笑)


8 thoughts on “衰退していくサンゴと勢力を拡大するサンゴ

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